62.《ネタバレ》 タイムトラベルものとなると異様に燃えちゃう自分ですが、この映画は実はタイムトラベル自体には大した意味を持たせていないと思います。もうどなたかが書かれていますけど、殺害ターゲットを過去に送るというのは意味がないですよね、死体だけ送れば済むことじゃないですか。好意的に解釈すると、その未来社会では国家権力が何らかの手段で人の生死を完全に把握する社会なのかもしれませんが、この映画では未来社会の描写がほとんどないのでそこまで肩を持つこともないですね。 未来から送られてくるのがブルース・ウィリスという時点で、もうこれは『12モンキーズ』だよねということはバレバレだし、そこに『ターミネーター』みたいな人探しをさせるとなると、なんかどこを観ても昔の映画のデジャヴ感がハンパなかったです。あのサトウキビ畑ですら『フィールド・オブ・ドリームス』やってると感じちゃうぐらいですから困ったものです。そしてそこにサイキック・チャイルドが出てくるとなると、これはブライアン・デ・パルマの…、もうキリがないので止めときます(笑)。 ラストのオチだけは、シンプルでしたが意外と観られないパターンでもあるので評価したいと思います。あと、あの子役の演技はけっこう怖かったですよね、この子これから大物になる予感がします。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-27 18:34:55) |
《改行表示》61.《ネタバレ》 映画としてはそこそこ楽しめましたが、設定がどう考えてもおかしい。 「未来では科学捜査が進んでいて殺人は必ず捕まるので不可能になった」のならば、まず確実に殺してから死体を過去に送って始末してもらえば良いだけですよね。「生きたまま過去に送って殺させる」なんて、何かの間違いで生き延びられたら、いくらでも未来を変えられてしまいます(今回のように組織のボスを子供のうちに殺すことも可能)。あまりにリスクが大きいので、そんなバカなことは絶対にしません。 【杜の都の映画好き】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-07-07 17:30:45) |
《改行表示》60.アクションシーンが締まっていて、中々楽しく観賞できた。 しかし、数多あるSF映画と違いを生み出すには至らなかったのが残念だった。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-05-31 23:27:07) |
59.タイムトラベルものでありながらタイムパラドックスの問題を「そんなことはどうでもいい!」「複雑すぎて説明している時間がない!」の二言で片付ける脚本に驚いた。それでも登場人物は皆チンピラなのでそんないいかげんな台詞に説得力があるところがすごい。SF的ガジェットは手垢のつきまくったものが多く、センス・オブ・ワンダーはほとんど感じられない。キレのあるアクションとスタイリッシュな映像のヤクザものといった印象。ちらっと登場する本作のタイムマシンは今まで見たどのそれより貧乏くさく昔ヤフオクで売りに出て99,899,999,780,864 円の値がついた[タイムマシン(本物)]を想い出した。 【皮マン】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-04-22 16:41:52) |
58.《ネタバレ》 一般的なタイムトラベル系SFとの差異は、サイキック要素を取り入れた部分でしょうか。ただし、この脚本ではあまり意味が無い気がしました。せめてレインメーカーは“幼少期から超能力を発揮していた”という設定を活用して、3人の候補者からレインメーカーを特定する課程が必要だったと考えます。いくら愛する妻を救うためとはいえ、無関係の子供を殺せるブルースに同情できるはずもなく、現在のジョーと未来のジョーの性格の違いに戸惑うばかりでした。結末も唐突。そして安直で感動に繋がり難いと感じます。それにしてもブルースにマシンガンを使わせてしまうと、『ダイ・ハード』と見分けがつきません。もしかしたら観客へのサービスのつもりかもしれませんが、そのサービス要らなかったです。 【目隠シスト】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-03-30 21:29:27) (良:1票) |
57.う~ん、それなりに、面白かったかな.. 昨今の、ネタ切れ状態のハリウッド映画の中では、この斬新さは、評価出来ますね~.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-08 13:38:08) |
《改行表示》56.《ネタバレ》 納得できない点が一つ 未来では殺人がほぼ不可能の設定で 女を簡単に殺すのはどうかと。 その後男は電気ショック(?)で気絶。 どう考えてもおかしい。 そこが気になったので マイナス2点でこの評価です。 【ミッド】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2014-02-17 20:39:34) |
55.《ネタバレ》 この映画のキモは「30年未来から」という時間設定にあります。タイムマシンなんだから100年でも200年でもいいだろうに、当事者がまだ生きてるだろう30年という不自然な設定を何の説明もなくもちこんだことで、はじめてこの映画のストーリーは成立するわけです。「何の説明もないワンアイディアを決めうちで設定する事でいろいろ都合がいいシチュエーションを作れる」という点では、ガンダムのミノフスキー粒子を思い出しちゃいました。観る前はもっと大作を想像していたのですが、意外と小粒でよくまとまった佳作。突っ込みどころは多々あれど「時間旅行の理屈は複雑でわけがわからない」と劇中で語らせてるので突っ込むのは野暮ってことで。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-28 23:36:22) |
