22.《ネタバレ》 全体的に痛快でいい!娼婦の彼女がどんどん回復していく過程が面白かったです。とくに食べたいものを言われたときに目を見開いたのには笑いました。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-17 19:37:46) |
21.21世紀の、しかもフランスの映画とはとても思えない、古臭いフェミニズムを真正面から描いた痛快サスペンス・コメディ。フェミニストの常套句「女は搾取されている」を体現するのが娼婦という職業であり、妻という立場。今更それをストレートに提示されても、話としては楽しめましたが、テーマとしては少し引いてしまう。それに男尊女卑が伝統の我が国ですら、そろそろ定年を迎える年代以上を除けば、女房がいないと何も出来ない男なんて少ないと思いますよ。中身に引っ張られた邦題も、まるで「女はみんな生かされていない」みたいでセンスが無い。これが本国でどの程度ヒットしたのかは知りませんが、アラン・サルドが商売になると思った位だから、現在のフランスに於いても充分通用する設定なのでしょう、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-16 00:09:02) |
20.会議中に電話をアタフタととろうとする父親・・・。そんなに夢中になるものかなあと思います。。。すごくセックスが良かったんでしょうか。。。 【蝉丸】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-01 10:19:54) |
【たま】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-30 23:58:41) |
18.日本に「男はつらいよ」という寅さんの有名な映画がありますが、この映画はフランス版「女はつらいよ」という感じの映画でした。笑いと人情溢れた名作です。 まず最初の5分間のスピーディーな展開に、置いていかれそうになったときは、さすがに曲者のフランス映画だと用心をしましたが、全部観終えてみると、すごく観やすい映画でした。 ストーリーは「平凡な主婦と娼婦の凸凹コンビが、嫌な男たちをやっつける」というシンプルなものですが、これだけ聞いてつまらないと考え、観るのをやめる人は絶対に損をします。これほど痛快な映画を観たのは久しぶり。ちなみに男はみんな悪者かアホ者ばかりです。フェミニストがこれを観たら、男に対する敵意があまりにも激しすぎるので、逆に苦笑いするくらいだと思います。しかし男の私が観ても拍手を送りたくなるほど爽快無比です。 男がやられる場面がベタすぎるのですが、それでも思わず「やった!」と声が出るくらいに気持ちいいです。それにコメディ映画ですが人間もしっかり描かれています。ヨーロッパの有名な賞を総なめしただけのことはあります。 娼婦のほうは、まさに「女は生きている」というタイトルがふさわしい生き方をしています。主婦の方は、男を後ろから板で殴りつけて気絶させる場面があるのですが、日頃の自分の鬱憤を「男」にすべて吐き出していたような迫力と笑いがあります。 一言でいえばシュール。 そして女と男の人間ドラマです。 問答無用の10点。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-15 02:30:13) |
《改行表示》17.自分に何もしてくれず、金持ちに売り払おうとした父親が娘に「呪ってやる」というシーンで、娘が「お父さんに、何かもらったのってはじめて」と切り返すシーン素敵です。 セックス中毒の父と、女たらしの息子も笑えます。嫌になちゃうお母さんの気持ち良くわかります。 でも、そういう風にしたのはお母さんなのかもね。 【omut】さん 7点(2005-02-20 08:01:16) |
16.私は「フランス映画ってわけわかんない」と思うことが多く、この映画もそうなのですが、それでも引き込まれる作品でした。でも、ノエミの正体がわかる前後の展開があまりにもギャップが大きいことと、彼女たちのしたことのすべてを必ずしも肯定できないこととで、自分は女だけれど、見終わったあとも爽快な気分にはなれませんでした。 【チョコレクター】さん 7点(2005-01-13 20:56:36) |
