78.《ネタバレ》 素晴らしい。感動した。私が父親なら、あそこまでできない。悔しいし悲しいけど事実だ。終盤にエルカ酸の精製に黙々と取り組む医者が登場するが、この役を演じているのは実際に精製を行ったサダビー氏本人とのこと。最後のスタッフロールでの演出といい、この映画は粋な作品だ。良い映画に出会った。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-22 01:34:03) |
《改行表示》77.《ネタバレ》 まず、これが実話だというのが衝撃的。菜種油のような身近なものが特効薬だなんて、まさに「青い鳥は家にいた」じゃないけれども、しかし事実なんだからしょうがない。だが、息子のために病気を一から勉強して治療法まで見つけ出すというその執念は鳥肌もの。 ■母親役のスーザン・サランドンが怪演。傍目見る限りただの「迷惑な母親」でしかないのだし、実際このやり方がうまくいってなかったら本当にただの迷惑な人でしかないのだが、これは成功とワンセットで見られるべきものだし、また母親の行動がすべて正しかったと本作品でしているわけでもないので、功罪含めて鑑賞すればいいのだろう。 なお、最近の作だが「私の中のあなた」が本作とまさに対をなすような作品なので、併せてみて、家族の病気への姿勢を考えてもらうとなおいいと思った。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-02 22:09:31) |
76.子供の発作がリアルで凄まじい。実話だけに非常に重い。主演の二人も良いが、むしろ教授や黒人青年などの共演者たちが印象深い。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-28 00:06:23) |
《改行表示》75.《ネタバレ》 これはずいぶん前に観ましたが再見する気にならない作品です。観ているのが非常に苦しいのがその理由です。不治の病に苦しむ子供ではなく、スーザン・サランドン演じる母親を見ているのが苦しい。確かに奇跡を起こした実話であるという部分は本当にすごいことです。 子供が風邪で熱を出してグッタリ寝ている姿でさえ、なんだか不憫で代われるものなら代わってあげたいと思うものなのに、不治の病だなんて自分がどうなるか想像もできません、なのでこの両親に対しては何も言えません。ひたすら頭が下がります。 ただ映画として観る場合、特に母親の、人を寄せ付けない跳ね付けるような、愛情というよりもむしろ狂気に近い姿を、同じく子を持つ母親であり、こうなっても当然かもしれないと思いながらも何か素直に受け入れられませんでした。やはり愛情と狂気は表裏一体ですね。 「不治の病の息子を助けるため」と言われたら不本意ながらも誰も何も言えなくなってしまうのも事実なわけです、この両親と関わった人たちの中には思いもかけず、迷惑をかけられた人たちもいるのではないでしょうか、そういう部分が極力省略されてしまっているような気がしないでもないです、厳しすぎるのかもしれないけど結果よければ全て良しみたいな終わり方が気になりました。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-10 14:04:52) |
74.幼い子供の苦しむ様は見ているのも辛く、目を背けたくなります。もう死なせてやってくれとばかり思いながら観てしまいました。両親の並々ならぬ努力にただただ感服。そして、鬼気迫る演技を見せた役者陣も素晴らしかったです。もう見たくないです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-27 23:24:06) |
73.親の子を思う気持ち。すごい。有効な治療法や薬が開発されても、医者とか財団とかしがらみ?人的な理由で世に出ない案件も多々あるんだろうなぁ。1個人が団体や医者と戦うなんて本当に凄いですね。 【トメ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-11 11:25:57) (良:1票) |
72.《ネタバレ》 凄まじい映画です。観ていて疲れました。実話と聞いてますますビックリ。観終わってすぐにロレンツォ君のその後をインターネットで調べたのは私だけではないのでは。ロレンツォ君は今も生きておられるのですね。(お母さんは2000年に癌で他界されたとか)いろいろな意味で感動しますし、社会に対する問題提起もしているように思います。観てよかったと思いますが、自分の好みの娯楽映画ではないので点数は7点にしておきました。 【ぽじっこ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-04-12 20:09:30) (良:1票) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-29 15:10:34) |
《改行表示》70.《ネタバレ》 こういう実話はレビューが難しいですね。もちろん役者陣は皆素晴らしい演技をみせてくれますし、観ていてつまらないとか退屈とは無縁の映画でもあります。でも「ドラマである映画としてより、ドキュメンタリーとして撮ったほうがよかったのでは」という意見にもうなずける部分もある。結局、映画化によりこの超人的な実話をドラマとして見せる必要があったのだろうか、という疑問が残ってしまうのです。 もちろんこの話をドラマすることによって得られるメリットっていうのは、両親の苦悩をより具体的に描けることということなのでしょう。が、それではこの医療の素人による新療法の開発という限りなく奇跡に近い偉業が、脚色という色付けによりウソ臭い代物となってしまう危険も伴う。もちろんこの映画は、そういう「苦悩のドラマ」とそれでも冷静さを失わなかったからこそ得られた「現実の成果」の二兎を追って、それなりの成功を収めた作品だとは思います。でも、その二兎はただ単に捕らえることができた二兎にしかすぎず、互いに相乗効果をあげるような関係にはいたっていないと思うのですよね。(そしてドラマ化という作業の使命はこの相乗効果を生み出すもの以外にはないはず・・・)だからこそこの実話を「苦悩のドラマ」部分を切り離した、徹底的に冷徹なる目を通してのドキュメンタリーとして見てみたかったという欲が湧いてくるのを押さえることができないでいる。そしてそんな観客は、決して私一人ではないと思うのですが・・・。 ごめんなさい。子供の難病における奇跡の物語なんてお涙頂戴で終わって当然のストーリーになっても不思議はないのに、思いがけず良質の映画だったためか、かえってハードルを高く上げてしまったゆえなのでしょう。ただの無いものねだりと言われても、言い返す言葉は確かにありませんね。 【ぞふぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-24 17:27:59) |
