99.オリジナル版を既に鑑賞済みだったからかもしれませんが、 分かりやすくシンプルにまとめた感じだと思います。 リスベットとミカエル、この2人に主軸が置かれて、謎解き部分は二の次。 薄まったミステリーというより恋愛モノに近いテイストです。 原作もしくはオリジナル版を観てない方には、リスベットの生い立ち等、背景が分かり難いのには同意ですが、本作は2時間を超える長尺であり、元々3部作構成という事を考えれば仕方ないところか。フィンチャー監督が原作のどこに主観を置いていたかがポイントであり、それにより本作の方向性が決まったようにみえる。それ故に、あの切ないラストシーンが秀逸です。全てはあのラストシーンを入れたいがための2時間だったと思えるくらい。あるのと無いのでは評価はえらくかわってましたよと。 【シネマブルク】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-11-02 23:07:50) (良:1票) |
98.いくら周りをいろいろと考えてデコレートしても、肝心の謎の設定やその解決が平坦な上に新鮮味がないため、あまり意味がないのです。ルーニー・マーラのキャラクター創造力だけで2時間半は辛いと思う。 【Olias】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-09-10 23:26:17) (良:1票) |
97.オリジナルを観ていたが、ほぼ覚えていず全く別物のように感じた。ただ断然こちらのほうが良い。ストーリーも分かりやすいし、2時間超の長さも感じず引き込まれた。トレント・レズナーの音楽も良い。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-06-30 06:23:43) (良:1票) |
96.《ネタバレ》 とにかくスェーデン版に比べ、登場人物の顔が綺麗でした。 特にリスベット役のルーニー・マーラがちょー美人。 スウェーデン版で何度か聞いた(1以降?)リスベットに対する 「ゲテモノ」という言葉がまるで似合わないほど、綺麗だった。 ミカエル役のダニエル・クレイブも007とは違った味を出してはいましたが やはりボンド臭が強い印象です。 ミカエルの娘が出てきたり、ハリエットがア ニタだったりと、スウェーデン版とは違った 展開もあって良かったが、スウェーデン版に 比べ映像は格好いいものの謎解き等 が作り込まれていないと感じたので-2点…。 スウェーデン版では 火と戯れる女が若干残念な出来なので フィンチャー監督がどう料理して下さるか、今から楽しみでなりません! やはり映画のできで言えばフィンチャー監督の方が遥かに上という印象です。 あと個人的に原作よりアルマンスキーがダンディーだったのがなんかよかったです。 【走馬灯】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-26 12:01:29) (良:1票) |
95.《ネタバレ》 猫が好きなんで・・・前半ほほえましく画面を見ていたが・・・。 【わんたん】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-05-20 13:39:48) (良:1票) |
94.《ネタバレ》 女性や子供にはとてもオススメできるものではない類の映画ですが(私もその手のはあまり好まないのですが)、引き込まれるものがありました。サスペンス要素だけだと地味な展開になりがちですが、要所要所で嫌でも目に付くような演出があるので、上映時間の割にダレませんでした。原作があるからこそ上手いこと撮れているんでしょうね。続きがあるとのことなので、また一人で観に行こうと思います(笑) |
93.ここでの高評価に期待して観たのですが ちょっと期待しすぎたかもしれない。 かなり良くできた内容なのだけど サスペンス物の定石通り過ぎて いまいち入り込めなかった。 ただリスベットのツンデレぶりは最高でした。 【Dry-man】さん [映画館(吹替)] 6点(2012-05-13 01:05:00) (良:1票) |
92.《ネタバレ》 ルーニー・マーラ演じるリスベット・サランデルに感情移入できるかどうか、それが本作の評価を分ける。私は、傷つき虐げられてきた彼女がようやく「初めての友達」を見つけたラストに心を打たれた。 この映画は、リスベット・サランデルというひとりの女性の心に徐々に焦点を絞っていく。フィンチャーの前作『ソーシャル・ネットワーク』は綺麗な円環構造を成していたが、本作にそれはない。『ドラゴン・タトゥーの女』は外から内へ、大きな謎(ヴァンゲル家におけるハリエット失踪)から小さな謎(リスベットの心・・・リスベットのファーストシーンでは、彼女の心の内を観客である我々は察することができない)へドラマを収束させる。だが、『ドラゴン・タトゥーの女』と『ソーシャル・ネットワーク』は同じようにラストに登場人物の心を浮き彫りにする。どちらも恋心は成就することなく、映画は終わる。 