135.「たとえ内容が薄くとも、面白ければそれでいいんだ。」という娯楽に徹した潔さが心地よい快作。 絶対的な正義を全うする為ならば、ちょっとくらいの違法行為もイイジャンカ精神で貫かれている所も気楽でいい。 キム・ベイシンガーの恐怖の演技が作品に説得力を持たせている。 地味だけどかなりのファインプレーだったと思う。 受話器をとったら最後まで、観ずにはいられなくなる。 オススメ。 【Beretta】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-02-19 01:54:19) (良:1票) |
134.大満足!!すばらしい!!いやーやられた!!ぐんぐん引き込む!これぞサスペンスの王道!たった90分でこんなことやらかしてくれちゃって!となりの車の音楽かけてるおばちゃんとかマジでぶっ飛ばしたかった!●冒頭の電話を叩き割るシーンはその前にきちんと電話に観客の目が行くような構図になっている。このようにきちんとプロの仕事をしているところがこの作品の完成度を高めている。 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-22 01:22:14) (良:1票) |
133.人物設定が絶妙。敵役はロス市警のブルース・ウィルスっぽい強そうな刑事で、味方は軽い感じのお兄ちゃんと、W・メイシー演ずる勤続26年間人を撃ったことのないムーニー巡査(しかもスパへの転職を考えている)。このムーニーさん、わざわざ倒れた金魚鉢の中の魚を助けるんですよ。こんな可愛い警官初めて見た(笑)。味方が一見頼りないので、最後までずうっとハラハラしてた。 全体的に小味だけど、それが地味じゃなくて切れ味の良さにつながっている。90分足らずにまとめたのが高感度高し。舞台の明るさも手伝ってか、カラッとしてて後味もすごくいい。良質の娯楽作です。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-02 07:10:18) (良:1票) |
132.《ネタバレ》 普段は脇役のウィリアム・H・メイシーが最高にカッコイイ映画。今回の主役は彼なんでは??キムは老けすぎて、なんだかニューハーフのような顔立ちに・・・(焦)。「フォーン・ブース」よりは少し上映時間が長いけど、開始早々から事件が起きて、ノンストップで進むテンポが気に入りました。2作品連続素晴らしい完成度だったのでラリー・コーエンの次回作が待ちどうしいです。携帯電話の特色をうまく活かしたストーリーと最後のオチは個人的にはハマった。それにしても家政婦の死には全然、ふれてなかったような・・・。上腕の動脈だっけ?あんなに簡単に大男を秒殺できる殺傷能力があるんでしょうか?少し謎です。 【マーク・ハント】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-10-23 07:22:28) (良:1票) |
131.誘拐されて助けを求めた相手が軽い男、んで、先生のシーンは緊迫感があり、それを助けよーとめっさがんばるライアンのシーンはかる~いノリ、この緊張と緩和がちょうどいい具合で観てて退屈しません。全体的に、主人公側も犯人側も、もーちょっとなんとかなったんちゃうの?って所は多々あるけど、強引なテンポで気にならなくなってしまい、十分、楽しめました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-09-05 17:01:18) (良:1票) |
130.今や我々の日常生活に欠くことの出来ない携帯電話の特質を巧妙にとり入れた、サスペンス・アクションの佳作。それはそれはタイトルが始まってからエンドロールに至るまで徹底されていて、主役はあくまでも携帯電話なのだという事が否応なく印象づけられてしまう。本作はいわゆる巻き込まれ型サスペンスで、プロットはいたってシンプルだが、さらに二重構造にすることで空間的な広がりが生まれ、またそれぞれがラインで繋がっていて、移動することにより局面が次々と変化し、そこに予測のつかないスリルが展開されていく面白さ。ストーリー・テリングの巧みさやトリックの仕掛け方など、考え得るありとあらゆるサスペンスのエッセンスをふんだんに作劇に絡ませ、娯楽作品として絶妙の味付けを施している。