19.《ネタバレ》 数年の内に絶対カノジョがオスカー獲りますっ!(希望的断定)=そのアリソン・ローマン、出てきて間もなく、あまりの上手さに泣きそうになりましたぁ、うまいやんかうまいやんかぁ。劇中には怪しい人相やシーンがあちこちにあって、ホレっ!と得意気になってたんですが、、ありゃま、、ラストできっちり騙されました、やはり。意外にも結構ファミコメ人情系でしたねえ。私は、アリソンと食事してるニコラスの表情が好きです、いいシーンよね、、。 終盤にはそんなー!と呆れながらも、まあよかったかぁ、と微笑みました。私は詐欺稼業より、なんといっても嫁さんの設定とタイトルに唸りましたでぇ、ははぁまいりました~! 【かーすけ】さん 8点(2004-08-13 16:26:51) |
18.初めてやな・・・・ニコラス・ケイジに同情したのは。 【諸星わたる】さん 8点(2004-07-19 04:13:48) |
17.《ネタバレ》 あまりサスペンスと思わず見始めたのが良かった。ある意味、この「ドラマ仕立ての演出」こそが作品全体に仕掛けられた罠なのかも。序盤のやや退屈な展開の中で語られる「離婚して精神に失調を来たした詐欺師と娘の心の交流」という設定自体が、後半のどんでん返しの伏線になっている。 そしてそのサスペンスフルなどんでん返しの後には、再び暖か味のある人間ドラマが浮上する。虚構を真実に見せる詐欺師にとって、自分の中の「真実」を見つめ直すきっかけが、「信じた娘の詐欺行為による裏切り」というのは何とも皮肉な結果だが、だからこそ彼にとって自己を客観視する一大転機に成り得たとも言えるわけだ。そしてそれは騙した娘にとっても同じ効果を齎したからこそ、詐偽行為を止めたのだろう。 騙し、騙されることで始めて見えてくる、「お互いの心」という真実。サスペンスを下敷きに、見事な人間ドラマを描いた佳作。 【FSS】さん 8点(2004-07-16 21:46:28) |
16.《ネタバレ》 良くできた映画です。自分の殻に閉じこもる余りに詐欺師が詐欺師に騙されるなんて、憎い演出です。一貫してケイジ側の視点に立った作品のために、屋外シーンでも部屋のシーンを見ているような錯覚を与えるが、質が高いと思います。潔癖な性格で塵一つの汚れすら許さないケイジ、あるいは肌の触れ合いをも許さないケイジに、接近して来るのは別れた妻との間に出来た娘。彼女との触れ合いによって、ケイジは徐々に肌の触れ合いを許そうとしますし、いたいけな子供の侵入によって、部屋は穢れを持ってしまいます。むしろ、その触れ合いがケイジの心を開くし、屋外へ引き出させる誘引となる。ところが、ケイジは娘と生活を共にすることができなくなってくる。一方的にケイジ側の視点で作られたこの映画にとって、外部との接触にケイジを連れ込む娘は次第に邪魔になってくるからです。潔癖なケイジの、外気さえも許さぬ、屋外を屋内であるかのように擬似化するところの、自室の無機質空間には、しかし、娘の正統防衛の行為によって血液がぶちまかれることになる。しかも、血液を大量に部屋にぶちまけることによって、部屋には死体が転がることになります。ケイジの潔癖な性格で統一されたかに見えるこの映画でしたが、その性格がもたらしたかのように、娘が無機質の部屋を、取り返しのつかない外気で満たしてしまう。それが、母よりも父を求めた娘との交流で多少外気に触れつつあった矢先のことだっただけに、ケイジは潔癖さを台無しにされることで遂に心を開くことにしました。つまり、娘が自分を助けるために犯した殺人を、ケイジ自らが全面的に庇うことにしたのでした。そして今まで稼いだ金をソックリ娘にやりたいと言い出した。と、ここまで来ればチャンチャンなのですが、冒頭に書いた通り、詐欺師ケイジが詐欺師に騙される映画ですから、ケイジは信頼しきっていた全ての者に裏切られます。潔癖症について相談していた精神分析医、無二の詐欺の相棒、取調べをした警察官、殺人事件の被害者、そして実の娘にまで。