7.《ネタバレ》 最後の裁判が成立する過程ムチャクチャ飛躍しすぎ。多分、相手の百戦錬磨の弁護士が潔く「成立を認めます!」と言うところを描きたかったんだろうが、ちょっと無理ありでそこがマイナスになっていると思う。惜しい。実に惜しい。 【シン】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-05 01:17:57) |
6.《ネタバレ》 「生きる」と同工異曲。、、、、、つまり、庶民的な小悪が、どう変化して、美しく、正しい人生が送れるようになるのかを主題としている。「醜聞」では、娘の死が契機であり、「生きる」は自分の目前の死が契機であった。→何かを生け贄として殺さなければ、人間は変われないという発想も共通。、、、、さらに、冬という季節の設定、喫茶室の「蛍の光」「ハッピーバースデー」の使い方も類似。また志村喬の、言い出したいのだが、本心で抱いていることがなかなか言葉にならないという演技も同じ。、、、、、なのに、「生きる」は多くの人の共感を呼ぶ一方で、「醜聞」はあまり省みられないのは何故だろう。、、、、、それは「生きる」の公園のブランコシーンがあまりに印象的だからだろうか、あるいは「生きる」の志村喬の方が美しい存在に見えるからだろうか。、、、、、でも僕は、この「醜聞」の志村喬の方が、「生きる」の志村喬よりも好きだ。なぜなら、僕たちの日常により近い存在に見えるから。、、、、、自分はウジ虫だ、だめな人間だと考えていながら、なかなか変わることができず、「蛍の光」を歌っても、結局変われない。、、、それはああしたい、こうしたいと決意した積もりでも、ままならない自分たちの姿に重なる。、、、もしかしたら最後まで変われないのではないか、そういう展開もありなのかと思って見ていると、最後の法廷シーン。、、、一瞬の良心の輝き。、、、この瞬間的な美しさを見るためだけに、それまでのストーリーは展開している。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-02 09:10:59) |
5.この作品の志村喬はあんまり好きじゃないなぁ。 やっぱり、この人は七人の侍のような渋い役が最高に合ってると思う。 【夏目】さん 5点(2004-06-11 13:39:18) |
4.言論の自由、名誉毀損、プライバシーの侵害これら問題が日本は未だに当時と変わらない状況であり、結局は泣き寝入り、人の噂は七十五日といった感がある。そんなスキャンダルな映画かと思いきや、実は苦悩に満ちた貧乏弁護士のスキャンダルとかかっており、しかし星が誕生する瞬間というきれいな表現で清々しさが残るスッキリとまとまったいい映画でした。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-01-28 00:56:34) |
3.初期の黒澤映画の中では割と好きな作品。確かにマスコミに対する問題提議みたいなものは前半で終わり、後半うって変わって志村喬の自分に対する葛藤の話になってしまってる点では、結局何が言いたかったんだと思ったが、実は後半の部分が自分的にはかなり良かった。特に「蛍の光」を合唱するところはすごくいいシーンだなと思った。 【ボーリック】さん 8点(2003-12-20 00:43:40) |
2.黒澤ヒューマニズムが身も世もあらずという感じで出ているので、抵抗を感じる人もいるだろうけど、僕はこの志村喬にはかなり泣けた。下品で暴力的な報道に対する批判も、古い映画とは思えないくらい生々しく感じられた。(つまり現実が変わっていないということだが) 【アンドロ氏】さん 7点(2003-01-15 21:04:10) |
【出木松博士】さん 7点(2000-11-26 01:34:02) |