153.よそ見すると取り憑かれそうな映画でしたw内容の異様さもさる事ながら、演技がその異様さを何倍にも増幅しており、観ている間すべてを奪われます。なので観終えて何も言葉が出ず、せっかくのデートなのにあっさり家に帰ることになりました。そんな彼女は後日一人で再びこれを観たそうです。。。何かに取り憑かれた僕の彼女の心を返してくださいの8点ww 【nazu】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-09-03 19:18:58) (良:1票) |
152.《ネタバレ》 技術は完璧だが官能性に欠ける主人公。新たなプリマとして抜擢され不安を抱えながら公演に向けて練習する中、自由奔放なソリストが移籍してくる…。正直、トレーラーを見てそのソリストとプリマを競う女同士のドロドロとした争いの映画かと思っていたが、本当のライバルとはどうやら主人公自身だったようだ。妄想か二重人格か、母親からの過度な期待と、そのソリストの持つ奔放さへの渇望に挟まれ徐々に提示されていく主人公の狂気。観てる方もどこまでが現実なのかあいまいになり恐怖感が増していく。 特殊効果はあまり好きではないが、初日公演で悪魔・官能の象徴である黒鳥を踊りきるときの主人公の変化はバレエに縁のない筆者でも鳥肌が立つ思いであった。 好み30/50、演出11/15、脚本10/15、演技8/10、技術7/10、合計66/100→7/10点 【chachabone】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-12 23:21:57) (良:1票) |
151.《ネタバレ》 おもったよりエロスな世界でした。ラストへかけてのスピード感は見もの。 【とま】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-03 11:05:10) (良:1票) |
150.《ネタバレ》 恐ろしい映画を観てしまった。この映画、カメラが一貫して主人公と行動を共にしているため、こちらが観ることが出来るのは主人公に見えている事のみとなり、それが現実なのか幻覚なのか判断するのは観ている人次第。これがもたらすものすごいリアリティで、人間の理性とそれに覆い隠される本性をホワイトスワンとブラックスワンに置き換え全編スリリングに描いている。ラストのブラックスワンを演じるナタリーの気迫あふれる演技は観ているこちらも鳥肌もの。必要以上の手ぶれカメラの多用が唯一の難点。劇場でやっている間にもう一度観ておきたい。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-06-05 16:08:18) (良:1票) |
149.《ネタバレ》 最後のバレエシーンがとてもダークに美しく撮れている。純真な心を失った代償にブラックスワンとなったニナの妖しさがすべて表されていると思う。お話は一本道だしエロも無駄に多いが、細かいことは気にせず、最後のバレエシーンを大画面ででかい音で楽しみたい。 【ぷろぐれめたる】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-29 01:10:14) (良:1票) |
148.バレエって単語で拒否反応が出てスルーしてましたが、全然バレエの知識に疎くても観られます。むしろバレエのバの字も知らない人間でさえグイっと映画の世界へ引き込む官能と狂気が入り乱れるすごく力強い映画でした。圧倒されました。役者、映像、演出、音楽、どれをとっても文句なしの出来で満足です。エロシーン満載ですが決して下品ではなくむしろ美しささえ感じる。これぞエロス。芸術品みたいな映画ですね。ラストシーンの演出なんかはゾっとするぐらい良かったです。オーケストラの音楽が凄いので是非映画館で観ることをお勧めします。 【ケ66軍曹】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-27 19:05:50) (良:1票) |
147.《ネタバレ》 優等生のニナ、バレエダンサーとしての高みを目指すニナ、母親の期待を一手に背負うニナに押しかかる重圧はいかばかりか。ニナがダークサイドに取り込まれた瞬間、真っ赤に充血した目を見た瞬間、作品のテンションが一気に上がった。私のテンションが上がっただけなのだろうか。そこから先はブラックスワンパートをダースベーダー卿の如く踊りきり、悪の権化として君臨した。しかしその直後のホワイトスワンパートでは、宇宙一の悪であるベーダー卿の頑強なマスクはあっさりと割られ、真実の自分が現れる。そう、ラストに繋がる一連のシーンでエピソードⅢからⅥを一気に見せていただいた感じ。けなしているのではない。もの凄く感動した。ブラボー。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-21 22:56:38) (良:1票) |
146.《ネタバレ》 兎に角ただひたすらにナタリーの美しさに引き込まれました、バンサンも良かったし、映画を見ていてこの先どうなるんだろうとドキドキしながら見ていました。久々に感動したしこわくもありました。音楽も良かったし、最後白い白鳥が地に染まる場面,場面を見ながらお願いだから最後まで踊らせてと何度も祈ってしまいました。ナタリーはこの映画で5-6キロ痩せたそうだけど、映画のロケが終わったらすぐに戻ったそうです。映画って本当に楽しめますね、たまに素晴らしい作品に出会えると幸せを感じます。最高でした。でも怖くてこの映画は見直し出来ないかも?。すてきなえいがにであえました。 【yasuto】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-05-21 21:42:59) (良:1票) |
