《改行表示》160.《ネタバレ》 ただ重たいだけのドイツ映画はたくさんあるけど このくらいポップに映画をつくれるセンスがいい |
159.ダニエル・ブリュールが好きになったきっかけの映画です。楽しくて皮肉で、忘れ難いです。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-05-12 11:13:33) |
《改行表示》158.ドイツ映画に馴染みの無い人にはお勧め。 ベルリンの壁の崩壊、そこから続々と西ドイツに入国するトラバント… そんなたった数ヶ月の激動の期間であっと言う間に変化した東ドイツ。 止める事のできない変化の中で、必死に母親の為にとっくに崩壊した東ドイツを装い、 誤魔化す主人公たちは観ていてとても面白いです。 【功聖良】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-03 23:18:44) |
157.《ネタバレ》 春江一也氏の中欧三部作を読んで興味を持ち、本作を見た。内容はとくに政治的側面にフォーカスしたものではなかったが、当時の民衆の心情が象徴的に表現されていたように思う。 【lalala】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-14 19:59:25) |
156.《ネタバレ》 今までに見たことがあるドイツ映画の中では、一番面白いと思いました。東西ドイツの統一によって、人々の生活や社会環境がどのように変化していったのかがよくわかる映画です。えてしてそのような映画はエンターテイメント性を犠牲にすることもあるのですが、この映画については多くの人が楽しめるようにコメディ色の強い演出も頻繁に出てきます。また、登場人物たちそれぞれに魅力があり、ヒューマンドラマとしても完成度の高い作品だと思います。僕の場合は、母親の命を助けるためとはいえ、ずっと嘘をつき続けることが果たして正しいことなのか、ということを深く考えさせられました。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-10 04:35:02) (良:2票) |
《改行表示》155.最初に見た時は名作と感じつつも好きになれなかった映画だった。それは母の容態が心配で嘘をつくのはわかるけども、西ドイツの難民が東ドイツに流れてくるというような事実とまったく逆の嘘が許せなかったからだと思う。 しかしそれは数年後改めて見て変わった。宇宙飛行士のエピソードにもあるが、広い宇宙からすれば地球はちっぽけな星、そこで資本主義とか社会主義などと対立したり、東と西に分かれていがみ合うなどとはほんの些細なこと。家族の思い人々の思いが通じ、皆仲良く暮らせればそれに越したことではないか。 この映画は、ベルリンの壁崩落からドイツ統一までのわずかの間に急激に起こったことを背景に、家族と家族を取り巻く人々をの笑いと涙、喜びと悲しみを実にていねいに描いている。 母親のため嘘を貫いたアレックスと嘘と解りながらそのまま死んでいった母親、亡命しても家族のことを思い続けた父親、その他の人々の様々な想い、すばらしい。ひときわ陰の功労者なのが恋人ララだと思う。 音楽もまた実にすばらしい。ヤン・ティルセンはアメリでも印象に残ったが、「グッバイ、レーニン!」の音楽はピアノ演奏を中心に実によい。名作の影に名曲有り。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-06-30 10:19:11) |
154.《ネタバレ》 良い作品でした。知らぬ間に分断されてた国が統合される。そんなこともままあるでしょう。また逆に知らぬ間に今自分が生きている国が分断される。そんなこともありえるということを否定することは出来ない。それは日本においても例外ではなく。明日突然、東と西に分断されるかも知れない。でも家族の愛は分断されるべきではないとしみじみ心に響く作品です。 【いっちぃ】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-12-23 00:03:26) |
153.哀愁と人情を感じます。ワビサビやん ごっつワビサビやん 【くまさん】さん [地上波(字幕)] 10点(2010-10-17 19:17:43) |
