75.ペル保安官補の妻の強さに、強く心打たれた。この話が、相当史実を曲げたものである(実際にはFBIはなにもやらなかった)ということを聞いて、かなり失望したことは別として。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-23 08:15:42) |
74.《ネタバレ》 どこかユーモラスで、熱血漢で、ちょっと乱暴(笑)なやつ まさにジーン・ハックマンですね ほんとよく似合ってる やっぱりポパイですね(笑) それに デフォーも負けてない 全く違うキャラの二人をうまく描いた監督の手腕はさすが(KKKを題材にしたこともスゴイ) なかなか見応えのある名演でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-04 08:45:01) |
73.ジーン・ハックマンの迫力。どうしても最後は王道パターンに行き着くが、ラストシーンは黒人だけではなく白人も燃えた教会の跡地で聖歌を歌い、かすかな希望が見える。しかしそのあとに映し出される無数の黒人の墓は、その希望の前にどれほどの命が犠牲になったかも雄弁に語っている。FBIの彼らにできる仕事はもう無い。だから彼らは満足も笑顔もなく立ち去るのみなのである。法だけで全てが解決するという能天気な考えではないことは明らかである。事実と異なるという意見もあるが、史実を描くのが映画ではない。それどころか、登場するFBIに黒人が一人も居なかったのはむしろ史実に敏感だったのではないか。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-08 17:56:20) |
72.《ネタバレ》 タイトルにある通り終始観てる側の気持ちもバーニングさせてくれる映画。決して映画だけの存在ではない人徳の欠片もないヘドが出るような連中の理不尽な行動には多くの人がリアルに怒りを感じると思います。この憎むべき存在に立ち向かう主人公二人への感情移入度はハンパないですね。ウィリアム・デフォーとジーン・ハックマンはハマりすぎてるぐらいハマってました。それと終盤の方に急に登場し出すクリストファー・ウォーケン似のFBIがすごいイイ味だしてるのに少ししか登場しないのがすごいもったいないと思います。 映画としての満足度は10点つけたい所ですが、保安官補佐の奥さんが暴行されるのは序盤の食堂の黒人が暴行された時のことでわかりきっているハズなのに保護も何もせずに事が済んだ後に怒りを露にするとこは稚拙でここは減点ですね。やっぱりラストの罪に対する刑の軽さは納得いかないですが、これは逆にリアルに感じました。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-05-27 21:46:42) |
71.《ネタバレ》 最近公開された「ヘルプ~心がつなぐストーリー」を観て思い出したのが、同じディープサウスを舞台にした「フライド・グリーン・トマト」とこのサスペンス映画。おそらく意識的に、わざわざそういう顔つきの素人を現地エキストラとして集めたに違いないと思われるほど、事件を無表情に傍観しているだけの「普通の白人住人たち」の貌つきが、皆病的でやたら怖い。彼らのこの不気味な表情が、かつてこの州に蔓延していた狭量な偏見そのもののようにも見えてくる。ハックマンとデフォーはほぼ互角の白熱した演技を披露。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-05-09 22:29:24) |
《改行表示》70.人種差別をテーマにしたサスペンス・ドラマ。やや宗教色が濃い部分はあるが、 決して取っつきづらいという印象は受けない。キャラの相反する個性的な主役二人を配し、 事件の真相を解明していくストーリー展開は十分楽しめるのではないかと思う。 ジーン・ハックマンは、相変わらずアクが強いけど・・・。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-23 13:13:31) |
69.《ネタバレ》 KKK、完全に異常だ…。人間がどうしてあそこまで残酷になれるんだろうか。ジーン・ハックマンが怒りを爆発させる場面でスッキリできたけど、下された刑の軽さにはモヤモヤ感。黒人が逆のことをしたらこんなものじゃ済まないんだろうし。映画としては良く出来ていると思う。濃い2時間だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-06 21:20:08) (良:1票) |
68.《ネタバレ》 この映画を観たのは何度目だろうか? なぜか評価をしていなかった。家の鑑賞環境が5.1チャンネルになったのを機会に観てみたのですが、やはり私のツボにドンピシャな映画。ジーン・ハックマンとウィリアム・デフォーとのやりとりも、よくある「お坊ちゃんエリート」VS「たたき上げ」の構図だが、二人の名演により全くありきたりさは感じられない。「人種差別は存在するんだ」という悲しい事実を胸に刻みつける映画。昔話で今は全くない話とは思っちゃいけない。。。。 |
