80.《ネタバレ》 前半から中盤にかけて、自分勝手で恩知らずな子供にイライラしました。その子供をグロリアが見捨てられない理由、動機がわかりません。なにしろ、冒頭で必死な母親(グロリアの親友)に向かって、「あんたの子供は好きじゃない。」とはっきり言っています。それでも親友のために、その子供を命がけで守っているうちに、子供に対して母親に近い愛情が芽生えたと、とらえられなくもないですが、それほど人徳のある人物にも見えませんでした。単純な痛快アクションものとか謎解きベースのサスペンスならそれでも楽しめます。ですがこの映画の雰囲気とストーリーからすれば、主役の2人の行動原理に、いかに共感できるかでこの映画の面白さが変わってくると思います。だとすると、申し訳ないのですが、僕の共感点は0点。ただ、グロリアにやたら気をつかっているマフィア連中が面白かったので+2点。ほかの人に薦められる映画ではないかな。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 2点(2011-07-09 09:45:05) |
【RTNEE USA】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-11 00:58:39) |
《改行表示》78.《ネタバレ》 そこまでして守る動機が生まれるような子供には見えなかった。 おばちゃん強すぎるし。というか、ギャングが弱すぎるというか。 個人的にはイマイチです。 【虎王】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2011-04-23 01:22:49) |
77.中途半端な予備知識があってグロリアがもっとド派手に撃ちまくる映画だと思っていたけど、意外にそのシーンは少なく、グロリアと坊やが次第に心を通わせていく逃避行の描写に重点が置かれている作品でした。グロリアと組織の追手との直接対決のシーンが結構あっさりしており、ここにもう少し緊張感があればよかったですが、全体を通しては荒んだ地下鉄や街の雑踏の風景や殺風景な安モーテル、どこから組織の追手が現われるか分からないような風景と、そんな風景の中にいるグロリアがとてもいい絵になっており、ジーナ・ローランズの役作りは完璧だったと思います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-02-07 00:26:57) |
《改行表示》76.こんなにベタベタなラストなのに、この晴れやかな気分はなんなのだろうか。 【せかいのこども】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-11 21:32:16) |
【くまさん】さん [地上波(吹替)] 6点(2010-06-04 22:07:01) |
74.自分は見終わった後、笑顔になれたりほっとできる映画が好きなので、むやみに銃を使うって殺すなど殺伐とした雰囲気は自分の好みのジャンルではないのだが、この映画の完成度の高さに7点!グロリアとフィルの必死の逃走劇は、もはや映画のなかでの演技を超えてドキュメンタリーとして観客の胸に迫ってくる迫力がある。昔の危険な雰囲気が支配するNYの様子を克明に描いているところがほかの映画と一線を画している。何ともハードボイルドな作品だ。 【mhiro】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-27 22:51:14) (良:1票) |
73.《ネタバレ》 強い女性に憧れてきた。スターリング,リプリー,サラ・コナー等々・・・。でも一番タフで,かっこよくてリアルなヒロインはグロリアだった。マフィアに追われていても,香水とハイヒールは欠かさない。命が危うくても,お風呂に入って綺麗な服を着る。つらくても,泣くより先に銃を抜く。脆そうだけど強く,そっけないけど愛情深い。そのギャップが彼女の魅力を引き立てる。グロリアは,戦士として,人として,なにより女として,誰よりも素敵です。 【さそりタイガー】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-29 23:53:51) |
72.溢れる男気(?)の中にザラついた胸中が透けて見えるグロリアが同じようにザラついた街並に映えており、期待通りのジーナ・ローランズでした。しかし、他のキャラクター、展開、結末、音楽に観るべき点がなく、NY下町ルポルタージュ番組ならともかく映画作品としては期待外れの粗悪品でした。敬愛する彼女にプラス3点としました。 |
