5.西洋の宗教をダークに描いた作風っていうのにはそそられるものがるねんけど、今までこの手の映画でおもしろいと思ったことはあんまりない。キリスト教とかに詳しくないからかもしれんけど色々な観念がでてきて難しい物が多いし、こーゆう世界観の映画って大概スローテンポやからダレてくる。しかし、これはおもしろかった。テンポもいいが、なにより頭の悪い俺にもわかりやすいってのがいい。しかも今までとはちょっと違った切り口で、ダークな宗教の世界を描いてくれてるので、映画の世界にグイグイ引き付けられた。結構、娯楽性も高い。終わり方もかっこよくて好き。特に罪を喰うシーンは迫力もあったし、闇の司祭の雰囲気も味がある。普通の幽霊物のホラーを期待する人には期待はずれだけど、宗教独特の不気味な世界観が好きな人にはオススメやと思う。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-24 16:57:06) |
4.確かに、この邦題はいただけない。これじゃホラーかと思って借りてしまいますな。内容も悪霊じゃないし、ジャロ行きですな^^; 作品自体は好きですね~。ハイランダー、ベルリン・天使の詩、とかに共通する悲哀がありますね。 |
3.↓、↓↓の方と同感なのですが(笑)ホラーとして観に行くと全く怖くないので肩透かしを喰らうと思います。むしろファンタジーだと思うと楽しめるんじゃないかな?監督ブライアン・ヘルゲランドのカトリックの細かいアイテムや映像へのこだわりは、普段カトリックの文化に触れる機会の少ない分観てるだけで楽しめました。音楽も映画の雰囲気に合ってて良かったし♪カトリックの文化(?)が好きなら観る価値あると思います。ストーリーは「これから!」と思わせといて終わってしまうのでちょっとガクっとなります(^^;司祭たるダークヒーローが誕生してからをもう少し見せて欲しかったかな。「罪喰い」という目新しいテーマも新鮮で面白かったですね~。邦題には心から不満と疑問(笑)でもヒース・レジャーのファンとしては、体格の良いヒースが黒や白の司祭の衣装を着てる姿が格好良くて、それだけでもう満足です(笑)ヒロインのシャニン・ソサモンは「ロック・ユー」の時より可愛かった!派手さのない正統派オカルト(ファンタジー)なので、血やグロいのが苦手な方でも観れると思います。こういうの好きな方は是非。 【haruo】さん 7点(2004-04-29 01:53:00) |
2.ホラーというよりは、カトリック異端史というか、バチカン陰謀ものというか…。教会から「破門」された者の魂を救う“罪食い”の存在をめぐる、むしろ「薔薇の名前」に近い、一種の形而上学的ミステリーといったところか。「恐怖」度は↓の方がおっしゃっている通りほとんどないし、カトリックの教理だとかに縁のないぼくたちにとって、「いったい何がオモロイねん?」てな声も聞かれそうだ。が、宗教的な部分を超えて、これを「主人公が、愛する者のために、自ら異端の刻印を受ける(ケガレ)存在となるまで」のドラマとして見ることも可能じゃあるまいか。そして、そうすることで、この映画は、ひとつの「(アンチ・)スーパー・ヒーロー誕生譚」であり、何より「宿命」の残酷さ悲しさを隠喩としたミステリーとして、極めて知的かつ興味深い作品たり得ていると思う。映像的にも、廃虚然とした教会内部の1階と2階をひとつの画面で捉えた構図など、かなり面白いことをやっています。消してすべてに成功している映画ではないけれど、ぼくは高く買いたい。 【やましんの巻】さん 8点(2004-03-27 13:00:36) |
《改行表示》1.話としてはそんなに悪くないし、雰囲気も出ているけど恐怖度ゼロ。ホラーを期待して観にいくと期待はずれかも。 ヒース・レジャー好きだけど『サハラ…』とこれはなかなか奇妙で笑えます。 【RITA】さん 6点(2004-02-04 01:50:19) |