54.《ネタバレ》 タイムリープものってのはとにかく設定が大事、になりがちだが、この映画では「とにかく難しい話なんだよ!理解不能なんだよ!」とセリフにあるので潔いなぁと。さておき、バタフライエフェクトを観たことがある身だと、ストーリーの魅力が弱かったです。序盤のパラレルワールドの見せ方で、なんか置いてけぼりくらった感がありましたし。悪の帝王候補の3人の子ども、3人である必要はあったのかしらん。 【元祖】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-01-09 22:40:14) |
53.ちょっと意味不明なところがありつつ進んで行き、途中から主題が、運命の子みたいなものに変わって・・・。かなり予想とは違う展開を見せました。私は、単純に、未来の自分と対峙して、戦うみたいなノリの方がすっきりして新旧2大スターの演技合戦を観たかったです。未亡人(夫は死んでいないかもしれない)もまぁまぁ普通に美人ですが、突然、誘ったりして何か、軽い女に見えました。もともとそういう役ではありましたが。イマイチ理解できない作品でした。 【たかちゃん】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-12-08 21:53:13) (良:1票) |
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52.《ネタバレ》 ルーパー、それは30年先の未来から送られてくる人間をただ黙々と殺し続ける仕事。ループ、それは未来から送り込まれた自分を秘密保持のために自ら殺し、その後、30年間の余生を保障されて引退すること。ルーパーとしてひたすら職務をこなしていたジョーは、とうとう自分のループの時を迎えてしまった。だが、一瞬の気の緩みから、目の前に現れた30年後の自分を思わず取り逃がしてしまったことから、二人のジョーのお互いの未来を懸けた戦いが始まるのだった。うーん、こういうタイムワープものの常として、ある程度の矛盾は仕方ないにしても、やっぱりちょっと設定に無理があり過ぎな気がするんですけどー。どうして未来の自分をわざわざ本人に殺させなきゃならんのか意味不明。そりゃ誰だってためらっちゃうつーの。それに後半の未来っぽさ皆無な田舎の農園でのダラダラとした展開にも興醒めでありました。こういう、近未来のF・K・ディックぽい設定は本来は好みなんだけどなー。残念ながら、僕には同じブルース・ウィリス主演の傑作「12モンキーズ」の劣化版といった印象しか残らなかったです。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-11-24 22:51:58) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 タイムパラドックスを扱った作品は多々あれど、この作品はかなり緻密にタイムトラベルについて表現出来ていると思います。 既に皆さんが指摘している数々の場面も、きちんと説明出来ているのではないでしょうか。例えば、近未来のスラム街の荒廃ぶりやクルマや武器のアンバランスは、何らかの負の出来事があった後日談として捉えれば寧ろ当然のあり方とも思えますし、主人公の友人の受けるリンチの凄まじさは、マフィア的集団ならではの「見せしめ」あるいは「思い知らせ」の手段であり、未来の人物を殺害するより残虐性が前面に出るからこその凶行だと思えます。 ラストシーンも単純には受け取れませんね。母子の愛情が未来を救うのか、運命は変えられず、結局別ルートでレインメーカーは登場することになるのか。観終わった後にも考えさせられる余韻があります。 観る前は、予告編だけの印象から「ターミネーター」シリーズのアレンジ版かと思ってましたがだいぶ違いますね。独創性と良く練りこまれた作品に8点献上します。 追加:改めて考察してみたのですが、レインメーカーが「ループを閉じる」理由が理解出来ないです。(以下、限りなく独り言です。) 現在の自分が未来の自分を殺す。 ひとつには、30年後の自分の運命を知ってしまうのだから、予測して回避可能となり、自分が自分を殺すという未来が到来しないかもしれない。そして、そのことが社会全体にもたらす影響は予測不能。 また、もうひとつには、未来の自分を殺したことによる精神的なダメージは多大であるものの、現在の自分の肉体には何ら影響が出る訳もなく、時間の流れが一人ひとりの1本の糸だと考えれば、残り30年で回転し続けるだけ。個人への影響であって社会全体には何も影響がない。 そう考えるとレインメーカーは何故「ループを閉じる」のか?もしかしたら、悪の勢力ではなくタイムマシンを全廃し歴史の健全性を確保しようとしている人物なのか?だとすれば、シドを助けたことで彼の運命が変わり、必ずしも「ループを閉じる」行動に走らず、結果、30年後の悪の繁栄を助長しかねないかも知れない。そもそも、過去に送り込んでルーパーに処刑させる行い自体が本当に悪なのか? こうやっていろいろ考察して楽しめるってことは、やっぱり良作なのかな? 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-02 23:13:27) |
