《改行表示》43.自分と永瀬の役どころは全然違うけど、やっぱり自分と父親とに置き換えている部分がありました。 これ、観る時の年齢で感じ方が変わるだろうな。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2013-03-16 10:02:57) |
42.寅チームの役者が出ないことに気分一新の気合いを感じる。渥美清が全然出ない山田作品は二十数年ぶりだろう。原作ものだが、今でも『下町の太陽』は可能だ、という思いを感じ、この浮き足だった時代に、いや、そういう時代だからこそ、地道のほうが「いいではないか」と言っている。岩手での一周忌は『東京物語』や『寅』でのヒロシの母の死の記憶が湧き上がるが、いいのは尾久。夕方の都電沿いの風物の美しいこと。岩手の田舎の場はやや観念が先行してたようだが、こちらはフィルムにくっついちゃってる懐かしさがある。山田さんの下町のエッセンスを随所に感じた。そして繰り返される「いいではないか」。方言が出ないように気を張ってるとつい文章語になってしまうのか。この言葉の硬さが気持ちよい。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-02-13 10:30:39) |
41.なんかね、これ観ていると何気ないことなのに、ああ、わかるって共感してしまう。年かな。脚本、俳優。いいですね。なんか、ふっと小津監督を思い出したのは気のせい? 【min】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-12-10 20:14:24) |
40.《ネタバレ》 時代の流れで核家族化が進行することには逆らえません。行き場のない父親の寂しさが伝わってきます。そんな父親は、過去の思い出がキラキラと感じてしまう。仕方ないでしょう。出来の良い息子に厄介者扱いされるよりも、世話のやける息子の面倒を見てあげるほうが、年老いた父親にとっては幸せ。幸せのかたちは人それぞれ、色々です。 【VNTS】さん [インターネット(字幕)] 6点(2012-11-23 14:24:44) |
39.90年代制作なのにものすごく昭和の香り。父・息子・ヒロインそれぞれの演技が素晴らしい。永瀬正敏の良さに開眼した作品。東京で生まれ育ったので地方出身者ならではの感情移入が出来なかったのだが、逆に方言の持つ豊かな表現力に感動した。父と息子のぎこちない交流も、標準語でさらっと演じてはここまでの味は出せなかったと思う。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-05-21 16:41:29) |
《改行表示》38.《ネタバレ》 永瀬パートは、程よい苦悩と青春と、チョーさんや田中邦衛のコミカルさで見やすかったんですが、彼が不在のパートでは、リアルにお爺ちゃんと家族の憂鬱を見せられるシーンばかりでちょっとしんどい。どこにも悪意が存在しないのにこんなにしんどいなんて、何とこの世は世知辛いんだ。 それだけに結婚報告のシーンは素晴らしく、涙がちょちょ切れそうになりました。僕も早く一人暮らしのオヤジにめんこい嫁っ子を紹介できたらいいなぁ、と思うのでした。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-11 15:10:01) |
37.《ネタバレ》 ○もう20年近くも前の映画なのに、若者像、老人像ともに今もめちゃくちゃ通じるところがある。残念だが。○老人ってこうやって追いやられ一人になっていくのか。三國連太郎がアパートで歌うシーン、最後に家に帰って妄想するシーンには感動した。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-11-29 12:06:53) |
《改行表示》36.制作後ほぼ20年たっっていたさすがに時間の経過が感じられます。 特に出演陣これは今となっては実現しないであろうキャスティングで 重厚感だしてますね。この作品を理解できるのは40台以上からかなあ 回想シーンや空想シーンのたのしさんと現実のさびしさのコントラスト が対局的なのが印象的でした。 【K2N2M2】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-01 16:26:19) |
35.三國連太郎が、とにかく素晴らしい。ちょっと前の映画なのに、現実の問題が今とまったく変わらないのは辛いですが、、。次男のアパートで「お富さん」を歌う場面に感動しました。家族団らんのイメージ(思い出)の場面はとてもとても切なかった・・。こうやって人は老いていく。現実なんだけど、切ない。今を一生懸命生きよう・・今の幸せを大切にしようと思った。 【グレース】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-26 23:29:56) |
《改行表示》34.この映画は、物語の随所に現実臭さがあるものの、それでもまだ美しいドラマの形を保っている点がとても素晴らしい。 こうやって絵に描いたように純情に生きるのも良いんじゃないかなと思わせてくれる微笑ましい作品。 【タックスマン4】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-02-09 23:27:58) |
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《改行表示》【ジダン】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2009-01-25 11:18:20) |
32.見たのはだいぶ前のことなのに、今でもハッキリと、物語とその時の印象を覚えています。タイトルは息子ですが、親父の心の移ろいを、息子の成長と共に、静かにとらえています。この時はまだあまり有名ではなかった和久井映見が、とても清々しく演じていました。三國連太郎はさすがの演技です。 【shoukan】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-06-01 18:42:11) |
