342.ほぼリアルタイムに劇場で鑑賞。小学生でしたが、父の海を怖がるように。。。との教育の1つで劇場に置き去りで鑑賞。字幕だったように記憶してますがほぼ、意味分からないが鮫が恐いぞ、喰っちゃうぞってのだけが焼き付き恐い恐いBGMに余計のこと恐かった記憶があります。終盤には私は捨てられたかも…と思って暗くなってましたが、上映終了後父が迎えには来てくれてなんだかホッとしたのを覚えてます。とっても恐かったオヤジと鮫の体験。 【成田とうこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-08 23:49:24) (笑:1票) |
341.70年代のパワー、スピルバーグのパワーを思い知らされる快作でした。70年代前半といえば「ゴッドファーザー」「エクソシスト」等大人の映画が記録破りの大ヒットを続けていた時期で、本作もブロックバスターの皮を被りつつ、しっかりとした大人のドラマを中心に据えています。映像的ショックの薄れた現在の目で鑑賞すると、サメとの死闘よりもむしろ前半のドラマ部分の方が見ごたえがあり、マジメな姿勢で構築されたドラマと優秀な脚本の存在がいかに作品に貢献しているかが分かります。またスピルバーグのドラマ演出も驚異的。都会に疲れて田舎へ移住してきたブロディ署長が、「どうせよそ者にはわからんだろ」と言われながら孤軍奮闘するドラマを、若干25歳にして描ききっています。たった25歳で、よくも中年男のドラマを作り上げたものです。一方、クィントはスピルバーグが不得意とするタイプのキャラクターなのですが、こちらはロバート・ショーに相当お任せしている様子で、自分に出来ないことは他人に頼るという柔軟さも見られます。。。本作を見て思うのは、パニック映画にはリアクションがいかに重要であるかということです。人喰い鮫が現れた時、人々や社会はどう反応するのかを丁寧に描くことで、鮫の存在も引き立っているのです。肝心の鮫については技術的に相当な制約があり、その姿をほとんど見せないという詐欺みたいな描写が続きます。ようやく画面に登場しても作りもの丸出しなのですが、それでも本作のサメは活き活きとしています。それは、アミティの町やその住民達がこのサメの存在をしっかりと感じ、現実的なリアクションをしているからです。他方、90年代に入ってスピルバーグが関わったディザスター大作「ジュラシック・パーク」「ツイスター」「ディープ・インパクト」は技術的には本作を圧倒し、見せたいもののほとんどすべてを描写できるようになったにも関わらず、映画としては本作に劣ります。「パニック映画」の名称が90年代に入ると「ディザスター映画」と変わったのは言い当て妙で、対象に直面した人々や社会のリアクションがスッポリと抜け落ち、ただひたすら対象を描写することに集中しているからです。これはクリエイターのみの責任ではなく、難しい話を受け入れなくなった観客の責任でもあります。その意味でも、大人の映画に行列ができていた70年代は貴重な時代だったのだと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-31 12:44:39) (良:1票) |
340.後のパニック映画にも多大な影響を与えた、偉大な作品にケチつけるのは申し訳ないんだけど…張りぼてなんだよなあ、やっぱり。だって最初に観た時はまだ子供だったけど、やっぱ「あ…張りぼてだ」と思ったもん。張りぼてって言うなっ!映画の価値を落とすもんではないっ!って人の気持ちも解るんだけど…。でもこれは、やはり映画の出来が格段にいいからなんです。ストーリー展開もよく出来てるし、音楽は盛り上げるし、恐怖・パニックの描き方はすごく上手い。で、引っ張って引っ張って引っ張って…張りぼてなんだもん。最後にガクっときてしまったのは否めない。あの頃では技術的に限界があったのは解るけど、それだけに全体像を最後まで見せないわけにはいかなかったのかなあ、と思う。あそこまで、体の一部や魚影で恐怖が演出出来てたんだから、そのまま逃げ切(?)っても良さそうなんだけど。それとも「最後は全身を見せる」は決まりごとだったの?というのも、これはエイリアン(1作目)にも言えてて、全体がわからない顔のどアップやら、体の一部しか映らない絶妙のショットでエイリアンが襲ってくるシーンやらでめちゃくちゃ怖かったのに、最後に宇宙船の外に張り付いていたエイリアンは、普通に人がタイツスーツを着て頭に被り物したような代物で、思いっきり拍子抜けしたのと重なるので…。でも同じスピルバーグの激突!では最後に手を映しただけだったんだし、同様の演出が出来るんじゃないか、ってやっぱり思っちゃうのよ。ということでやはり「張りぼて」がマイナスです。他の出来がいいだけに。張りぼて張りぼて言ってすんません。 【あっかっか】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-04-14 13:15:29) (良:1票) |
