21.アリのような存在になっている人間とそのもの虫を飼うように人間をペットにする宇宙人。ある意味、アニメ版猿の惑星とも言える。絵は独特の味わいがあるし、ストーリーもなかなか。深読みすると別の面白さもありそうだ。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-30 23:17:12) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 これは凄い。今まで見てきたアニメ映画にはない感じ。 むしろこういう雰囲気は実写で感じることが多い気がする。 とにかく全てがユニークであり斬新だった。今見てもなお。 多種多様な数々の生物や兵器、アイデアなどびっくりするほどだったし 映像だけかと思いきやとてもストーリーなどの部分も楽しめた。 誰もが想像した自分たちよりも大きな存在に支配されるという恐怖を感じた。 小さい頃に想像したものがもろに映像になったような。 いやー、いい映画だった。 【05】さん [地上波(字幕)] 10点(2007-07-11 14:55:12) (良:1票) |
19.深夜テレビで何気に見て「気持ちわる!」と思いきや、どんどん引き込まれて最後まで・・・。上品なフランス語に反して絵と色彩と音楽が不気味だし、技術なの意図的なのか鈍くてぎこちないモーションやエロで残酷な描写も気味悪い。まさに唯一無二の世界観のアニメですねえ。ドラーグ人の視点で見ていた私は脆くて無力な人間にイライライライラ・・・ 【餅】さん [地上波(字幕)] 7点(2007-03-18 02:54:51) |
18.これは凄い。日本人ではちょっとこの雰囲気は出せないなと思います。日本産やディズニー・ピクサー等の娯楽アニメに慣れた自分には、新鮮な驚きがありました。最近観た『ベルディブ・ランデブー』にしてもそうですが、とてもアーティスティック。大人向けだと思います。そうはいっても自分は日本のアニメ、それもがっちり子供向け、ファミリー向けの作品が好みです。でもたまにはこんな作品もいいと思いました。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-24 17:24:43) |
17.ドラーグ人の不気味な半魚人顔、気持ちわるぅぅぅぅぅい!!ほんと、脳みその記憶装置にきっちりこびりついて離れなくなるとても印象的な映像ですね。ストーリー自体はたいしたもんじゃないと思いますよ。カルトっ気ある妖美さと毒っけ。これでもうOKです。ルネ・ラルーの3部作ではやっぱ一番かな。 【あろえりーな】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-03-03 01:43:53) |
16.《ネタバレ》 これは他の二作品(「ガンダーラ」と「時の支配者」)を観た後に観たのですが、それでもやっぱり本作が一番印象に残りました。確かに内容的には「猿の惑星」にも似ているけど、個人的にはこっちの方が奥が深いと思いました(本気で)。まずアイディアがシンプルながらも素晴らしい!未知の惑星で巨人族に虫けら同然に扱われる人間たち、現実世界では鼠や害虫から見れば人間こそが巨大なドラーグ人でしょう。そして"人間絶滅作戦"に使われた兵器のユニークさ、イガムに住む生物の造形やドラーグ人の生態系にも強く興味を惹かれます。ラストも意味深な余韻が残って良い。難点はレンタル店でソフトを見つけることが極めて困難な点でしょうか、地域によってはテレビ放送などもされているようですが。ちなみに自分はTSUTAYA新宿店で借りました、ご参考までに。 【かんたーた】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-28 13:26:12) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 これは。。。!!!チェコすげえ。フランス語のきれいさが不気味。ヤンシュワンクマイエルとか好きなひとはやっぱり好きなのでは?ラストがおとなしすぎたけど、これはすごい映画。生殖のへんとか、結構いやらしいのがまたすごい 【ガム】さん 9点(2005-01-23 10:24:39) (良:1票) |
14.この邦題(英題)、皮肉として使われているのなら素晴らしいけれど、そうではなくただ単にキャッチーなものに変えたかった、というつまらない意図が見える。原題は「野蛮な惑星」。このままの方がよっぽど洗練されている。奇妙な設定と世界観、独特の絵やその動き、どこかしら漂う絶望感。醸し出される奇妙な排他性と残酷さ。訳も分からず感じるのは、神経を微妙に逆なでされるような不安感。そんな作品。捻くれたアートアニメが好きな方に。 【ひのと】さん 9点(2004-08-06 17:40:35) |
13.カンヌ映画祭特別賞受賞。切り絵をコマ撮りして4年がかりで作り上げたアニメだとか。ご苦労さんです、さすがにその労力に見合う効果が出てるとは思えませんけどもね。しかし、陰影が細かく描き込まれた原画が、その原画のままアニメーションとして動く様は、まさに、「動く絵本」といった感じを受けました。ただし・・・子供の頃あんまし好きじゃ無かった不気味なタイプの絵本、ですが。青い巨人族に虐げられる人間達の姿が描かれており、設定といい、風景といい、ハッキリ言って気持ち悪くて怖い。音楽も怖いんだけど、さすがにこれは時代を感じさせる。ストーリーは---あんまり大した話じゃない気もするけど・・・全編に渡り横溢する原始的かつ神秘的な雰囲気は、確かに大きなインパクトを残します。う~む。これだったら、日本のアニメだって戦略的に売り込んでりゃ、もっと早くから世界の表舞台で高い評価を受けてたんじゃないかという気もするが。ところで人間の走るシーン、なんで皆ヘッピリ腰なんでしょうね(無力で哀れな感じは強調されてますな)。 【鱗歌】さん 7点(2004-02-14 19:17:31) (良:1票) |
