36.《ネタバレ》 三木監督印の脱力系コメディ映画。期待を裏切ることなく「亀は意外と速く泳ぐ」の路線を継承、ゆる~い笑いと小ネタを織り交ぜながら、平凡な日常をちょっとだけ楽しくする"コツ"を教えてくれる映画です。河童や龍が実在する実在しないは別として、いないと決めつけてかかるよりは、本当にいると考えるくらいの想像力をもった方が人生は楽しいですよ、ということでしょう。麻生久美子さんはもちろん、キャスト全員ノリノリ演技がとても印象的でしたが、やっぱり三木監督作品では岩松さんとふせえりさん、このお二方のヘンテコ感が一番面白い。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-06-18 20:49:27) |
35.麻生久美子とふせえりが自転車に乗って並び走る。 ふせの一言一言に麻生のペースは落ちたり上がったりと、刻々変化する。 画面比として大きくなったり小さくなったりというその表象的リアクションを、 カメラは後退移動のロングテイクで延々と捉えている。 やがて画面右手には線路が見えてくるロケーションだ。 ならば間違い無くやってくれるだろうと思いつつ見ていると、 果たしてその長廻しの中盤とカット尻、狙いすましたかのように 通過する山手線の車両の緑を二度画面端に入れ込んでいる。 そのタイミングが絶妙だ。 線路を写したならそこにぬかりなく列車を走らせる、 映画の作り手としてのその律儀さ。そして色使いに対する拘りの徹底ぶりが嬉しい。 単に衣装や小物や美術での配色ならさほどの難度はないように見えるが、 本作で麻生が纏う衣装のバリエーションは半端ではない。 緑のダンプカーの配車も大掛かりだ。 その上でさらに、自転車のシーンのような手の込んだ芸当を 軽やかにやってのけるあたり、侮れない。 そうして拘り抜いた眼に優しい緑の配色が心地いい。 映画前半は、しゃがむ、病床で横たわる、沼に沈む、埋もれるというモチーフから 後半は快晴の中、飛翔する、上昇するというモチーフへ。 いろいろとよく考えてもいる。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-01-20 12:25:35) |
34.BSで放送されるというこてで退屈しのぎに観てみましたが、なかなか楽しかったです。登場人物がみんなイキイキしてて、落ち込んでる時観ると元気が出そうです。人生は適当に不真面目な方が楽しい、そんなメッセージを感じます。結構掘り出しものでした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-09-23 17:32:14) |
33.この手の映画は、あまり見ないがレビューが面白そうに書かれていたので借りてみた。 面白かったと言えば、面白かったが強い印象を残すものではないのは、こういう映画では当然か。麻生久美子も加瀬も好演。2時間を楽しむという意味ではグッドでした。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-05-06 22:54:01) |
32.面白かった! 『亀は意外と速く泳ぐ』で嵌り、見はじめた三木作品だけど、他の作品はイマイチ・・・『亀速』はまぐれだったのか? と思って諦めていたが、本作はgood!! あっさり味で楽しい。 『時効警察』にキャスティングされた時は「自分にコメディは無理」と思ったという麻生久美子だけど、まさに本格派コメディエンヌと呼びたい素敵な女優。 もちろん脇を固めるのは三木作品常連メンバー。安心して楽しめます。 【フラミンゴ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2012-04-02 13:20:30) |
31.《ネタバレ》 なんらもなぁ~。 それより何より、かつて愛の水中花をセクシーなレオタード姿で唄っていた松坂慶子さん・・・ 久々に拝見して、時の移り変わりを感じてしまいました。 是非とも、今年中に観ることをオススメします。 きっと良いことある・・・筈。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-18 18:05:19) |
30.《ネタバレ》 ○モテキの麻生久美子に惹かれて鑑賞。○それほど期待していなかったのもあってか非常に面白かった。テンポも良く、小ネタも小気味良く効いており、そして最後にあの破壊的展開。この映画だから許されるカタルシス。最後のハナメのセリフも嫌味がなく、見てすっきりした。○キャストも麻生久美子は主演のイメージがなかったが、一気に見方が変わった。他の作品も見てみたい。他キャストも白石美帆を除いて適役であった。○三木監督作品、麻生久美子出演作品をいろいろ見てみたい。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-01-07 22:58:03) |
29.《ネタバレ》 麻生久美子のハイテンションぶりは一見の価値あり。ストーリーはあってないようなものです。竜の出現は全く予想外だったので、お茶を吹き出しました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-12-15 19:28:24) |
28.《ネタバレ》 面白かった! どうなることかと思ってましたが クスッと笑えるね ◎麻生久美子(役名ハナメ!ww) 見た感じ特になんてないんだけど(スミマセン)独特の雰囲気を持った俳優さんですね この人の出演作 観たくなっちゃったヨ 終始バカバカしいノリが続くけど 蛇口をひねるとテンション上がる のところはオカシ--- 風間杜夫はじめ皆さんいい仕事してました さりげなくオススメかもしれまセンネ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-15 08:22:48) |
