146.トムハンクスはやはりうまいなーと唸ってしまった。その他、ご両親役の人やデンゼルワシントンは言わずもがなとして、子犬ような濡れた目のアントニオが本当に素晴らしかった。映画として、おもしろいおもしろくないの判断がとても難しいけれど、良き映画だと思った。 【小星】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-27 21:23:47) |
145.《ネタバレ》 エイズを題材にしてますが、法廷では同性愛に対する話題が多く、ああ実際はそういうものなのかなあと。 特に昔ほどそういう風潮だったのかもしれませんね。 不満もないわけではないですが、いずれにせよウイズを題材にした初めての映画だということで、 そういった意味では意義は大きいと思います。 難しい役柄でしょうがトム・ハンクスは見事演じ切りました。 90年代の彼は、まさに演技派俳優としてぐんぐんと駆け上がっていった頃でしたね。 オペラで感極まりながら解説するシーンは色々と記憶に残りました。 アンドリューは理知的で控えめなキャラなので、映画としてはああいうところで魅せていく必要があったのかもしれませんね。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-26 18:21:50) |
144.《ネタバレ》 エイズの弁護士が解雇されて、弁護士事務所を不当解雇で訴える。結果は予想通りでストーリーにインパクトはないのだけれど、被告側の女弁護士が珍しいタイプで印象に残る。 ドラマの女弁護士といえば声を張ってまくしたてて相手をやり込めるイメージだが、声のトーンが優しく静かでありながら淡々と相手の痛いところを突くタイプのやり手弁護士だったので。 アンドリューがオペラを解説しながら感極まる場面は、最も盛り上がって感動的なはずなのだが、そもそもオペラが苦手で良さがさっぱりわからないので置いてきぼりを食らったようで困惑するのみ。 ミラーも一人で盛り上がるアンドリューに困惑顔だったが、帰宅して愛娘や妻の顔を見てからオペラとアンドリューを思い返してアンドリューのことをようやく深いレベルで理解し共感した模様。 でも、自分自身はミラーのようにはいかなかった。オペラを絡められてもやっぱり共感しにくかったので、他の手段で伝えてほしかった。 ゲイの話も苦手だけれど、生理的に受け付けないベッドシーンなどがなかったのは良かった。 トム・ハンクス、デンゼル・ワシントンの演技はしっかり魅せてくれる。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-11 00:30:35) |
143.始まりと終わりの静かに音楽が流れる風景・映像が秀逸。それだけで大作感が漂う映画。 本編は想定を大きく外れることはなく、ある意味安心な、それでも多少物足りない印象も残る。 時代においては重要な作品だと思う。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-25 22:04:57) |
142.《ネタバレ》 エイズ=ゲイ、な構図が違和感がある。 そして差別を受ける理由もゲイが原因なのか、エイズが原因なのか、 また描かれているのが、会社を不当解雇されるも闘う一人の弁護士なのか、 それともゲイの権利を主張する一人の男なのか。 ドキュメンタリーとしてみることにするか、 と途中から見るスタンスを変えてみたものの、 それでも共感や感動はなく。 ただただ陰鬱な雰囲気が漂う中、なんとなしに勝訴してしまったと。 そんな感じ。 【元祖】さん [インターネット(邦画)] 4点(2017-03-11 11:07:48) |
141.社会派映画の第一人者・デンゼルワシントンさんの今回の舞台はフィラデルフィア。タイトル、そして随所に散りばめられたこの街の姿こそが自由の象徴でありテーマとなっている。法廷闘争モノではあるが、ベケットとミゲールの絆の強さもまた見逃せない。登場人物のみならず、この映画の表現そのものが偏見への挑戦なのである。いやぁそれにしてもデンゼルワシントン他名優揃いだね。アントニオバンデラスなんか本当に同性愛者に見えてきちゃうし、トムハンクスのやつれっぷりに大丈夫なのかと心配になる。そして最も強く感じられたのは、当時のエイズに対する知識の希薄さ。現在ほど良く分かっていなかったとはいえ、やはり同性愛=エイズというズレた認識による差別が横行していた時代だったのでしょう。教科書として見ておいていい映画だと思う。 【にしきの】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-06-26 05:37:58) |
140.面白いというか、エイズやホモセクシャルについて考えさせられる深い話。トム・ハンクスの演技は秀逸の一言である。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-15 19:20:07) |
139.周りに同様の発症患者がいて同じように差別せずに接することができるかというと正直自信が無い。エイズという重い題材をもって深く考えさせる映画だ。考えさせると言うよりは、アメリカ国民に問題を突きつけているといった方がいいのだろう。そこにこの映画の舞台であるフィラデルフィアが古き良き時代のアメリカの象徴として登場する意味があるのだろう。エイズに起因する感染症で主人公がみるみるやつれていくのだが、冷たい世間とは対照的に暖かい友人家族が周りにいてくれる状況が観るものの心を和ませてくれる。好み30/50、演出12/15、脚本9/15、演技8/10、技術5/10、合計64/100→6/10点 |