12.中学くらいの時に深夜テレビで見てから、この間某局が放送してくれるまでずっと探してたんだよ~。ビデオ屋にないんだもん。何年たっていよーがドラーク人のお顔はやっぱり忘れられません。でもほんと、このお話の中でドラーク人が人間にしてる事って、私達がほかの動物(犬とか猫とか虫とか)にしてる事と変わらないような気がする。だからあんまりドラーク人を悪いとか思えません。あと内容以外でいうと、音楽がいいですね。あとは、私が見たヤツは字幕がひじょーに見にくかった。字幕お見るのに苦労して、話に集中できなかったところもあった。おしい!!てことで9点。 【ショウガ焼き】さん 9点(2004-01-28 04:04:41) |
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11.《ネタバレ》 無気味な世界感が好き。その音楽もすごく良い。けれどさらにテーマが良い。ドラ-グ星人が人を虫のように扱うが、虫を命のあるものとみれる人はどれくらいいるのか。犬や猫と生活していても飛んでいる虫は殺してしまうのでは。けれど、人も犬も虫も命のあるもの。切り絵で作ったというアニメーション芸術にこのテーマ性。いい作品だと思う。 |
10.《ネタバレ》 原画を1枚1枚長い年月をかけてつなぎ合わせたというある意味大作なわけだが、かなり独特な世界観は感じられたけど、少しテーマが重かったので、見終わった後はドヨーンと沈んでしまった。人間は昆虫のアリの世界みたいなもんかな。柔よく剛を制す、というか。人間を野蛮人種と言ってるが、人間何もしてないぞ?その知識と教養が脅威とか言ってたけど、ただドラール人に怯えて隠れて生活していただけで…ドラール人が駆逐しようとする理由がよく分からんかった。もしそうならデカいんだからまとめて始末すればいいものを、チマチマとしててじれったかった。血を見ない戦いが続いていたけど、結局はそうなってしまうんだよな…アニメながら難しいテーマが詰め込まれてます。 |
《改行表示》9.1980年頃だったか、この映画について「すごい名作」だと噂だけは聞いていたのだけれども、何しろ当時こんな映画は普通に暮らしているかぎり観る機会がなかった。1982年だか83年だかに近所の高専のアニメ研がどこからかフイルムを入手してきて文化祭で上映することを知り、勇んで観にいったわけですが.....何しろ上映されていたのは字幕もなんもない原語版。わけもわからず呆然と見るしかなかったのがいい思い出。 だってフランス語なんだよ。ただでさえシュールなのに、しゃべってる言葉がフランス語となると一介の高校生にすぎない私にはもう...。 ちなみにこの映画の原題は「ファンタスティックプラネット」なんて綺麗なタイトルではなくて「ラプラネットソヴァージュ」 つまり「野蛮な惑星」です。英語のタイトルがなんでこんな偽善者ぶったタイトルなのか理由は全然不明。当然ですが本来の原題の方がよほど映画の本質を表していますね。 【あばれて万歳】さん [試写会(字幕)] 4点(2003-12-25 17:44:56) (良:1票) |
8.見てて不気味としか言いようが無かったけど、なんだか不思議な気分になれてよかったかなw |
7.独特の世界観がものすごく光っている。ドラーグ人の顔は一度見たら忘れられない・・・ 【ヨッシィ】さん 8点(2003-11-14 02:37:48) |
【さみー】さん 8点(2003-04-28 22:00:34) |
5.開始から大爆笑させてもらいました。ラルー作品の中では一番かも。何気ない音楽にトバされる事必至。凄い作品だと思います。映画「セル」でJ・ロペスがニヤニヤしながら見てるシーンもイイ 【venom】さん 8点(2003-01-12 17:56:06) |
4.高い芸術性を感じました。ちらっと雑誌を見ただけでひかれまくる独特の絵はたまらないです。世界がとても出来ていておもしろいことこのうえないです。 【しゃぶ】さん 9点(2002-11-20 18:18:54) (良:1票) |
3.まず、これがレビューされていることに驚いた。よく見てるな~(って、おれもだけど)。怪奇幻想SFとでもいうべき、シュールなイマジネーションに満ちた異色のアニメーション。やはり作画担当のローラン・トポールの異才に負うところが大きいのだろうな。 【mic550】さん 8点(2002-10-21 00:39:54) (良:1票) |
2.セルを使わずに、切った紙を背景に置いて動かす。余計な色は塗らない。こうやって4年かけて作った映像は、博物誌の挿絵が動き出すようなすごい効果を生んだ(マネする長編アニメも二度と現われなかったが…)。黄ばんだ紙の感触を重視した空、生物たちの奇怪なカラーリング、ノロノロとしたドラーグ人の動き。この世にない百科事典を読んでお話を空想するような、不思議なのめり込み方ができる映画。 【エスねこ】さん 9点(2002-08-31 20:21:55) (良:1票) |