50.《ネタバレ》 例えば、30年後のセスのループのくだり。あの部分だけ切り出してもSFのショートフィルムが成立するんじゃないかというおぞましさ。なんかこれ、スゴイのやってる?ってワクワクした前半。しかし。ジョーのループが登場してからのフワフワ感。悪の黒幕への復讐のために未来からやってきた彼のターゲットは、それとは知らず幼少期を過ごしている子供。それじゃあ、有名な例のアレの焼き直しじゃん。秀逸な設定がもったいない。なお、主人公である若いジョーは妙に色気があってよかったし、画がきれいなところは好き。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-29 08:25:22) (良:1票) |
《改行表示》49.ちょっと中途半端な近未来SFだよね。2044年って、エアバイクはあるけど、車は現代のに毛が生えた程度の進歩しかしていなくて、少しバランスが悪い感じがした。よくわからんが、設定を現代にして、超能力もやめればもっと面白かったんじゃないかなぁ。 やっぱり、タイムトラベルもので超能力は違和感あるよなぁ。 どうでも良いけど、未来から人が送られてくる合図はどうやって届くのだろうか? 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-22 01:05:54) |
48.主人公があの選択をして、それでもあの少年がグレたら救われないなってちょっと思いました。まあ大丈夫か・・・ 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-09-17 22:01:06) |
《改行表示》47.《ネタバレ》 悪くないと思う。もうちょっと短ければ(90分ぐらいなら)なお良かった。 超能力には必然性が感じられず、超能力は無しでストーリー組み立ててほしかったな。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-09-06 04:29:52) |
46.中盤の致命的な中だるみ展開以降、興味を持続できなかった。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 3点(2013-08-13 23:02:03) |
《改行表示》45.《ネタバレ》 タイムトラベルという有り勝ちな題材にもかかわらず、"ルーパー"という設定が独創的で興味深かったです。 序盤は説明くさい展開でしたが、ただでさえ矛盾が多くなるテーマなだけに、わかりやすくなったことはよかったと思います。 一方、もう一つの個性である"念力"については、存在意義がやや薄かったように思います。 個人的には最後の念力による竜巻?シーンのチープさにB級映画的な印象が残ってしまいました。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-08-13 12:31:03) |
44.《ネタバレ》 素晴らしい脚本だ。タイムマシンをマフィアものに適応する新視点。SF、暴力の姿を借りているが主題は「人間愛」で、真摯な命題を含む。謎の出し方が巧みで、最後までサスペンスが持続する。タイムマシンがマフィアの処刑に使われるという奇抜な設定。処刑人ルーパーの無機質な仕事・生活ぶり。将来の自分を処刑する苛酷な運命。未来でレインメイカーという素性不明のボスが君臨し、ループを閉じる。ヤングジョー(YJ)はオールドジョー(OJ)を処刑したが、そのYJが未来で妻を殺され、未来を変えるために再びYJの元へ現れるというパラレル世界の提示。子供のシド(未来のレインメイカー)が「ママを死なせちゃった。止められなかった。今のママは本当のママじゃない」と口走る。シドの驚異的なTK(念動力)。YJの最後の意外な選択。と中だるみがない。一見無関係に見えるシドの母サラの登場場面が多いのは、実は「母」が隠れた命題だからだ。YJが悪に染まったのは母親の育児放棄が原因で、育ての親のボスに恩義を感じている。優しい母の思い出は、頭を撫でられたこと。それで売春婦に頭を撫でてもらう。エンディングでサラが死体のYJの頭を撫でるが、これはサラが母親として再生したことを示す。サラが母の自覚をもち愛情深くシドを育てることで、シドがレインメイカーとなる運命は消滅する。結果、現在から消滅したOJは妻と平穏に暮らす。YJは、シドがレインメイカーとわかったとき殺害しようとしたが断念した。情が移ったからだ。サラと肉体関係を持つことで彼女をより深く知ることができた。OJはレインメイカー候補の、結果として無垢な子供を殺し、組織メンバーも大勢殺し、シドも殺そうとした。それでも未来は変えられなかった。未来を変えたのは、YJの愛を信じる信念だ。YJは自身の生い立ちと母親との関係を鑑み、サラとシドが母子の絆を取り戻すことが最上の結末であると知り、二人にはそれが出来ると信じた。だから自分の命を捧げた。キッドが育ての親のボスに対して想像以上の愛情を感じているのも命題を補完している。不要と思えたウエイトレスが後に意味をもつなど、無駄な場面がない。フランス行きを中国行きに変えたのは、未来(OJの処刑)が現代を変えることの象徴。残念なのは低予算のため、舞台を麦畑にしたこと。麦畑の隣に簡易食堂があったり、女手ひとつの農場など無理がある。TKの必然性は薄い。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-08-03 18:17:36) |
43.《ネタバレ》 期待してただけにちょっと残念です。未来のジョーが子供を殺して同じ未来に帰れるのかが謎です。現在のジョーがフランスに行きたがる理由もわからないですし。それにしても殺し屋集団は弱かったな~(笑)ところであそこまで国が廃れてたのは何故だろう?ただ最後に自分を撃つのには少し驚きました。 【ぷるとっぷ】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-07-30 22:54:06) |