70.「死霊のえじき」の続編のような作品。今回の新設定は知恵を付けたゾンビとコロニーを支配する資本家の存在。さすがゾンビ映画の御大ロメロは手慣れた作りです。しかしプロット自体は意外性ゼロなので退屈です。CGを使わない辺りは好感が持てますが、シリーズとしては飽きがきてますね。恐怖演出のアイデアも尽きたかなと。(2020年3月18日追記)生き残る面子が分かりやすいのは、ゾンビものとしてはマイナスですね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-01-12 21:14:55) |
【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-10-17 19:38:17) |
68.《ネタバレ》 ロメロ補正で楽しく観られました。 やっぱこの緩慢なゾンビたちが、のんびりと不可避におそってくるってのが良いですよ。怖いですから。ゾンビに知恵がついちゃうっていうのはどうなのそれ?って最初思いましたけどね、なんか慣れちゃうんですよ。 ロメロ以外が知恵付けたりしちゃうとかなり厳しいと思うんですけど、本人がやる分にはまぁいっか。アリアリ。って感じられるのが不思議。あの戦闘トラックとか絶対NGのはずなんですけどね、まぁ良いです。 というわけで、もしかしたらいまいちなんじゃないのこのB級ムービーは・・・というきがしないでもないんですが、ロメロだから気にしない。っていう人多いかもしれません。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-08-16 22:13:49) |
67.で、「ドーン~」に続いてまたゾンビです。父ちゃん、またこんなの観てます。いや、こちらの話。この映画。だいぶ殺伐としてます。いやゾンビ映画なんだから映画の中が殺伐とするのはモットモなのだけど、映画の外の、滲みだしちゃいけない領域にまでそれが滲み出していて。ロメロのゾンビ映画における寓意性。「ナイト・オブ~」ではまだ視点が日常にあり、戦争という暴力が渦巻く現代社会の中に属した平和な日常、という欺瞞を裏返して見せたような作品だったと思うのですが。この作品ではとうとう、映画の視点が現在の国際関係にまで踏み込んできたようで、ここではまるで、人間=先進国、ゾンビ=新興国。ゾンビが意志を持ち、互いにコミュニケーションをとり、道具を使う、ということだけがそれを示しているのではなく、ついにここでは「ゾンビ頑張れ!もう少しで防御線と突破できるぞ!人間なんかやっつけちゃえ」みたいな感じすら起こさせる、この作品の色合いが、それを示しているとともに、作品の存在そのものを殺伐としたものにしている点でもあります。とうとう、ここまで来てしまったか、と。勿論、グロテスクさを売りにするホラーとしてのファンタジー性は、作品を十分楽しめるものにしており、一方では独特の哀感というものもよく感じられたのですが(比べる意味もないだろうけど、一応、『ドーン~』より面白いと思った、というのが私の感想)、しかし、大いに限界を感じさせる作品でもあります。もう次はないんじゃないか(あるかもしれないけどやめた方がいいんじゃないか)。しかし、その限界というものをここで観ることができたのも、まあ、良かったかな、という気も。ま、気にせず、まだまだ作ってくださいな。 あのモハヤお馴染みとなった、“ゾンビ役のヒトが嫌そうな顔で屍肉をむさぼる表情”、大好きです。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-08-06 23:55:58) |
66.ロメロにしてはB級臭くて良かった。最近バイオ4のおかげでゾンビじゃない何かもアリかなぁと思えるようになってきた。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-27 03:05:19) |
65.《ネタバレ》 何回みても楽しめます。花火はちょっと無理やりかもしれません 【spputn】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-09 22:22:48) |
64.《ネタバレ》 気楽に見られる映画、今更ゾンビ映画で劇的に新しい映画なんて作ろうと思っても無理だと思います。それはロメロも同様。まあ、ロメロの場合はゾンビ映画を作り続けること自体が価値あることじゃないかな?あと、やっぱりゾンビに知能はいらないね。 【ディーゼル】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-16 20:26:36) |
63.《ネタバレ》 ナイト、ドーン、デイの三部作とはいささか趣が異なる。 そもそも、近未来的な時代設定からして違和感がある。 さらに、ゾンビたちが単なる舞台装置を超えて自己主張しているのだ。 この映画に出てくるゾンビたちなら「俺たちはゾンビだ、万歳!」と叫びだしても不思議ではない。 むしろ主人公はゾンビといえよう。 さすがにロメロだけあって凡百のゾンビ映画とは一線を画しているが、私が期待していた雰囲気を味わうことはできなかった。 私は「ゾンビによって危機に陥る人間たち」が見たかったのであって「人間によって危機に陥るゾンビたち」を見たかったわけではない。 ゾンビが蠢き、死者はその仲間入りをする世界でどう生き残るか、それを妄想したかった。 しかし、ロメロの立場に立ってみれば、たまには別アングルで撮ってみたかっただけかもしれない。ゾンビ映画のパイオニアのちょっとした挑戦と思えば、映画としての出来は決して悪くない。 ジョンレグイサモとデッドレコニング号はシリーズ通しても屈指の格好良さであることだし。 【いぬきよ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-26 02:16:28) |
62.いやーつまらんかった。見た後に何も残らない映画。ってか見ている間も何の感情も起こってこない。ただただ、怖くないゾンビものでした。 だいたいゾンビにあんないらない感情つけると、しらけるのわかりきってるでしょうが!と思っちゃいました。。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-02-23 17:33:54) |
61.本家ロメロゾンビなのだが、B級ホラーになって しまってロメロの独特の質感がなくなっている。 あのロメロがどうやったらこんなつまらないゾンビ映画を 撮れるのか不思議なくらいだ。 【突っ込み】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-11-10 17:42:53) |
