《改行表示》39.ん~。なんていうか。 個人的に僕は映画には「娯楽性」というのが一つのポイントしてあるわけです。 もちろんそれがすべてではないですが、この映画は「娯楽性」という点を無視しすぎかな。 ただただ無骨に映像美を見せつけ、それを撮るために愚直にどんな苦労もいとわないぜ!っていうスタンスがなんかね。 それって、なんだろう観客にアピールすべき点ではないと思う。「娯楽性」を無視してまでも。 一切の妥協も許さず、物凄い映像を撮りました。 でも、それだけって話。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-10-14 23:24:15) |
38.《ネタバレ》 昔は山岳映画というジャンルがあった。つまり秘境は秘境というだけで映写する価値があった。今ではテレビでほとんどの秘境が開拓されてしまっており、どうかなあと思っていたが、でもけっこう見せるのだ。切り立った峰を人々が歩いていく臨場感なぞ、ゾクゾクッとくる。現場での実写にこだわった愚直さを(ちょっと押しつけがましく感じるところもあるが)、メデてやろうという気になった。そういうふうに、おもに記録映像として鑑賞していたようなのだが、ただ一ヶ所、間違いなく映画を意識させられたところがある。ノブの役どころは、軽はずみをして危険を導くといういかにも物語を単純にならしてしまうものなのだが、実際に彼が岩肌を這い登って行くところには記録映像としての息遣いが感じられる。その彼が斜めに滑り落ちる。さすがにここはリアリズムにこだわれず、現実の転落とは違う何やら「優雅」な滑空を見せてくれるのだ。ああ映画だ、と瞬間思った。たとえばミュージカルで主人公が踊り出すタイミングにも似た、リアリズムからそれ以上のものに跳躍するときめきが、ここで一瞬感じられた。音楽はヴィヴァルディ、バッハ、アルビノーニなどバロック名曲集。登頂の時は『バリー・リンドン』のテーマ(ヘンデルだったっけ)が高鳴る。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-10-14 09:56:29) |
37.ひとことで言うと古臭くて退屈。キレイな自然の映像はハイビジョンでいくらでも見られる時代。だからそんなもんはウリにはならない。で、音楽が過剰で全く映像に合ってない。最後の方は「いい加減にしろよ!」呆れてくる。浅野・松田・中村の演技はヘタで見ていられない。ストーリーも貧弱というか登場人物の葛藤もなにもありゃしない。実話だから仕方ないのかもしれないが。よかったのは宮崎あおいがカワイイぐらいで、こんな奥さんがいたら山なんか行かずに、家でイチャイチャしてるだろ!と突っ込みたくなったぐらい。 |
36.CG全盛の現在、久しぶりに見る力作だ。昭和50年代の香りがする。自然の圧倒的な迫力に感嘆する。ストーリー的に平坦なのもまた昭和の香りだ。浅野と特に香川の演技は素晴らしい。松田は平成の人かな。宮崎はちょっと反則気味の可憐さ。公開前監督があまりにメディアに露出しすぎていて、ちょっと眉唾かなあと思っていたけど、ごめんなさい。ストーリー演出音楽は?たっだけど、映像はさすが素晴らしかったです。 【タッチッチ】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-08-19 18:34:29) |
《改行表示》35.美しい。。美しい映像です。登る人の静かな信念も伝わってくる。 なんのために行うかが大事。周りの評価は関係ない。私はなんのために働いてるのかなー。とかぼんやりと考えながら静かに映像と音楽を楽しみました。 ただ・・緊張感がちょっと欠けるのが残念だったのでマイナスさせていただきました。 【うらわっこ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-08-11 22:16:00) |
34.立山連峰の自然の美しさが素晴らしい。しかし、それだけでは映画として物足りない。 【クロ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-08-08 13:10:34) |
《改行表示》33.起伏のないストーリーだけど、音楽と山の映像美のおかげで飽きることがなく惹きつけられました。 浅野忠信・香川照之・松田龍平・宮崎あおい の演技が素晴らしい。 【eureka】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-08-08 00:25:07) |
《改行表示》32.《ネタバレ》 盛り上がりに欠け、面白いと思える部分がない。 なんというか教科書見てる感じ。 【虎王】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-08-07 23:37:25) |
31.《ネタバレ》 硬派な映画でした。自然の美しさと共に、その厳しさもしっかり映していたと思う。ぐだぐだのストーリーと仰る方もいらっしゃいますが、私はそうは感じなかったです。峻厳な自然と人との闘いと云うシンプルな構図には、ストーリの面白さにポイントを置くような展開は不要かと思うほどでした。その闘いの先にある目的は「地図を作る」こと。人の生活の立ち位置を定めるという意味で意義のある事業と役所広司が言ってましたが、その通りだと思います。陸軍の意地や面子も、初登頂競争も、地図作りの前ではただの雑音でした。自然と対峙すると云う意味で浅野忠信の仏頂面と無口はナイスキャスティングでした。本作の見どころはもうひとつある。風呂上りで髪を下ろした和装の宮崎あおい。彼女とイチャつく浅野の精一杯のニヤけた顔が可愛らしく憎らしい。あのシーン、劇中の人物が羨ましいと思ったことでは過去最大級です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-08-03 21:29:26) |
30.名カメラマンが監督をするとこういう作品になるのか・・・ドラマの部分が貧弱過ぎて「映画」という商品として成り立っていない気がする。厳しい自然の中で撮った山岳風景の映像は素晴らしいのに、それを生かし切れていないのがもったいない。クライマックスとなるべき山頂にたどり着くまでの重要な部分に手を抜き過ぎていて、登頂した感動が伝わらない。この時代の測量方法(基本は今と変わらないが)や機器がなかなか興味深かった。 【きーとん】さん [映画館(邦画)] 5点(2010-07-28 19:30:06) |
