162.既存の価値観、倫理観、常識、世間体に従っていくことに疑問を感じた事は、誰にでもあるだろう。20歳とは「まだ大人じゃない」という言い訳が使えなくなる年齢だ。「もう大人なんだから」という諦めと妥協に流されていった当時の多くの若者達に衝撃を与えた名作だ。自分の人生は、両親や先生や他人が決めるものではない。自分はどうすべきか、より、自分はどうしたいかを考えて行動すべきなのだ。もちろん、幸せになれる保証はない。しかし、後悔はしないはずだ。 【パセリセージ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-04-17 23:30:06) (良:1票) |
161.誰もが知っている映画。でもこの作品を観たという人は意外に少ない。私もその一人だったので観てみました…が!非常に期待はずれです。これってストーカーなのでは!?自分の将来もロクに決めていない状態で結婚結婚とせまって…こんな風に決めちゃっていいの?う~ん。映画を観る前は素晴らしいラストシーンだと思っていたのに映画を観て逆に色褪せてしまいました。残念! 【蘭】さん 3点(2005-02-03 22:54:58) (良:1票) |
【アキラ】さん 6点(2004-10-14 23:57:38) (笑:1票) |
159.ラストシーンと主題歌があまりに有名で、何だか見た気になっていたが、実は一度も見たことがなかった。しかも、“青春ロマンス”なんて取り立てて見ようともしなかった。が開けてびっくり。斬新な映像と洒落たカット割り、また度々使われる沈黙で飽きさせず、しょうもないストーリー(失礼っ)にも関わらず目を奪われていた。わざとらしい、あざとい、逆にダサいなんて思われそうな冒険的映像は、まさにロビンソン夫人とベンの関係を象徴するようで、作品全体にあやしい空気を醸し出しているように思う。ひとり立ちし過ぎた例のラストシーンは「ラスト」ではなく、まして「ハッピーエンド」でもなく、ベンの現状打破、現実逃避願望による衝動的行動だったとは。以上、映像と結末の意外性にびっくりしたのでありました。音楽は言うまでもないが素晴らしい! 【ちゃか】さん 8点(2004-07-13 15:18:15) (良:1票) |
158.《ネタバレ》 生まれた家には、恵まれているのに、無気力、無軌道、無計画のホフマン扮するベンジャミンに共感しまくりの俺(ちなみに、家は、団地で、熟女に興味無し、これだけは、言わせて下さい。)個人的な意見ですけど、今の日本にベンみたいな奴らは、そこらじゅうにいると思いますよ。常に退廃的でこれからの自分に不安で仕方が無い(俺も)だからベンは、エレーンを奪ったんですよ。何も考えずに好きだからっていう理由だけで行動してしまうんですよね。ラブストーリーとしても秀作だし、人間(男)のダメっぷりを、ここまで生生しく描いた映画も無いかなぁと思います。(ちなみに俺は、悲しくなるほどもてませんこれも、言わせて下さい 。) 【一番星☆桃太郎】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-06-10 22:49:51) (良:1票) |
157.この作品は、もともと「S&G」と「斬新な映像」のコラボを意図した実験的な作品だったのでは?だからストーリーに関しては力をいれてなかった。しかし、ホフマンの演技とラストシーンが予想以上に良くできたために「感動大作」として過大評価を得てしまったのだろう。そう考えればなにもかも筋が通る。 【michell】さん 5点(2004-04-19 16:08:23) (良:1票) |
156.《ネタバレ》 物語の主になる男女がろくでなしってのが最高。有名なラストシーン後のバスの中で、笑顔から何とも言えない複雑な表情に変わっていくところが秀逸。二人が自分の足で走っていくのではなく、好きなところでは降りられないバスに乗るのが何とも暗示的。 【ラーション】さん 9点(2004-04-07 17:36:53) (良:1票) |
155.《ネタバレ》 「もし自分の結婚式にホフマンみたいのが現れたら」という不安と妄想?を抱いた男女が何人いた事か・・・。この映画の与えた影響は大きい。<追記>11年ぶりに再見。これは卒業というより逃避ですね。逸脱と逃避。反抗期がなく親の言う事聞いて大人になった優等生が道を外すとこうなってしまうという悪い見本。全てにおいて思慮がなく、衝動的で場当たり的。カノジョも好きでついて行ったのではなく、大学中退して結婚する事に踏ん切りがつかなかっただけであり、タダ逃げたかっただけでしょう。まあ、一番の元凶は中年になって逸脱・逃避を始めちゃった夫人なんですけどね。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2004-03-27 03:41:00) (良:1票) |