まさにアイデアの勝利といったところだが、やはり電話をモチーフにした「フォーン・ブース」の脚本で既に実証済みのL・コーエンならではの発想で、アイデアマンとしての面目躍如たるものがある。人助けという思いもよらないトバッチリを受けながらも、咄嗟に機転を利かせて大活躍をするC・エバンスが作品全体を盛上げているが、いかにも小市民的なおじさん俳優W・H・メイシーの意外性のある活躍も見逃せない。ただ、J・ステイサムは「トランスポーター」などで既にヒーローを演じている人だけに、今回の役にはそぐわないような気もする。いずれにしても、小品だが時々こういったキビキビした作品に出逢うから、やはり映画は止められない。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-05-17 00:24:46) (良:1票) |
129.《ネタバレ》 「あなた!そんな危険なものを撮ってたんなら、危ないかも知れないんだから、念のため私には言っといてよ!」と、このあと奥さんが言ったかどうかわかんないけど、それにしてもこの奥さん(先生)スゴイ! 【チャコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-04-15 12:31:54) (笑:1票) |
128.これはラッキー。たまたま友人に誘われて行ったんですが、いや、これは実にラッキーな出会い。僕がいつも行く映画館ではこの『セルラー』の上映期間はたったの四日間しかなかったんですから、もう、ホントラッキーです。映画を観る前からハラハラさせられます。で、映画が始まると冒頭から僕の胸ポケットの携帯が激しくバイブし始めて(マナーモードでした。今後はちゃんと電源切ります)、ジェシカか!?と一瞬ドキッとしましたが、結局母からのメールでした。内容は「夕食何がいい?」でした(僕の返信内容「カレーライス!!!!」)。で、ストーリーは現在の科学の進歩が生んだスリルサスペンスアクションムービーって感じで、さらにスリルの中に散りばめられた笑いには結構楽しませてもらいました。たった90分の中にアクションとサスペンスとコメディの要素を惜し気もなく詰め込んだこの脚本は、とても濃厚な味わいの良質な作品だったと言えます。そして夕食は、カレーライスでした。離れていても夕食の献立を一緒に悩み、そして簡単に考えられるようになった科学の進歩に母は大変喜んでいました。 【ボビー】さん 8点(2005-03-13 17:59:34) (良:1票) |
127.私は小心者なのでこんな電話がかかってきたらすぐに切っちゃいます。 【たま】さん 7点(2005-03-04 23:23:51) (笑:1票) |
126.J・ステイサムの悪徳警官はいつもの悪役より迫力が違うな。 【TERU】さん [地上波(吹替)] 7点(2025-04-10 21:31:41) 《新規》 |
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125.粉々にされた電話器を何とかしてたら携帯に繋がった。「ヘッ???」 野暮であり、それを言っちゃぁ話が先に進みまへんわ、ではありますが、小気味よく展開していく中でちょいちょい頭によぎったのが残念。 まさかのアクションでの身のこなしがサマになっていたウィリアム・H・メイシー > 胸糞極まる悪党ジェイソン・ステイサム > シワシワ泣き顔のアップに於いても貫禄あるキム・ベイシンガー、各々が印象深い好演でした。 洒落たエンドロールに+1点。 |
124.《ネタバレ》 これは面白い、いや抜群に面白いと言っちゃいます、20年も前の映画なのに自分はなんで今まで観てなかったのかと不明を恥じるばかりです。まずストーリーテリングのスピードが類を見ないぐらい突っ走っています。この映画の原案はラリー・コーエンですが、ほんとこの人はストーリーを思いついたり脚本を書かせたら天才的な才能を発揮します、なぜか監督させたらどうしようもなくヘボなんですけどね(笑)。オープニング早々いきなり踏み込んできた男たちに拉致されるキム・ベイジンガー、屋根裏部屋の密室で監禁されますが、部屋にある粉々にされた電話機の回線を繋いで外部と連絡を撮ろうとします。高校の生物教師という設定の彼女がなんでそんな機械的な知識を持っているんだろう?と突っ込みたくなりますが、まあそこは良いでしょう。これまたなぜか彼女の電話がクリス・エヴァンスの携帯電話に繋がってしまうのですが、そこからはもうノンストップ・サスペンスの始まりとなります。