339.《ネタバレ》 ロバート・ショウの不敵な面構えに痺れる。ああいう俳優は今いない。さんざん偉ぶっていたのに、あっさりサメの餌食になるところも凄すぎ。最後に残ったのが水恐怖症の署長さんというのもユニークな趣向で、脚本の面白さと卓抜した演出のセンスと名優たちのアンサンブル演技が見事に融合した大傑作。もちろん、ジョン・ウィリアムスの有名すぎるスコアも忘れられない。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-04-08 06:40:43) (良:1票) |
338.《ネタバレ》 今作ればもっと本物っぽく、鮫の目線やもっと緊張感ある視点で表現できるかもしれない。でもそれはあくまでCG。機械っぽく動こうが動きが緩慢だろうが公開時の人にはそれを補う想像力があったように思う。船からみた鮫のでかいこと!これだけで十分なのだ。また、鮫を弱らせるための樽も一瞬「これで勝てるかもしれない」と思わせながら、それをつけながらもぐってしまう半端ない鮫の体力に絶望感を味わせる見事な表現。しかもそれは後にその樽そのものが鮫の出現を意味する演出。スピルバーグはどこまで冴え渡っているのだろう。彼は静と動の使い分けもすごい。樽の再出現直前で交わされる3人(2人?)の傷自慢から船長の大戦時の忌まわしい記憶、そして鮫が襲うときに見せる一瞬の白目のエピソード、静かな恐怖も観客にしっかり刷り込んでいるのだ。当時のポスターデザインも秀逸。CGのない時代に作られたからこそできた名作かもしれない。 【やしき】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-03-02 02:19:15) (良:1票) |
337.特に海水浴場が舞台の前半、例のサメ登場のテーマ曲と共にサメのヒレ一つでこれだけ観る者を怖がらせてくれるスピルバーグ監督、お見事です! 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-08 20:10:34) (良:1票) |
336.「めっちゃハリボテやん!」などとのたまう友人が多いのが悲しい。この映画のラスト20分ほど興奮できる映画なんて、今だってそうは無いと思うけどなぁ。神懸り的なテンポの良さを誇る編集も相俟って、スピルバーグにはもうこの時点で娯楽作の王者としての風格を感じる。 【j-hitch】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-12-11 01:47:27) (良:1票) |
335.この映画の中に、僕が今まで観た映画の中で最も印象に残ったシーンの一つがある。最初に見たのはテレビで、確か小学生の時だったと思う。 鮫退治のために、ベテラン漁師とともに船で沖へ出たブロディ署長。署長は横柄な漁師にこき使われ、罵声を浴びせられ、ぶつぶつ文句を言いながら船尾で鮫のエサをまく。「てめーの顔を見るぐらいなら、人食い鮫と顔をつきあわせてる方がマシだ――」署長が船長に対する憎まれ口を言った瞬間に海面が二つに割れ、ドラム缶ほどの大きさがありそうな巨大な鮫の頭が、何重にも生えた牙の列のある口中を見せながら現れる。鮫はエサである肉塊を数個まとめてガブガブと飲み込み、そのまま、その頭と同様巨大な波しぶきと波紋を残して、海中に消えてゆく。署長、一言も発せず立ち上がり、そのままフラフラと後退し、船室へと入っていく。そして横にいる船長に言うかのように、また独り言のように、つぶやく。「…………この船じゃ、小さすぎる」 この、「この船じゃ、小さすぎる」 以上に署長の鮫への恐怖と、これから始まる壮絶な死闘への予感を表現する言葉は他にあるのかと、僕はいまだに考える。 そのシーンに衝撃を受けた僕は新聞のテレビ欄を見て、本当は見なくても分かっている 「スティーブン・スピルバーグ監督」 という文字を確認し、そしてその名を心に刻みつけよう、と思った。 僕の記憶の限りでは、それが映画において「演出力」というものが何か、ということを知った最初の瞬間だった。 【佐吉】さん [地上波(吹替)] 10点(2008-02-11 22:12:46) (良:1票) |
