18.狩猟隊の少年たちが、互いの顔に豚の血を塗りつけるシーンがなんともエロティック。これはもしかしてやおい系映画ですか?それともイギリス映画のお家芸ですか?全体的には、圧倒的な文体の力で読ませる原作に対して(まぁノーベル文学賞作家だしな…)、ただストーリーを表面的に映像化しただけの印象。また、サイモンと蝿の王との対話のエピソードが省かれているために、サイモン=唯一の無垢なる魂という面が際立たず、その死によって少年たちが蝿の王=悪魔に絡み取られていくという因果律が見えなくなっている。ま、でもジャックの美少年っぷりを堪能できたからいいか。 【一児の母】さん 4点(2004-07-10 14:33:43) (良:2票) |
《改行表示》17.原作は読んでない。だからなんで蝿の王なのか意味がわからない。 んでこの映画やけど、なんでかあんまりこの世界に入っていけなかった。普通な感じ。なんか綺麗に撮りすぎてるんやと思う。おかしなるのも急やし殺し方もえらいあっさりやし、もっとじっくりねっとり描いてくれたら、結構怖い映画になってたと思うねんけど。楳図かずおの「漂流教室」みたいなのを期待しすぎたんかもしれん。 最後の展開はちょっとドキドキ。そしてオチは、なるほど、こーゆう唖然てあるよね。個人でも。世界規模でも。 【なにわ君】さん 5点(2004-05-12 01:33:44) (良:1票) |
16.多数の人々が不安に陥っている時は、正しい人間の正しい言葉よりもカリスマ性のある人間のわかりやすい言動が支持され、一種宗教的な集団になってしまう。ヒトラーとその周辺が出来上がるモデルケース的怖さがあった。ラストの何とも言えない空気は大好き。 【ラーション】さん 8点(2004-03-29 02:14:23) (良:1票) |
《改行表示》15.《ネタバレ》 見終わった後ズ~ンとくる映画。初めは協力しあっていた子供たちが 徐々に分裂し凶暴になっていく様は怖い。子供たちが我に返るラストもひたすら後味悪い。 【新井】さん 9点(2004-02-13 19:47:41) |
14.ん~薄っぺらな感じですかね。でもラストは結構好きです。単純な私は一緒に「ハッ!」と現実に戻りましたから・・・。 【とーこ】さん 5点(2004-01-28 23:36:42) |
13.人間も所詮は動物。秩序や規則が存在したとしても、生きるか死ぬかの境地に立たされた場合はそんなのも全て無意味であり、ただ本能によって突き動かされるだけ。文明の恩恵を受けている我々からしてみればこれらは確かに異常であるが、それはただ僕たちが忘れてるだけで、これこそが本当に“生きる”ということなのかもしれない。 |
12.かなり後味悪い。無人島に行ってあんなことになるのか?ほんとになるのか?だったら私真っ先にしんじゃうよ。無理だよ。ぐろいよ、岩落っことすのとか。人間てあんなもんなのか。ひたすらへこむ。 【らいぜん】さん 5点(2003-11-30 21:36:44) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 原作と映画で主人公設定が180度変わったのにちょっと戸惑った。 原作でのラルフは落ちこぼれで自由を愛する少年。ジャックは優等生で少年兵の隊長。なのに映画ではそれが逆になってる。(バトルロワイアルに例えれば秋也と桐山の立場が逆転したようなもの) これによってファシズムを表現していたであろう原作に対し、映画では「無秩序からくる狂気」が表現されているという感じ。このノーベル賞作の大胆な解釈の変更は、現代の実相に合っているようでウマイなと思います。 残念なのは話のテンポが速すぎること。もう少しゆったり間を持って、少年時代のノスタルジーにどっぷり浸れるゆとりがあれば、印象もより深いものであっただろうに。 あと音楽、オーケストラオンリーでしたが当時流行りのアフリカっぽいものを入れた方が良かったのでは。 【番茶】さん 8点(2003-11-20 21:30:55) |
10.《ネタバレ》 少年達のサバイバルとか冒険とかを期待して観たので…ぶっ飛んだ。いくら何でもここまで狂暴化しないだろーと思うけど・・・。子供が殺人を犯すシーンは怖すぎる。助かったものの、これからの彼らはどうなって行くんだろ・・・ 【桃子】さん 4点(2003-09-16 16:51:05) |
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9.モラルで抑えられていた集団の「たが」が外れたときは,ああいう事も起こりうるんでしょうかね.私は,けっこう良くできてる映画だと思いました.ラストシーンも,「一般社会への突然の回帰によって,悪酔いが一気に醒めた瞬間」という感じで,とても印象的でした. |
8.原作はちょっと読んでいませんが、エグいです。岩がメガネ君にぶち当たるシーンとか・・。人間の本能という解釈はなにか違う気がしました。人間らしさとは一体なんでしょうか?まともな精神を保とうとする側と、恐怖に身をゆだねていく側と、アプローチは違いますがどちらも反応としてはありそうなことです。もし、人間に本能があるとすればそれはあくまで生きることに対するもので、暴力はその結果生じる現象のようなものじゃないでしょうか?それはむしろ人間の適応能力の高さを示すものであって、けっして人の真実ではないと思います。映画としては、いまいちぱっとしませんでした。 【幸楽】さん 5点(2003-06-02 20:28:37) |
7.後味悪いね。仲間を殺すのは人間の本質じゃねえだろう。しかもそれをガキにやらせているんだからね。 【tantan】さん 3点(2003-05-02 23:52:28) |
6. ゴールディングの原作の上っ面をなぞっただけの映画。演出もキャストも余りにライトで原作の醸し出す奥深さが全然一切てんでちっとも無い。まあ、だからと言って実際に画面に悪魔(てか蝿の王)が出てきても困るんだが。映画は見ずに原作読むのが吉かと…。でなきゃウィリアム・ゴールディングなんて知らないよ的なヒト向け冒険ムービーってとこ。 【へちょちょ】さん 6点(2002-12-24 03:55:20) |
5.ん~、考えさせられました。バトル・ロワイヤルはただのドンパチ映画。あの映画の原作者は、この映画とかこうゆう無人島モノをパロっただけのような気がしますね。学校のグループとかでも同じで、人って「悪」に魅せられるのが常。また、強いモノに巻かれるのも同じくです。協力なんて、現代のモノ社会だけの話。普通だと感じる現代の方が、スゴク人類的に見て非常にマレで怪奇なモノなんだと思う。そんな重たい映画。でもラスト。なんでパロったの?マイナス2点。。 【y/z】さん 8点(2002-12-22 14:40:22) |
4.小説で読むほうが面白い、と思うけどなあ。小規模のバトルロワイアルみたいでR-15かからなかったんでしょうか? 【たつろう】さん 6点(2001-07-30 19:30:02) |
3.無人島に漂着した少年たちがサバイバル生活の中で、文明から遠く離れていく人間の残虐性と、それに拮抗する理性の有りかたというものを、瑞々しい感性で描く異色作。全体的にはうまくまとめ上げているものの、肝心の二人の相反する少年のリーダーの描き方が、いかにも児童文学的な大人しさが目立ち、人間の根源的なものの掘り下げが少々不足しているように思える。 【ドラえもん】さん 7点(2000-11-11 23:19:25) |
2.人間の本質を突いていると思う・・・。子どもが主人公なだけに、後味は悪いけれど。 【coco】さん 9点(2000-08-17 01:03:53) |
1.見終わった後、いやーな気分になる。でも、なかなかおもしろいよ!(ホラーではありません) 【楓】さん 6点(2000-02-22 16:20:18) |