武士道シックスティーンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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武士道シックスティーン

[ブシドウシックスティーン]
2010年上映時間:109分
平均点:5.50 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-04-24)
ドラマスポーツもの青春もの小説の映画化
新規登録(2010-05-07)【アンドレ・タカシ】さん
タイトル情報更新(2024-03-08)【イニシャルK】さん
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監督古厩智之
キャスト成海璃子(女優)磯山香織
北乃きい(女優)西荻早苗
石黒英雄(男優)磯山和晴
荒井萌(女優)田村咲月
山下リオ(女優)久野こずえ
賀来賢人(男優)岡巧
波瑠(女優)西荻緑子
古村比呂(女優)西荻景子
堀部圭亮(男優)小柴隆造
小木茂光(男優)磯山恵介
板尾創路(男優)甲本肇
栗原瞳(女優)
原作誉田哲也「武士道シックスティーン」
脚本大野敏哉
古厩智之
撮影清久素延
プロデューサー井上衛
美術須坂文昭
編集大重裕二
あらすじ
磯山香織は、剣道の道場を実家にもつ「剣道命」の女の子であり、女子剣道の中学チャンピオンだった。ところが中学の時、大会で一度だけ負けたことがあり、その相手である早苗のことが忘れられない。リベンジするために、早苗のいる高校の剣道部にやってきたのだが・・。
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6.《ネタバレ》 江戸時代からタイムスリップしてきたかのような時代錯誤な成海璃子嬢が素晴らしい。剣道シーンの迫力はマジで怖い。一方、今どきの明るい女子高生の北乃きいがまた可愛らしい。二人の対比を描いた前半は良かったが、後半失速。そもそも璃子嬢がなぜ剣道から離れる気になったのかがよく分からない。そこから復調までの描写がいやに長い。クライマックスで盛り返すものの、起承転結のバランスをやや失した感は拭えない。
フライボーイさん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-22 17:36:05)(良:1票)
5.《ネタバレ》 何と気持ちの良い映画だ!自分の気持ちに正直に生きようとする二人の女子高生、剣道というこれまた如何にも日本人的な日本人だからこそ解り合えるスポーツを通して友達って良いなあ!同じスポーツを志し、同じ楽しみを持つことの素晴らしさ、人間、ある程度の年齢にもなると、昔の友は昔の友であって、忘れかけてしまったりするものでもある。しかし、この映画の彼女達の年齢、16歳の頃って、ライバルがいたり、仲良くしている友人がいたりと正にこの時代に生きているからこそ得られるもの、そういうものがこの映画の中では描かれている。転校してくる前にたった一度だけ対戦していて、まさかの敗北をいつまでも引きずったままの磯山(成海璃子)にとっての西荻(北乃きい)は絶対に倒してやる。こいつに負けたままでは気が済まない。だから、いつまでも怒ったような顔付きでしか西荻に対しても周りの同じ剣道部の人達などにも見せない彼女が西荻との剣道着を着ずに制服姿のまま決闘する場面でのやりとりにおける二人の感情、そして、やはりあのラスト、親の都合で離れ離れとなってしまった二人の「決勝で会おう」私はこの台詞がこの映画の良さを表しているように思う。正直、タイトルを聞いて、全く期待もしてなかったし、何となくてな気持ちで見たのに、予想を上回る面白さ、感動、色んな点で不満もないと言えば嘘になる。作りとしても非常にベタだし、それでも下手なハリウッド大作では味わうことの出来ない良さ、感動がこの映画にはある。劇場までお金を払って観に行って良かった。思わぬ拾い物。こういう作品に時々だが出会うことが出来るから邦画を観ることを辞められないのである。
青観さん [映画館(邦画)] 8点(2010-06-08 19:56:39)(良:1票)
4.《ネタバレ》 最初の45分くらい、最高です。成海璃子嬢のキャラは「んなヤツぁいねーよ!」って状態ですが、もうカッコいいとしか言い様がないですし、北乃きい嬢は弾むように明るく可愛らしく。このアンバランスな二人が醸し出す世界の楽しさをたっぷり堪能できる前半だけで自分としては満足なワケで。中盤以降、カメラは丁寧に丹念に二人のドラマを描出してゆきますが、そしてそここそがこの映画の主題となる部分なのですが、そこに関しては、個人的には言わずもがな、蛇足にしか思えなかったのがちょっと残念。それぞれが独特なキャラクターを持って登場しながら、普遍的ゆえに平凡なドラマになってしまうのが惜しくてたまりません。最後に至って物語の主軸さえも大胆に切り捨ててしまってまで二人に集約してゆくものの、肝心のそこからは前半の特異性は失われ、キャラものとして楽しませておくれよ、っていう見方になっていた私には、どんどん先細りしてゆく映画という感じになってしまいました。一方で被写体をピッタリとした構図の中に納めたカメラがキレイで、日本の今の風景を印象的に切り取っているのが心地良くて、好感の持てる映画でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2010-05-25 15:17:32)