《改行表示》71.《ネタバレ》 80年代の映画ってよく分からない。名作の呼び声高いこの作品もよく分からんかった。 筋としては、かつてギャングのオンナだったグロリアというおばさんが、ギャングによって家族を皆殺しにされた少年を救い、逃避行を続けるうちに母性愛に目覚めていくというもの。ちぐはぐな二人組という意味では「レオン」にも似ている。 そもそもギャング組織が間抜けすぎで、しかも弱すぎる。おばさん一人に何やってんだか。子役はあんまりうまくないし、音楽は過剰だし、期待して観たのに残念だ。 シャロン・ストーンのリメイク版はもっとひどいんだろうか。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-05-17 23:10:18) |
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《改行表示》70.グロリア中に生まれた小さな心の変化、それこそまさに「母性」。 今までうそ偽りを繰り返してきたであろうグロリアが偽ることやめ、まっすぐ進む道を選んだことは本当に素晴らしいですよね。 【MINI1000】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-05 22:10:10) |
《改行表示》69.《ネタバレ》 伊丹十三監督が生きていたら、宮本信子を主演にして、これと同じような映画作っていたかもしれない。 カサヴェテス監督って人間ドラマは得意かもしれないけど、ジャンルによって向き不向きがあると思う。 私がここ数年観た、勘違いアクション映画No1に決定! 昔の角川映画を観ているようで、正直70年代前半の作品かと思った。 全てご都合主義。ギャングはマヌケすぎ! 観ていてイライラした。「早く殺しちゃえよ」って中盤まで悪役の方を応援していたが、3度も4度もドジばかり踏んでるので、最後は「もうどっちでもいいや…」って気分だった。 ジーナ・ローランズ演じるグロリアが、ギャングの中でどういう立場なのか全くわからない。娼婦にしては歳取り過ぎているし、一人暮らしのようだから、ボスの二号さんって事? 拳銃は平気で撃ちまくるし…おばさん一人に殺される方もどうかと思うけど…。 ラスト、グロリアとギャングはどうなったのか、銃撃戦でも何でもいいから、そこんとこ描かなきゃダメでしょう? その中でも、一番不快だったのが子役の演技力。アキバ系アニメ声の、調教されたようなあのセリフ回しに、気持ち悪くてどうしようもなかった。 映画の悪口ってあまり言いたくないんだけど…これだけボロクソ書いて、ようやくちょっとだけスッキリした。どうもスミマセン。御拝読ありがとうございました(苦笑) 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 1点(2009-02-07 15:06:10) (笑:1票) |
68.かっこいいねー、ジーナ・ローランズまさに適役。だってこれも旦那が監督だもんね。昔はとてもきれいだった、今はいいおばあちゃんになっちゃったけど好きです。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-01-19 22:54:16) |
《改行表示》67.『グロリア』は、シャロン・ストーン主演でリメイクされていますが、やっぱりカサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演のオリジナルのほうでしょう。追っかけっこのアクション映画ではなく、女のハードボイルドなのです。グロリアがかっこいい!しかも若い女性ではなく、中年のおばさんなのに!グロリアには若さにすがりつかないいさぎよさがあります。グロリアはちょっとしたしぐさや言葉にも、この女はただモンじゃない、っていう凄みがあります。戦う強い女が出てくる映画ってほとんどが、突然神の力でも働いたかのような、ちぐはぐな強さしか出せていない気がします。でもジーナ・ローランズ版『グロリア』は違います。おそらくこれまで数々の修羅場も踏んでたくましく生き残ってきたんだろうというのが、しぐさや言葉から感じられて、グロリアが容赦なく銃をぶっ放せるのも説得力があります。ただのがさつな女じゃなく、度胸と知性をもった人だっていうのが伝わってくるんですよね。 【きむねぇ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-26 22:50:08) (良:1票) |
66.《ネタバレ》 昔、黒澤明が選ぶ100本の映画という企画があり、黒澤監督がこの作品を100本の中の1本に選んでいたのを見て意外だなと思った反面、さすがに見る目がるなと思い(黒澤監督に失礼だけど!)、嬉しくなった気持ちがある。考えてみれば、隠し砦の三悪人と共通する部分があるかもしれない。私がこの映画を初めて見たのは、高校生のときだったが、最近再見してもジーナ・ローランズの迫力に圧倒されたのは同じだった。とにかく、いきなりリボルバーを出し車に乗っているマフィアを撃つシーンは鳥肌ものだった。夫のためにニューヨークのやばい所を走り回らなければいけない撮影を、たぶんブツブツ文句を言いながら挑んだジーナ・ローランズとグロリアが妙にシンクロしておかしいのだが、夫に引き出されて女優としての存在感を圧倒的に示した。そういえば、黒澤はここまで、女優の魅力を引き出したことはないように思える。 【rosebud】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-05-14 21:35:07) |
