30.幼少期に観たらうなされそうなデフォルメキャラ(笑)特に孫!好き嫌い分かれる映画だと思うけど私は好き。かっいいオバアチャン'sの勇敢な話。 【movie海馬】さん [地上波(字幕)] 7点(2012-04-10 23:09:40) |
29.《ネタバレ》 ディズニーやジブリも悪くないけど、何か変わったアニメが見たいと思ってる人はズッポリハマりそうなル・モンド・ド・ショメ。 デフォルマシオンを駆使して描かれる斬新なキャラクターやデザイン、ジュネ好きは確実に好みと思われるディテールのこだわり。 言葉でなく絵で表現するべく作られたこの作品はアニメーション本来の面白さに満ち、月並みな感動なぞ無用とばかりわが道をゆく。 巨船やべルヴィルの偉容、四角い男たちの合体、手塚風のボスの変形。 BELLEVILLE(美しき街)=デブばかりのハンバーガーの国アメリカとキツーイ皮肉、孫には犬のエサ同然の食事しか与えぬばあちゃんにファストフードは食わせず、姥三姉妹が発破で仕入れたカエル料理が口にあうフランス賛美。 電車にトラウマのある犬をタイヤにしたりと結構ブラックなんだけど、あまりグロくないのも結構。 目立たないけど不屈の精神で孫を救出しに行くばあちゃんの愛情と意地も根底にあり、最後のスローチェイスでは競輪賭博装置(?)が帆かけ船のよなエレガンス、歌手ばあさまの手動カーブがイカス。 粋に流れる音楽に心おどり、スモーキーな色が目に快く、見るほどに味の出るレアなフレンチ・アニメ。 8年後の「イルージョニスト」が美しくかつ至極マトモな作品であるのを考えると、ショメにとっても二度と作りえない世界かもしれない。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-04-10 06:59:59) |
28.《ネタバレ》 歌とダンスのシーンは、かなり好き。サントラ買ってもいいくらい。しかし、他のシーンはかなりキツイ。あえて演出されたザラついた感じだと思いますが、心の奥底で受け入れられない感じ。いろんなもののバランスが狂ってる上に、出てくる食いもんがいちいちまずそうなんだもん。鑑賞後、「紅の豚」で口直ししましたけど、これってもしかして、○ブリの思うつぼですか?【10-12-25;追記】サントラ、やっぱ買っちゃいました。こりゃ、かっこええぞ!+2点! 【なたね】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-12-18 23:29:58) |
27.温かみのあるタッチの絵柄ながらも、キャラクターの姿かたちや部分部分が異様。その世界観に酔いしれることができたら勝ち。 主要キャラクターが全然喋らないのも特徴的だが、中途半端に脇が喋るためバランスが悪い。これだったら、セリフ一切なしでもイケたんではないか。もっとも、僕はセリフが余りに少ない映画を観るとすぐ眠くなってしまうんですが。 犬がうるさかったなぁ。 【すべから】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-03-09 12:08:35) |
26.どこか異世界でつくられてきたような画面の質感であり、台詞が異様に少ない独特の雰囲気も面白かった。もっとも、ただそれだけという気もしないではないが・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-11-13 05:01:04) |
25.良かった。おばあちゃん子なのでおばあちゃんが頑張るところを見るだけでなんだかキュンとしてしまう。気だるい、物憂げな雰囲気も好みです。 【リブロース】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-12-24 20:00:13) |
【カラバ侯爵】さん [DVD(字幕)] 1点(2007-03-27 08:52:56) |
23.《ネタバレ》 日本産以外で久しぶりにアニメに感銘をうけました。まず惹きつけられたのが、ビジュアル。独特にデフォルメされた人物、造形物が何とも言えずいい感じ。アクが強い。好きな人は途方もなく好きだと思います。(もちろんその逆の人もいるはずですが)。貨物船カッコイイ!ドラマもなかなかです。冒頭、ごく狭い家の中だけで進んでいた物語が、思いもよらぬ広がりをみせます。そのスケールの変わりように呆れるやら感心するやら。完全に大河ドラマです。嵐の大海原、レンタル足こぎボートでさらわれた孫を追いかけるおばあちゃん。シビれます。最初はちょっと不気味で、親しみがもてなかったおばあちゃんが、どんどん愛おしく、そして可愛く見えてきます。シュールなギャグ(スペアタイヤならぬスペア犬)もツボ。音楽性も素晴らしい。難をいうなら、後半盛り上がりに欠けること。クライマックスのカーチェイスに、スピード感やたたみ掛けが欲しいと思いました。おばあちゃんの必殺技にしても事前にその片鱗を見せてくれていたら、もっと爽快だったと思います。それが味とはいえ、やや演出が単調だったかもしれません。たぶん物語中、一番の謎は“何故、老女3人は命の危険を顧みず手助けしてくれたか”だと思います。説明はありません。でも自分は納得しました。若い頃から楽しくやってきた3人。その結束は固い。そんな共同体に違和感なく入り込んだおばあちゃん。ジャズでスイングするが如く、波長のあった4人。3人が協力する気になったのも不思議ではありません。それに老い先も短いですし。独特の世界観を持つ不思議な魅力のある作品。大好きです。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-27 18:37:05) |
