89.《ネタバレ》 めちゃめちゃお金を賭けた「ダークマン」という感じ。脳細胞シナプス大爆発のシーンとか、都会のど真ん中を、糸を吊り下がりながら(ダークマンは吊り下げられていたのだけど)移動するところとか、ラストのあの一言とか・・・サム・ライミさん、解ってやってるんでしょうね。 だが、ストーリーの根幹が、ドロドロ復讐劇から予期せぬ運命に巻き込まれてしまった青年の成長物語になっている点が、この両者の決定的な違いでもある。ダークマンの2、3(はあったかな?)が、日本では劇場公開すらされぬ単なるB級作品群に埋もれてしまったのに対し、スパイダーマンが2の時点で、大河シリーズとしての片鱗すら見せ始めたのは、こうした背景の深さが大きく働いていると思う。決して、投入された予算の差だけじゃないのですよ。 それと、ダークマンのところでも書いたけど、ヒロインのイマイチさ加減、これもサム・ライミ監督の持ち味なのでしょうか?もっとも、今作のヒロイン=キルスティン・ダンストのどっか崩れたエッチな風情は、個人的には大好きなのですが。 【東京サンダ】さん 8点(2004-12-07 09:55:48) (笑:2票) |
88.のーてんきなだけなアメリカンヒーロー物かと思っていたけれど、なかなかどうして結構面白いじゃないですか。クモの糸でビル街を渡りあるくところなんて映画「スーパーマン」でスーパーマンが空を飛んでいるのを見たときのように素直に「いいなあ」って思ってしまいました。ゴブリンが空を飛んでくるのは何故か爆笑。でもなんか格好いい。さらにラスト、ヒーローの「哀」の部分をちゃんと描いているのがいい。CGバリバリなのはちょっと見てて疲れるけど満足。でもあそこまで覆面脱がせたならフツー顔見るよなあ。 【ばたあし】さん 8点(2004-12-04 09:37:34) |
87.以前字幕でみて、今回吹替え版で見ました。ヒーローであるが為の苦悩、普通の青年としての苦悩、それでも頑張るピーター・パーカー! 【鈴都丸子】さん 8点(2004-12-03 23:26:10) |
86.観た人の評価が低かったのと、アメコミヒーロー全般のビジュアルが 好きじゃないので劇場ではなくレンタルで鑑賞したのですが、 いやいや、かなり面白かったです。「何だあのダサイ全身タイツは」と ずっと思ってたのに段々かっこ良く見えてくるから不思議。 トビーのあまり強そうじゃないルックスもグッド。ビルや車の間をすり抜ける 爽快感が癖になって返す前に何度も見直してしまいました。 てことで、2は先行上映に行きました。(DVD) 【なみこ】さん 8点(2004-09-05 22:37:17) |
85.サム・ライミ監督ならではの場面もしばしばありましたね。正直、スパイダーマン役にトビー・マグワイアと聞いて、どうなんだろうと思っていたのですが、映画を観て、彼でよかったと心から思えました。ただのアクション映画ではないし、スパイダーマンとして正義の為に戦うことを決めた背景もとても共感できてよかった。 【チャコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-07-26 14:21:10) |
84.大好きなニッケルバックのチャドが主題歌「Hero」を歌ってたんで、観てみました。嘘です。そういう付録もあってか、結構期待してました。面白かった。そして、この作品を観て、自分にとっての子供の頃のヒーローって誰だろう?と考えてみた。「んー、、、世代的に合致するドラゴンボールは観てなかったし、ドラえもんもヒーローとは違うなぁ・・・。マジカル頭脳パワーでいつも負けてたけど、なんとなく応援してた間寛平か?・・・これも絶対違う。やっぱジュウレンジャーかな?んー、でもなー。」と結論は出てこなかったんで、自分にとってのヒーローはスパイダーマンにします。 【こばやん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-07-13 15:40:24) |
83.アメコミ実写版の中で一番好きです!!本当に糸を使って飛んでるみたいで好き!! 【はりマン】さん 8点(2004-07-01 10:26:57) |
