232.《ネタバレ》 「慣性の法則」に支配された空間描写が圧巻でした。凄いです。人類って、かなり無理して宇宙空間に挑んでいることが良く分かりました。 「重力」とは星の中心に向かって落ちてゆく力。地面があればそこで落下は止りますが、同時に自分の足で立たないと何処へも行けません。奇跡的に拾った「命の重さ」の意義をシンプルに訴えるラストカットが素敵でした。 地元での3D上映は吹替え限定のため、泣く泣く2Dで鑑賞。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-12-16 17:19:05) (良:3票) |
231.《ネタバレ》 3Dの映画館で観ることに特化し、体感映画とゆう視点でも突き詰められた特殊な映画って聞いていたので、正直、家で観るには抵抗がありました。だって、家で観るってだけで、この映画本来の良さの半分は消えたも同然なんだから。多分、映画館の興奮は全く味わえないなんだろーなって感覚で観たんですけど、いやいや、すごく面白かったです。こんだけ家でも面白かったんだから、映画館なら、もっとすごいことになっていただろーなー。生涯、忘れられない映画みたいな感じくらいに。で、映画が始まって、あれよあれよとゆーうちに、すぐめちゃくちゃ危険な状態。そっからは、危機また危機で、もう、最後までこっちの体が緊張で固まったまま。心拍もずーっとドキドキ。音楽がまた効果的で、こっちのドキドキを煽るように、だんだんでかくなっていって、もうそれだけで、やべー感がドンドンあがっていく。そして無音。ザ、うちゅー。最初のカメラが外から人を撮って、ヌルッと宇宙服の中に入っていって、一気に宇宙飛行士目線になるのも新鮮。でも、この映画、そんだけじゃなかった。泣けたわ。まさか泣くとは思ってなかった。あかん。子供が死んでる背景は、あかん。ヒロインの心の中を想像してしまうと、泣かずにはおれん。そして、そこから先の重力化で生きるテーマ性みたいなもんに、なんだかわからん感動と興奮。宇宙へ行ったら、もう地球の全てが愛しい。カエルも、大地も。たとえ、そこに悲しみがあろうとも。ってな気分で、なんか生きるパワーみたいなもんもらっちゃったなー。ただ、映画館での興奮はそれ以上に相当なもんだったらしいので、正真正銘、映画館で観なきゃ、ちゃんと語れない映画だとは思う。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2016-08-25 02:45:30) (良:2票) |
230.撮影は凄い。映像がとぎれぬままカメラが縦横無尽に回り続け、役者が演技し続ける冒頭のシーンには、コレはどうやって撮ってるのかと感心しきり。しかし、物語は予想以上の展開が全く起きる事なく凡庸で、ラストに向けての盛り上がりもない。現実からかけ離れて中国アゲのような展開も、少し鼻につく。映画の価値には、映像より物語の面白さに重きを置く自分としては、少々低評価にならざるを得ない。 【へろへろ】さん [地上波(吹替)] 5点(2016-06-11 17:53:20) (良:2票) |
229.インターステラ―を鑑賞して、こちらを思い出しコメント 必ず見て欲しい人 ・アポロ13大好きっ子 ・ブルーレイ「月と地球」を持ってる人 ・アルマゲドンに憎しみしか感じない人w ※字幕+吹替で鑑賞 |
228.わたくし、宇宙空間から、本日2度目の帰還を果たしました。どんなところが素晴らしいかは、もうたくさんの方が書いていらっしゃるし、私の文章力では表現しきれないので、未見の方に向けてメッセージを送ります。まずは朝一番の3D・IMAXにて鑑賞。あまりの衝撃にフラフラになりながら1度目の帰還。そして、息子たち(小4と中2)に何が何でも3D・IMAXの環境で見せなければならないという使命感が芽生えてしまい、学校から帰宅後、家族を引き連れ2度目の宇宙体験となった次第です。(小4の次男も、漫画「宇宙兄弟」でISSとか帰還船とか一応の素地があるので、若干不安を残しつつも鑑賞可能と判断。) テレビCMを見たとき、まず、「ああ、これはサンドラブロックが、ジャミラ(ウルトラマンに登場する、宇宙に取り残された元宇宙飛行士・・・という設定の怪獣)の運命をたどる映画なんだろうな・・・と勝手に想像。でも、これくらい何の予備知識も入れずに見る方が絶対お勧めです!!2回とも3D・IMAXだったので他と比べることはできませんが、本当にこの環境で見てよかったと思います。途中、次男の様子を伺うと、前のめりになり、なんだか身体を固くしてるので、もしやまさかの「トイレ行きたい」か?と警戒しましたが、次の瞬間ボロボロ泣いておりました。帰りの車中でも、ず~っと自分の言葉で「シネマレビュー」を語ってました。思春期の長男とも大層会話がはずみました。連れて行ってよかった!全国のお母さん、ぜひとも親子で鑑賞してくださ~い!! 【おおるいこるい】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-01-21 01:33:14) (良:2票) |