154.オープニングで感動してしまいました。ある種エンディングをみているようなぞくぞくする感動でした。あぁサイモン&ガーファンクル‥大好きだ‥ それで終わってしまいました。あれれ。 |
153.名作と言われる映画の中で、私が嫌いなものの代表。どうしても個人的にこの映画を好きになれない。主人公も女も大嫌い。ラストシーンも痛過ぎる。一時の高揚感に身を任せた愚行でしょう、あれは。最低ですやん。バスの中でもうすでに2人とも醒めているじゃないかい。あの倦怠感ありありの2人の表情が、彼らの未来を如実に物語っています。 【ひのと】さん 2点(2003-12-19 14:31:46) (良:1票) |
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152.サイモン&ガーファンクルの歌が流れると、いっしょに口ずさんでる客が大勢いた。それを見つけると仲間ができたようで嬉しかった。映画は、すっごく複雑なニュアンスを含んだ映画。けっこう手強い映画ですよ。 【ひろみつ】さん 8点(2003-10-25 14:37:19) (良:1票) |
151.漢字二文字の題名の映画はヒットする、ということで原題の『卒業生』ではなく『卒業』としたのは水野晴郎さんでしたっけか?お陰でちょっと意味深なタイトルになった(かな?)。音楽が有名ですが、カメラも凝ってて、印象的。しかし、ベンは、なんだかヘンなやつだ。私自身との共通点みたいなのが、観ててもっと感じられたら、さらに感情移入できたかも。 【鱗歌】さん 7点(2003-08-13 23:08:34) (良:1票) |
150.《ネタバレ》 ’72年頃観た(「街の灯」と2本立てでした)ときはよくわかってなかった。でもそのあと何度観ても「飽きん」映画マイベスト5にいつも入ってます、要らんシーンがどこにもない、とずっと思いつづけてます。酒場のストリップ、アパート借りるにもアカちゃうやろな?と念押しされる等、この時代を感じました。 アン・バンクロフトを名女優と呼ばず誰を呼ぶ?という感じですよね~サリバン先生とロビンソン夫人だけでわかります。ベンとロビンソン夫人が会うホテルのバーとお部屋のシーン、自分でも不思議なほど繰り返して観る、おもしろい。カラダはこっちでも、純なキャサリンを好きになるのはこれ仕方ないでしょう、若気の至り・・でもやっぱりこの先無理があるよなぁ・・卒業でない卒業、私は「半卒業」だとトッてます。それにしてもこのあとドタキャンウェディングものが流行り(?)ました、私たちが美化して受け止めすぎましたかねー。/追:S&Gがなかったら満点じゃないけど、やっぱりコレは名作だと思う、私そういう時代に育ってしまって、そういう感性が染みついている、当時ストーカーという言葉も知らなかった、「一途な青年」だと信じた。だから素直に満点。 【かーすけ】さん 10点(2003-08-10 10:35:36) (良:1票) |
149.《ネタバレ》 有名なあのシーンは知っていましたが、全編観たのは初めてです。みなさん書かれている通り、あのシーンからこの映画全体を勝手に想像して観ると、あまりのギャップに驚きます。主人公も、結婚を投げ出してついていく女の子も、お互いのことをきっとものすごく愛しているわけではないと思う。まわりに反発して自分の存在を確かめたいというか、題名通り、今までの自分に「卒業」という感じなのではないでしょうか。それはあのふたりの最後の表情から読み取れます。「奪ってはみたものの」「奪われてはみたものの」という感じ。大変なことをしでかしたということだけで、もう本人たちの中では終わってるような。ほんとに愛し合っているふたりなら、あんなにふたりして前ばっかり見ないと思う。でも、なぜかこの最後の場面、涙出ました。主人公の表情がほんとにうまいです。笑えるところもあり、映像も斬新なところもあり、おもしろかったです。 【きょうか】さん 8点(2003-08-06 17:09:29) (良:1票) |
148.《ネタバレ》 当時は、良質の映画として有名だった作品。「これを観ないと時代遅れ」なんて言っていた当時の若者たちに圧倒的に支持されていた。あまりにも有名過ぎる、サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」の名曲をバックに、青春期の物語が彩る。生活上において、不自由が無いがための満たされぬ欲求を人妻との情事に幾度と求める主人公・ベンジャミンを、ダスティン・ホフマンが演じている。だが、主人公ベンの人となり性格や・立場と境遇は決して共感できるものではない(現代っ子が観れば尚更反感かうだろうな…)。フラれた彼女を追いかけ、元彼の立場を忘れ彼女のデートに割り込むは、挙げ句の果てに近所に押しかけ下宿までするとは…。“恋は盲目”と言いたいところだが、現代ではこれを“ストーカー”と呼ぶ(笑)。