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29.この映画、役者は本当に上手く演じていると思う、それぞれ良い味を出している、ロケも過酷だったろうしスタッフも相当大変だったはず。しかしストーリーの貧弱さでいろんなものが徒労に終わった感がありあり、各シーンはグッと引き付けるものがあるものの、観終わって思い出すと「ん?」となる。大作映画失敗例の見本になる映画。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-07-21 11:30:15) |
28.《ネタバレ》 クラシック名曲の数々を背景に零下40℃の急斜面での“苦行ロケ”、その厳しさがひしひしと伝わってきました。一人では決して成し得ない険しい任務、仲間の重要性を説いていました。強い意志を持った静かな陸地測量部の男を浅野忠信が好演。その妻を演じて歌までも披露した宮崎あおいはやや浮いていた感じです。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-06-04 21:06:33) |
27.最後まですーっと観れたが、あまり面白い映画ではなかった。感動もしないし、緊迫感もない。剣岳の風景は綺麗だが、映画を風景目的で観ないから、付録でしかない。こういう映画では、雪山の厳しさと緊迫感、登頂後の達成感を味あわせて欲しかった。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-05-15 12:55:53) |
26.うーーーんこれはね、なぜか、宮崎あおいに欲情してしまった!夜やってんのかなあ?とか、キモノ姿いいなあとか。だって、なんか、宮崎も浅野も、ふたりでいるとき、なんかニヤケてんだもん。あと、やはり香川がよかったです。話題の山岳の風景は”別にぃ?”って感じです。なんか、なにもないんだよなあ。トシかなあ? 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 4点(2010-05-12 21:52:16) |
25.確かに映像はきれいかもしれない。でも肝心の中身が古くて堅くてつまらない。なんだか監督の自己満足で完結した映画に見える。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-05-04 20:26:23) |
《改行表示》24.《ネタバレ》 皆さんが繰り返しおっしゃる様に、風景の素晴らしさ。やはり映画館で見るべきだった。あと、あまり評価が高くない人間ドラマも自分的には、山岳会との気持ちの距離の変化とか見るべきものはあったと思う。それと時間的には短かったが宮崎あおいの可愛さ! ただ、原作どおりなのか、映画オリジナルかわからないが、どうしても一定の年代以上の人が制作に携わると、「軍隊」というものをことさら貶める表現を入れるのは、何とかして欲しかった。その部分だけ映画が非常に安っぽくなった。 【rhforever】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-04-29 13:08:14) |
23.みなさんが書いている通り山の映像はきれいだし、主役二人の地味な演技も良かったです。でもドラマの部分がグダグダでした。 それと単純に音楽がかっこ悪い。年寄りっぽい選曲だなあと思ったら、監督は本当に年配の方でした。なんか納得。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-04-23 21:49:02) |
22.とにかく映像は素晴らしく、本物の迫力という意味では、昨今のCG映像とは比べ物にならないだろう。この辺りは劇場で本作を鑑賞した方がとてもうらやましい。山の上から見る日の出のシーンなどは、“圧巻”というほかない。その映像にかぶせられるクラシックの名曲が良い味出している。だが、ドラマ部分は少し弱い。映像以上のものを脚本でつかまなければならないのに、初めに映像ありきとなっているのは実にもったいない。もう少しテンポをあげてコンパクトにまとめても良かったんではないだろうか。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-11 18:42:49) |
21.《ネタバレ》 皆さんおっしゃる通り、CGのない実写にこだわった美しい自然の風景は見応えたっぷりなのだが、それに対して人間ドラマの部分でぐっとくるものが弱いなと感じる。これはやはり、主人公である柴崎芳太郎の内面が読みにくい点と、その主人公より宇治長次郎や生田信のほうがより魅力あるキャラになっており、そちらのほうに食われてる感が強いという点にあるのではないか。とても真面目に、律儀に、誠実に作ろうとしているのはわかるが、その清潔さがそのまま脚本にも現れていて、泥臭いものが足らないように感じた。ただ、メッセージそのものはよく伝わってきた。それはつまり、日本地図作製のために、名も無き男達が血のにじむ様な苦労を重ねて測量を行い、その努力の賜物として地図が作られたんだという事実。そして、人は自分が何者であるのかを知る為に、地図を作るのだという、いわばロマンチシズムな説明も僕としては心に残るものであった。肩書きを外して「なかまたち」で全てをまとめたエンドロールに、いうならばその意図と理念が備わっていると個人的には感じた。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-01 00:38:37) (良:1票) |
《改行表示》20.監督は一体この映画で何を伝えたかったのだろう。険しい山の美しさ、苛酷さ?或は 人間、あきらめちゃいけないということ?はたまた山の上で生まれる友情?夫婦愛?親子の和解? 多分いろんな要素を取り込もうとしたのだろうけれども、どれもみんな薄っぺらく感じてしまうのはなぜ? 人間ドラマがそれこそ「風景」のようで、ズシンとくるものがないのは非常に残念。 あと、音楽の使い方があまりにもお粗末なのではないでしょうか。風の音や雪渓の上を黙々と歩を刻む音だけで十分なのに、うるさい位「バロック音楽名曲集」を聞かされてしまうと、映像の物語性、 内面性を助けるどころか、音楽が主役になっちゃうよ。ご自慢の映像が泣きます。クラシック音楽は それが有名であればあるほどその用い方は良く吟味しないととんでもないことになる。その点、やはり キューブリックは凄かった。 【ワンス・モア】さん [DVD(邦画)] 3点(2010-03-01 03:09:16) (良:1票) |