13.死神と踊るやくざたち。如実に表れた北野監督の死生観。死が生を内包しているのか、生が死を内包しているのか、お互いが属しあっているのか、何とも言えず限りなく同じ所にある生と死。監督に自分の自殺願望を見せ付けられているような、所詮超えられないものがあるんだよ、と言われているような映画。超えられる人と超えられない人がいる、という比喩の「ソナチネ」。タイトルの由来を知った時、心が妙に騒いだ。私はバイエルを終えてしばらくしてやめた。ソナチネには届いていない。 【ひのと】さん 8点(2003-12-02 22:41:24) |
12.エレベータ銃撃シーンは、実体験からヒントを得たらしい(vs空手家戦、勝ったとコメントしてた)馬鹿!? たけしの撮る沖縄は大好きだ!! |
11.キタノイズム、キタノブルーと言われる北野監督の映画のカラーを完成させた作品だと思っています。独特の間が、陰と陽、笑いと悲しみを相反するものではなく同じものにしている。ただ閉め方に納得がいかない。どうしてそうなるのかが解からない。 【R&A】さん 8点(2003-10-15 14:03:52) |
10.このころ、北野監督は行詰まりを感じていたのではないかと思います。「ヤクザやめたくなっちゃったな。疲れちゃったよ。」というセリフは監督自身の本音が表れているようです。中盤から別の映画のようにのんびり大らかになりますが、これも序盤が監督の”現実”を象徴し、中盤はそこから逃避したい願望の表れではないでしょうか。劇中ビートたけしが見せる寂しげな笑顔は、演技であって演技でないように思えますし、そう思うと拳銃をこめかみに当てるシーンは実に恐いものがあります。 【S.A.G.A】さん 8点(2003-09-26 17:19:12) (良:3票) |
9.武の独特の間が素晴らしい。寺島は良い役者だなぁと思いました。 【ロカホリ】さん 8点(2003-09-12 20:54:35) |
8.ひさびさにまた見ました。いや~いいねえ~。無駄な台詞と演技を必要としない演出、そして一見無駄と思われる描写を淡々と繰り返す演出、このバランス感覚が才能を感じさせるね~。あとは、映像と構図!それだけ!それだけでここまで素晴らしい映画を作れるたけしは天才だわ~。これに人間の内面描写を付け加えたHANA-BIは、もう完璧でしょ!ストーリーは単純だもんね。単純だからこそ何回も楽しめる。こういう映画を見ると、映画ってこんなに少ない要素だけでも成り立つし、人の心を動かせるのね・・・って感服するよ。個人的には北野映画のストーリーは、僕にとってあまり重要じゃなくて、全てはこの演出と描写かな。その意味じゃなくて感覚って感じ。もう一回言うけど、だからこそ何回見ても色褪せない感動。そんな僕なのでストーリーについてのレビューは全くなしになってしまいました。相撲とかフリスビーのシーンは、それだけでも震えが来てしまいます。 |
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7.北野監督独特の間が緊張感と叙情感の両方を巧みに引き出しておりこの映画の世界観に引き込まれる。北野武の才能を世間に確信させた作品だと思う。 【スマイル・ペコ】さん 8点(2003-06-05 00:53:48) |
6.ちょっとわかりずらいカットもあったけど、いきなり撃ってしまうのが凄い。笑 リアルです。 【山本】さん 8点(2003-05-09 05:47:00) |
5.沖縄、暴力、ヤクザ、静寂、北野武。これらのバランスの見事さが光る。 【aksweet】さん 8点(2003-04-02 17:48:45) |
4.空気がいい。間の取り方というか。個人的には、浜辺での花火でピストルを打つ武が印象的だった。 【あだちてつや】さん 8点(2003-03-10 04:56:21) |
3.ビートたけし作品ではベストだと思う。静かなる描写。暴力。だれもいない海。なんだろうなあ、この空気は。 【村木】さん 8点(2002-11-10 23:24:49) (良:1票) |
2.おっさん連中がこんなに美しく見えるんだから、やっぱりいい映画なんだよ。 【yoshi】さん 8点(2002-05-28 23:56:20) |
1.たけちゃんの映画はどれも面白いのだけれど、やっぱりこれがベスト1。封きりの渋谷パレスはがらがらで、当時北野ファンクラブでもたけちゃんが『エロ映画をやるようなちゃちな小屋でやりやがって!(笑)。』と全く同感でした。でも作品は良かった。とくにあのエレベーターの撃ち合いのシーンはあれだけ見たくて何回ビデオをまわしたことか。マクティアナンがダイハード3でまるまるパクっていたぞ。大杉蓮最高。寺島さんもね。 【ひでこ】さん 8点(2001-11-10 00:36:16) |