13.小泉今日子演じる母親の家族観は、ある種の宗教めいていて怖かったです。 最近、家族に対する期待感や妄想が裏切られた時の怖さをニュースでも嫌というほど見せられてもいるので、この作品を観て、何事もほどほどが大事なのだという思いを強くしました。 【なおてぃー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-11 15:24:44) |
12.どこかで見たようなありきたりなキャラクターばかりが登場する。現実感がなくって、漫画のようでもあり、でも舞台は一般家庭という、なんだかちぐはぐな印象。港北ニュータウンが舞台になっていますが、観覧車ってもっと最近できたんじゃなかったっけ? とへんなことが気になって。架空の団地という設定なのかもしれませんが、それにしては舞台が特定できすぎるしなあ。キョンキョンがはまっていて怪演しているのに残念。 【まれみ】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-05 22:49:57) |
11.《ネタバレ》 何事も包み隠さず、秘密を作らずが家庭のルール。 テーマは面白そうだと思い観ましたが、よく分からないこと多々でした。 ルールが守られているのも最初の最初だけだったように感じましたし、といってもそれぞれがその役を演じている意識は持っており、それすらすぐに壊れて家族はめちゃくちゃになっていきました。 それを最後の誕生日の事だけでやり直すというか、補う事は出来ないと思います。 血の雨のようなものも、芸術的に作りたかっただけのように感じました。 全体を通して、好み、解釈は変わる映画なんでしょう。 【コショリン】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-07-25 17:53:29) |
10.平成版家族ゲームなのかなぁ。 全体的なストーリーとしては面白くなかったけど、部分的には笑えるところがあった。 斬新さをアピールしようとしてたのかも知れないけど、時々挿入される過激なシーンがやや不快な感じ。 そんでもって、いろいろあった割にラストがこじんまりと纏まっていて拍子抜けでした。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-04-06 23:01:19) |
9.《ネタバレ》 家族ものかと思ったら……サイコサスペンス?! 目新しい設定ではなく、中盤の流れもどこかで見たような感じのネタが多い。ラストのまとめ方が比較的上手かったので腹は立たなかったけれど、あまり良いとは思わない。 とくに悪い意味でマンガ的というか、あまりにも大仰で過剰な表現が目立っていた。 たとえば、あの携帯をくるくる回している男はいったい何者なのか。なまっちろくてぷよぷよのお腹にださいタトゥーして、「バビロンにようこそ」ってあんた……笑っちゃったよ。あと、おばあさんが殺し屋のような動きでソニンをぶちのめす場面。あのシーンだけ全体から浮いていると思う。格闘漫画じゃないんだから。ていうかソニンの顔に煙草の火を落とす前に、孫を殴れ。 血の川が流れるシャイニングみたいな映像や、泣き叫ぶ小泉今日子の姿には正直、失笑してしまった。もっと抑制を効かせたほうがいいんじゃないだろうか。 それに母親と娘との間にある根深い確執が、娘の思い込みが強かった、という説明でああも簡単に氷解してしまうのは、いくらなんでも強引過ぎる。歪んだ母娘関係というものを実際に目にしたことがあるけど、真面目な話、あれはとんでもなくやっかいなものだ。そう単純に片付けられてたまるかよ、と思う。 おおまかな話の筋は良かった。しかしテーマにしても表現方法にしても、もう少し突き詰める余地があると感じる。 【no one】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-01 15:13:21) |
8.ラスト5分だけのためだけにあるような映画でした。随分きれいにまとめたなと思いました。誕生日だけ祝っても明日から家族はバラバラでしょ。それにしても冒頭の会話から品のない下品な作品です。会話の内容も下品で高校生以下くらいの子にはあまり見て欲しくないなぁと思います。これって18禁とか15歳以下禁止にはあたらないのでしょうか?作品の題名にしても意図していることはわかりますがいかんせん作品の内容に深みがなさ過ぎです。日本映画は・・・という典型的な作品だと思いました。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 1点(2006-12-18 22:50:38) |
