17.《ネタバレ》 まったりふわふわした「けいおん!」の世界観を、英国に持っていっただけの劇場版なのですが、一点の曇りもないその弛緩みきったふわふわ感は、ファンからすれば安心なんでしょうねぇ。 結局アニメシリーズを予習してしまった私的の浅い意見としては「可もなく不可もないまったりふわふわ感」なのですが、京都アニメーションの細部にまでこだわった美術には「さすが」と唸らされた。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-10-11 22:47:33) |
16.TVアニメ全話視聴。 劇場版でしたが、基本的にはいつものけいおん!でした。相変わらずのまったり具合 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-09-13 20:07:25) |
15.TV版のファン(全話鑑賞済み)..う~ん、映画にするほどの内容ではないような..作画も、TV版のレベルが高いので、ほとんど差が見られないし..無難と言えば、無難な出来..故に物足りなさも、大 .. 最大の謎は、海外旅行に “なぜ” 楽器持って行く?.. 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-17 18:32:49) |
14.《ネタバレ》 原作未読、アニメは最初の2,3話を見た程度。つまり殆ど門外漢に近い形で観ました。普通テレビアニメの劇場版と言うと「クレしん」「ドラえもん」などの日常が舞台であっても映画では派手な事件やキャラクターの悩み・葛藤などを設定するものですが、「映画 けいおん!」はテレビアニメの時の緩い日常を描くというコンセプトをそのまま映画にしている。恐らく所謂日常系というジャンルをはみ出すと「けいおん!」では無くなるということなのでしょう。問題はその日常系としての展開、ハッキリ言うと大して何も劇中で劇的な展開が無い話に一見さんがついてこられるかということだと思います。多分ファンにとっては何も問題ないでしょう。個々のキャラクターは個性的で、しかも非常にレベルの高いアニメーションでフェティッシュな仕草や描写がありそれを愛でればいいわけですから(これが萌えーというモンでしょうか)。私は別に唯ちゃん、りっちゃん、ムギちゃん、澪ちゃん、あずにゃんに思い入れは無かったので正直彼女たちの振る舞いを観てもそんなに楽しいとは思えませんでした。では事件も何も起きないこの映画のどこを一見さんが楽しめばいいかというと、それはもう軽音楽部としての活動を楽しむか、今回の映画の大きな舞台であるロンドン旅行を楽しむしか無い気がします。私は特に軽音楽とは無縁ですが、卒業旅行で彼女たちと同じくロンドンに行ったクチなのでロンドンパートは楽しめました。空港やロンドン市街のディテールなどはさすが京都アニメーションと唸ってしまった。正直、そのパート以外は特に楽しい部分も無く淡々と終わったという印象です。テレビアニメで彼女たちの3年間を観ていれば彼女たちの卒業という人生の節目には心動かされるのかなと想像出来ますが。というか一見さんに対しては全く配慮の無い作品といって良いでしょう。オープニングで各キャラクターの紹介も無いし。特に決定的なギャグも入れてないから笑えもしない。ファンが各キャラクターを2時間愛でるためだけの映画と思う。それはそれで良いかもしれないが、ファンにとって良いというだけの話でしょう。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-07-29 07:46:11) |
13.もう少しコミカルな感じを期待していたが、間延びしているように感じる場面が多々あり。 多分そういう部分を好む人もいるだろうとは分かるので、好みの問題だとは思うけど、自分は感動よりもう少し笑える場面が欲しかった。 【miso】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-07-26 22:40:51) |
12.いい意味で、いつも通りの「けいおん!」だった。この作品をTVシリーズから見ていた者としては、映画版でも見ることが出来て嬉しいし、彼女たちの青春をまた楽しむことが出来て良かったと思う。ただ、内容については特段どうと言うこともないし、1本の映画として評価すれば、それ程高いものには出来ない。 【スワローマン】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-07-19 23:12:35) |
11.テレビシリーズの学園祭の時の盛り上がりに比べたら、ロンドンライブは今いち盛り上がりに欠けたけど、けいおん!を楽しめたという意味では、満足でした。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-02-29 12:32:29) |