227.《ネタバレ》 宇宙の映像、無重力状態での船外作業の描写等大変美しくそれはそれは素晴らしい。 但し、開始から8割過ぎまでの間、ただただ広大な宇宙の恐ろしい虚無感、事故によるクルーの死、燃料切れで地球への生還が絶望的になり精神的に壊れて行く主人公・・・・キツイ、非常にキツイ。映像がリアルなだけにキツ過ぎます。ジョージ・クルーニーの再登場シーンも「あ~、幻覚として見た仲間と共に安らかに死んで終わりか。実際死ぬ事を受け入れてたし。広大な存在の宇宙、過去の娘の死、色々な不運に流されるまま流されて無抵抗に終わるんだね。ま、こんなもんだわな、現実は。分かってるよそんな事、今更そんなもの見せるなよ。本当にキツイ映画だわ。」と、頭の中で映画を終了させていました。 ・・・それが、ああいう結末になるんですね。てっきり映像美だけが売りの映画かと思っていました、確かにストーリーは薄いといえば薄いですが、ラストシーンへの急展開は終始鳥肌が立ちまくりでした。大気圏に突入し、まるで流星の様に地球に向かう宇宙ステーションの残骸とカプセル。どうか助かって欲しい。とても感情移入して祈る自分がいました。 文字通り奇跡の「生還」を果たし、泥にまみれ這いずりながらも自らの足で地球を、大地を踏みしめる、地球の「重力」を感じながら。再び戻って来る事が出来た、また新しい明日を迎える事が出来る喜びに震えているかの様にも見えました。下からサンドラ・ブロックを見上げるアングルで暗転、そしてスクリーンに映し出される「gravity」の文字。震えました、凄い映画です。 人生、ほんの少し、本当にほんの少しの心の持ち方、切り替えで人間はどうにもなれる。もし失敗しても、全力で立ち向かったのならば笑ってそれを受け入れる事が出来る。だから自ら選択し行動しよう、諦めずに。そんな事を改めて教えられた気がしました。とても良い作品を観る事を出来ました。 サンドラ・ブロックは特別好きな女優ではありませんでしたが、この作品での演技はとても素晴らしかったと思います。 どうでもいい話: 仕事がらコンピュータシステムの操作マニュアルを作成する事がありますが、操作マニュアルの大切さを改めて感じました。(笑) 【夜光華】さん [映画館(吹替)] 9点(2014-01-13 22:33:24) (良:2票) |
226.《ネタバレ》 宇宙空間の等速直線運動はまるで“運命”の暗示。己が意思とは関係なく、無慈悲に、ひたすら、流されていく。娘を失った主人公の人生も、おそらく同じだったのでしょう。そんな彼女が必死に生きようと足掻く姿は実に感動的でした。大気圏突入の際の彼女の言葉が印象的です。「誰も悪くない」一生懸命やった結果が成功だろうと失敗だろうと、それはもう仕方のない事。それこそ運命です。しかし、諦めて受け入れる結末と、努力して手に入れる結末とでは、同じ結果でも値打ちが違います。邦題には内容を分かり易くする為に“ゼロ”が付いていますが、原題は単に“GRAVITY”です。そう本作は重力の意味を問う映画でした。ラストシーン。覚束ない足で大地を踏みしめる主人公。彼女は重力に“囚われている”とも言えますし、“守られている”とも言えます。同じものでも、捉え方次第で、その姿を変えるのです。オーソドックスなソリッド・シチュエーション、パニック映画の体裁ですが、多くの示唆が含まれている良作だったと思います。映像技術の評価は二の次で。ただ、もし続編が出来て『キャスト・アウェイ』みたいな話だったら、大笑いしますが。 【目隠シスト】さん [映画館(吹替)] 8点(2013-12-24 18:27:47) (良:2票) |
