9.シリーズ初期の中でもまとまりのいい作品だと思う。テンポもいいし、いろいろと分かりやすい。 ちょっと軽めの雰囲気はあるけど、これが延々と続く寅さんらしいんだろうな、と。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-07 21:08:04) |
8.《ネタバレ》 いやーとっても面白いね~。山田監督復帰の第5作は、いろいろ試行錯誤したものがうまーく組み合わさったまさに「寅さん」な一本ですね。ちゃんとサクラもいるし、おいちゃんも絶好調だしもうぅおかしくてたまんない(笑)。そんななかに人情を絡めるのが監督うまいよな~&寅さんフラれるパターンもこれで確定?。まぁいつもの勘違いだけどあんなこと言われたらねぇ~誰でもその気になるよ(苦笑)。もう一人の主役?は蒸気機関車D51。まだまだ蒸気機関車が走ってる時代だったんですね、とってもすごい迫力でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-11-10 09:24:41) |
7.前半部のヤクザっぽさが強いのは好きではないが、汗と油にまみれて地道に働きたいという寅さんの決意は今度こそ本物ではと思わせる。事実豆腐屋で働き始めたときは順調だったし、マドンナの長山藍子に対する気持ちも、今回は勘違いだけではすまされない。むしろ長山さんの方に対して鈍感さを感じるくらいだ。 さて、前半部の見所は蒸気機関車デコイチ、SLファンには見逃せないだろう。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-07 21:12:25) |
6.《ネタバレ》 いくらなんでも残酷すぎる、このマドンナ。あまりにも可哀想過ぎて泣きそうになってしまった。堅気になると言うくだりはかなり強引、且つマドンナとの絡みが少なすぎる。堅気になったのをさくら主観で描いているため、マドンナとの絡みが出てこないのだが、そこは分かっているのだから出してもいいかと思った。でも、そうするとさくらとのドラマが減ってしまう。一演出として非常に難しい一連のシーンだったようだ。あと、序盤のおいちゃんが「さくら、さくら(まくら)を取ってくれ」というシーンはNGっぽいな。アドリブでどうにかやったみたく見える。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-08-02 20:20:12) |
5.中期作と比べれば、寅とマドンナとのからみが全然少ないですね。マドンナの影が、かなり薄いです。松竹の看板を背負うようになってからよりは、今作は大体10分から15分は短い尺だから、そのあたりじっくり描く余裕まで無かったのかもしれません。まだまだ完全にはパターンができきっていないあたりも、ちょっと物足らず。美味しい定食の試作品といった感じですか。 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-07-07 22:00:21) |
4.今回の失恋は自殺もんですな。いくらなんでもかわいそすぎ!!! 【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-01-27 02:29:51) |
3.3作目、4作目は脚本のみの参加だった山田洋次が監督に復帰し、これ以降シリーズ全作品のメガホンをとることになる最初の回となるシリーズ5作目。寅さんが病気の親分のために息子(松山省二)を連れ戻しにいくなど、まだどこか任侠映画を思わせるシーンがあるなどいかにも初期作ならではという感じ。寅さんが真面目に働こうとするのはちょっと珍しいと思ったら、この映画のテーマはまさにそれというところも山田洋次の映画であることを感じることができ、「戻ってきた」ということを強烈に印象づけられた。山田監督はこの年は「家族」という大作を撮っているというのにこの「望郷篇」も完成度が高いのには驚かされる。ところで今回のマドンナをはじめ、主たるゲスト俳優たちは1作目以前に作られた連続テレビドラマ版「男はつらいよ」でレギュラーだった人たち。そのテレビドラマ版も見てみたいなあ。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 7点(2006-04-27 03:38:35) |
2.《ネタバレ》 山田監督の復活と共に、TV版のファミリーが登場し万全の布陣。以前は威勢のよかった北海道の親分だが、その死に際の惨めさに渡世人の末路の哀れさを感じる寅さん。一転して「地道な生活(額に汗して油にまみれる)」を志す。だが、失恋と共に職場放棄。これじゃあ一宿一飯の義に反するよなあ。まあ高倉健のようなストイックな渡世人にもなりきれない所が寅さんの魅力ではあるけれど。 <追記>14年ぶりに再見。一見すると「労働の美徳」がテーマにも思えるが、本作は所帯を持つ事の効果(家族のためにマジメに働く)がメインテーマだろう。という意味では非常に保守的な作品ではある。その後50年が経過し、今や所帯を持つ事は当たり前ではなくなり、生涯未婚率は大幅に上昇しつつある。漁村風情が残る浦安の町並みと共に時代の変化を感じる作品でもある。それにしても、マドンナの鈍感さはどうにかならないのか。あと、ちょっと気になったのは威勢のいいヤクザな寅さんに対して、おいちゃん・おばちゃんも寅さんを茶化したりからかったりするという、シリーズ後半では見られないある種の威勢のよさも感じるところ。ちなみに本作より、共同印刷から朝日印刷への社名変更が行われているようだが、理由は不明である。 |
1.いろいろ見所がある今作ですが、私は冒頭のおいちゃんの病気シーンが面白かったです。夢でみたシーンと同じ、寝ているおいちゃんを寅さんが必至で看病するところが笑いを誘います。なんてったって、寅さん一人が勘違いしているところが喜劇ですね。 (2020年1月再見。マドンナとの別れといい、正統派な展開でした。やっぱり山田洋二監督は安定感があります。) 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-22 21:28:33) |