152.《ネタバレ》 お母さん、気づいていたんですよね。最後のニュースを見ている時も、目線はテレビ画面ではなく、息子の姿…。その姿に切なくて、涙が止まらなくて、胸が締め付けられました。見始め直後はアレックスの無茶ぶりさや、母親の社会主義という愛国心故の厳格さ、姉にしても、どこかよそよそしくて、どの登場人物にも感情移入出来ませんでした。アレックスの必死さも、馬鹿げた姿に見えて仕方がなかった。部屋の改造、ピクルス探しや、ニュース番組、やることが細かすぎるっ!(笑)母親を騙すにしても無理がありすぎるし、いつかはバレてしまうはず。なのに。。。母親のまさかの行動。騙されたフリのまま逝ってしまう。母親目線で見ても、息子目線で見ても、どちらも切ないラストでした。それにしてもこの作品、意外に評価が分かれているんですね。私は良作と受けましたが。よくよく見ると、「名ニュースキャスター」の彼や、校長先生、元宇宙飛行士、そして彼女のララ。どの脇役もきちんと意味があって、その繋がりが上手いと思います。父親が少し中途半端でしたが。題材も政治を扱っているのに、コメディの要素も備わっていて、難しく考えずに鑑賞出来ました。赤ちゃんが窓辺へ向かって一人歩きをし、母親も自分で歩き始めたときに、気球がうまーいこと、ビルに隠れてしまうタイミングがツボでした。その前にコカコーラポスター事件があるだけに、窓の外=バレる要因 とインプットされていたので「やばい、気づかれる!」と観客の私はまんまと「騙されました。」あと、冒頭の幼いアレックスが手作りのロケットを飛ばすシーン。ちゃーんとサンドマンが一緒に乗っているのです。こうゆうネタが好きな私は、小出しにする監督の手腕に、ことごとくやられました。 【西川家】さん [地上波(字幕)] 10点(2010-10-16 16:45:25) (良:2票) |
《改行表示》151.この作品はコメディではないような気がする。 へそくりの隠し場所を忘れたとこは爆笑したけど、基本的には切ない雰囲気の重たい作品でした。 壁崩壊前を懐かしんでみたり、皮肉の効いた風刺映画でもあるけど、どちらかと言うと家族の繋がりを描いたヒューマンドラマという感じ。 レーニン像が空輸されるシーンは印象的で、嘘がバレる演出としては天才的だと思ったけど、それでもまだ騙し続ける根性に感心した。 友だちもいい奴だし、イェーンや父親のエピソードも切なかった。 あと、ロシア娘が可愛くて、重たい雰囲気の中で清涼剤の役割を果たしていたんじゃないでしょうか。 それから、作品内容とはあまり関係ないけど、サンドマンの存在を知れたのは収穫でした。 パペット・アニメは大好きなので、機会があれば本編を見てみたいです。 【もとや】さん [地上波(字幕)] 7点(2010-10-07 04:54:09) |
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150.東ドイツ崩壊を隠そうと嘘をついているうちにアレックス自身が歴史を作る(妄想していく)様が面白かった。だけどアレックスの行動には疑問を感じる。最後の方は自己満足のために周りを振り回している感じがした。引き際ってのは大切ですな 【のははすひ】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-09-21 22:56:10) |
149.《ネタバレ》 寝たきりの母親の寝室の中だけに再現された東ドイツを、何とか保ち続けようとする息子の涙ぐましき奔走の日々。 アレックスの大嘘大作戦は「ライフ・イズ・ビューティフル」のグイドのように外の世界から大事な人を守るためだったのだけど、彼の作りあげた嘘の国が彼にとっても理想の国家に変貌していくのが不思議。 向こうみずで孝行息子すぎる彼のそばに現実的な姉アリアーネを置くことでバランスをとり、西側の同僚デニスは映像オタクを生かしてサポート、彼が「作品」の反応を知りたがるのがリアル。 恋人ララのおせっかいも結果的にはよかった? 母クリスティアーネの息子への眼差しを見たらそう思える。 外にさまよい出た母親の眼前をアレが横切る場面は圧巻で、まるで「同志」に別れを告げているよう。(CGとは知らず) 西独製品の作り変えや偽ニュース番組製作などの手作り感が、必死になって知恵をしぼれば何でもできてしまうのを見せてくれる。 40年の東西分断を経験したドイツならではの映画でドイツ近代史のお勉強にもなり、イェーン飛行士やお父さん、校長先生のエピソードとあれもこれもとつめこんで洗練された映画とはいえないかもしれないけれど、陰鬱にせずユーモアをからめた軽快なフットワークが好ましい。 戦後愛する母親と西と東に分けられた作家エーリッヒ・ケストナーが生きていたら、彼の本の少年たちのように母親思いのアレックスに、惜しみない拍手を送ったかもしれない。 【レイン】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-20 00:00:03) (良:1票) |