225.《ネタバレ》 さすが無重力をタイトルにすえるだけあって、3Dによる宇宙遊泳のリアリティはハンパじゃない。「アポロ13」のファンとしては、細々な設定では「ん?」と首をひねりたくなることも多かったのだが、ありとあらゆる点を徹底的にリアリティに描く必要はない作品なのだと途中で気がついた。特にラスト。ポッドが海に落ちて飛行士が1人で這い出し、陸地にたどりつくなど考えられない。あのラストでこの作品は、臨死体験して命が生還する、輪廻の叙事詩のようなものだったのではと感じた。no_the_warさんの書かれているとおり、「出産」をイメージして描かれている作品だと考えれば、数々の事故でヒロインが感じる苦痛や苦悩は、陣痛に苦しむ胎児、ヒロインの呼吸は、出産時の産婦があえぐ呼吸と思えなくもない。映画「ガタカ」の或るレビュワーが、主人公自身を卵子に向かって泳ぐ精子ととらえていて、その鑑賞力に感動したことがあるが、この作品も同じようなニュアンスを感じる。 またこの作品は伏線も何点か張られていて、そのうちの1つ、火災が発生して消火器が登場するが、これを噴射素材として利用するアイデアにはびっくりした。まるで「ダイ・ハード」のノリ! それにしても「ザ・インターネット」といい、サンドラはよくよく消火器に助けられる女優さんだ(笑)。 【tony】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-12-18 23:48:02) (良:2票) |
224.《ネタバレ》 みんながイイと言うものには、たいていケチつけたくもなるが、いやいや、これはイイ。ぶっちゃけ書いてしまおう。これは「出産」だ。ソユーズに着いて宇宙服を脱いだあの時の画を見てもわかるが、胎内の嬰児そのものじゃないか。それっぽく臍帯のような管が奥に浮遊しているし、円形ハッチが母性を感じさせる。最後地球に生還するんですけど、湖に着陸してハッチを開いたとき流れ込んでくる大量の水は、羊水。陸地に立ち上がり、重力を全身に浴び、歩き始める姿は、あかちゃんの産声。 産声「オギャー」はあかちゃんのどんな気持ちが発している言葉なのだろうか。言葉に訳すとなんだろう。映画でサンドラブロックは「thank you」って言ってた。 映画が終わって、当たり前のように呼吸をしている自分を自覚した。また、あたりまえのように重力を浴びて、垂直抗力による摩擦でシートに座っていられる自分を自覚した。映画館が明るくなったとき、立ち上がり、歩ける。これって喜びなんだなって自覚した。映画ラスト、カメラは地上から青空に向けられるが、何を映しているかというと、目に見えない「重力そのもの」を、画面いっぱいにとらえているのだ!!目に見えない「重力」を映像化することに成功!そしてすぐ暗転しタイトル「GRAVITY」 惜しむらくは邦題「ゼログラビティ」・・・。馬鹿かこれ決めたやつ。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-12-18 21:39:24) (良:2票) |
223.《ネタバレ》 確かに、映像は美しく、3Dなので、物も飛んでくる、、、だが、他のアクション映画と比べると、物足りない感じ、時間も短いし、サンドラがもともと好きじゃないし、ジョージクルーにはあっという間にいなくなるし、、、。映画を見ていて、すごく心配になったのは、アメリカの飛行士が中国の宇宙船で、地球に戻る、、、どう見ても、あり得ない設定だろうし、地球に到達する前に、撃ち落とされかねない、また、もし自動で帰るなら、中国領土だろう、着陸地点に、船も飛行機も見えない、これだけは、どう見ても考えられないです。また、ロシアの宇宙服のサイズとか、ボタン一つで自動帰還、宇宙おたくからしたら、耐えられない設定です。それで、興醒めしたのかも、確かに、見ていて、ううう、とか、よけちゃったりもするんだけど、バイオハザードやワイルドスピードに比べたら、制作費、半分か、トランスフォーマーの戦闘シーン、あれは戦争映画にSFを乗せたのか、とか比べるとやはりお粗末なのか、と思ってしまいました。一番最後のティシャツ姿の彼女、あのシャツは日本製か、パッド付きティシャツを飛行士は来ているのか、とか思ってしまいました、アメリカ人はノウブラガ多いですいね、期待したが、残念だった、宇宙の素晴らしい、映像以外、それほど見るところがない映画なのだ、と思ってしまいました。とても残念で、虚しさしか残らなかった。美しい映画なのに、入り込めなかった。 【yasuto】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-12-18 20:42:45) (良:2票) |