334.あの音楽と名声を知っていたので、初めてみたときのなんともいえない落胆が。違う期待を持っていた。 【あるまーぬ】さん [地上波(吹替)] 5点(2007-07-23 21:00:50) (良:1票) |
333.《ネタバレ》 やっぱり、映画の本質は「いかにして隠すか」であるということを、きちんと実証してくれる、模範的映画。そのくせとてもおもしろい。 【no_the_war】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-10 23:03:26) (良:1票) |
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332.「サメがチャチ」「展開がマターリし過ぎ」「ディープ・ブルーの方が面白い」・・・今の人はこのように思うかもしれない。しかし、私は断言する。この映画をリアルタイムで見れなかった人は不幸だ、と。 【Robbie】さん [地上波(吹替)] 10点(2005-06-12 20:14:41) (良:1票) |
331.《ネタバレ》 演出といい音楽といいほぼ完璧な映画ですね。主役のサメはとにかく姿を現さない。ただバックに流れる音楽だけでそこに巨大サメがいることを認識させる。と同時にバックに音楽が流れていなければサメは出てこないという安心感を観客に刷り込んでいく。で、ロイ・シャイダーがえさをまいていると音楽が流れてないのにサメががばぁっと・・・ぶっ飛びましたね。演出ひとつでここまで映画は面白くなるという見本のような1本です。 【ふじも】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-09-18 12:45:43) (良:1票) |
330.サメという生き物に、偏見を与えてしまったという点が気に入りません。 私もしばらく海に入りたくなくなりましたし、親父が沖に泳いでいった 時は泣いて呼び戻しちゃったもんです。今でこそ、恐れはあれど、サラブレッド やチーターにも通じる美しさを兼ね備えたサメは大好きですけどね。 が、とにかく鮫の描き方が旨い。たしかに作り物なんですが、恐怖がそれに 目を向けさせません。っていうか制作者が心配するほど作り物っぽさなんか ないんですけどね。エイリアン同様ハッキリ姿をみせない演出も○。 襲う時のサメ視点がたまらなく怖いし、一つの演出法を確立させた偉大な映画 ですね。 なにより特筆すべきは音楽でしょう。あの音楽がなければ果たしてあの恐怖を 描く事ができたかどうか。 トレマーズもそうですが、低予算で作られたこの手の映画にキラリと光る傑作が うまれるのは、制作者が限られた条件のなかで、脳細胞すり潰すくらい知恵絞り だすからでしょうかね。予算が膨大で、失敗してもやり直す事ができる作り方で はないですから。まさに“結晶”ともいうべき映画です。 【マンダム】さん 8点(2004-06-25 20:05:10) (良:1票) |
329.小さい頃見て、かなり怖かった記憶があり、最近見直してみたが、ジョーズの怖さは意外に低めで、むしろ大きなサメを仕留めるというワクワク感の方が高かった。なんか海洋冒険モノっぽい感じ。ジョーズは所々で、作り物に見えて、ちょっとがっくりきたが、最後の決戦はなんとか楽しめた。前半はちょっと退屈。後、一回観てるにもかかわらず、↓の話のマシーンから落ちるおっさんほどではないけど、死体飛び出しシーンは俺もビビッた。てゆか一瞬飛んだ。 【なにわ君】さん 5点(2004-05-20 19:59:30) (良:1票) |
328.スポーツジムに通っていた時に、備え付けのテレビの洋画で見ました。マシーンで歩いているおじさんが、海の中の死体が「バーン!」と現れた瞬間、びっくりしてマシーンから落ちていたので、それも含めておもしろかったです(笑 【akoako】さん 5点(2004-05-20 08:43:18) (笑:1票) |
327.何度も見てるから怖さは無いけど、見終わって面白かったなぁと思える一作。スピルバーグは映画を作るのがジョーズです。 【諸星わたる】さん 8点(2004-05-20 05:03:58) (笑:1票) |