ケイジの無機質部屋を血で洗い直すこと(その血は嘘であることが明かです)が、体と体を重ね合わせる自然な人間関係へのきっかけで、転換の大規模さを演出して描いている。女性とも長く関係していなかったケイジに、レジで出会った女性との結婚、妊娠が待っているというラストは、外気や血や抱擁の必要性をケイジに教えてくれます。 【はなぶさ】さん 8点(2004-06-20 23:46:53) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 上手な映画やったとは思うけど、脚本で一箇所だけ納得いかないのは、奥さんに主人公が連絡とったらすべてが水の泡になりそうなものなのにってことかな。どんでん返しという意味では「シックススセンス」くらいの域に達している。振り返ると、「ああそういえば!」というのがいいですねー。 【小原一馬】さん 8点(2004-05-13 21:06:43) |
14.サム・ロックウェルがボコボコにされて、ニコラス・ケイジの家にいた時にすごいうそ臭いというか、胡散臭さがでて、半分くらいオチがわかってしまった。みんなグルなのかな・・と。アリソンが銃で撃つ瞬間に鼻水がだら~っと出たのがすんごく気になって、鼻水出るほどの迫真の演技に脱帽した私でした。それにしても、あんなに潔癖症なのに部屋で煙草吸うのは平気なんだ・・、潔癖のボーダーラインってどこなんだろ・・と気になってしまった作品でした(?) 【カズレー】さん 8点(2004-05-09 19:31:37) |
13.《ネタバレ》 完成度が高い。コメディ&サスペンス&ヒューマン、それぞれの要素あり、後味も良かった。主人公の潔癖症的強烈キャラに引きつけられストーリーに入り込み、ラストは「へーっ!」って感じ。後から考えれば、セラピストの紹介、娘の登場の仕方などなど伏線が効いていて、プロットも「へーっ!」って感じ。「だまし、だまされ」という人間の特性がわかっているから、ああいう嫌味のないスマートなラストシーンになるんだろう。ケイジもさすがだが、アンジェラ役の娘さんが良かった、相棒もドクターもだまされ悪役もキャスティング良し、「痛快」と「ヒューマニズム」のどちらも味わえる良作だと思う、リドリー・スコットも懐が深い監督でした。 【ぼぎー】さん 8点(2004-05-09 14:05:07) |
12.どんでん返しが存在していることを知らなかったので普通に驚きました。あの展開に持ってくなら後味は悪くなるが、ラストのニコラス・ケイジの顔を見るとそんな気はしません。 【腸炎】さん 8点(2004-04-30 16:07:59) |
11.スティングには及ばないけれど、こういう映画を作らせるとハリウッドはうまいですね。金ばかりかけたぞという作品と比べれば、脚本がしっかりしていて気分よく見られました。個人的には、どんでん返しの前に「多分」という予想がついてしまったのが残念でした。 【ゴリゴリ】さん 8点(2004-03-29 00:43:20) |
|
10.《ネタバレ》 どういう映画か全く知らない状態で観たのですが、とても楽しめました。「いち、にー、さん!」と「かんぱい!」が良かったです。 【たま】さん 8点(2004-03-22 17:26:29) |
9.超へそまがりな”ペーパームーン”って感じだったな。しかしR・スコットはなんだかほんとにストーリー・テリングがこなれてきたな。なんかそつなく笑わせるし。映像派の部分は窓を開けたときの外の感じ、とかかな。ライティングもこってるけど、さすがにもうスモークもくもくじゃないのね。スピルバーグになりたいのかな。”ブラックホークダウン”が”プライベートライアン”で今作は”キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン”って感じに作品の選び方がスピルバーグっぽいぞ。しかしまあ、ストーリーに釈然としないながらもしっかり楽しんだしな。良く出来た映画と思う。ニック・ケイジも笑わせるしな。 【GO】さん 8点(2004-03-08 22:14:47) |
