34.《ネタバレ》 配役が絶妙。 主役は二枚目のまさにベイビーフェイス。 ボスが貫禄の出すぎたケビン・スペイシー。 悪党にこれ以上ないジェイミー・フォックス。 そしてヒロインには最高にキュートなリリー・ジェイムズ。 ただ、期待のカーチェイスはほぼ冒頭のみで、最後なんてドライバーの腕なんてそっちのけのゴリゴリのパワー合戦。 最後まで圧倒的なドライビングテクニックを見せつけて欲しかったかな。 ドンパチは結構激しいが、爽やかな気分で観終われる映画。 |
33.《ネタバレ》 カーアクション×ミュージカル映画という、異色の組み合わせを実現した作品。冒頭のカーチェイスシーンがすさまじい完成度で、思わず引き込まれた。 選曲のセンスも素晴らしく、冒頭のジョンスペからのハーレムシャッフルの流れには興奮するしかなかった。 キャスト陣も豪華な顔触れ。主役二人は大変キュートだし、ケビン・スペイシーとジェイミー・フォックスはさすがの貫録で映画を盛り上げている。ジェイミー・フォックスがここまでわかりやすい悪役をやっているのはなかなか珍しく、面白い。 コメディ、アクション、音楽や映像、ほとんどすべての面で高いレベルにある作品だが、難点もある。クライマックスのチェイスシーン以降から、力を使い果たしたのか、最後のドタバタアクションは、いつものエドガーライト映画と変わりがない。せっかくカーアクション×ミュージカルという異色の切り口で映画を盛り上げてきたのだから、最後もスタイリッシュにそれで押し切ってしまえばよかったのにと思った。比較的良心的(?)な悪役であるバディが何度も登場して、ラスボスを務めるのはちょっとくどいような。 というわけで、後半までぐっと引き込まれていたが、クライマックスの難点により、7点評価で。でも引き込まれる要素もたくさんある、秀逸な作品だ。 【nakashi】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-29 13:40:35) |
32.カーアクションとミュージックと、うまい使い方をしている。 底が深くは無いが、娯楽モノとして良いんじゃないかと、そういう感じ。 【simple】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-12-29 21:10:10) |
31.カー・アクションの見せ方の巧さではここ十数年で観た中で一番の出来と思いました。車内目線と外から俯瞰した画の切り替えがうまくて、こちらもスピードに乗れる感覚。速すぎるうえにカット割りが多すぎて、観てて疲れる割に迫力が伝わらないカースタントのこれまでなんと多かったことか。 というわけで冒頭から掴みはOK、な今作。リリー・ジェイムズは可愛いし(髪をアップにした時のキラキラしいことったら)、ケビン・スペイシーは安定だしジェイミー・フォックスは見るからに怖い人だしで、人物の引きも充分。あ、主人公の彼はちょっと弱いな。要努力。 クルマ映画で日本車が相変わらず活躍しているのを見るのも嬉しいですね。壊されるのはちょっとつらいけど。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-01 23:20:55) |
30.《ネタバレ》 耳鳴りにより音楽を聞き続けるしかない主人公の運命を逆手に撮ったように、映画のシーンにおけるノイズが音楽と響き合う、というアイデアが斬新で良かった。ストーリーはやや平凡とも言えるが、ハッピーエンドの強盗ものは逃げ切るのが定石・・・きっとドライビングテクを使って逃げ回るのかなと思いきや、主人公の若さを武器にしっかり刑期を勤め上げて出てくるという展開に好感。 【チェブ大王】さん [地上波(吹替)] 9点(2019-11-10 16:47:47) |
29.《ネタバレ》 情状酌量で最後はハッピーエンドってのは無いと思うなあ。犯罪にはどっぷりつかってるし、人まで殺してるんだから。 タランティーノが好きな人には合いそうな映画。私はタランティーノ嫌いなので・・・ 【くろゆり】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-11-02 23:01:00) |
28.《ネタバレ》 洋楽好きなら、面白いと思うがサスペンスとは呼べないミュージカル調。 ベイビーの人は殺めないという信念はわかるが、悪党なりにいいヤツだったバディを敵に回したことは腑に落ちない。 強盗連発で擁護なんて、できないでしょ。 終わり方が雑かな。 |