27.《ネタバレ》 小ネタ満載で意味のないようなエピソードの積み重ね。。。 もはや2時間とか、集中力のモタナイ観客を見透かしての内容なんでしょうか。 これ映画?って思っちゃいそうなところですが、ヘタな創り手や演者が真似したらトンデモナイ作品になっちゃいそうなところ、非常に小気味よく仕上がっています。 まったりニヤニヤ観るにはうってつけの内容で、世相を反映してるのかもしれませんね。風間さん、よかったです。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-04 10:14:02) |
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26.《ネタバレ》 ものすごくくだらないのに、引き込まれ、笑ってしまいました。途中で飽きることもなく、最後まであのテンションで引っ張ってくれましたね。麻生久美子って、この作品や「純喫茶磯辺」のモッコ役など、常識からちょっとハズれた感じのキャラクターやらせるとかなり良いですね。不思議な魅力を持った女優さんだと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-11-12 22:01:10) |
25.コメディ要素満載のファンタジー映画。ほのぼのとした気分になれます。 【がーぷ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-09-04 11:59:59) |
24.《ネタバレ》 「亀速」や「転々」に比べるとちょっと薄味かなという気がします。 岩松さんとふせさんの絡みがなかったのが残念でした。 今になって気がつきましたが,風間さんに松坂さんってかつての大ヒット作「蒲田行進曲」の二人ではないですか! 【まきげん】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-08-24 18:06:24) |
23.麻生さんが好きでこれ借りましたが、こういう役やらせたらこの人の上はいませんね。 そして、麻生久美子ファッションショーも見ごたえありました。特に沈丁花家に伝わる蔵ででのファッションが好きです。 【のははすひ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-19 22:28:17) |
22.《ネタバレ》 大好きな三木聡作品だがこれはちょっと中途半端だった。パジャマのゴムはちょっと緩いぐらいが着心地がいいが、ゆるすぎて腰骨でかろうじて留まってるようだとちょっとスッキリしない。だったらいっそこのまま今日は家に引きこもってテレビ観てダラダラしようと思っていたのに、突然画面から貞子が出てきちゃって勘弁してくれよ、みたいな龍の登場もちょっと困る。でも、まいっか。と思ってしまうところがさすが三木作品。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-02-01 17:32:18) |
21.くだらないんだが意味不明なストーリーや変わった演出にいつも心が惹かれて三木聡の作品を観てしまい、そして観終わった後は穏やかな気持ちにさせてくれる。そこが好きだ。 【映画】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-10 15:12:40) |
20.《ネタバレ》 ゆるい。小ネタの9割はすべっている。中盤はホントだるい。という、いつもの三木監督作品。でも我慢してラストまで観届けると、なんかちょっと元気になってたりする。いつもの三木監督作品。 |
19.《ネタバレ》 麻生さんは、類まれなる声の持ち主だ。特に、喜びの感情を含んだときの声が絶品。赤ん坊が何の邪心も無く笑うとき、ころころと転がるような笑い声を上げるが、そんな声を思い出させる心地よさがある。決して美声とはいえないけど、人間の本能の部分に触れて、幸せな気持ちにさせてくれる魔法の声だと思う。 冒頭、スピーディーな展開についていくのがやっとで、多少乗り遅れた感はあったが、テンポになれた頃には、すっかり登場人物それぞれの魅力にハマっていた。おなじみの面々が織りなす、ゆるめの笑いに身をゆだねる安心感。特に、麻生さんの魅力が全開だった。さわやかで前向きな後味が残るのは、やっぱり彼女の声の力が大きいような気がする。 【おおるいこるい】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-11-19 14:14:36) |
18.終始テンション高めで、わざとらしいボケ発言の数々。 なんか胡散臭いし狙っている感があってどこか居心地が悪いんだけど、最後まで観てみると、意外と完成度が高いことに気付かされる。 冒頭とラストに出てくる松坂慶子と麻生久美子が住んでいる家の色使いが抜群に良い。 麻生久美子の黄緑色のワンピースも綺麗だし、室内の小物の色もそれに似たグリーン系のものが使われていたりして、映像センスの良さを感じさせる監督である。 麻生久美子は、外見的にどうもおばさん臭くていまいちだけど、声のトーンとしゃべり方が魅力的で、どうしても気になってしまう魅力をもった女優だ。 話としては、龍のCGが飛び出したりで、取るに足らない内容だが、映像のセンスがそれを補っている。 作品全体の出来としてみれば、それなりのレベルに達している。 2000年代の邦画の雰囲気をそのままに、終始テンションの高い麻生久美子に圧倒された一本。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-29 23:16:25) |
17.《ネタバレ》 この監督の他の映画と同じ、小ネタ連発系。 時効警察はかなり好きなんだがどうやら映画はどれも合わない。 ドラマで45分なら楽しく見ていられるが 小ネタばかりが2時間も続くときついってことか。 麻生久美子、なんか歳取ったように見えたなぁ…。 かわいいし、実年齢よりは若くみえるんだけどさ。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-09-16 10:00:25) |