10.《ネタバレ》 TVシリーズは見ていなかったが、予備知識抜きでとりあえず映画館に行って来た。対象年代からは外れているだろうがそれほどの疎外感もなく、TVを見ていなければわからないこともあったはずだが特に気にはならなかった。ただ最後の大事なところを簡単にスルーしたように見えたのはTV版との関係で捨象したかららしい。 日頃アニメに親しんでいない(前回は“消失”)ので空気系のアニメは初めて見たが、日常の中にあるほのぼのして幸せな部分だけで構成したようなのは見ていて心地いい。女子高のため同年代の男がおらず、非常に純化された世界だというのも見る者の安心感につながっている。ロンドンでのライブ場面など見ていると、こういうアニメも21世紀の日本文化の精華なのだなという感慨がわいて来た。 [2012-08-03追記] DVDが出たので見直した。依然として映画以外は見ていないが、さすがに2回目になるとキャラクターの違いも把握でき、梓が一人だけ下級生な感じで可愛がられているのもわかる。また一つひとつの曲も頭に入って来て、結構な年の中年男が真昼間、ふと気付くと頭の中で鳴っている音楽が ”U&I” だったりするほどなので感化力は相当大きい。この映画を見ただけで「けいおん!」というコンテンツ全体を受容できた気になって、もう映画としてのまとまりなどどうでもよく思えて来た。性別・年代の全く違う自分とは本質的に無関係な世界だが、こういう素直な笑いと感動と幸福感がこの世に存在しうるという希望を提示したこの映画を、自分としては全面的に肯定したい。点数を10点くらいに直したくなったが、他とのバランスもあるので理性で抑えておく。 なお余談だが、「ドイツ連邦共和国に、リューネンていう都市があって」と紬が言っていたLünenは、ノルトライン・ヴェストファーレン州に実在することを確認した。 [2019-07-22追記] 久しぶりに見たが今回は笑いながら少し泣かされた。こういう人の心を和ませ豊かにする作品がこれからも作られていってほしいと改めて思った。 【かっぱ堰】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-02-07 22:46:39) |
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9.《ネタバレ》 漫画もテレビアニメも見ていた身ですけど、こんなもんかなぁという感じです。 画のクオリティを言ってた人が居たのだけど、今のアニメって平均して高くなっているからあまり参考にはならない。面白くなる要素は沢山あるのだけど、物凄く中途半端になった感が強いのは否めないですね。漫画を含めてこのアニメの良さは主人公たちとその身近な人たちにだけ特化して話が作られるから面白いと思うのだけど、映画化するにあたって、やたらと他の学生を台詞に参加させるというのが物凄く残念でした。結局、尺が持たない(=それだけの脚本が書けていない)って事だからね。主題の置き方がハッキリしなかったのもマイナスの要素です。この映画のメインテーマは先輩たちの後輩への想いだと思うのだけど、卒業旅行を交えてしまった事で、途中が物凄くメインテーマを希薄にさせてしかいないし、その割には途中で思い出したかのようにメインテーマを思い出させようとする動き(でも全然動かない)を取るし。京都アニメーションという制作会社はテレビアニメとしての質の高さはあたしも評価しているのですが、どうも劇場用映画を作るという段になると、こうした中途半端間しか出せないんですよね。多分、それはテレビアニメのヒットを受けてのご褒美的な形での映画製作しか考えていないからじゃないかと思います。だから初めて見る人に対しては非常に分かりにくい映画になっているのは否めなくて、特に冒頭の音楽の方向性の違いというギャグは、4人のキャラがちゃんとわかっていなければ成立しにくい筈で、そこをすっ飛ばしてこのギャグをやること自体に制作が「面白い話」という事にアイデアが集中してしまって、一見さんを無視しているとしかあたしには見えませんでした。こういう丁寧さを欠く分、あたしとしては評価を下げざるを得ないと感じました。 【奥州亭三景】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-01-31 12:44:16) |
【K】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-01-14 12:15:10) |