15.ストーリー自体は良い作品。面白いです。まぁ男の自分としては肩身の狭い1時間半でしたが(笑)。 重くも軽くも描けそうな脚本なだけに、もう少し「本格派復讐劇」みたいにしても面白かったかもしれないと思いました。 【wood】さん 7点(2004-11-21 14:54:36) |
14.ノエミの過去がわかるまで退屈。早い段階でノエミの素性を明かしたほうがもっとみれた。 【michell】さん 5点(2004-10-15 21:53:48) |
13.とても面白かった。飯の支度をしてアイロンをかけ夫や子供の世話を毎日、男の相手を毎日、カオスと化した日常の中、主婦と娼婦がタッグを組んで男達に反旗を翻す・・・というとただ生活を投げ出しただけのように思えるけど、充実した生活がしたい、人との繋がりが欲しいという女性の強い深い愛情の映画に思えた。ゆるゆるな息子とダメ夫、その母親、犯罪組織が絶妙に絡んでいき、非常に引き込まれるストーリー。「女の心情」もうまく描いていたと思う。下手に女性から共感を得ようと思っていない感じも良かった。家事にうとい父も「おもしろかった」と言ってました。 【耳】さん 9点(2004-09-27 07:24:13) |
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12.スゴイ!ここまでテンポが良くて、最初から最後までドキドキ・ハラハラな映画は初めて観たかも、普通少しでもダラ~ってしちゃうシーンがあるけどこれはそんなところナイ!(ほめ過ぎ?)女は強い!!って所がよぉ~く分かる映画デス。 【愛しのエリザ】さん 9点(2004-09-18 22:31:37) |
11.男どもが皆あんなヘナチョコリンだったら、そりゃ家ぐらい飛び出したくもなるわさ。 |
《改行表示》10.《ネタバレ》 原題の「CHAOS」は天地創造前の混沌?神代の昔から男ってこうなのよっ、という意味かな?違うかも。邦題にはつい興味をひかれるので、商業的には成功だと思うけど、強がってるアホみたいで悔しいわ、男もみんな生きている、って言われそう、こわ。ヴァンサン・ランドンとカトリーヌ・フロ、とてもお似合いの二人が冷めた仲を演じているのでおかしい。いとも簡単に誘惑される夫に対し「勝って負けて」目を伏せるカトリーヌの表情が良いね。カッコイイ娼婦と一緒にいるもんだからついついおばさんに見えるんだけど、自分を明らかにするシーンの彼女を一番若く美しく映してるとこなどは、おフランスよのー、といつもながら感心しました(ついでに電車も綺麗。ついでに綺麗なドラ息子も適役)。ちょっとしたカーアクションなども意外に良かったですねえ。でも最初のつかみからラストの一言にいたるまで、どう考えても女性サイドが爽快感を得る女性監督による作品、ということで、まあ偏っているのは否めない、なんかそればっかり気になって悔しいわー。 【かーすけ】さん 7点(2004-08-13 21:18:25) |
【k】さん 8点(2004-08-01 21:50:32) |
8.うーん、「テルマ&ルイーズ」のように、女性が悪い男・ダメ男をとっちめる話というのは好きなのだけれど・・・いくらなんでも戯画化し過ぎではないの?と思ってしまった。最初は男達のダメっぷりも小気味良かったのだけれど、あまりにもダメ男しか出てこないんだもん。これって結局「男に都合の良い類型的な女性しか現れない作品」の裏返しなんじゃないの?と思う(それに、詳しいことは知らないから偉そうな事は言えないけど、イスラム社会ってあそこまで「男尊女卑」的かなあ?確かに近代西洋的観点から見れば眉をひそめたくなる様な風習・慣習もあるのだろうけど)。あと、編集の仕方が妙にガチャガチャしてて落ち着かないのも気になったし、何よりも納得いかなかったのは、中盤でノエミがのエレーヌの旦那を誘惑するくだり。いくら心が離れてしまったとはいえ、夫(元夫?)があんな目にあって平気なんだろうか?とか、その他にもノエミの人物像とか色々「うーん」と思うところが多々あって、残念なことにあんまし「元気」にはなれなかったのでした。でも、他の方のレビューを読むとやっぱり女性の評価は高いんだなあ。それはそれで、「ふーむ、なるほどなあ」って感じで興味深い。 【ぐるぐる】さん 6点(2004-07-27 15:19:41) |