145.ストレートで分かりやすい内容でした。久々に派手なアクションや奇抜な設定、謎解きなどがない映画を観た気がする。 ヨーロッパ映画みたいな雰囲気。芸術は自己表現であるがゆえに、常に情熱と狂気がともなう。私のように「テレプシコーラ(バレエ漫画)」にはまった人はおもしろいけど、興味のない人はつまらないかも。 ナタリー・ポートマンはオスカー受賞も納得の演技。 主役ニナの比重が7、8割占めるので、オスカーとるぐらいでないともたなかっただろう。 ビデオレンタルで観てもいい気がするが、舞台で大勢の人がいる時と一人の時(孤独)との違いや舞台の奥行き、黒鳥の見せ場の迫力などはスクリーンでないと味わえない。 バレエに関する基礎知識があった方が楽しめると思う(お勧め本は「私をバレエに連れてって」←別に宣伝じゃないけれど…;図書館でどうでしょう?;) 映画を支えきる力をもった女優(プリマ)に喝采を贈りたくなる映画でした。 【果月】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-15 10:46:52) (良:1票) |
144.《ネタバレ》 見終わって「へ?こんなもの?」ってな感じで。『シャイニング』(キューブリック版)+『キャリー』+『ファイトクラブ』、以上終わり・・・ってそれだけだとアレなんで、もう少し書いておきますと。『白鳥の湖』を題材に、映画が物語にシンクロしていくように進んでゆくのは面白いと思いました。んでも、別に卑猥だったり陰惨だったりしなくても面白くできるんじゃない?って感じがして。いや、映画自体の起点が元々サイコホラーなんでしょうけど。でもでも、もう最初から彼女ったらヘンだったし。それから、鏡をモチーフに、鏡に映る姿を人間の裏に隠された心理に喩えてみせるのもいい感じだと思いました。が、カメラがガチャガチャユラユラ動き過ぎな上に、寄り過ぎどアップ主体で結局最後まで「ちゃんとしたバレエの映像」を見せてくれない点はフラストレーション溜まりました。ナタリー・ポートマンは女優として『レオン』のマチルダお嬢ちゃんからとても成長しました。だけど今作での評価はまるで「おっぱい出してぎゃー!って絶叫してみせれば評価される日本映画の女優」みたいな感じがしちゃってねぇ・・・。当たり前過ぎるラストシーンよりも、突然怒涛のハッピーエンドとかいう展開の方がよっぽど面白いんじゃない?とか思ったのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-14 18:09:50) (良:1票) |
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143.《ネタバレ》 ストーリーは鬼簡単でなによりテンポが良い! 観賞後感は爽快な超娯楽作。 ナタリーポートマンも見事だったが他も全てはまっている。 特にウィノナライダーは秀逸。 観賞中笑い死にそうになった。性格の悪いオカマとオカマ女しか楽しめなさそうだけどもの凄い映画。 【Pecco】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-05-14 00:17:47) (良:1票) |
142.《ネタバレ》 ホラー描写は「丁寧」ではなく「一気に突き崩す」よう。 すさまじい描写の勢いに圧倒されました。 現実と妄想が入り乱れる内容ですが、本筋は意外と分かりやすい映画だと思います。 ライバルのリリーがニナを追い詰めるシーンは、全てニナの妄想だったのでしょう。 ニナとリリーがパーティからニナの家に帰り、セックスをしたのも、女好きの団長・トマから「歓び」を教えられ、迫られたせい。代わりにリリーで妄想したと考えれます。 トマとリリーがセックスしているシーンでも同様。リリーに役を取られるのではないかと怯えが、それを見せたのでしょう。 トマの言った「君の道をふさぐのは君自身だ、自分を解き放て」という台詞が最後の引き金となり、あの結末になったのだと思います。 もしかすると、ベスがナイフで自分の顔を刺してしまうシーンも、ニナの妄想かも。 ベスの言う「私は完璧じゃない」も、ニナの思ったこと。 そしてラストでは自分は「完璧だった」というニナ。 妄想の中でベスを完璧じゃないと見下し、その比較で自分は完璧だったと言っているのかもしれません。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-12 21:16:05) (良:1票) |
141.《ネタバレ》 老若男女誰もが知っているではあろう『白鳥の湖』をベースにした作品。「これでアカデミー賞が獲れるんだ」というのが率直な感想。 現実か?妄想か?という内容でホラーやサスペンス物でよくあるネタですね。本人が…影武者が…と物議をかもしたバレエのシーンは悪くないけど、全体的に映像がクリアじゃないのはカメラ機材の問題なのかな?それとも彼女の妄想を含めた演出なのか? 娘に恨みと妬みを持ち、自らの叶えられなかった夢を押し付け自己投影している母親に抑制され続けた初心な白鳥は、解放されたら黒鳥になり狂気に突き進んでしまった。彼女の内面の脆さを理解し見守ってあげる役目の母親がこれじゃな。支えてくれる人がいなかったニナは実力があるだけに不憫だった。ダンサーはそれほどどっちにも転べるくらい肉体的にも精神的にも過酷ではあるんだろうなぁ。まぁダンサーに限ったことじゃないですが主役を張るには強い心が必要だな、と。 しかし、ナタリー・ポートマンは大人の女性な顔つきになったな。逆にウィノナは老けたとしか思えなかった。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-05-11 20:42:00) (良:1票) |