【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-24 23:20:42) |
30.三國連太郎の演技は指先の動き一つまで充実。原田美枝子様はいつどこで見ても魅力的。ケーシー高峰、浅利香津代、奈良岡朋子など、ごく僅かな部分にも最適な役者を配したキャスティングもなかなか。問題は、各登場人物が吐く台詞がどれもこれも説明的で興醒めすること。これだけの俳優陣と演出力だったら、何も言わなくてもいろんなことが表現できたと思うけどな・・・。せっかくの作品世界の価値を削いだ脚本家の責任は大きい。あと、サブタイトルの画面登場も余計。 【Olias】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-11-03 21:11:12) |
29.《ネタバレ》 ほのぼのしてました。しかし何と言っても和久井映見が良かったなぁ。優しさに溢れていました。そりゃ一目惚れするわ。 【ギニュー】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-29 07:19:45) |
《改行表示》28.小学生の時に観たときは地味な印象でしたけど今観るととてもいい映画だと思います。話自体は何か大きな事件が起こるわけでもなくドラマチックな展開になったりする訳ではないのだけど映像からは様々な人の気持ちが伝わってきて暖かい気持ちになれます。下手にストーリーが凝ってたり感動的にしようとするとこの映画のよさは失われると思います。 また永瀬さんは、地味でさえない感じの次男の役をとてもうまく演じています。山田監督と永瀬さんが相性がいいと感じるのは私だけでしょうか。あと三國さんの父親もとても良かったです。三國さんはあんまり山田監督の映画には出ていませんがまた出演してみてほしいです。 あと音楽と映像の組み合わせもとても好きです。やはり高羽さんの撮影する映像を見ると山田監督の映画って感じがしますね。この作品は私の一番好きな映画となっています。 【もん】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2007-07-30 15:58:40) |
27.父子の絆、恋をして変わること、日本の日常の風景、いろんな日常がいい感じに詰まってる。 【Michael.K】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-28 02:41:04) |
《改行表示》26.悪くはないんだけど、セリフが定型かつ説明的で、題材の割にリアリティを欠く。 例えば田中邦衛にしたって、饒舌な愚痴を吐かせるより、もっと言葉少なに厭世観が 表せないものかと。苦節を数十年も味わえば、わざわざ力んで口に出すのも嫌になる と思うが、サーフボードの車に八つ当たりする場面には首を傾げる。 新入りが来たんで、ついつい気持ちの全てを吐露したと云えば腑に落ちなくもないが、 チトやりすぎに映った。 あと、惚れた女性の聾唖であると、他人に教えられるまで全く気付かなかったって、 少々鈍感過ぎないだろうか。 女性が手話をする機会がないうち恋愛熱が沸騰したというなら詮無いことだけど、 あまりに絵に描いたような「田舎者=純情(単純)」の図式に古めかしさを感じずには いられなかった。他にも挙げればキリがないほど細かな難はある。 それでも父親に女性を紹介する場面は心温まる。みんな芸達者ばかりだし、長さんを始め、 レオナルド熊、ケーシー高峰、松村達雄、浜村純など、私のツボにくるキャスティング。 とかく傑作の呼び声高い作品だけど、私としては色んな面で惜しい作品だった。 【丹羽飄逸】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-01-19 16:29:22) |
《改行表示》25.《ネタバレ》 浦安・行徳近辺に住んでる人は気が付いたと思いますが、長男夫婦が住んでるのはは「ハイタウン塩浜」ですね。近所なのでよく知ってます。所詮公団住宅ですから住民のレベルは中の下で、ココから抜け出せるか否か一つの分かれ目のような、あんまり雰囲気のよくない所です。どういう経緯でココを選んだかはわかりませんが、長男夫婦の大衆感覚というか、俗っぽさを演出するには格好の場所だと思います。一方次男カップルの方はある意味世間離れしているというか、やや設定が極端なような気もします。好きなら聾唖だろうがなんだろうが一緒なるし、好きな人と一緒になる事が、別に特別な事だとは思わないし。ワザワザ相手役を聾唖者というか障害者にするのがなんかアザトイ感じがする。言いたい事はなんとなく判るんですが、老人にFAX持たせて雪道歩かせるるのはどうかと思うし(郵送すればいい)、なんか個々の設定・演出がクドイというか過剰なのが難点です。 <追記>15年ぶりに再見。バブル時代の作品だが、令和の時代から見ると「こんなに暗かったっけ?」という印象。あえてアンチバブルの作品に仕上げようとしたのかもしれないが。次男カップルが好意的に描かれる分長男夫婦が俗っぽく思えたのだが、見返すとそんなに悪いわけでもない事に気づく。今ではよく出来た夫婦の部類に入るだろう。クドイと感じた演出もいろんな作品を見たせいかイガイとあっさりしているという印象に変化。まだネットもない電話・FAX時代のノンビリさ故だろうか。障害者を憐れんだりするのもさすがに古臭くて、いろんな意味で時代の変化を感じる作品でもある。 |
《改行表示》24.父にとって不出来と思われた弟が一人の聾唖の女性に出会い、その生き方に共感し、 二人で人生を正面から見据え、戦っていく様が素晴らしい。父からみた二人の息子。 二人の息子から見た父。今はどちらの立場もよく解る。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-08-19 16:18:29) |