15.《ネタバレ》 私にはブリーが男に見えなかった。妹の発言を聞くとそれで正解かもしれないけれど、やたら彼女を男っぽく映したり、逆に妙に女を意識した仕草で歩かせてみても、どうしてもその芯から女の匂いしか感じられなかった。本当に教会の人が恵まれない男の子を助けるお話のような気がした。だから性同一性障害や手術のシーンあたりはとってつけたように見えてしまう。しかしロードムービーとしてお手本のような楽しい作品。トビー役は近年まれに見る美少年、後半登場したグレアム・グリーンはいつになくロマンチックで、それを受けて立つフェリシティ・ハフマンは、ちょっと悲しい女性として全編見事な存在感だった。ハンバーガーとポテトと少し曲がった人たちがタイトルに活きている。プラス要因とマイナス要因のバランスでこの点数。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-04-28 13:10:10) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 あの放尿シーンが気持ち悪かった。悪夢だ。フェリシティ・ハフマンの演技は凄かったけどね。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-22 22:07:29) |
13.人間どれだけ自分を肯定してあげられるかだと思います。 【ぷりとさね】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-16 23:10:26) |
12.リネットすごいよ~元々「デスパレード…」の時から男顔だとは思っていたけれど、男性が女装してるように見えるんだからたいしたもんだ!話としては要所にクスリと笑えるところが散りばめられていたり、アメリカの田舎の風景をキレイに撮っているところは「サイドウェイ」と似たような後味。トビー役の男の子も見ている内に段々カワユクなってくる♪「デスパレード…」ファンなので☆ひとつおまけです! 【芝居好き!】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-06 21:03:39) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 主演のフェリシティ・ハフマンって女だったんだ!う~む、うまい。うますぎる。本当に、女になりたい男に見えた。入浴中のヌードはどうやって撮ったんだろう??と思っていたが、本物の胸だったのかぁ・・・。 なぜ、「あなたの息子が・・・」と電話がかかってきて、本人も友達のマーガレットもすぐにそれを信じたのかとか、なぜ簡単に放尿シーンを息子に目撃されてしまったのかとか、いくつか不自然なところが残念だったけど、いいエピソードもたくさんあったし、私は性同一性障害でも何でもないただの女だけど、ブリーの気持ちになってホロっときたり。最後も未来がある感じでよかった。 【にゃ~】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-01-10 22:41:25) |
《改行表示》10.《ネタバレ》 観る前は、ちょっと微妙なテーマだなと思っていたんですけど、非常に楽しめる作品でした。性同一性障害・児童虐待・民族や宗教の問題等出てきますが、重くなりすぎずユーモアを交えて描いているのが良かったと思います。(ブリーの実家の場面は本当に面白かったですね。) しかし、トビーは虐待のトラウマが残っているんでしょうね・・・・。希望がもてるラストではありましたが、ちょっと気がかりになりました。 【TM】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-31 00:19:50) |
9.《ネタバレ》 なんといってもフェリシティ・ハフマンは聞いてた以上にすごかった。女なのに・・・。大げさに演じるのは簡単だけど、自然にそうとは気づかせず、何気にそして静かに心を打つ。確かに脚本で不自然なところはありましたが(自分の部屋の中でもいつもブラとガードルで隠してるのに不用意に立ちションするとコトか・・・)こういった作品は大好きです。そして、ケヴィン・ゼガーズがイイ♪これからがとっても楽しみ♪頼むからディカプリオのまねっこで終わらないで下さい。 【さら】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-11-24 11:17:38) |
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8.ロードムービーというと、物語が淡々と進行していく印象があるが、この作品などはまさにその典型。主役の2人はどちらも感情移入しがたい設定なので、物語の中に上手く入り込んでいけず、客観的な立場から見ざるを得なかった。もう少し起伏を大きくしてくれれば、こういった内容に詳しくない観客でも身を乗り出して見る作品になると思うのだが・・・ 【wood】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-10-14 14:09:31) |
7.《ネタバレ》 ドレスアップしたブリーに嫌悪感を示すブリーの母。それをを慰めるように「きれいだ」と2人で写真に納まることを望むトビー。孤独の殻を破ってブリーの部屋を訪ねるトビーの心が切なかった。とはいえ、初めて愛しいと思った相手、心から「したい」と思った相手が女の格好をした実の父親だというのは、かなり辛い。愛情や欲望ってかなり理性に阻まれているのかも、とふと思った。都会の片隅で、2人、ささやかに再出発をするラストも秀逸。主演2人に最大級の拍手を送りたい。 【showrio】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-10-11 00:45:09) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 こういったやさしい映画は好きです。ブリーが裕福なお坊ちゃんである必要は感じませんでしたが。主張しない終わり方も良いですね。 【じふぶき】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-09-21 13:09:34) |
5.フェリシティ・ハフマンの男っぷりというか女っぷりというか、評判どおりの演技でした。それよりも、特にこれといった大きな切っ掛けがないにも関わらず、登場人物達の心境の変化を、観客に理解させる演出が素晴らしいと思いました。正直、好みのストーリーではないのですが、このデキだと人に勧めたくなります。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-27 23:54:06) |
4.《ネタバレ》 途中まではよかったけれど、最後がどうもあっさりとうまくいき過ぎていて、、。先住民の血を引く男性との交流はよかったです。でも、コメディタッチの演出はいまひとつ垢抜けていなかったような・・・。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-08-15 21:22:24) |
3.《ネタバレ》 前半は確かに淡々とした展開ながら、性同一性障害を抱える人間(しかも人の親)の複雑で微妙な心情は良く表現できていたと思う。彼らの旅の目的地は西海岸ですが、本作の目的地はブリーの実家。彼(彼女)は息子だけでなく、家族全員との決着をつける必要があったのです。そして、性転換手術をして晴れて「女性」になった父親と、希望通りポルノ男優になったゲイの息子の間に芽生える新たな絆。ブリーの心の中に育まれたものが母性愛なのか父性愛なのか判りませんが、「親の愛情」であることには変わりない。保守的な人からすれば悪夢の様な光景かもしれませんけど、これが白黒・左右・男女の境界が曖昧な現代のハッピーエンド。“trans-family”も紛れも無い家族の形の一つです、7点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-08-12 00:04:38) |
2.《ネタバレ》 性転換手術途中の男性という設定はうまく演じられていた。父親が性同一障害で、息子がゲイだとそういうことは遺伝するのかと思ってしまうがそういうものではないのだろう。映画の終わりでもいろいろなことが解決しないままという印象だったがそこは観客の想像に任せるということなのだろうか。見終わったときにはあっけなかったという印象だったが、ちょっと時間を置くといろいろ考えることができる。どうでもいいようなことだけど、立ちションになってしまったシーンで無修正で映っていたようだが、本当の意味で本物じゃないからいいのかな? 【HK】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-08-01 22:07:14) |
1.「ボーイズ・ドント・クライ」や「ぼくのバラ色の人生」以上に、性同一性障害の生々しい日常生活に密着した作品。ただし、この2作品と違うのは、すでに主人公は原始的な悩みや戸惑いの段階を乗り越えており、最初の段階で確固たる信念を持っていること。したがって、作品としての掘り下げはより一歩前進している。ただし、作品としては、全体的に平坦なロード・ムービーという趣であり、ほとんどが主人公とその息子の間でやりとりがなされているため、淡々とした印象は否めない。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-07-23 22:56:01) |