67.ジーン・ハックマン演じるFBI捜査官の活躍で事件は痛快な解決に終わる。しかし、黒人の公民権が確立されていないこの時代、陰には数百倍の未解決事件があったろうことが容易に想像でき、胸が痛む。 【次郎丸三郎】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2012-01-28 17:51:36) |
《改行表示》66.事実と違うと批判されている方もみえるようですが、映画としてはよくできている と思います。話とは関係ないですがジーン・ハックマンの笑顔がステキでした。 【DKⅢ】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-12-11 21:09:56) |
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65.アラン・パーカーの映画作りは相変わらずお上手で、この映画も社会派作品でありながらハラハラと手に汗握りながら楽しむことができます。「社会問題を誰でもわかる娯楽映画にしてみんなに啓蒙する」ということはハリウッドのお家芸ですが、本作はそんなハリウッド伝統の良心作に仕上がっていて、文句なしに面白い映画だと評価できます。。。ただし製作者に自覚があるのかないのか、同時にアメリカ人の無神経さも出てしまっています。ロバート・ケネディの命を受けたFBI捜査官が南部の田舎町に現れ、救世主の如く黒人を救う物語なのですが、悪いことは南部の田舎者に押し付け、自分達は正義と平等を愛する美しき精神の持ち主ですと言わんばかりの姿勢。「差別はあった。でも悪いのは偏狭な田舎者で、大多数の白人は善人ですよ。ほらこの通り、僕達は差別主義者をこらしめるよ」という居直りのような映画だなぁという印象を持ちました。なんせ、KKKを演じているのがブラッド・ダーリフにマイケル・ルーカーにリー・アーメイですよ。「悪人です!」と言わんばかりの面々。差別問題ってそんな単純な問題じゃないでしょ。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-11-27 22:16:24) (良:1票) |
64.《ネタバレ》 解決の糸口が保安官補の奥さんの証言からだけど、旦那を裏切るだけの動機がいまいちわからなかった そのあと自分に降りかかる不幸を考えたら 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-17 22:03:46) |
63.《ネタバレ》 やや冗長気味のところはありますが、社会派映画としてはサスペンスの盛り上げかたは上手い。ラストはカタルシスがあるようでないような微妙な終わり方です。米国ディープ・サウスの価値観が大嫌いな自分ですが、それにしても地元住民の卑しく醜いこと、これが実態なのかそれとも誇張されているのか。ジーン・ハックマンは『フレンチ・コネクション』のポパイ刑事を彷彿させるキャラだが、より人間味をました深みのある演技でした。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-19 21:23:06) |
《改行表示》62. 実際の殺人事件をモデルに作られたようだが、冒頭の「1964年」のテロップは最後まで楽天的にさせてはもらえなかった。 1964年といえば、ビートルズが初渡米した年。 ベトナムが空爆を受ける前年。 アメリカが特に変わろうとしている年だったはず。 でも、それ以上に考えさせられたのはKKKによる「人種差別」。 これを他人事と考える日本人がいたら、私はもっと真剣に考えるべきだと訴えたい。 50年後、日本の人口は現在の半分になると言われている。今も介護ヘルパーが足りないという理由で東南アジアから外国人を招いている現実。 現在在住する友好的な外国人ならまだいい。 しかし、自国の営利目的のために招かれた人たちと私たちは共存することができるか? 私たち日本人はKKKほど残虐な行動を取らないと信じたいが、横浜ではアメリカ兵が街中で老人を殴り殺して財布を奪い、その金で風俗店へ足を運んだという事実がある。周囲の日本人は誰一人助けようともしなかったという。 沖縄のアメリカ兵によるレイプ事件もそうだ。 と言いながら、私たち日本人は自分より弱い者に対する「いじめ」という娯楽まで覚えてしまっている。 私たちは…特に発展途上国の違う文化を受け入れ、共存することはできるか? 私たち日本人は、1964年のミシシッピーの住民と同じ、人種差別の第一人者である自覚をまず第一に考えるべきだと思う。 【クロエ】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-07-29 04:40:21) |