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222.IMAX3Dで鑑賞。 化け物や怪奇現象など一切なく、宇宙空間そのものの恐怖をリアルに味わえた初めての映画でした。 字幕付で鑑賞したのですが、せっかくの素晴らしい映像を字幕が邪魔をするので、リスニングに自信がなくても、字幕なしの英語での鑑賞を勧めます。 【ドクターペッパー】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-12-18 19:49:36) (良:2票) |
221.3Dで観賞。宇宙飛行士のリアルな描写と宇宙と地球の綺麗さに感激しました。サスペンスとしてもテンポいいし文句ありませんが、テンポ良過ぎてあっさりした印象です。それと、なぜか私は主人公に感情移入出来ずに終始客観的に観賞してしまった気がします。結果、緊迫感が少し薄れてしまいました。それでも十分楽しめる映画だったのでブルーレイが発売されたら購入して3Dで再度観賞したいと思います。 【ぽじっこ】さん [映画館(吹替)] 8点(2013-12-18 16:08:24) (良:2票) |
220.《ネタバレ》 宇宙好きなら間違いなく傑作。 BGMすらいらないと感じるほど宇宙空間の描写が素晴らしい。 登場人物が少ないため途中ダレそうになるときっちり何かが起こる脚本も見事。 カエルがスイっと横切る演出もうまい。 あと、あのシーンはスターチャイルドのオマージュなのかな。 ある部門において、今年度の傑作はおろか数十年単位で名作と語り継がれてもおかしくない。 【翼ネコ】さん [映画館(吹替)] 9点(2013-12-17 14:32:12) (良:2票) |
219.《ネタバレ》 ここでのレビューを読んで見に行ってしまったクチです。行ってよかった、みなさんありがとう。今、漫画で『ぼくの地球を守って』を読み続けているのですが、「地球を外から見る」感じ、「切実な【生きたい】という欲求」の感じが重なっていて、自分の中で相乗効果でした。絶望的なことはいつでも起こるんだけれども、それでも生きるんだ、という、根源的なことを描いていて、自分の内側に小さいけれど何かのエネルギーを沸き起こさせる映画でした。 【監督】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-12-16 22:32:10) (良:2票) |
218.《ネタバレ》 2013年今年の個人的映画ランキングに上位に入る映画。もちろん3Dで鑑賞。とんでもないリアリティの絶え間ない困難、物凄く濃い90分だった!!ここまで来ちゃったのと思わされる驚愕の映像は、映画館&3Dで観ないと意味がなし。アバターに次いで、また映画史が変わった作品。ほぼ2人しか出てこない映画で、こんなに興奮するとは!次から次へと展開が変わり、こちらも息苦しくなる程。そこで、ジョージ・クルーニーが画面上にいる事の安心感と言ったら!!これ、他の俳優さんだったらまた違ったのかも。サンドラ・ブロックの鍛えられた体は本当に美しく、露出が多い割にエロさなく、とにかく人間として美しかった。ただ、タイトルは原題通りの「グラビティ」で良かったのにと、邦題つけた人のセンスのなさに憤り・・。この映画のテーマは絶対に「GRAVITY」だ。ラストシーンのあのアングルと、力強く大地を踏みしめ歩き出す姿、そして再度現れるタイトル「GRAVITY 」。普段は感じない自分の周りの「GRAVITY」すら意識させられた。どうしてゼロを入れちゃったの…。素晴らしい映像に効果的な音楽、衝撃的な作品。90分と短い作品でテンポも良いのに、良い意味でとても長い長い時間に感じた。 【ネフェルタリ】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-12-16 18:02:03) (良:2票) |