7.せっかくの卒業ネタなのになぜ思い切り泣かせてくれない!なぜ寸止めなんだ!ほわぃ? 【オニール大佐】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-12-24 10:57:54) |
6.《ネタバレ》 TVアニメ「けいおん!」を見ていたファンにとっては素晴らしい映画だと思う。この劇場版はTV版の最終回に繋がっていく話で語られていなかったエピソードや主人公たちの気持ちの補完をしていてけいおん!という作品をより深める内容になっている。しかも、映画として特別な話にはなってはいるものの本来なら映画に成り得ない原作の世界観を崩さないよう繊細な気遣いが成されていて、しかも、映像、音楽、美術等の質も高い。多くの日常系のアニメがグルグルと同じ毎日を繰り返しキャラクターが成長しないことに対し、意識的にそれではダメだというメッセージが込められていて主人公達が自分達のできる精一杯の高校生活を送り高校を卒業してアニメが終わるという流れが特に面白いと思った。 【マー】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-12-20 11:07:19) |
5.《ネタバレ》 漫画・アニメともに一切未見の状態で鑑賞。ちゃんと最後まで観られるか心配だったが、登場人物の会話が思ったよりも面白く、何となく最後まで観られた。いわゆる「空気系」に分類される話で、ストーリーなどほぼ無に等しいのだが、理想化された女子高生たちの罪のない会話が延々と続くのは、普段こういったものを観ない僕としては新鮮で興味深かった。物語から徹底的に「不快に感じられるかもしれない部分」を取り去っていくと、最終的にこういうものが精製されるんだな。今更なのかもしれないが、映像作品を作り出す方法論としてその手があったか!と感心する体験だった。 さて、ストーリーは女子高の軽音楽部に所属する高校生達がイギリスに卒業旅行に行きました。以上。という起承転結がはっきりしない展開なのだが、彼女らの性格は上手にまとめられている。5人が5人とも個性的だったし、この台詞は彼女が言うだろうと予測できることが心地よい。思うに、このしっかりしたある意味で一面的なキャラ設定がこの作品の肝なのだろう。この作品にはまる理由は、登場人物が予想外の台詞を言ったり、予想外の行動に決して出ないことではないか。確かに彼女達となら安心してコミュニケーションが取れる。勝手に脳内で彼女らと会話できそうである。現代がストレス社会なのかどうか分からないが、全くストレスフリーに観られるこの作品は究極の癒し系作品である。特に、感情を持ち、反応が不確実な他人とコミュニケーションを取ることにストレスを感じる人にとっては、この作品の中の世界は理想郷だろう。 そしてもう一つのポイントは登場人物が「無邪気」である点。最初、一瞬彼女らは中学生では?と思えてしまった(その後そういえば大学受験だったっけと思い出した)ほど、彼女達の会話には女性的な香りがしない。ほとんど中性的と言っても良いほどである。一方で、やたらと彼女らの脚は映すので、完全に性的な部分を除去しようともしていないらしいと気づき、なんだか複雑な心境になった。彼女達を性的な対象として観るファンもいるのだろうか?よく分からない世界である。 残念ながら、この映画をきっかけにもっとアニメにはまろうという試みは失敗に終わったが、「心地よいコミュニケーションのあり方」については学べたような気がする。果たして会社生活で活かせるかは検討を要するが…。 【枕流】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-12-18 19:54:40) |
4.TVシリーズにハマった人には最高の内容だろう。TVシリーズで描き切れなかったあるエピソードを上手に補完している。また、映画版だからといって無理にドラマチックな内容にしないところもTVシリーズの演出のままで好感が持てる。一方でファン向けの映画のため、登場人物の性格やこれまでの物語を知らないと面白さは半減する。なのでTVシリーズを見たことがない人にとっては起伏の少ないストーリーに思えてしまうかもしれない。ファンにとっては9~10点、それ以外の人にとっては6~7点くらいが妥当か。最後に苦言を。上映中にサイリウムを振り回しているバカがいた。自重しろ。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-12-11 02:01:12) |
3.やっぱり「けいおん!」ファンには、評価するのは難しいです。 映画版でもテレビ放映版の延長と言う目でしか見れませんので、甘い点数になるのはしかたないでしょう。 出演キャラクターの性格や言動はすっかりお馴染みですし、完璧にマッチしている声や歌は、もう、感涙モノです! 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-12-06 21:22:27) |