8.友達に勧められて劇場まで足を運びましたが、損無しでした。 (ニコラス・ケイジはフェイス・オフみたいなのよりもこういうのの方が好きだな、私は) まぁ、何かあるんだろうな~と思って見てましたが。途中で計画の歯車が狂いだしたな~と思ったら・・・「マジかよ!!!」と、同時に「酷い・・・」ねぇ?ちょっと酷すぎない? と思いましたけど、結局彼は幸せをつかんだし、こっちもほんわか気分で、OKかな、と。面白かったですわ 【HΛL】さん 8点(2004-01-05 01:04:06) |
7.《ネタバレ》 あの精神科医が糸引いてるな、というところまで読めた。 あの二人は親子じゃない、というのも母親が出てこないところから読めた。 ここまで読めたのはひとえに前評判のおかげです。 でも何も考えずに観た方が絶対面白い。あの挑戦的なあおりで減点…。 【40円】さん 8点(2003-12-09 20:44:08) |
6.《ネタバレ》 乗りのいい面白いストーリーで観やすくて、とても良かった。 ですが、詐欺師的なシーンが少ししかなくてもっと観て見たかったという気持ちも残る... 流石にあのラストは予想外でした。あのまま終わっていたら後味の悪い 終わり方になっていたところを最後にいい気分になりました。 【ボビー】さん 8点(2003-11-10 20:59:06) |
5.<ネタバレ?>キルビルのついでに見にいったのですが、凄い面白かったです。クライマックスで元妻に会いに行く場面が残酷だなあと思いました。主人公の「騙す相手に騙されるな」というセリフも後になって効いて来ます。ただ、潔癖症なのにタバコをバカスカ吸ってるのはなにか意味があるんでしょうか?潔癖症はただの思い込みだった、ということ? 【ゆうろう】さん 8点(2003-11-01 20:46:27) |
4.単純なのでしっかり騙された。のでかなり楽しかった@爽やかな雰囲気があって好きです☆あとサム・ロックウェルってこんなにかっこよかったんだ!「コンフェッション」はほんとにさえてなかったのでびっくり、ちょっと惚れそうだった。 【いざ、ベガス】さん 8点(2003-11-01 00:22:13) |
3.どんな映画か全く知らないで見たからかもしれないけど、かなりおもしろかった。最後にあんなオチがあるとは・・考えてもなかったので、見てるこっちも騙されたってわかったときは思わずニヤリでした。 【ヨッシィ】さん 8点(2003-10-27 22:30:00) |
2.騙された…。単純な人は確実に騙されますね。 あーびっくりした…。 でも、ニコラス・ケイジの演技が少し大げさに思えたので この点です。 【Ronny】さん 8点(2003-10-15 20:54:58) |
1.見てない人のために話については書けませんが、主な登場人物の3人がとても素晴らしいし、脚本も良く練られていて最後はやはりあっと驚きました。神経症のN・ケイジがその特徴的な症状の数々をとってもうまく見せてくれます。アリソン・ローマンは「ホワイト・オランダー」でもその演技力は証明済み、ここでも唸るくらいうまいです。小柄なのでホントに少女にしか見えませんが、実は美しくて色っぽいのがちらりと見える。サム・ロックウエルもちょっとイカレた兄ちゃんや犯罪者などをやらせると、見事にはまってしまう。(グリーンマイルの彼を覚えてますか?)ケイジとロックウエルは詐欺師でいわゆるコンムービーなんだけど、N・ケイジ演ずる男の心の救済過程も重要なテーマで、一種のヒューマンドラマでもある。監督はそのバランスもうまくこなして感動的でさえある。しかし何を言ってもネタバレになってしまうのでこれ以上は書けません。スティングを思い出すか、ペーパームーンを感じるか・・・まぁ見て下さい。 【キリコ】さん 8点(2003-10-09 20:38:38) (良:1票) |