148.《ネタバレ》 アレックスの職場の友人が作るビデオが絶品です。こんなことやってくれる友達って最高。お父さん駆けつけてくれたのに尻切れトンボになった感があり残念です。でも良い作品。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-22 21:00:19) |
147.単なるコメディと思ってましたが、ほんわかと感動させてくれる良作。ああいうお母さんはちょっと嫌だけど。ヒロインが可愛すぎてビックリ。名前からしてトルコ系ロシア人でしょうか。恐るべし。あと映画マニアの友人の造型もいいなぁ…。「ひょうきんなドイツ人」という、ちょっと想像しがたい難役もあの顔立ちなら納得。キャスティングの妙ですね。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-05-30 06:42:55) |
《改行表示》146.有史以来、人類が積み重ね経てきた数々の歴史的分岐点。一つの政治判断に伴う変化により、人々の生活が一変したということは、世界中でそれこそ星の数ほどもある。 そのすべてに共通して言えることは、影響下にあるすべての人々が何の不満もなく受け入れた「変化」などただの一つもないということだと思う。 「東西ドイツの統一」にしてもまさにそうだったのだろうと思う。 分断された国が一つになるなんてことは、表面的な聞こえの良さの反面、非常に根深く絡み合った数々の問題が渦巻いていたはずだ。 そんな歴史の過渡期に生じた大渦の中で、或る一つの小さな家族の「愛情」と、家族を想うからこそ生じたあまりに無謀な「嘘」を、とてもユニークに描き出した映画だった。 東西ドイツの分断と統一の歴史的実情をもう少し詳しく知っていれば、おそらくもっとこの映画が描き出す複雑な心模様を掴めたのだろうと思い、自分の無知が少し悔しい。 ただし、そういう知識が無くとも、息子が最愛の母親を想う気持ちはひしひしと伝わるし、またそれを受け止める母親の気持ちにも最上の感慨深さが残る。 取り巻く社会の劇的な変化の中で生きる若者の心情。ただでさ多感な思いは、大きく揺れ、動き、一つに定まらなかったろうと思う。 それが、母親のための無謀な嘘を貫き通そうとすることで、ある意味クリアになり、また定まらなかった自分自身の意志自体が統一されていった。 その息子の成長を見て、母親は「素晴らしいわ」と遺したのだと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-04-10 00:41:11) |
145.《ネタバレ》 終始「本当のことを告げるべき」と主張し続け、また、アレックスの留守のときにそれをやってしまうララの心の中にあるものが、あそこまで彼から守られ続けるお母さんに対する「嫉妬」と考える。すると、ララがますます可愛くなります。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-21 06:21:16) |
144.東西ドイツのベルリンの壁崩壊直後の様子がドキュメントを見るように解りやすくて大変面白かった。可愛くて心和む、まるでおとぎ話のような優しい気分にしてくれる良作!! 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-07 14:10:30) |
143.《ネタバレ》 熱心な社会主義者である母親を驚かせないように、部屋を前と同じにしたり、ラジオをワザと壊したり、ピクルスの瓶を加工したり、録画したニュースを流したり…すごかった!ラスト、国が統一された事情を母親が知った上で息子が造ったニュースを見るシーンが好きだなぁ。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-31 11:03:45) |
142.東ドイツ,ベルリンの壁崩壊の歴史的一瞬を背景にその主義を信望し、尽して来た母と子供の家族愛を描いた。実写フィルムも利用し脚本も良い。いい作品。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-25 15:06:54) |
141.《ネタバレ》 ジャケットなどの雰囲気からもっと気の抜けたコメディかと思っていましたが、なんともいじらしいドラマでした。東ドイツを愛した母親のために、東の方が素晴らしい国なんだって作り上げてきた世界だったのに、母親の最後の告白が思ってもみなかった内容で…みんなが可哀想で残念な茶番だったってことなのか、なんて思ったらちょっと切なくなりました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-11 11:17:55) |