217.《ネタバレ》 もうほかのレビュアーさんがほめたいことを全部おっしゃっているので、自分からは1点だけ。 マットがしゃべっていた「マルディグラの毛むくじゃらの男の話」のオチはどうなったんでしょうね。 「女の子と手をつないでいた」「よく見ると人間じゃなかった」の続きがわかんないじゃないか! ライアンが大気圏に突入する前に「話なんてどうでもいい!」と言っていたのは、このことを示していたのかもしれませんね。 ライアンはマットが宇宙空間に消えていくとき「話の続きはどうしたの?」と質問しましたが、彼女は最後にその疑問とも関係のないほどの「生きる覚悟」をした、ということなのでしょう。 この話はマクガフィンであり、なんでもいいものなのだと思います。 映画コメンテーターのLiLiCoさんが「上映後、すごい感覚になった。みんな体験すると思う」などと言っていました。まさに「GRAVITY」を体感する映画です。 【ヒナタカ】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-12-16 10:34:01) (良:2票) |
216.《ネタバレ》 衝撃的なまでに面白い映画です。見ている最中、本当に手に汗握り「頑張れ!負けるな!そこ!そこそこそこ!よーし、よーし、よしっ!しゃーッいけー!!!!」とアホみたいに興奮しっぱなしでした。主人公たちの役者もそれぞれ素晴らしく、彼ら以外では考えられないはまりっぷりです。本物の宇宙飛行士ならもっと冷静さを保てるのかもしれませんが、サンドラ・ブロックは弱さを抱えながらも奮闘する姿を好演していました。ジョージ・クルーニーも、「生き残る可能性はまだあるはずだ!」と信じさせてくれる存在感を、説得力を持って放っています。たとえそれがほんの一瞬でもです。なにか具体的に状況が改善されたわけでもないけれど、その「ほんの一瞬の希望」があるのとないのとで運命は大きく変わってしまうのでしょう。徹底的に「無」の世界を描くことで、クライマックスで描かれる生命讃歌に震えました。個人的には、同時期に公開された「かぐや姫の物語」と対をなす作品です。 上映時間もたったの91分。ええッ!?2時間半以上はあると思ってました(もちろん良い意味で)。近年なかなか味わえない映画体験でした。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-12-15 23:55:03) (良:2票) |
215.《ネタバレ》 ここでの高評価に釣られて、ダッシュで見に行ってきた。 残念ながら、自分は「それほどでも...」という感想しか持てなかった。 いや、序盤の映像や緊張感は、確かにレベル高かった。 ただ、その分、主人公一人になってからが退屈。 どうも「ずっと一人で奮闘の物語」になりそうだって分かってきたら、つまらなくなってきてしまった。 どんなに映像が凄くても、長い一人芝居を映画で見たいとは思わないから。 退屈なんで、「宇宙空間で一人ってことは、無傷で生きるか死ぬかのどっちかで、女性主人公は映画的に死なせられないから、まず”生きる”方だな。瀕死の重傷負いながらも生きるとか、どこからかの救助隊に助けられる、とかも無いな」なんてことを考えてしまった。 しかも、その予想が大当たりのラストになってしまい、複雑な気分で映画館を出た。 【まかだ】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 23:34:52) (良:2票) |
214.これほどまでに衝撃を受けた映画はない。素晴らしいの一言。 |
213.《ネタバレ》 間違いなく最高傑作。素晴らしい。 ストーリー、キャスト、音楽と音響、3Dの必然性…。どれも完璧だった。どんな状況にあっても、生きよう、生きるんだ。 なんて芯のある主題だろう。主役二人に促される様に「意志」を「言葉」にする事の重要性を感じる。 従来SFパニック物になりがちな宇宙空間の物語で、こんなに泣くとは…。 些細な疑問点はある。軌道上のデブリ問題は、既に指摘されているのに、スパイ衛星とは言えロシアが爆破処理を選択するだろうか?。 ジョージを手放すシーンだが、あの場合、既に運動エネルギーは消滅しつつあると思うのだが…。 本当に「手放す必要性」があっただろうか?。しかし、それら小さな疑問を押しのける様に、この映画の素晴らしさが迫って来る。 ラストで彼女が立ち上がる。全身で重力を感じながら。それを見終わった時、自分の中に「地上で生きている喜び」と、 この映画の「製作者たちへの感謝」が溢れて来た。素晴らしい映画を、ありがとう。 【じょるる】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-12-14 22:03:08) (良:2票) |