27.《ネタバレ》 なかなか。音楽の使い方が効果的ですね。バッツの登場で一気に緊張感が高まる感じがよい。こんな役をしっかりこなせるジェイミーは凄い。登場人物の死にっぷりがこれまたすごいけど、、、でもラストのあの人しつこい(苦笑)不死身すぎw ボスの最後は意外、キャラが変わってるような気がしたのは私だけ? 音楽に造詣の深い方なら楽しめる作品だと思います。 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-08-28 19:53:48) |
26.《ネタバレ》 時を経ても劣化せずに面白い映画はあるが、これは今時の音楽やスタイリッシュなものをウリにしているように感じられるだけに、流行外れのキマリの悪いものみたいになりそうな気が…。 クライム映画は好みだし、キャラの立ったギャング仲間との闘いやカーチェイスには迫力があるのだけれど、肝心のストーリーにはたいして惹かれない。 雇い主のドクがベイビーを身を挺して助けたのも、キャラがブレてるようにしか見えない。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 4点(2019-06-29 23:37:15) |
25.《ネタバレ》 冒頭のドライブシーンは爽快感があって素晴らしい。しかし、後半はジャンルが変わったかのように、通常のアクション映画になってしまう。ずっと冒頭のシーンのような展開を続けて欲しかった。 まるでギャグのように敵が不死身なのも気になる。 【アクアマリン】さん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-02-17 17:39:57) |
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24.《ネタバレ》 新しいミュージカル。映画でしか表現できないミュージカル。このアイデアにプラス1点。ストーリーも面白いし、テンポも良い。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-26 21:51:09) |
23.《ネタバレ》 とてもリズム感の良い作品。使われる曲のリズムに映像や音響がシンクロしながら進んでいくのでとにかくテンポが良い。特に銃声やクラッシュ音が音楽に同化しているところなど、こういう演出は普通、少し冗談ぽくなってしまうものだが、徹底してやりきっていてあくまでスタイリッシュに魅せるのが凄い。編集は相当苦労されているのだろうと察せられる。というわけで音楽好きは気に入るはず。Queenの曲の中でも「隠れた名曲」の筆頭である(※諸説あり)Brighton Rockをクライマックスに持ってくるあたりに監督の捻くれたセンスを感じた。この監督さんの作品は初めて観たが、他の作品も観たくなった。サントラ欲しい。レッチリのフリーが強盗団の一員として出ている。 【rain on me】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-09-18 10:28:59) |
22.《ネタバレ》 いい加減なライターの本作がウォルター・ヒルの『ザ・ドライバー』のリメイクだという記事を真に受けていましたが、観てみりゃ全然関係ないじゃないですか。というよりもタランティーノをはじめとして色々な映画のイメージの寄せ集め的な感じすらします。別にこれは悪い意味ではありません。才人エドガー・ライトだけあってそれぞれの映画作家のエッセンスを上手くまとめています、でもその中でもタランティーノの影響は強く感じます。ダイナーでバッツがデボラにからむシークエンスなんて、その緊迫感は本家を凌駕してるんじゃないですか。 マニアは歓喜の涙を流すんじゃないかと思うぐらいカーアクションは切れまくり、やはりこういうアクションはスバルの時代ですよ。同じ赤い二台の車の間に入って入れ替わるというネタは、バカバカしいけどアイデアとしては最高でした。バッツもこれぞジェイミー・フォックスと声をかけたくなるぐらいの恐ろしい悪役ぶりを堪能させられましたが、あの突然の退場シーンは意外でした。でもこれって『ジャッキー・ブラウン』のデ・ニーロのあっけなさに通じるところがある気もします、ここにもタランティーノの影響が感じられます。主演のカップル役の二人は初めて観る顔ぶれでしたが、自分にはどうしても若き日のジェフ・ブリッジスとジェシカ・ラングが演じているような気がしてなりませんでした。雰囲気、似てますよね? 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-15 20:19:15) |