65.どうもかっこいいとは思えません。ドラマ作品のときはいい味出してる女優さんなんですけど…。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 3点(2008-03-11 18:09:39) |
64.八方ふさがりでピンチの連続を、2人がどう乗り切るのか、そこが最大の焦点であります。アクション映画に多いウルトラC級の必殺技を使わず、どの場面でもぎりぎりのラインで逃げ切る、そんなところにドキドキしました。2人の関係はゆっくりじんわりと氷が溶けるように1つになります。その課程がすごく真実味を帯びていました。G・ローランズの存在感はすごいです。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-30 18:53:01) |
《改行表示》63.《ネタバレ》 クールでかっこいい。子供を出している映画なのに、とことん甘さを排しているところがいい。 一家惨殺までの場面をダラダラ説明せず、観客に最小限の情報を与えてテンポよく見せる。うまい。あえて惨殺場面を見せず、マンションのガラスが内側から吹き飛ぶ場面だけで語る。うまい。 特に感心したのは、グロリアとフィルのママの関係性について、ものの5秒くらいしか説明していないというのに、その後のグロリアの行動で充分想像させてしまうことだろう。 「コーヒー飲ませて」とフラッと訪れることのできるご近所さんなんて、そんなにいるだろうか。グロリアは、「彼女が在宅なら必ずコーヒーを飲ませてくれる」という確信を持っている。相手が不在なら、別に構わない。もし居るならば、彼女の顔を見て、おしゃべりをしながら、コーヒーをごちそうになれば、この世の「憂さ」も少し晴れるような気がするわ。…と、外出帰りのグロリアはインターホンを押す。 きっと、こういう関係になるまでには、フィルのママとグロリアの間にはそれなりの「歴史」があったに違いない。共通点は「一匹狼」で冒険を恐れないところだろう。 普通なら、普通の監督なら、まずは「日頃の関係」をある程度見せてから一家惨殺を見せると思うのだ。「惨殺」の悲劇的な効果をより狙うならそうだろう。 フィルのママとグロリアの浅からぬ関係は、その後のグロリアの行動にとって非常に重要なものなのだが、この映画では事件前の「日頃の関係」を全く見せることなく、それをなんと「コーヒー飲ませて」と、「私の親友なのよ」というママの言葉だけで充分語ってしまう。ほんとうにクールだ。 この映画は「激動の昼間」と、「静寂と暗闇の夜」の繰り返しになっている。「朝起きて、昼逃げて、夜寝る」の繰り返しだ。そして、繰り返すことによる効果を充分上げている。なんというか、「連続ドラマ」を何回分か見ているような気持ち。実際には何日も経っていないというのに、冒頭の事件から、どんどんどんどん遠いところへ連れてこられたような気持ち。上記のママとグロリアの件といい、非常に巧みな脚本だと思う。 最初は憎たらしかったフィル小僧が、途中から可愛く見えてくるのも、この映画ならではの醍醐味だ。大傑作。でも子供はもう少しお行儀よくね。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-16 19:06:12) |
《改行表示》62.乾いた暴力性とそれに背反する情緒を表現することに成功している。 ウンガロに身を包み、ピンヒールでニューヨークの街を走り回るマフィアの元情婦グロリアが、とにかくカッコいい。決して美人ではなく、愛想笑い一つしない彼女の、タクシーを呼び止める姿、38口径リボルバーを構える立ち姿、問答無用にブッ放つ姿に、思わず惚れ惚れとしてしまう。 「腰抜けめ!それでも男か、かかってこい!」もー鳥肌モンだ。 どうにも解釈のできるラストシーンだが、恐らく鑑賞者の多くが、そこに、ある祈りを込めるに違いない。 ラストの静止画で、グロリアは初めて穏やかな笑顔を見せる。 「自分の人生をしっかり引き受けなさい。」グロリアがそう言っているような気がした。 【ヒロポン】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-12 12:31:15) |
61.ジーナ・ローランズにジョン・カサヴェテスの組み合わせとなると、観た後にどれがどれだか分からなくなる。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-08 14:42:16) |