22.《ネタバレ》 絵が独特のタッチゆえに、結構ギャングが何を考えているのかさっぱりわからず逆に恐怖感が出ていたりする。内容は、お婆ちゃんが誘拐された孫を救出に行くという内容でありきたりではあるが、なかなかあきさせずテンポも結構いい。中でも怪しい三つ子の老婆は結構いい味があり好きだなぁ。肝心の孫は何考えているんだかさっぱりわからないけど。 【ソウリ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-02 21:12:55) |
21.ほとんどセリフはなく、外国製らしいギャグや展開がずっと続いていく。スタイリッシュといえばスタイリッシュ。子供の頃は外国のアニメもかなり見て育ったので、そののりが高いクオリティの映像で見られてその意味満足。しかし映画として面白いかというと、そうでもなかったりする。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-18 21:38:54) |
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20.このレビューでの点数評価が高かったので見てみました(それまでコメントは未見)。確かに世界観は素晴らしい。無言であっても伝わってくるものは多い。ただ、結局何が重要で何が重要でないのかイマイチ伝わってこない。子供には分らないでしょうね。点数が両極端なのが良く分ります。私もダメだった人のひとりなんですが、ちょっと不思議な世界観に甘い6点で。♪ミュージックはなんか頭に残りますね・・・ 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-13 21:30:19) |
19.『ハウルの動く城』のDVDで紹介されていたのをきっかけに観てみましたが、これはなかなか衝撃的。こっちのバアさんも相当元気です。リアルさを追求した緻密な動画の動きと、リアルに真っ向から背を向けた強烈なディフォルメが絶妙にマッチしており、もしこのバランスが少しでも狂ったらたちまち悪趣味なゲテモノ映画と化していたでしょう。また『東京ゴッドファーザーズ』のようにデジタル技術を相当駆使しているのにも関わらず、決して無機質で冷たい映像になっていないところにとても好感が持てます。ただ、オチがあまりに唐突だったのと、成長した孫のシャンピオンがサイボーグチックでかなり不気味だった点だけが少々引っかかりました(彼の最後の台詞はよかったけど)。それだけが残念。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-19 19:00:47) |
18.《ネタバレ》 ◆僕がすきなのは、おばあちゃんの微笑みと、犬のおっぱいと、ねずみ男です。みんなかわいい。それからフライパンが最強だってこと。◆何度か見返してわかったことは、無駄なシーンが一つもないことです。犬がなぜ電車に向かってほえるのか、同じく、犬がなぜマフィアのハンカチに噛み付いたのか、見返してやっとわかりました。◆それ以外にも、壁に貼ってある写真だけでその人の生い立ちがわかったりと、かなり綿密に作りこまれていることがわかります。とくにかえるのシーンでは、片目のないカエルや片足のないカエルをきちんと描いていて、日ごろおばあちゃんが、同じ方法でカエルをとっているのだ、ということがわかります。◆実に見事です、8点を献上させていただきたい。 【もりたろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-04 10:31:42) |
17.画のタッチが山村監督を思わせ好みで全体にデフォルメ効いてて、サイレンとチックであるけど音楽もとてもカッコ良く、この雰囲気や世界観は好みでした。ただストーリー自体がもう一つ面白みに欠けた気がします。 【亜流派 十五郎】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-29 22:34:18) |