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3.《ネタバレ》 ツンデレで侍な役柄が過剰にも見えるが、雄叫びを上げる成海璃子の気迫はホンモノだ。北乃きいはひたすら愛くるしさで勝負するというバランスが良い。 可愛い娘達がはかまで戦う姿はなんとも美しい。面の下のほっかむりするシーンとかを丁寧に見せてくれるのもわかってるなーって思う。袴フェチのおいさんも大満足だよ。 変態的視点を置いといても、内容も悪くない。硬派なのだ。 高校生の青春モノと言えば、普通恋愛要素を入れたくなるものなのだが、そういう浮いた話は一切ない。恋愛要素のない話って好きなのだ僕は。二人の主人公がそれぞれ違う思いで、真剣に剣道に向き合ってる姿が、とてつもなく爽やかだ。時に師弟関係、時にライバル関係、時に恋人同士のような二人のイチャつきっぷりにドキドキし、いっそのことこの二人つきあっちゃえばいいのに!って思ったほどだ。 ガールズラブなら許す。 自分が正しいと信じてきた道に、ふと疑問を抱いちゃったり、迷っちゃってるあなたにもオススメですよ。
すべからさん [映画館(邦画)] 8点(2010-05-22 23:33:24)(良:2票)
2.《ネタバレ》 クライマックスのインターハイをあれだけ潔く省略したのに、一方で北乃きいの父親に関するエピソード等では台詞説明過多な印象があって、本来ならもっと脚本を削れたはずと不満は残る。とはいえ、この種の青春ものではないがしろにされがちな家族との関係描写を丁寧に描いている点は好印象だ。面付けの所作などのさりげないシーンも光る。そして、風。休部中の成海璃子が剣道場を覗く場面や、ベンチに横並びになる成海・北乃のツー・ショット、あるいは小高い丘の場面など、幾度と無く彼女らの背景で木々が風でさわさわと揺れる。それら要所要所で吹き抜ける涼やかな風が非常に印象的で、映画を心地よい感覚で満たしてくれる。小木茂光と成海の父娘が陽光の差し込む開け放たれた道場に並び座る和解の場面でも、木々の影が二人を癒すように繊細に揺れていて良い感じだ。階段の段差を用いたエピソードもまた、二人の関係と距離をうまく視覚化している。北乃の見上げた主観ショットともとれる、青空を背景としたラストショットの笑顔も気持ちいい。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2010-05-16 19:28:43)
1.《ネタバレ》 誉田哲也作品の初映像化(たぶん)。原作は「シックスティーン」に始まり「エイティーン」まで続く三部作。その初編の映画化です。正反対な性格の二人が剣道を通して出会い、ぶつかりながら成長する。言葉にすると陳腐だけど、二人の対称的な人物造形が相当に練られていて、とんでもなく愉快に映ります。特に授業中に鉄アレイで腕を鍛え、「五輪書(宮本武蔵著)」に没頭する成海璃子の剣道バカぶりが抜けている。対する北乃きいが、普通の女の子を演じながらも存在感で負けておらず、成海璃子の仏頂面と絵的なバランスも取っていて良い塩梅。試合場で手首を捻挫した成海璃子が、補欠の北乃きいを自分の代わりに指名するシーンに自分は涙腺が緩みました。突っ張りキャラが襟を正し、他者を「認める」シーンは美しい。今作はスポ根サクセスストーリーではなく、この二人の関係だけに焦点を絞っています。自分にも覚えがあるが、高校で一緒に部活をやった奴らの何人かは、何歳になっても仲間意識が無くならない。それは形容が難しいが、友情や信頼と云うイメージではなく、もっと特別で大切な存在。人生という長い視点に立つと財産と言っても良い。今作は、二人の少女がそんな存在に辿り着くまでの不器用な道中を描いた心地よい青春映画でした。数年のうちに男を奪い合って絶交しても責任は持てませんが(笑)。原作者の誉田哲也だけど、氏の作品はどれも一気に読んでしまう。登場人物の心情描写が現代的かつ丁寧だから感情移入もしやすく、それは読後の爽快感にも繋がる。今作のように動きのある描写も多いので映画向きかも。原作の二編・三編では、離ればなれになった二人のその後が描かれる。タイトルの「武士道」の意味も掘り下げてあって、こちらも楽しいです。
アンドレ・タカシさん [映画館(邦画)] 9点(2010-05-08 00:06:20)(良:3票)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 5.50点
000.00%
100.00%
213.85%
3311.54%
4415.38%
5415.38%
6726.92%
7311.54%
8311.54%
913.85%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 3.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.50点 Review4人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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