この映画は脇を固める連中のキャラが立ちまくっているのが特徴。情け容赦ない誘拐グループの隊長挌なのが若き日の“ハゲ無双”ジェイソン・ステイサムなんですよね、というか20年経ってもヘアスタイルや風貌が全然変化してないのがある意味凄い。今や女(男にもか)にモテモテの正義の味方しか演じないスタイルみたいなジェイソンの、希少な純悪役キャラというのは貴重なのかも。やっぱこのおっさん、悪党面ですよね。当然のごとくにラストでは射殺される訳ですが、映画の中でこの人が殺されるのは後にも先にも本作だけじゃないかな。あと定年間近で妻とスパ・サロンを開店することにしか興味が無さそうなウィリアム・H・メイシー、観てて「きっとこのボンクラ警官が最後には活躍するんだろうな」と容易く予測出来たけど、それでも終盤は胸がすくものがありました。ラストでキム・ベイジンガーに「あなたに何かお礼ができることないかしら?」と尋ねられて「それじゃあ、二度と僕に電話しないでくれ」と返すクリス・エヴァンス、洒落てますよね。それにしても映画に登場するLA市警は悪徳警官とボンクラばかりいる印象、これも実態を反映しているのかな。これまたびっくりしたのが携帯の画面を使ったエンド・ロール、こんな斬新なアイデアを思いつくとはこれもラリー・コーエンの功績なのかも。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-12-19 21:41:55) |
123.これは面白い、面白すぎの一本。ですがそれもそのはず、原案がラリー・コーエン。このヒト、こういう面白い事を思いつくんだから、悪魔の赤ちゃんなんか3本も撮ってないで、こういうのこそ、自分で監督すればいいのに。と思うのですが、多分、このヒトには監督も脚本も任せない方がいい、ってことなんでしょう。自分で撮ったらおそらく、怪作の部類に入ってしまう・・・。 平和な家庭に、いきなり悪党どもが闖入し、家にいた母親が誘拐されてしまう。監禁された部屋には壊された電話機。この母親、理科教師ということで(こういう風にいちいち設定を活かそうとするのが楽しくもまたイヤらしいところですが)、電話機を何とか復旧しようと試行錯誤、その結果、どこかの誰かさんの電話に回線を繋ぐことに成功するのですが、その繋がった先というのがよりにもよって、とんでもなく軽薄な若造のケータイ電話。 すでにこの設定で映画を作ろうという事に無理があり、とりあえず面倒くさがりながらも警察に駆け込んで一件落着、というところなのですが案の定、うまい具合に都合よく、というかうまい具合に都合悪く、警察署で揉め事が発生したり、不自然に電波が弱くなったり、「逆・ご都合主義」でグイグイ物語が進んでいきます。なにせ、ケータイの持ち主が軽薄なテキトー男、こういう人には物語にブレーキをかけることなど、不可能です。無理があっても、こういう人が率先して物語を転がしていき、スピード感を高めていきます。 そりゃ、もう少し脚本の穴を繕うことだってできなくは無いんでしょうが、重要なのは、この勢い。クリス・エヴァンス演じる軽薄兄さんの暴走に、脚本家も監督も、そして我々も、覚悟をもってついていくしかありません。欲も無ければ私怨もない、ただただ、巻き込まれた運の悪さに、こんな人を巻き込んでしまった運の悪さ。ひたすら、映画は突っ走っていきます。 そこにブレーキが掛けられるのはただ一人、警察官のウィリアム・H・メイシー。いや、こんな頼りない人に、この暴走映画を止めるなんて、無理でしょう。その彼が、この物語にどう関わるか、どう食い込むか。 あのイヤミこの上ない弁護士。このイヤミっぷりは実にお見事ですが、そのイヤミを以てしてもブレーキをかけるどころか、物語はさらにさらに加速して。 終盤まで危機また危機の連続、サービスし過ぎで、かえってここだけフツーの映画っぽくなっちゃった面もありますが、そこまで言うのは贅沢かな。いや、面白かったです。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 9点(2024-05-06 15:03:06) |
122.ノンストップサスペンスで緊張感はあるんだが、ドタバタ感もあって娯楽性もあるという中々よくできた脚本で楽しめる。最初は音声では伝わらない危機感がだんだんと共有され、最後は映像の力で決定的になるという展開もうまい。他方、警官はマスコミ(TV)というある種のオールドメディアで事態を知るという世代感覚の違いも表現されている。 ただし、こういうテクノロジーツールがキーアイテムになる作品って、その後のテクノロジーの発達によってちょっと古さが出てしまうのが難点か。 |