69.子を持つ身として正直に言うと、我が子がこうなってしまったとき、これほどの行動に出られる自信はありません。でも、多くの人、多くの親に、見てもらいたい映画であることは確かです。同時に、ロレンツォ役の子がどんな気持ちを込めて演技してくれたのかにも大いに興味があります。 【トビ&ダンナ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-03-08 11:28:06) |
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68.“これは実話です”の一言でKO。たしかに、この“実話”により、その後救われた命を思えば感動的であり、この両親の凄まじいまでの執念は崇拝に値します。それを前提で言うけれど、これはあくまで“結果オーライ”。私が個人的にスーザン・サランドンという女優を好きでないことも影響しているでしょうが、玄人素人問わず治療に後ろ向きな人々や、意にそぐわぬ看病者に対し、激しい攻撃性を見せたり、“息子のためだけ”に相手の都合も無視して遥か異国の地から人を呼び寄せたりと、“命のオイル”に辿りつかなければ、これらの行為はただの“難病児を持つ親のエゴ”に終わったんじゃないのか? と言いたくなる行為が見られ、この親(特に母親)に対し諸手を挙げて「親の無償の愛万歳」という気にはなれないのでした。もちろん、こういう強引さがあればこそ起きた奇跡でしょう。そういう部分をあえて描くことでキレイごとに終始せず、医学的な検証もキッチリされている映画の作りには感心しました。でも、私の中で、「好きな映画=何度でも見たくなる映画」なので、そういう意味では、あまり好きでないことは確かです。むしろ、映画でなく、ドキュメンタリーとして見れば、もっと素直に心に響くものがあったんじゃないか、と思います。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-05 17:32:18) (良:1票) |
67.《ネタバレ》 見ていて目を背けたいシーンがたくさんあった。子のために睡眠も我慢して看病と研究に時間を注いだがなかなか効果が現れず、イラついて人に当たり、そんなシーンは子だけではなく両親にとっても痛々しい病気と思えたからだ。しかし、ロレンツォはよき理解者をもった。通常なら諦める病状を少しでも回復したいという両親の愛情は何物にも変えがたい強いものであり、私も同じ状況だったらどんな行動をとるのかと、いろいろ考えさせられる良作品だった。 【超甘味王】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-28 19:53:29) (良:1票) |
66.この映画を通じて、なるべく多くの方にこの病気の現状について知っていて欲しいと思いました。スーザン・サランドンがすばらしかったです。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-22 17:44:17) |
65.素晴らしい作品だった。子供に対する親の想い、圧倒された。難病に対する医学界の現実や、コミュニティーの現実など問題がよく理解できた。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-22 17:23:31) |
64.俳優たちが素晴らしい演技を見せているため、この実話をドラマ化した意味はあったのだろう。作品から生きる希望が力強く伝わってくる。ドキュメンタリーでも良かったのではと言う意見には頷けるが、ドキュメンタリーも作り物だし、撮り方によっては胡散臭いものになってしまう。今回はドラマで成功したからそれで良かったのだと思う。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-02-24 11:20:38) |
《改行表示》63.《ネタバレ》 新聞に載っていた詩を思い出しました。 「海よりも深い愛情は 親の愛情、でもそれより深い愛情は親の愛情にこたえようとする子供の愛情」 今にも消えそうな命の火を決して諦めず、消さないようにオイルを注ぐ夫婦と、その希望に応えようとする息子に感動しました。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-02-18 20:15:42) |
62.前半はややダラケてしまった。後半はのめりこんだとも言えるかもしれないけど疲れてしまった。実話であるため最後の「現在は~」で救われた感はあるけど、ちょっと怖い映画に仕上がってしまったのは、描写の比重により「決してあきらめず掴み取った奇跡」ではなく「病気と苦悩の軌跡」になってしまってるからだと思う。 【Andrej】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-02-18 05:16:15) |
61.《ネタバレ》 スーザン・サランドンはどの映画を観ても、自分の中では、嫌な女だなぁという印象が強い女優です。この映画でも、息子の事をバカにする看護婦を片っ端から解雇していきます。当然、前記の印象を持ちます。しかし、もし自分が親だったら、という目線に戻ると、悔しいですが、それだけ存在感のある女優であると認めざるをえない。中盤の化学物質やらタンパク質やらの名称の羅列はリアリティがありすぎてついていけませんでしたが、分からないなりに、必死で治療方法を探そうとする両親の気迫を感じてしまったことは事実です。ナタネ油で治るなんてのは、バカバカしいなと思いつつ、そこはコロンブスの卵。ロレンツォの両親の、息子に対する思いが導き出した答え。この先、どんな映画を観ても、スーザン・サランドンのことは好きになれない。しかし、彼女の演技力の高さが群を抜いていることは大いに認めます。素晴らしい。 |
60.事実の重みを痛感してしまいました。ちょっとホラー映画のような撮影の仕方に不満もありますけれども、こんな奇跡があるなんて人間って本当に素晴しいですね。主演の二人も熱演していて良かったです。あの子役も凄かったです。非常にいい映画でした。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-27 19:21:40) |
59.これが実話であることに驚く。最後まで目を離せないほどほどの力強さのある映画。序盤、子供の難病を知ったN.ノルティ演じる父親が一人人知れず嘆き苦しむ姿は短いシーンながら、強烈に印象に残りました。 【いわぞー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-27 19:20:51) |