326.父に連れられ、有楽町の丸の内ピカデリーで鑑賞。小学生の時である。 今でも鮮明に覚えているのは、幼い私がそれだけ決定的に映画の力を魅せ付けられたからだろう。 あれから数十年、この傑作をあらためて鑑賞して、唸ってしまった。 冒頭、女性がいきなり襲われるも、鮫の姿そのものは見せずに引っ張り続ける。 凶暴な人食い鮫に、人命が危機にさらされているというのに、頑迷な町の権力者に阻まれて何もできない主人公の焦燥。この見えない敵に怯えるサスペンスフルな前半の、傑出したカメラワークによる周到な演出。 後半では、未だ生々しい襲撃シーンをみせることなく、その恐怖をロバート・ショウ演じる漁師によって克明に語らせる、背後には正にその敵が迫ってきている。 このシークエンスによって、観るものの脳内に恐怖を増幅させる。 とどめには「喰らえ、化け物」で、味わうかつてないカタルシス。ドーパミンも大放出だ。 余談ながら、この時のロゴ、ポスター、プログラムのデザインの説得力も、忘れられない。文句なしの娯楽映画の頂点だ。 【poppo】さん 10点(2004-04-21 14:47:16) (良:1票) |
325.人間が鮫に襲われるという、パニック映画としてはなかなかリアリティを持った設定で、その心理的恐怖を利用しまくって、全編に切れ目のないスリル感を持たせているところが人気の理由でしょう。編集技術も素晴らしく、海面付近を不安定に出入りするキャメラは、鮫と人間の視点を交互に演じながら、絶妙のタイミングでつながれ、観客にあたかも海中にいるかのような臨場感を味わせます。リアリティを演出するために用意された学者の存在。自然界を畏敬するものと軽んじるものの対立。前者は生き残り、後者は次々と犠牲になっていく。パニック映画の一応のセオリーは踏まえ、「人類への警告」という定番のメッセージは確かに存在してるものの、一貫してエンターテーメントを追い求めたことで、こうしたテーマは完全に薄らいでいるような印象です。友情ドラマや家族ドラマなどにあまり寄り道せず、人間と鮫の対決に終止したことも重要で、脇道を断つことで、緊張感を持続して行きます。テーマの幼稚性や単調さゆえに、オスカーを長年取れなかったスピルバーグですが、逆にそこがスピルバーグのテリトリー。少年のような純朴な映画愛こそ彼の魅力です。この映画も、若きスピルバーグがなんとかして観客に楽しんでもらおうという純朴な思いがにじみ出ていて好きな作品です。オスカーを取れなかった頃のスピルバーグがやっぱり好きです。 【スロウボート】さん 7点(2004-02-14 01:52:18) (良:1票) |
324.《ネタバレ》 はい、幼少期に観ています。 その後、たぶん、幾度か見ています。 ただし、その状況とは、きっと水曜ロードショーだとか日曜洋画劇場の類のものであり、当然途中にはCM入っているし、途中でどんだけ編集カットされているのか分かりもしない状態で目にしてきたものでありました。だがそれでよかったのですと思っていたのが昨日までの自分のJAWS感でした。 ところがどうして、今回(既に40年以上を経過し、自分自身は子供からオッサンへと成長をしていますが)この度、ちゃんと初めて2時間4分というフルバージョンのものを落ち着いて鑑賞した結果、昨日までのJAWS感とはきれいさっぱりバイバイする事となりました。そして今日からは新しいJAWS感を持って再出発をする運びとなりました。 そこで、改めましてのJAWS御感想。 なんやジョーズ完璧やん。なんやジョーズ最高やん。もうそれしかないですやん。三人の勇者に対して乾杯。ジョーズの恐怖感と絵面も当然良いけど、けして馴れ合うことないギスギスとした人間ドラマがまた更に面白くて良い味出してますやん。まだまだ何度だって見たくなってしまいそうですやん。 という、いくら大人になろうがこのような神映画に関して少年時並のコメントしか未だに発せないですが、まあいいですやん。好きなものは好きって言って終わりたいだけなんです。ジョーズ君御苦労さん。ブロディ署長御苦労さん。ジョン・ウィリアムズさん ご褒美に飴ちゃんあげる。 【3737】さん [地上波(邦画)] 10点(2003-12-26 12:43:15) (良:1票) |
323.海に入れなくなりました。←本当。助言。お子様には見せない方がいいですよ。 【ビックルT】さん 8点(2003-07-22 15:31:21) (良:1票) |