121.上映100分を切りながら非常に凝縮で濃密なストーリーでした。 スマホ時代からすれば懐かしのパーソナルハンディ。これ一本から手に汗握る展開に。 ライアンの男前さも魅力だがステイサムの貴重な悪役も必見。個人的にはムーニーがいい味出してますね。お気に入り。 |
120.《ネタバレ》 キムベイシンガー母さんは、先生で頭もいいし度胸もあるって設定により、ぶっ壊れた電話でも電話かけちゃうし、襲い掛かってきた強靭な悪徳警察をも何かの破片で1分で80リットルの失血を呼ぶ急所を一箇所突いて倒しちゃうし、運転席の犯人を背後の席から手錠でクビしめちゃうし、けっこうやらかしてくれます。 それはそうとムーニー巡査部長。彼は「ミザリー」で好きになった俳優ですけど、「ミザリー」でも保安官みたいな役で、孤軍奮闘してる主人公に”何かを察して助けてやろうとする”キャラがとっても似合いますね。 でも一番ツボったのは、最後のエンドロール場面。監督やキャストの名前が、劇中で出演者が手に持っている携帯電話の画面の中に表示されていく演出です。 特に、ジェイソンステイサムが携帯電話をさっと見るとその電話の画面に「ジェイソンステイサム」って書いてあったのにはクスって笑えましたw 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-10 16:36:20) |
119.携帯電話一本というか細い手段が効果的に使われている。 壊れる、電波が途切れる、音が聞こえないなどなど さまざまな携帯電話ならでは、の窮地をハラハラさせる描写。 「誰かにつながれ」 というポケベルな時代の"楽しみ"がそのまま"悲壮・切迫感"に 変換されたような、 デジタル過渡期ならではのサスペンスと思います。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 6点(2018-04-09 18:11:21) |
118.面白い。 展開が早く、ダラダラとしたシーンもなく、ずっと画面に見入ってしまう。 お話は最初はかなりイライラした。充電が切れるとか、充電器を買いに行ったら大混雑とか、大音量で音楽かけてるババアがいたり、電話が混線したり、何かとイラッとさせられる。しかも、主人公の行動が、苦労の割に、いちいち全部「間に合わない」。子どももお父さんも結局助けられない。前半は見ていて、スリルを感じるというよりイライラともどかしさがすごかった。でも後半からどんどん悪人をぶっ倒していって気分爽快。前半にフラストレーション溜まってた分なおさら。これは製作者の狙い? 最初から最後まで電話(無線含む)が何かと鍵になって物語が進むのもニクい演出である。 引退間際のおじいちゃん警官もいい味出してる。 警官が悪いやつってのはもううんざりするほどありがちなのは気になったが。 しかし、冒頭の元カノとのやりとりは何だったのだろう。「無責任で自己チュー」が理由で彼女にフラれたわけだが、彼は今回の事件で赤の他人のためにすごい頑張った。これで彼女も彼のことを見直して仲直りして終了だな、と思ったら、そこは何にもないんだな(笑)じゃあ、元カノのくだりは要らなくない? 【椎名みかん】さん [インターネット(字幕)] 8点(2017-09-18 20:07:12) |
117.なぜか、電話を媒介にした和製ホラーの焼き直し的な映画だとばかり思い込んでました。 体調のせいもあるかもしれませんが、途中、まぶたが重くなったので、この点数で。 【プラネット】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-03-18 21:15:03) |
116.《ネタバレ》 わけも分からず突然誘拐された母親が、偶然電話で繋がった見ず知らずのチャラチャラしている若い男と、携帯電話を駆使しながらスーパーヒロイン&ヒーローになって、ワル顔の悪徳警官たちを自力でやっつけてしまうお話。無理矢理サスペンスの展開だけど結構ハラハラドキドキできるので、リアリティの乏しさがもったいない。 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-09-18 23:12:11) |