フィンチャーは人生の意義を問う映画、あるいは新たな人生を生きようとする人物を描き続けているように思う。 『セブン』では「この世に生きる価値はあるか?」と、 『ファイト・クラブ』では「お前は本当の人生を生きているか?」と。 『ゲーム』『ゾディアック』では人生が乗っ取られていく様を、 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は言わずもがな、だ。 スウェーデン版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』と比較するべき点は、ミステリー部分の扱いだ。 フィンチャーは、この映画はラブストーリーである、と言っている。 【けん】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-22 16:57:19) (良:1票) |
91.《ネタバレ》 スウェーデン、ハリウッド両方観ました、原作読んでません。こっちはリスベットが心動かしたことになっちゃってるんで「ナシ」この後続けようがないもん。でもディテールはこっちの勝ちですね、なにはともあれ、寒さ、冷たさがリアルに伝わってきますし、クリストファー “フォン・トラップ大佐” プラマーがまたまた名バイプレイヤーぶりなのでこの点数にしました。そうそう、みんな書いてるけど “Immigrant Song” はベストだよね。これらの要素がなきゃ2点か3点だよ、こりゃ。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-20 21:23:26) (良:1票) |
90.話は悪くないけどテンポが良くないし長い&場所がオリジナルのまま北欧のため名前が覚えにくかった(汗)内容は変更してるらしいので復習も兼ねてオリジナルを近々見るつもり。オリジナルはもっと彼女に焦点をあててるとの事。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-10 22:59:47) (良:1票) |
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89.《ネタバレ》 ダニエル・クレイグかっこいい。 ルーニー・マーラもっといい。 この監督の「セブン」「ファイトクラブ」より後味良い。 どうもこの二つが苦手だった私は映画館で観るのをためらっていたのです。 が・・長い飛行機中、他の日本語吹き替え作品が残り少なくなり・・。 大儲けの気分です。 大画面、吹き替えなしで観たかった・・なんて 言ってることが違います; リスペット、最後が哀切。カムバッ~ク!! 【AKO】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-04-10 00:44:33) (良:1票) |
88.人生の岐路に立つ主人公が田舎の湖に浮かぶ島に招かれた。 そこで待ち受けていたのは 大金持ちの一族に隠された忘れ去る事のできない謎だった。 無慈悲な社会システムの中で生きるドラゴンタトゥーの女を助手に迎えて 調査を進めるのだが・・・ スタイリッシュな映像と音楽は非常に心地よくて、 無理なく物語の世界観に浸れますので、 158分という時間が短いと感じてしまうかもしれません。 ただし事前に一族の人物相関図だけは頭に入れておいたほうがよいかと思います。 正直わかりにくいので謎解きを楽しみたい方であればなおの事です。 金田一耕介的なダニエル・クレイグですが、 あちらと比べると謎解きや猟奇的な描写は薄味です。 主人公の人生と助手の女の人生と一族の謎がクロスオーバーしながら 物語は進んでゆきますが、ひときわ際立った存在感を示しているのが 助手のドラゴンタトゥーの女。 ドラゴンタトゥーの女の孤独感にやられちゃいました。 表面的に美しいとかではなく、人物的に魅力的です。 本国スエーデンで作られた3部作のリメーク第1作目となる本作は 続編もリメークするべきだと考えるに十分なクオリティに仕上がっています。 ただもう少しおどろおどろしい描写を加えてくれればなおの事よいかと。 デヴィッド・フィンチャー万歳。 【はいぷ】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-17 13:16:05) (良:1票) |
87.リスベットが最初登場した時、これどうなのよ?と思ったけど、終盤は、彼女が超魅力的にうつりました。彼女だけで、もう1本映画作れそうですね。過去の話とか、また違う事件を解決させてみてもいいですけど。 【Yoshi】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-14 23:14:02) (良:1票) |
86.《ネタバレ》 珍しく女の人と一緒に映画館に行ったんだけど、彼女が「気持ち悪い」って言ってました。 ワシは、彼女に「ほら、1万クローネ」ってお金を渡しました。 ←ウソw 【りんご】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-12 21:31:08) (笑:1票) |