61.《ネタバレ》 社会派の良作。この時代の出来事はよくテーマにされ、そして共通して言えるのはベルの奥さんが言っていた「憎しみは生まれつきじゃない。教えられたの」まさにこの一言。誰かが熱意だけできれいに事件を解決しようともそれだけで済む問題ではない。そして、FBIのエリート捜査官扮するウィレム・デフォーが自分のやり方だと無理なことに気付き、ジーン・ハックマンに頼る。汚いやり方には汚いやり方でと、人間味あるハックマンはハマリ役だし、そのやり方も一理あると思える。しかし、みんな刑が軽く感じた。これだけ大きく取り糺されてもやはり時代は時代なのだろうか。それにしても、実話を基に社会問題と捜査劇をこれだけ上手くまとめるのは凄いと思う。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-06-16 23:48:56) |
60.どの程度脚色されているかよく分かりませんが、当時のアメリカ南部の雰囲気がよく伝わってくる作品です。冒頭の水飲み場のシーンが印象的です。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-01-01 15:57:10) |
59.《ネタバレ》 社会派としてはあまりにも事実をねじ曲げすぎ。エンターテイメントとしては力不足。ラスト付近で突然どたどたとなる感が否めない。なので恐怖の盛り上げ方とかは良かったのだがこの点数。 【θ】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-12-18 19:32:49) |
《改行表示》58.《ネタバレ》 なんとあのジーン・ハックマンがFBI役。 やはりハックマンはハックマン(爆) 「フレンチ・コネクション」とだぶりました(苦笑) たぶんほとんどの人がFBIふたりならハックマンを褒めると思う。 けれど私はウィリアム・デフォーが気になって仕方がない。 彼は本当にいくつもの顔を持っていますね~ 今回の役もメガネをかけてまるで変装状態(爆)なのに、 こいつはいくら顔を変えてもウィリアム・デフォーだ!と。 切れ役が得意なので心配したんですが無用。 どこか昔のイギリスの映画っぽい感じで意外とクールなFBI役が合っていた。 このふたりの組み合わせって普通考えられませんよね。 感覚的には「L.A.コンフィデンシャル」を観てるような娯楽感。 そして内容はKKKと言われる白人至上主義団体によるある事件。 前半のうねるように走る車を縦に撮る映像は、 そういえば同監督のケビン・スペイシー主演の同じような系統の映画、 「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 この作品の前半にも出てきました。 まさに映像美・・ 作品は両方とも社会派映画なんですがこちらのミシシッピー・バーニングのほうが面白い。 あと前半の映像の面白さという点では「激突!」を思い出した。 前半はスピルバーグ映画みたいなんですよ。 観ていて「ミュンヘン」のようでもあるなぁとか思いましたから。 後半から「ゴッド・ファーザー2」のような報復映画になり、 ここらはもうテンポよく娯楽作としても退屈しない。 結局正義が最後に勝つという図式ではあるけれども、 それでも根本は変らないから終わらないという、 混沌とした曖昧なものを残している・・ しかし後味が悪いわけでもない。 曖昧な歴史が作った差別と利用したKKKという団体。 弱いものはさらに弱いものを叩く。 一番罪なのはそれを見てみぬふりをすること。 われわれも同じ罪人だと、 ウィリアム・デフォーがつぶやいたセリフが全てです。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 07:05:47) |
57.社会派映画の佳作。どこまでも正攻法で、公民権運動時代の南部の人種差別を描く。当時のリンチやKKKの映像などを見れば、ここで描かれているものが決して誇張でもなんでもなく、南部の現実であることはよくわかる。ちょっと誤れば、わかりやすい正義の味方(FBI)対悪役(KKK)の構図になりそうなところを、あまりに執拗な差別のなかに描かれる白人男性側の黒人に対する恐怖や、そうした男たちをどこか冷めた目で見ている南部女性の姿などが、複雑な南部社会の姿を浮き彫りにする。エンターテインメントとしてのカタルシスはあまり感じられないかもしれないが、社会派好きな人にはお勧めの映画。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-25 14:03:50) |
56.閉鎖的な土地では、やはりどこか異端を排除するような傾向が出やすいんですよね(もちろん断言はしません)。誰しもが心の奥に持つ暗い部分なのかも知れませんが、その究極の形がこうした人種差別なんだろうなと。現在、閉鎖的な地に住む私としては、日常の中にその小さな欠片を感じ、ヒヤリとすることがしばしば。まあ映画なので事実と違う部分はあるのでしょうが、シグナルを鳴らす意味では、成功しているのではないでしょうか。実際怖かったですよ、とても。途中で止めたくなるほど、恐怖を感じました。集団の悪意というのは何やらものスゴイ勢いがあって恐ろしい。物語としても面白かった。最後まで観てよかったです。 【タマクロ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-03 11:27:54) |