13.人種や年の差を超えた友情が、911テロ後、アメリカで起きている変化によって引き裂かれていく。こういった社会問題を扱った映画制作は大事だし、本国アメリカでヒットした意味は大きいと思う。ただ、何ていうのか…映画的に優等生の型に嵌りすぎていて、やや面白みが薄い気がしないでもない。良い映画だとは思うんだけど…。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-23 15:06:37) |
12.この映画はいろいろなエッセンスを含んでいておもしろかった。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-24 06:15:28) |
11.《ネタバレ》 今回、扉をたたく人というタイトルにひかれましたが、これはこれで良いと思います。 ただ、実際のところは、扉を『たたかれた人』と いったほうが正しい理解なのでしょうね 赤の他人に優しさを与えたことにより、更に扉をたたく人が訪れる。 それは彼にとって もちろんプラスであるハズ。 そしてそれが人間らしく生きてゆくという機会を与えてくれる人であったということ。 そして出会った彼らと共に苦を感じ、更に出会った彼女と苦を分かち合いながら同じ時を過ごす。 正直、ハッピーエンドを期待する類の作品ではありませんでしたが、記憶に残る重作。 移民ならではの苦悩とアメリカの移民受け入れ体制の現状を知らされた。 こんなところにも〝9・11テロ事件〟のシワ寄せが多大に影響してきているんですね とても心が痛むストーリー とても痛切なドラマです。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-22 20:08:03) |
10.《ネタバレ》 これは地味ながらもかなりの良作なのではないだろうか。物語は淡々と進む。人との繋がりはそれはそれは暖かいのだが、分別がある。ボートはボート、ファックはファックといった具合に。大学教授と不法滞在の移民という、なんとも相入れないように見える人々の感情をうまく描いている。蛇足になるが、学生時代に見た英語の例文にこんなのがあった。「もし音楽が存在しなければ、世界は無味乾燥なものであっただろう」 【lalala】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2012-05-07 23:57:35) |
9.《ネタバレ》 ○隠れた佳作。地味だが映画から発せられる言葉はものすごく強い。○テロが浮き彫りにした移民問題。ウォルターとダレクのささやかながら育まれる人間愛を一気に潰してしまう無機質な国家。徐々に画面からフェードアウトしていくダレクに対し、何もできないウォルターと母。非常に切なかった。○最後にウォルターがジャンベを駅で叩く。その音は次第に強くなっていく。日本にはアメリカほど問題視されていないが、いずれこういう問題に直面するかもしれない。観て本当に良かったと素直に感じた。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-01 20:01:26) |
8.《ネタバレ》 地味だけど、丁寧に人の心や移民問題を描いていて、本当に良作だと思う。もっと多くの人に見られるべき作品。最後のシーン、主人公が叩くジャンベの音が、見終わった後もしばらく心の中で響き続けるような感じ。 【ashigara】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-09 15:02:28) |
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7.《ネタバレ》 かなりシュールですねぇ主人公が初老の男性。不法滞在をしていた二人のカップルと出会い、次第に心を開いていくという内容。盛り上がりのかけらもなく進んで行くんですが、観終えた後は心が穏やかになりました。 【映画】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-03-26 01:16:01) |
6.911以降、アメリカでは移民への管理を相当、厳しくしているのが分かります。ハリソンフォードの「正義のゆくえ」もそうだったけど、移民問題は今やアメリカの重要なテーマのようですね。これ以上の緊張が続くと、日本の隣組みたいな制度もできかねない。まぁ、仕方ないですけどね。テロのことを考えるとね。この映画はそういう環境のもと、二人の分別のある年配の男女が惹かれあうという地味な映画でした。CG全盛のアメリカ映画にもこういう地味な映画も日本に配給されているんですね。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-17 22:51:43) |
5.事前にあらすじを読んだ限りでは類型的に思えたものの、実際の映像はかなりよかったです。これもまた、大ホールでタダで見せていただいたので、「映画館(字幕)」を選ぶのはためらわれましたが、ご容赦を。ところで、一緒に見た友人は一時お嬢さんがニューヨークに住んでおり、訪れた際の体験などから、現地の描写にかなりリアリティを感じた様子。行ったことのない私ですが、人物描写に、そこはかとないリアリティを感じました。いそうですもの、こういう大学教授。こんなアメリカ映画もあるんですね。 【おばちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-05-26 00:13:46) |
4.《ネタバレ》 うーん、「惰性で生きていた初老の男が、前向きに生きる力を取り戻す」という点は、よく描かれていたと思います。特にそのきっかけが、異邦人やそれまで縁のなかった楽器(ジャンベ)だったというのも説得力があります。が、それと同時にアメリカでの中東移民の扱いについても取り上げています。これについては、タレクが収監された拘置所の所員がなぜか黒人ばかりだったり(実際そうなんでしょうか)、壁に自由の女神の絵が書かれていたりと、なかなか細かい配慮がうかがえます。モーナの「(ここはアメリカなのに)まるでシリアのよう」という台詞も記憶に残ります。ただ、その両方にウェイトが置かれたためか、中途半端なできという印象を受けました。タレクが不法滞在者となったのは役所からの通知を(母親が)無視したからで、本人は「何もしていないのに」と言っていましたが、何もしなかったから不法滞在になってしまったというのは深いアイロニーです。要は本人の“自己責任”なわけですから、これを以て移民政策がどうのとか、役人の態度が冷たいとか言うのは、ちょっと見当違いではないかと感じます。そのあたりがうまく処理できていれば、よかったのですが。でも、地味ですがなかなかの佳作です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-23 15:30:21) |
3.《ネタバレ》 移送されてしまう不法滞在者の友人、恋人、家族は本当に何もできない。余りにも無力。これがリアリティなのかもしれないが、無力すぎて抵抗もできず、展開も余りない。丁寧な造りで心には残りましたが、映画としてはちょっと地味。ジャンベシーンはどれも素敵でした。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-23 22:36:18) |
2.《ネタバレ》 大学教授のウォルターと移民のタレクの音楽を通じた友情から人権問題へ。ウォルターは冴えない大学教授のおじさん。ある日ニューヨークのアパートに戻ると知らない人たちが住んでいた。それは移民のタレクとゼイナブ。少しの間居候させる同居が始まった。タレクと音楽を通じて打ち解けていく。しかし、タレクは不法滞在で逮捕・拘置されてしまう。ウォルターは必死になってタレクを救おうと試みるが、努力もむなしくタレクは強制送還されてしまう。ウォルターはちょっとイイ人すぎる感が。。。でも二人が音楽を心から大切にして通じあっているのが良かった。音楽ってホントいいね~。タレクのお母さんとデキるのもちょっと面白かった。大人の恋って素敵ですね。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-11-18 22:04:47) |
1.リチャード・ジェンキンスの「何処かに人生の生きがいを模索しようとする老人」を演じる力量は流石というべき出来です。やっぱり名優だなぁ。 話の展開の割りに数日間しか経っていない不自然さと、クライマックスの説教くさい文句が少し気になりました。あくまでいちゃもんに近い不満ですが。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-08-16 01:01:13) |