2.《ネタバレ》 【リピーターシート2枚を埋め、ポスカをコンプリートした私に、商法を批判する資格はないので書き直し】『けいおん!』は原作、テレビ1期2期と、ずっとこのままでいたいという思いと、時は移り人は変わるという現実感の間でせめぎあいを続ける作品でした。2期13話『残暑見舞い!』は、梓の見る夢が主となる、軽音部の先輩4人が、実は梓の見た夢の中にだけ存在するかのような不安感を煽る一編で、それは『けいおん!』を支配する『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』と同様の閉塞された理想郷に対する(それを否定するのではなく、作品世界全体が単なる幻ではないかという)不安感に繋がり、映画の惹句にもなった20話での唯の「私たちはいつまでも放課後です」という台詞に象徴されるようでもあって。一方で1年生で軽音部を築いた4人は2年で後輩を迎え3年で受験、卒業に向かい、作品内に時が流れているというルールが明示される事によって(永遠を過ごす『サザエさん』や一時代が無限増殖しパラレル化する『ちびまる子ちゃん』と違い)1つの終わりを迎えるのは必至である事が明白であって。そのせめぎあいに1つの結論をもたらすのがこの映画だったように思います。永遠の日常からの飛躍のようにロンドンへの卒業旅行があり、更に成り行きとはいえロンドンライブを行う事によって『けいおん!』は次への変容を見せるかのように思えます。しかし、そのライブによって唯達が辿り着いた結論がクラスメイトのための教室ライブであり、最後はたった一人の後輩のために歌われる歌であり。歌の最後の1フレーズは「ずっと永遠に一緒だよ」。ひとつの作品として閉塞されるのではなく、この先、時が移り人や時代が変容しようとも、『けいおん!』世界の大気は不変であると宣言してみせたのが映画版だったのではないかと思います。なので、某ラジオで指摘されていた、映画として『けいおん!』世界を終わらせる程の徹底的な終わりを求めるのは見当ハズレなんじゃないの?って気もします。普遍的なヌルさ、心地良さを否定しなければ生きてゆけない訳ではないですものね。映像的なミス、不自然な箇所が散見される作品ではあるものの、ジブリを過去のモノにもしかねない「無駄たっぷりの作画」(人の所作が常に重要で必要なものばかりな訳もなく)を細やかに駆使した京アニとメインを女性が占めるスタッフの今後に更なる期待が持てました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-12-06 20:52:25) |
1.《ネタバレ》 まず、こうしたTVシリーズの映画化は、TVシリーズを観たことない人には全くわからないだろうし、分からないまま評価する必要もないと思う。 それでTVシリーズをみっちり復習して観た者として、本作はどうかというと・・・・・ 大感動、大満足の10点中100点です(爆) ちょっと笑えるギャグシーン、HTTの熱いライブシーン、ハプニングと言えるかもわからないちょっとしたハプニングの連続、かと思うと非常に細かい描写の数々などなど、いつものふわふわ~で、まったりな「けいおん!」を本作はスクリーンでやってくれています(笑)特に本作中の「細かい描写」は、TVを観ていないと絶対に分からないですね。 しかし、それだけで10点中100点にした訳ではありません。本作が本当にすごいところは、TVシリーズでは描かれなかった「上級生があずにゃんに贈る最後のプレゼント」の裏話を描き、TVシリーズを補完、いえ、TVシリーズを更に深くする作品となっている点です。あの「けいおん!」屈指の名シーンにして、ファンならば泣かずにはいられない「天使にふれたよ!」の演奏シーンがいかにして生まれたのか、そこに唯、澪、律、ムギがどんな思いを込めたのか、そして「天使」の意味とは・・・・・・・本当に泣かせてくれます。日常系とか空気系とか言われる「けいおん!」ですが、実は、空気系とかそうした部類を超え、一般作品と比べても奥深さのある作品だと思います。 TVシリーズを観て劇場版がより深くなり、劇場版を観てTVシリーズがより深くなる・・・・これはTVシリーズの映画化としては最高の出来と言って良いんじゃないでしょうか。ただ惰性でつくるような他のアニメの「映画化」とは明らかに一線を画しています。「映画 けいおん!」はおそらく「TVアニメシリーズの映画化」というジャンルでは金字塔となる作品です。 まぁ、とにかくけいおん最高!りっちゃん最高!10点献上です! 【映画省次官】さん [映画館(邦画)] 10点(2011-12-05 00:14:18) |