82.本作のテーマは「ヒーローの宿命」ということでしょうか。 ヒーローとして生きるということは、たとえ好きな人を愛したとしても、それは結局、彼女を傷つけることにしかならないというヒーローの宿命を描きたかったのではないか。 しかし、一緒には居られないが、いつまでも好きな人を見守り続ける覚悟を決めたのが、ラストの墓の告白シーンで感じられた。 そして、何度も繰り返し語られた「大いなる力には大いなる責任が伴う。」ということを、全般を通してかなりねちっこく描いていると感じた。 自分に関係ないと思っていた犯罪者が、ひいては自分の愛する家族を傷つけることになるという一連の正義への目覚めへの流れはよく出来ている。 自分の信じる正義の道がマスコミやゴブリンによって揺さぶりを掛けられ続けるというのも悪くない流れだ。 映像の出来に関して言えば、あの浮遊感を表現できたのはモノ凄いと感じた。 小ネタだが、スパイダーマンと名づけたのがプロレスのリングアナというのはちょっと驚いた。 デフォーの二面性を描いた一種のゴラム化は見応えがあった。 |
81.分かりやすい。かっこよい。爽快感がある。何年か前の封切り日に劇場で見たが、痛快アクション映画として申し分なし。トビーマグワイアのナイーブさはピーターパーカーにぴったり。キルスティンダンストは私の周りでは不評だが私は嫌いではない。デフォーは、こういう漫画映画に出してはかわいそうな感じがする。ジェームズ・フランコは、もてそうですね。悪役のキャラクターのデザインはゴレンジャーやアバレンジャーに出てきそうで、正直なところ興ざめを通り越して滑稽ささえ感じられるデザインだと思いました。 |
80.《ネタバレ》 主人公ピーターが自分に特殊能力が芽生えたことをあっさりと受け入れるところが良い。そうじゃないと話が始まらないんだけど。キルティン・ダンスト大きくなったな~。「インタビュー・ウィズ・バンパイア」の時はあんなに小さくて可愛かったのに・・・。 スパイダーマンが高層ビル群を糸を使って飛んで行くシーンは爽快!当初の予想よりも面白かった。ストーリーも単純だし。パート2が楽しみ! 【きこり】さん 8点(2004-06-25 14:46:43) |
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79.1作目で色々説明が必要という制約の中、見せ場もあり、手堅いつくりだとは思う。ただアメコミのスパイダーマンってヒーローとしての能力が今一なだけに、カンフー映画に通じる肉弾戦の魅力があったと思うんだよね。そのへんがちょっと消えちゃったかなと。MJとのロマンスなんかは正直どうでもいいからそちらに力いれて欲しかった。原作が大好きなので点数はかなり甘め。 【馬飼庄蔵】さん 8点(2004-06-24 17:36:32) |
78.よくぞ映画化してくれました。CGの作りがよければ、まあいいだろうと思って見たら案外、脚本とかも良かったです。ちゃんと筋のあるストーリー。ラストとかは意外に切なくスパイダーマンに男気を感じました。ただ楽しけりゃ~いいやって映画じゃなく、見れる一本です。けど、あの彼女役の人はどうなんですかね。ちょっと老け過ぎという意見が自分の周りではけっこうありました。 |
77.まぁまぁ楽しめた。 CG臭いところもなく満足の出来。 続編が気になる作品です 【weber】さん 8点(2004-05-01 15:02:08) |
76.《ネタバレ》 劇場の大画面を自在に飛び回るスパイダーマンはものすごい疾走感と爽快感でした。今年公開される続編は必ず観ます!!子供の頃からスパイダーマンの存在はなんとなく知っていたのですが、色々な起源や成り立ち、そしてここは評価が別れるところなのですが、スパイダーマンが生身の人間であるということを知っていた人は少なかったと思います。それゆえに自分は感情移入も出来たし、最初は糸の出し方も知らないヒーローが序々に使命感を覚え成長していく姿はかっこいいです。オープニングのクレジット場面で背景にスパイダーの巣がかかっていき、最後にスパイダーマンの顔が!!という作り方。それだけでドキドキしました。 【ちーた】さん 8点(2004-04-27 21:32:52) |
75.《ネタバレ》 あら、評価が低いので驚きました。確かにヒロインにもっと可愛い子を使えば良かったのに~とは思うけど、普通に生きてる人間らしくて、それはそれで良いよね。最初手作りのウエアで頑張るピーターが可愛いし、自らを苦悩の末に実験台にして悲惨な結果に終わるパパ、敵ながら哀れんでしまったわ。ウィレム・デフォーって、印象に残る役者さんだしね。見せ場も盛り沢山だったし、続編を予感させて、自制心の効いたカッコいいラストも私にはワクワクの好結果。大いなる力には大いなる責任がともなうんだもん!間~違いない! 【らふらんす】さん 8点(2004-03-14 23:14:52) |