21.《ネタバレ》 これはお洒落な映画。音楽に造詣が深ければ8点だけど、そうじゃないので7点。とにかく最後のミッション、郵便局襲撃だ。金は奪った、あとは逃げるだけ…となってからの怒涛の展開! 銃声さえも音楽の一部になっていて、こだわりを感じる。ラスボスはジェイミー・フォックスでもケヴィン・スペイシーでもなくジョン・ハム。いや~しつこい。なぜだか分からないが、80年代、90年代の古き良き時代の洋画を思い出した。最後に関してもあれがベストだろうと思う。構想22年とか言ってたけど、それに見合うあっぱれな出来だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-18 23:01:36) |
20.《ネタバレ》 音楽が最高にいい。オープニングの曲と作中の落書きなどがリンクしていたり中盤のテキーラの曲に合わせた戦闘シーンなど音楽もストーリーも楽しめる。肝心の物語もいい奴なんだか悪いんだかわからない主人公が魅力的。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-07-16 20:48:04) |
19.《ネタバレ》 キャスティング良し。主役もヒロインも悪役もキャラ立ちしてる。 作品のテイストは、バイオレンスにも拘らずポップなのですが、主人公や取り巻く連中のバックボーン等々からハッピーエンドは無い、待つのは破滅的なラストになってしまうんだろうな~と少し暗い気持ちに。作中の台詞にもありましたが、主人公とヒロインが「ボニクラ」的終末に向かって悲しく暴走して行くんだろうな・・・と。 実際はヒロインを残して主人公が投降。その後仮釈放で、めでたくヒロインと再会。 数ある所謂「ゲッタウェイドライバー物」「逃避行物」の作品には珍しくライトでハッピーな終わり方でしたね。 「ボニクラ」的なラストにしても良かったかと思いましたが、この素敵な二人の若者にはこのラストの方がやはりお似合いですね。 それ程、この作品の登場人物は皆良く描かれているのがとても印象に残りました。この作品の売りでもあろうカーアクションよりも。 【夜光華】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-07-06 15:55:14) |
18.《ネタバレ》 逃がし屋ベイビーの爽快なカーチェイスをひたすら楽しむ作品。ストーリーなんてあってなきが如しですけど、このキレッキレの編集とノリのいい音楽との見事なまでの融合は一見の価値あり。何も考えずに二時間弱、爽快に楽しめました。てかベイビー、もうちょっと変装しようぜ(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2018-06-01 10:21:07) |
17.《ネタバレ》 シビレル~♪ 2017年最高のスタイリッシュクライムアクションムービー♪ 映像も音楽もノリも最高♪ DVD、買っちゃうよ~(笑) 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-04-07 18:15:01) |
16.ビジュアル先行で男優女優をきめて たくさんの人に見てもらうためにテンポよくつくって サントラでも話題になるように音楽をテーマにして わかりやすい犯罪モノにしあげれば、ヒット映画になるでしょ、 というマーケティングから生まれた映画という印象。 |
15.《ネタバレ》 冒頭の逃走シーンで鷲掴みにされた。プレイリスト前提で組み立てられたような絶妙な構成に、疾走するカーアクションが一体になる。それだけでない。意表を突いた展開で、冷徹なボスと対峙するかと思ったら二人のために義侠心を見せ付け、最後の対戦相手が一見寡黙で常識人らしい犯罪者だったりする。今までのエドガー・ライト作品とは違いシリアス要素の強い本作だが、瑞々しいクールな演出は磨かれている。全編音楽で組み立てられているようで、ある意味で主人公の逃避にリンクしているとも言える。『トゥルー・ロマンス』みたいに逃避行するわけでもなく、現実を受け入れ、自分の罪を償い、まっさらになってシンデレラの元に帰るラスト、悪くない。 |