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60.《ネタバレ》 ロメロが他のゾンビ映画の監督と違うのは、明らかにゾンビ側に肩入れしているところ。人間なんてゾンビに食われちまえ!という明快なポジションが心地よい。思考するゾンビを9.11後の民衆に置き換え、カウンターカルチャーの雄デニス・ホッパーが、ラムズフェルドの物真似をし、『ゾンビ』の共同制作者であるダリオ・アルジェントの娘アーシアがヒロインとして活躍。これぞ現在のロメロ先生にしか撮れない映画だろう。「ゾンビになるのも悪くない」と、達観したチョロ(ジョン・レグイザモ)に男泣き! 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-09-10 18:44:11) |
59.《ネタバレ》 ゾンビ映画と言うとバイオハザードを思い浮かべるんですが、バイオのようにアクション色の強い映画とは違い、この映画はグロテスクな描写や残虐な人間性などを包み隠さず描いている分、世界観に引き込まれました。塀で囲まれた街で貧困で苦しむ人間、そしてその世界を牛耳る権力者など人間臭い話にリアリティがあり、魅力的だった。ゾンビが学習すると言う斬新な展開は見てて面白かったです。何か物足りなさがあるのは設定が現代で、しかも完全武装している人間中心の話だからだと思う(主人公の立場が強すぎる)また、ほとんどの仲間が助かった所もホラーとしては印象が薄れる原因になっていると思います。 【taka-104】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2007-08-16 21:08:41) |
58.《ネタバレ》 考えるゾンビはなんというか・・・まだ本能むき出しで走るゾンビの方が良かったです。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-13 00:07:06) |
57.やはりゾンビはゆっくり歩いて意識を持たず無言でカビのようにジワジワと湧いて出る方が怖いです。確かに進化して思考能力を持ち始めるというのもわかりますが・・・ 何というのか「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」や「ゾンビ」を観たときのような圧倒される感じはなく、SFとスプラッターを足算して2で割ったような映画であり、思っていた路線とは違ってました。ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ観・ストーリテーラとして行き着いた先が本編とするなら「???」という感じは否めません。 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-12 15:55:08) |
56.《ネタバレ》 ロメロソンビ正統の系譜。描かれるのはゾンビが発生してから数年後の世界。人間は相も変わらず人間でした。完全に崩壊した世界においても、旧態以前の社会を形成している様は滑稽ですらあります。街が崩壊して逃げだそうとする資本家。そんな時でも後生大事に抱えているのはマネー。もうアホかと。ライブドアの株券よりも価値は無いのに。結局人間は何も学んでいない。考えることを放棄しています。それに比べるとゾンビは立派。ちゃんと進化している。先頭をきったオッサンの利発そうなこと。次の地球の支配者は、猿でもロボットでもなく、ゾンビではないかと思わせます。いや、もう既に支配者かもしれません。人間を襲いはらわたを食らう様は、まるで肉食獣の捕食風景のよう。不思議とグロいとは感じませんでした。イヤな奴はキッチリお仕置き。主人公の仲間は全員無事という筋書きは、ある意味ホラーのお約束を破っているとも言えますが、後味は悪くありません。うん、面白かった。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-21 19:09:11) |
55.《ネタバレ》 ゾンビ三原則「走らない、喋らない、考えない」を打ち立てた張本人であるロメロ監督が、年月を経て自ら禁を犯す暴挙に出た最新作。ゾンビの魅力はこの三原則に全て凝縮されていると信じている自分にとって、学習し、感情を持ったゾンビなんぞ不要なのである。 それは置いても、ゾンビの怖さは効果音で驚かすオバケ屋敷的なものではなく、ヨタヨタと集団で蠢く中にあるのではなかったか。 加えてテーマが陳腐すぎる。ゾンビ映画に政治的、社会的なアレコレなどは絡めなくてよいのだ。絡めてもよいけど、ゾンビが魅力的であるのが大前提ではなかったのか。 と無茶苦茶書いてはみたものの、それはやはり偉大なる監督に対する期待からであって、スラム街の少年や花火に見惚れるゾンビやら、心奪われるシーンは沢山あった。 次作は原点に立ち返るということなので、もちろん期待していますロメロ監督。 【小塚】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-01-01 00:00:36) |
【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-11-01 22:16:51) |
53.《ネタバレ》 ゾンビにも知性が備わり物事を学習して、それによって仲間を思う気持ちも芽生えたというわけですね。だからって新しいものを見るたびに可愛く首をかしげては使いこなすと喜ぶゾンビは愛嬌ありすぎて何か嫌でした。結局人間には人間の、ゾンビにはゾンビの新天地を見つけてこの世で共存していくって事でいいんですか…?まぁ無差別に人間を喰らうキモゾンビじゃないんである意味すがすがしいとは思いますけど… 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-18 19:44:17) |
52.《ネタバレ》 話題作だったので少し期待しすぎました。ゾンビに意思を持たせると正直に言ってつまらない。ゾンビになった理由と解決策が抜けているので始まりと終わりがなくスッキリしない。あの遅さで振り返ったらゾンビに襲われるというのも嘘くさいです。「ドーン・オブ・ザ・デッド」のような走るゾンビの方が何倍もリアルで恐かったです。共通して悪いのはラストでしょうな。ゾンビの勝利と思われる結末が後味が悪いです。終わり良ければ全て良しなんでラストぐらいはスッキリさせて欲しかったなぁ~。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-28 21:54:30) |
51.ロメロの作品なので安心して鑑賞出来ました。内臓を食べるシーンはグロイですがこれぞゾンビ映画です。最後の落ちは、日本の現状と一致しているのでは。 【SAT】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-18 16:07:39) |