74.ヒーローたるもの、泣いちゃいけない。あきらめちゃいけない。どんな時も悪には勝たなきゃいけない。でも、この映画で謳われる「大いなる力には、大いなる責任が伴う」は、こんなちゃちな約束事ではない。力を備えた者として、どのように活かすか、どのように力ないものと生きるか、そして、どのように社会と関わって行くか。自分で考え、自分で決断する。スパイダ-マンがアメリカでも特別人気があるのは、学生がふとした偶然から超人になり、その生き方を成長物語として観ているからではないだろうか。映画の中では、確かに特撮はすごい、舌を巻く。あんなことや、こんなことも、もう何でも出来ちゃうんだ、今では。など、感動するが、やはり主人公の動向にこそ、注目したい。持ちたい力ではないが、実際に手に入れるとどうなるのか。力に溺れ、自分を見失う。それが叔父さんの死に繋がる。自分に問う。「何ができるのか」「何がしたいのか」その疑問に答えを出す為に、スパイダ-マンとして生きる。恋人1人の自分ではなく、自分を必要としてくれる大勢のための自分になる、その決意は熱い。その決意がこの映画の最も大きいテーマだと思います。 【映画小僧】さん 8点(2004-03-03 13:35:47) |
73.《ネタバレ》 お気づきになった方も多いだろうが、主人公は身に備わった能力のことを"gift(神からの授かりもの)"と表現している。知ったかぶりをして言えば、これは英語では一般的な表現で、文化的な背景も含めて意訳すれば「その才能を使って"やるべきこと"をやりなさい、ということで神様があなたに与えたのですよ」というくらいの意味である。だからといって、それに関してこの映画が特に変わったことをしているわけではないのだが、しかし、そのあたりを分っているかいないかで、この映画の印象が結構左右されるのではないだろうかと思うので、ちょっと一言。私が思うに、これは「スパイダーマンになって楽しい」とか「勧善懲悪」とか、そういう映画ではないと思う。理数系に天才的才能を持ちながらカメラマンになりたい、などとぬかすような彼のような少年は、神からみれば自分の"gift"に全く無頓着な、許しがたい人間である。そこで神は、主人公の"少年"を、新たなパワーを持ち新たな使命を持った"男"として強制的に生まれ変わらせ、叔父を死なせ、「使命」を果たす道を選ばせる。しかも、与えられた"gift"が強大なだけに、使命もそれに見合った大きなものになる。となれば、必然的に彼は友人やロマンスといった「個人的な事情」も切り捨てていかねばならないだろう。この先ずっとだ。これはやはり「呪い」ではないか。「所詮はアメコミ」と言われるかも知れないが、サム・ライミは、少年が一人前の男になる課程を見せると同時に、スパイダーマンをそのような過酷な運命を受け入れて生きる男として捉えたのだ。私はそこが気に入った。ラストの言葉、特に「私は(ピーターではなく)スパイダーマンなのだ」という力強いがある種の諦観を含んだ言葉が、この映画のテーマをズバリ表している。 |
72.主人公が弱いという設定や、蜘蛛をモチーフにした数々のギミックなどにもかかわらず、正統派のヒーローものという印象を受けました。それはスパイダーマン自身の性善性から来ているのだと思います。ベン・パーカーはいじめられっ子ではありますが、ティム・バートンの『バットマン』のような、トラウマからの開放という意味合いは弱い。倫理から逸脱しかける展開でも、それほど深刻には揺れ動かない。「正義の味方でいること」という決意は固い・・・パーカーは凡人などではなくて、やはり本質的にヒーローなのです。これはトビー・マグワイアの功績で、繊細で頼りなさそうに見えながら、芯に強さを秘めた主人公を実に上手く演じています。観客は彼に感情移入し、一人の青年の心理の微妙な揺れ動きを、リアルに共有します。マグワイア以外の配役であったら、並以下の凡作になってしまっていたでしょう。 【円盤人】さん 8点(2004-02-15 14:22:04) |
71.《ネタバレ》 ヒーロー物なんですが、なぜかそれを感じさせない作品でした。アクション、ストーリー展開すべてが典型的なんですがね。もしかしたら完璧な善悪の戦いではないからかもしれません。それゆえに最後もハッピーではなかったし。ただ特筆すべきは、なんと言ってもスパイダーマンのカッコ良さ!あの動きには惚れます。 【Я】さん 8点(2004-02-13 19:38:41) |
70.面白かったです。ヒーロー物映画で一番好きです。あんなふうに摩天楼をかけめぐりたいですね。 トビーマグアイアぜんぜんかっこよくないじゃんとか最初は思ったんですけど、最後まで見るとすっごいはまりやくですね。いい俳優になりそう。 【りょう】さん 8点(2004-02-09 21:13:10) |