7.高レビューではあるけど、「フランス映画だしな~どーせ私とは色が合わないよ。ふふ~ん」と思っていた私に、感嘆の溜息をはかせたこの映画。良い! とても良かった! 実に爽快で、気持ちが良い。ただ一つ思うのは、きっと女性に好かれる映画であるだろうということ。視点が女性の場合、一種の快感を得られると思うのだが、男性の目からは、ご都合主義にしか見えないのではないだろうか。私は女という立場から、半分以上女であろう出演者の感情だとか、心情が分からなくもなかった(←濁し発言)。だけど、男性には……分からないでしょ。「ピアノ・レッスン」「ダーティ・ダンシング」もこの類かな。女として心から楽しめた作品でした! 【もちもちば】さん 9点(2004-07-14 11:58:38) |
《改行表示》6.テンポよくさくさく進むので見てて飽きない展開でした。 音楽がまたいい。これから何か起こるぞって彷彿させるリズミカルなテンポ音楽。 おもわずニヤリとしてしまう展開が非常に大好きです。 【とま】さん 8点(2004-06-27 21:33:42) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 とりあえず褒めてから文句を言おう。 冒頭の映像の華麗さ、音楽のキレのよさから、久々に正統派フランス映画に出会えそうな気がした(「正統派って何なのよ?」などという質問は無しよ。←図々しいパクリごめんなさい、STING大好きさん)。 日本人の感覚で言うと、この先きっと「こんなにひどい男ばかり出して、男を悪く描きすぎ」という声が上がること必至だろうけれど、さすが「男と女」に長けたお国柄だけあって、平静は男が隠している本性をズバズバとすっぱ抜いていて、小気味いい。いやもちろん、女の本性もよく描かれている。 その他、古い名画のシチュエーションをさまざま彷彿とさせる展開もあって、この監督の色んな方向に目配りの利いた実力はさらに開花し素晴らしいなあと思わせる。 キャスティングや、役者たちの過剰に力が入りすぎてないナチュラルな演技も素晴らしい。 しかし、ここからは文句。→そもそも邦題が意味不明。もう絶対にイヤだ。好きになれない。 それと、最初の室内シーンで、(漢字とか書が欧米で流行なのは聞き及んでいるけど)どう見てもサカサマになってる掛け軸が目について以降、細部についてのアラはかなり目についてしまった。 だいたいノエミはいったん心停止にまで至りリハビリだって難航していたのに、突然ふつうにしゃべり出し歩き出すんだから、とっても不自然。 彼女の独白部分もやや冗長。もっと前のほうで彼女のプロフィールを幾分かは誰かに語らせるような演出は、とれなかったものだろうか? 後半、ノエミからエレーヌの夫や息子への接近の動機や考えが不鮮明だし、あれだけ直情型の夫が最後怒りも見せずに涙まで流してしまうのも唐突。 まあでもいいんですけどね、フランス人て日本人にはほんとに理解できないところの多い人たちだから。よくわからないところも、実はフランスふうなんですよ、何となく(^_^;)。 ラストがまたフランス映画らしい鮮やかなものだったから、終わりよければすべてよしかな、と。 【おばちゃん】さん 7点(2004-06-17 09:56:57) |
4.お話はサスペンスタッチでもあるが、出てくる男が皆悪人だったり情けなかったりするのに対して、それに女が反旗を翻して大活躍という痛快で面白い話。主婦と娼婦に対して夫と息子、女を食い物にする売春組織の男たちという構図は一見交わりそうもない世界だが、これをテンポよくユーモラスに見せてしまう脚本も俳優もいい。恵まれない生い立ちで、虐げられてもたくましく人生を切り開いていく娼婦役のスタイル抜群の女優が印象的。 【キリコ】さん 7点(2004-02-14 15:37:18) |
3.映画館でかなりクスクスと笑ってしまった。レディースデーというのもあったんだろうけど、劇場内は女性の忍び笑いでいっぱい....。ストーリだけを見ると結構暗いのに、微妙なセリフと間そして俳優陣の表情でここまでコミカルな映画になるんですね~。邦題の「女はみんな生きている」というのも巧い!! 女性が魅力的な分、男性は悲しいほど情けなく、風刺画的に描かれているのも笑いをさそう。かな~り爽快感あふれる映画でした♪ 【ちっちゃいこ】さん 8点(2004-01-09 16:42:50) |