【センブリーヌ】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-07 22:19:37) (良:1票) |
84.《ネタバレ》 官能的なオープニングタイトルから始まるこの映画。相変わらずカッコいい。 ストーリーはというと殺人事件は添え物にすぎないという印象。事件を通してリスベットの心へ入り込んで行くことが今回のテーマのようだ。そんなリスベットの物語ですがこれがなかなかせつないエンディングを向かえてしまうのです。まさかこの映画をみて自分が胸キュンするとは思いもしませんでした。いい意味で期待を裏切られた。やっぱりシナリオにぶれがありませんよね。どこに焦点をあてて描くかが明確だった。「ソーシャルネットワーク」も単なる物珍しいFaceBookを描いただけでなく、確かな青春ドラマとしてみせてくれたから面白い映画になったように、シナリオって大事ですね。カメラはRED ONEでしたがもうフィルムは使わないのかな~なんかさみしい気分。 あとモザイクは台無しだよ。続編も同じキャストで是非見たい。 個人的にはフィンチャーの映画としてはやっぱり「ファイトクラブ」がベストですね。 【ideko】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-07 13:47:45) (良:1票) |
83.《ネタバレ》 「セブン」生理的にダメなんです。 そんな訳で本作も遠くから様子見していました。 皆さんのレビューでそんなにグロくなく面白そうと思い、劇場に行きました。 スウェーデンの言葉と白人さんが皆同じように見えるせいで、今ひとつ理解が出来ないままの鑑賞でしたが。 そんな私でも面白い!とワクワク観続けることが出来ました。 正統派で面白かったです。 大人の方にはオススメ出来る秀作。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-06 21:08:57) (良:1票) |
82.映画のラストシーンは、その映画の良し悪しの半分を占めると思っていますが、 この映画は、最後の最後で何かホッとするような良い余韻がありました。 子供のころからの苦労を乗り越え、自分の身は自分で守ってきた強い女のリスベットが、 ミカエルに、恋心?を抱く・・・誰にもある、普通の女の子の"嫉妬心"が見れて、これからのリスベットの、好転した可愛い女の子としての人生が見えました。 久しぶりに”映画”をみたーって気になりました。 【himenotthi】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-04 00:50:13) (良:1票) |
81.評価の分かれる映画ですね。私は好きです。デヴィッド・フィンチャー監督と聞いて、「ソーシャル・ネットワーク」ではなく、「セブン」を思い浮かべる人なら好きなはず。全く予備知識なしで観賞したので、終盤”ハリエットを殺した犯人”が意外に簡単に解ってしまうので、??っと思っていたら、本当にコワいのはそこじゃなく、最後のシーンでした。このシーンが無かったら、こんなに点数高くしないと思います。私は女だからか、リスベットに感情移入し過ぎてしまい、このラストはひどい、ひど過ぎる。と思った。 みなさんがおっしゃってるモザイクの件は、私はさほど気になりませんでしたが・・・露骨に見えたら見えたで、日本人の場合気になっちゃうのでは? 【しま】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-02-20 00:50:51) (良:1票) |
80.《ネタバレ》 フィンランド人の見慣れない人物名がたくさん出てきて、相関図を整理しきれないまま鑑賞していくのだが、なぜか不思議と付いて行ける。これはやっぱり監督の手腕以外の何者でもない。更にいろいろな要素を盛り込んだストーリーがジェットコースターの如く突き進んでゆくのだが、登場人物の内面までもがやんわりと伝わってくるという魔法のような作品。 150分余りの時間魔法にかけられたかのようにその世界に入ってしまった。その世界にはいわゆる変質者がたくさんいて、異常者であるとされたリスベットはミカエルからハンバーガーを渡された辺りから少しずつ乙女になっていった。外見身のこなしは相変わらずクールで中性的でエキセントリックだが、「二人で仕事をすると楽しい」と言って少しずつ綺麗になっていった。異常が正常になり、正常が異常になる(マルティン)感じが何とも痛快だった。ラストシーン、リスベットの駆るバイクの轟音が切なく響き渡り、心締め付けられる思いのままエンド。この作品がただの謎解きミステリーではないことを物語る切ないラストシーンだった。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-02-19 13:52:31) (良:1票) |