16.《ネタバレ》 これは凄い!まるでジャン=ピエール・ジュネの世界をアニメにしたような映像。途轍もなく巨大な貨物船、とことんディフォルメ化されたマフィアの用心棒、目も眩むような大都市"ベルヴィル"の俯瞰ショットと、アニメでしか表現し得ない世界を創り上げているところには好印象。また伏線やストーリー演出も冴えていて、「キリクと魔女」と言い最近のフランスアニメは本当に元気が良いということを実感させられる。日本のアニメもいい加減ヤバくなってきたんじゃないの?…それにしてもまさかフレッド・アステアをクサすとは思わなんだ、タチ伯父さんまでもが画面に登場した時は思わず感激しました。カエルのスープは流石にゲーだったけど、あれがベルヴィル三姉妹のバイタリティを保っている秘訣かもしれませんね(笑) 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-27 17:38:57) |
15.台詞をほとんど喋らないのにキャラが立っていて魅力的なのは何故だろう・・・。 不可思議でとぼけた話なのですが、ばあちゃんの孫に対する愛情が本当に伝わってきます。切ない 【mason】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-16 09:28:50) |
14.デフォルメされた人物も面白いし、ひとつひとつの画面がアートとして価値あると思いました。 好きな方は凄く好きになる作品と思いますが、私とはちょっと相性良くなかったです。 【たんぽぽ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-01 19:54:19) |
13.《ネタバレ》 どのシーンをとっても夢に出てきてうなされそう。決して子供向きではないと思います。デフォルメがひどく、出てくる人物に愛着は全くもてない。ただ、周りが気持ち悪いからか、最初かわいくない、と思っていたおばあちゃんがかわいらしく思えてくるから不思議。久しぶりに会う孫をみるおばあちゃんに、きゅんとしました。キャラメルを使って、犬をタイヤ代わりにするところなんかはホントびっくり。決して日本人には作れない、日本人の常識を超えた作品だと思います。 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-21 00:21:15) |
12.《ネタバレ》 色彩や世界観やキャラクターデザインはオリジナリティーにあふれている。話を要約すると、おばあちゃんと孫の話で、自転車選手の孫が行方不明になってしまう。それをおばあちゃんが犬と一緒に探す。孫の後を追って大都市ベルヴィルにきたおばあちゃんは3つ子のシンガーおばあちゃんと知りあい居候しながら、孫を探す。孫はマフィアにさらわれ、賭け競輪の道具にされていた。犬のお手柄で手がかりをつかんだおばあちゃんたちは、賭場へ潜入し孫を救出する。 劇中台詞はほとんどない。 それが画面にひきつける効果もあるかもしれないが、あまりに無言過ぎて、不気味に感じてしまうかも…。極端にデフォルメされたキャラクターも人間嫌いな人が、人に対する嫌悪感をこめてデザインしたようにも感じられてしまう。競輪機器の調整技師なんかねずみにそっくりなうえに、鳴き声もまんまねずみだし。 3つ子の主食がカエルだったり、登場人物の住まいは線路脇ばっかりだし、食事は全くおいしそうではないし、犬は醜いし、クラーイ世界観はちょっといただけないかも。ひっきりなしに通過する電車と犬の鳴き声は不快この上ない。孫も全く意思表示がなく不気味。 逃亡時も全く状況の変化に気づいていないのかもと思うと少し怖い。 CGを駆使して絵はかなり作りこまれているが、おばあちゃんの足の長さが違う理由は分らないし、最後の逃亡シーンも本気で逃げようとしているのか疑問だし、映画としての完成度は今ひとつかな。 あれだけの銃弾なのに全く当たらないのは説得力に欠けるし、何度か出てくる犬の夢や、おばあちゃんのピアノ演奏は意味があるのか? ひかれるカエルやアコーディオン少女などブラックテイスト満載。 ほかに好感もてる作品が沢山あるわけだからどうしても観なければならないものとはいえないと思う。 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-10-27 00:05:01) |
11.眺めてるだけで十二分に楽しい気持ちにさせてくれる、オリジナリティ溢れるフレンチ・アニメーション。素朴でレトロでありながら、奇抜にデザインされた世界が、デジタル技術によって細かく丁寧に描かれてます。私は導入部の時代の流れの表現でいきなり魅了された。丘の上の一軒家が発展する街に飲み込まれ、鉄道高架が無理矢理その家を傾ける。それでもおばあちゃん達の日常は変わらない。これこそ現代社会のカリカチュア。人間離れした姿形と動きを見せるおばあちゃんと三つ子も、台詞が全く無いにも関わらず凄く魅力的(ツール・ド・フランスはおばあちゃんが出た方が勝てるんじゃないか?)。とにかく、世界観構築の見本であり、キャラクター・デザインの手本であり、アニメ表現の基本がここにあります、7点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 00:04:19) |