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7.《ネタバレ》 豊田利晃の作品って「青い春」にしても「ナイン・ソウルズ」にしても、こう、ザラザラ、ヒリヒリした感触、違う言い方をすると「救いのなさ」をトコトン追求するような所があった気がする。そんな彼がこういう「家庭の崩壊と再生」を描いたのにはちょっとびっくりした。技術的な面でも(って、大して分からんけど)ゴツゴツした、荒削りな作風だったのが、とても成熟した、繊細な表現になっていると思う。生きる痛みに溢れた、でも希望のあるラストが良かった。あと、豊田道倫の暗黒フォークをBGMにしてドライブする永作博美、恐過ぎ(笑)。 【ぐるぐる】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-09-19 18:19:06) |
6.最初の一時間はとにかく退屈。何度観るのを中断しようと思ったことか。なんせ京橋家をはじめとする登場人物の誰にも感情移入できないし、行動理由も理解できない。それに家族に隠し事をしないってそんなに素晴らしいことだろうか? 朝っぱらから親が子供に自分たちのラブホ体験話を包み隠さず話すなんて行為は正直でもなんでもなく、永作博美の言うようにただ恥も外聞もないだけ。そんな上っ面の平穏を保とうとしたっていつか崩壊するのは当たり前。あんな風になったってただ「こいつらアホや」と思うだけ。全く意味不明。よってとりあえず、小泉今日子の見事なフォーク捌き(?)に4点。 【とかげ12号】さん [DVD(邦画)] 4点(2006-09-07 21:36:49) |
【NIN】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-07-18 17:04:23) |
4.《ネタバレ》 小泉今日子が母親に「早く死んでよ」と言う場面はよかった。壊れてる雰囲気がよく伝わった。そして最後の方で娘が父親に向かって「お母さんをもう少し愛してあげて」みたいなことを言うと、親父は「仕事して、毎日どんなに遅くなっても帰って、ローン払って…愛がなきゃできない」って言うんです。一瞬なるほどと思ったけど、毎日帰って、毎月ローンを払うのと愛するのはちょっと違うかなぁと思ったりして。愛がなくとも、ローンは支払わなきゃいけないでしょ。ま、それも愛情の一部ではあるけどね。 【yukaori】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-04 14:33:57) |
【ピボーテ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-28 12:28:06) |
2.なんか有名な映画のまんまパクリっぽいシーンもあったけど、やろうとしていることが明確に伝わってくるのがよい。2,3のシーンで十分なインパクトがあった。小泉今日子は合ってたが他のキャストはいまいちかな。 【ぷりんぐるしゅ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-10-23 06:25:01) |
1.先日、完成披露試写会で観てきました。公開はまだずっと先らしいんで細かい部分は控えますが、何でも包み隠さず話し合いましょうってタテマエの癖に皆がみんな秘密を抱えてるっていう家族のお話です。正直ストーリー自体、ほんっと自分にとってはどうでもいいというか、てんで共感出来ない内容でした。女性の方が理解しやすいお話なんかなあ、これ・・・。勢い、出ている俳優さんの演技を楽しむって結果になったんですが、男優の影が薄い分女優陣が個性を競い合うって感じで頑張ってました。特にほの暗いローソクの灯りの下での小泉今日子と大楠道代の対決シーン、圧巻でした。実際小泉今日子が演じるヒロインのように顔の表情は笑ってるのに目が座ってるって女性よくいますよねえ。鈴木杏は水準。個人的にソニンにはキワモノ扱いと化しつつある歌より本格的に女優を目指してもらいたいっす。広田レオナの息子君はこの映画を見る限りじゃ、まだ未知数ですね。原作読んで、内容もっと把握出来たらもう一度レビューします。 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(字幕)] 6点(2005-05-01 11:44:25) |