そんな物語もかの有名なラストシーンに幾分か救われる。教会のガラス越しに「エレ-----ンッ!!」と叫ぶクライマックスは、あまりにも衝撃的(点数の殆どはここに注がれる)。そんな二人がバスに乗車して駆け落ち。ちょっと気になるのは、車内で一度は見つめ合う二人だが、以後、ベンはエレーンを見ようとはせず遠くに視線を送る。安堵感から来ていのか…それとも目的を果たした事からくる達成感なのか…。何か、今後の二人の未来を予感させるような演出。ところで、中盤のナイトショーでショーガールの“バスト回転”の妙技を、エレーンの頭上でやるのにはブッたまげました。今観るとなんてスゴイ演出…(このシーン忘れてました)。 【_】さん 7点(2003-06-29 17:37:24) (良:1票) |
147.ただのストーカーの話?あの女がなんでダスティンホフマンに惚れるのかが分からない。ちゃんと定職についてから結婚しなさい。 【ジャパネット】さん 2点(2003-05-08 15:26:05) (笑:1票) |
146.S&Gの曲がすごく効果的で大好き。この音楽と映像の斬新さは何度みても飽きずに新鮮な気がする。名シーンは数多いが、デートでストリップ劇場に連れて行かれて(嫌がらせ)俯いたままのキャサリンがぽろりと大粒の涙を流した時、ダスティンがはっと彼女への愛に気づくところ、ロビンソン夫人に覆いかぶさる次の瞬間ベンはプールで浮きに乗っているなど、、現実的に考えればダスティンはストーカーまがいだし、キャサリンの選択はありえないように思う。でもそんなことは見たときには全く気にならなかった。ストーリーよりなによりとにかく音楽と映像表現が見事で今も大好きな作品。 【キリコ】さん 10点(2003-04-05 17:07:11) (良:1票) |
145.この映画は非常にブラックなテイストを持った、優れたセックス・コメディだ。60年代から70年代という不安定な社会背景を巧みに織り込みながら、一種の娯楽映画としても楽しめる。70年代に入ると、アメリカ映画からは、「家族」という普遍的なテーマが姿を消してしまう。この映画は否定的でシニカルな描き方であるけれど「家族」を扱った、60年代最後の重要な映画だと思う。既成の概念はもはや通用せず、それらは完全に打ち破られ、新しい時代へと突き進んでいたこの頃。性に対する抑圧的な道徳観念を打ち破り(ロスとバンクロフトという親子と関係を持つ点がそう)、親たちの望む、上流志向とそんな生活に決別を告げる学生を演じたホフマンの演技には大いに笑った。愛の渇きを演じさせたら、天下一品のミセス・ロビンソンことアン・バンクロフトがことに素晴らしい。年増女の渇いた魅力が、とても印象的で、この映画は彼女の代表作の1つと言える。 【ノブ】さん 8点(2003-02-02 13:56:42) (良:1票) |
144. こういう作り話の枝葉末節をあれこれ突くのもどうかと思うが…。一種の現代(70年代)のメルヘンとして、ニコルズ監督の鮮やかな演出テクニックとS&GのピタリとはまったBGMと名手ロバート・サーティスの絶妙なカメラ・アングルに酔いしれる映画デスよ、コレは。ベンジャミン役は当初ロバート・レッドフォードにオファーがあったとか。それはそれで見たい気もしないではないが、矢張りあの何とも言えないペーソスを醸し出せるのがホフマンの真骨頂なのでは?賛否両論の「花嫁掠奪」も、戦前からのアメリカ映画(特にミュージカルやサイレント喜劇)によく見られた一種のお約束みたいなモノ。なので、あんまり目くじら立てることもないんじゃ?だって…ミュージカル観てて「こんな風に突然街角で歌い踊り出す人間なんか現実には存在しない!」とか言わないよ、フツー。鑑賞の仕方を根本的に間違ってると思うけどナ。 【へちょちょ】さん 8点(2002-12-31 03:13:14) (良:1票) |
143.《ネタバレ》 遅ればせながら、映画史に名を残すこの作品をやっと見る事ができた。 それがまず嬉しい。 見ることが困難な作品ではなくサブスクで簡単に見られるのだけれど、他に優先して見たい作品が大量にあり過ぎて、後回しにしてただけなのだけどもね。 結婚式に乗り込んで花嫁を奪い去るのって、この映画が原型なのかな? だとしたらもの凄い元祖だな。 人妻のアクの強さ、確かに「吐き気」を催すかも。 確かにセクシーではあるのだが、愛嬌が全くないし感じも悪い、そして何より年齢より老けすぎ(30代中盤のはずなのに50近くに見える)。 熟し過ぎていて食あたりしそうだ。 娘さん、他の男と結婚するに至るまでが唐突だし、最後ももちろん唐突だ。 娘さんの気持ちの描き方が雑と言うか、不十分な気はする。 ダスティン・ホフマンの挙動不審なとぼけた演技はとても良い。 【にじばぶ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-01-20 07:20:21) |