140.公開当時は劇場に行こうか迷ったけど、結果として行かなくて良かった気がする。鬱々として、暗くて、閉塞していて、気味の悪い映画だ。俺の中では「死霊のえじき」と同じカテゴリーに分類された。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2024-05-13 20:57:00) |
139.凄く怖くて落ち込みました。 ナタリーさんの鬼気迫る演技に背中を押され、頑張って観続けた。 劇場鑑賞であれば、音楽の迫力でもっと感動できたかもしれない。 観る人を選ぶ作品だと感じた。 【たんぽぽ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-07-19 13:24:29) |
138.《ネタバレ》 暗くて息苦しくて厳しい世界で重圧に藻掻くニナが精神崩壊していく… 重苦しさから、悲観気分を持ちそうになるがそれでもナタリー・ポートマンの演技で払拭できる。 特に黒鳥の力強い舞、作り上げたガリガリの繊細な体はもはや芸術である。 ホラー的要素と美術要素が見事融合した力強い作品。 |
137.《ネタバレ》 導入はわかりにくかったが引き込まれて見続けた 白鳥と同じく儚げで振り回されているように見えたニナの最後の一言で、演出家の言葉すら関係無かった彼女自身の「強い意志」が見えて清々しかった。 【スズメッキの魔女】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2022-03-06 14:10:01) |
136.《ネタバレ》 ~Black Swan~黒い白鳥。現実には存在しないもの。日本の白いカラスみたいなの。『そんなの、黒い白鳥を探すようなもの(=無駄な努力)だよ』ってことわざ。 痛いシーンが多い。つま先痛い!爪割れ痛い!逆剥け剥がすの痛い!他人に爪切られるの痛い!くっついた足の指剥がすの痛い!背中からなんか生えてるのズルズル抜くの痛い!ガラスの破片痛い!観てて指さきがギューってなる。 真新しいトウシューズの中敷きを引きずり出し、厚い部分を切り落とし、縫い合わせ、叩きつけ、靴底に傷をつける。 清らかな少女ニナが一流のダンサーとして周りから変えられ、そして自ら変わっていく様は、まるでこのトウシューズのようだ。 ほぼ全ての場面で、鏡やガラスに映ったショットを多用しているのは、自分が常に観られている、他人にどう観られているか気になるという彼女の気持ちの現われで、彼女自身もまた、現実逃避的に自分を客観的に見ているんだろう。 鏡のないトイレの個室で、プリマに選ばれた喜びを携帯で母に伝えるシーンは、この映画で数少ない彼女の心からの喜びのシーンだったと思う。 鏡が多いのにカメラが映らないのは、当然なんだけど技術的に凄い。鏡張りの練習シーンでトマの後ろから鏡越しにニナを写すシーン。トマも映ってる。でも当然カメラは写ってないんだけど“じゃあコレは誰の視点?”って考えると、気持ち悪くなってきた。常にユラユラしてるカメラも気持ち悪い。 でも電車のオヤジが一番キモい。『口でイヤらしい音を出すセクハラオヤジの映画を観た』記憶だけあったけど…この映画だったか。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 7点(2021-05-15 09:45:15) |
135.かつてはバレエの女王だった『死にゆく白鳥』をウィノナ・ライダーに演じさせる生々しさ。 およそ一回り歳下のナタリー・ポートマンやミラ・クニスと対比させられるのは酷だ。本人も内心屈辱に感じていたのではなかろうか。 でも、こういうところからリアリティが出ていると感じた。 ナタリー、クニス、ウィノナ・・・彼女たちの競演は、ハリウッドで実際に繰り広げられているであろう『椅子取りゲーム』そのものに見えた。 ・・・となると、トマ(ヴァンサン・カッセル)は若い女優を食い散らかす映画プロデューサーだね。 【Y-300】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-10-08 18:34:49) |
134.《ネタバレ》 フィギュアスケートでよく使われてる音楽ってイメージで存在は知ってたけどずっと観れていなかった映画。 観た直後の感想は、10代中盤〜後半の女子フィギュアスケーターがこれ観てどう思うのかなってところ、、笑 ダレンアロノホフスキーっぽい映画ですね。 全体的にどんよりと暗く、ジメジメした感じ。 母親は自分の叶えられなかった夢を子供に押し付ける典型的な毒親。 自慰を覚えたり少しずつ解放されていく感じと、徐々にプレッシャーに潰されていく、その両方が丁寧に描写されていました。 ヴァンサンカッセルは狂人の役が多いので、この方がキャスティングされてるだけで怖いです笑 一瞬でも輝くことができたのが唯一の救いですね。 【まっつん】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-04-14 06:30:38) |