138.エイズで世間がわいていた頃の作品。確かに当時、エイズは恐ろしい病気で、おちおちHもできないという風習になっていましたね。逆に、こんな、大変な病気なのに、あのマジックジョンソンはなんで死なないんだ?なんて、不思議に思った物です。現代医学では、HIVにかかったとしても、薬を飲み続ければ寿命まで生き延びられる病気と、医学の進歩のおかげでなりましたが、当時はもうほんと、末期がんと同等で、しかもホモがかかる病気という印象でした。そんな時代背景をふまえて鑑賞すると、面白いかと思います。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2015-06-17 15:29:35) |
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136.法廷ものでしたがゲイだけに全く感情移入ができませんでした。 |
135.2点不満が。 1つ目は、エイズが治らなかった(発症を遅らせることができなかった)時代の話ということで、現代との乖離が感じられるところ。 2つ目は、アメリカの映画全般に言えることだが、黒人を描く際の欺瞞が気になった。 普段の映画では申し訳程度にしか出てこないのに(一定の年代より以前は、作品に登場すらさせてもらえない)黒人の存在を主要なテーマにおいた作品では、至る所に黒人が登場する。黒人が申し訳程度にしか出てこない作品と、黒人を主要な位置に置く作品では、作り手側の黒人に対する意識の違いもあるのかもしれないが、アメリカ全体として見るとそれはすごく歪であり、欺瞞である。 この、「普段は脇に追いやられているが、力がある側の都合で前面に押し出された場合には、不自然なほど登用される」というのは、アメリカにおける黒人だけではなく日本における女性の扱いにも共通する。この力がある側とは、言うまでもなく白人・日本人男性である。 力がある側はその社会において不自由していないので、ごく少数の人しか、不当な扱いを受けている側のことを考えないが、白人にしろ日本人男性にしろ、ここには挙げていないが不当な扱いを受ける者の傍で不自由していないが故に目をつぶっているような大勢の人たちが、少しでも自分が生きる社会の「弱者」について考えてくれれば、と思う。(自戒の念も込めて) |
134.トム・ハンクスの演技が凄すぎて、ただただ胸が痛い。こういう話は、なんかもうぐうの音が出ないほど「ごもっとも」なので特に感想もわかない。バンデラスが立派に(?)ゲイに見える!大した役者魂だ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-05-09 00:33:28) |
133.当時としてはエイズの話題はそれなりにとおもいますが今となっては少し設定としは古い感じですね。 【とま】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-25 23:37:26) |
132.差別と偏見がテーマのヒューマンドラマ。 弁護士役のトム・ハンクスとデンゼル・ワシントンが安定した演技を見せ、 終始落ち着いて鑑賞できたものの、ストーリーはもう序盤から誰もが予想できる流れ。 予定調和をこなすようにお話が進み、かなり優等生的な作りの作品だった。 取り立ててシナリオの粗はない代わりに、その分インパクトに欠ける部分はあるのかなと。 二人の役者さんはもちろん、内容もいい映画の部類に入ることは間違いないんだけど・・・。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 09:15:45) |
131.《ネタバレ》 エイズや同性愛者をテーマにした裁判もの。テーマが身近でないので共感ができなかったので淡々と進行していった感じがした。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-03 00:12:45) |
130.《ネタバレ》 トム・ハンクスがかなり体重を落としているのでリアルに死にそうな人に見える。HIVの怖さも見せつつ、差別には法の裁きが下ったという事に人間が積み上げてきた法律の素晴らしさを感じた。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-02-23 19:10:43) |
129.裁判が始まるまでの前半のほうが、面白味があった。ポイントになる部分をわざととばして、奇妙なリズムを作っていた。説明部分を思い切ってカットする。病気を告げられるとことか、解雇を言い渡されるとことか。今まで被差別者としてのみ登場を強いられてきた黒人が、偏見を持って登場できるまでになったのは喜ばしい。彼の偏見が消えていく過程が図書館のエピソードだけってのは少し弱いが、でもあのシーンはいい。バスケット場での召喚状渡しの場の不思議なキレのよさ。ふしだらな生活が病気を招いた、自業自得ではないか、という論理に、偏見・差別が集約されていく。輸血での感染は気の毒、という選別が起こっている。ただ裁判劇としては評決への盛り上げに欠けていた。ポイントがずれないように、あえてそうしたのかも知れないけど。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-12-23 09:49:54) |
128.撮影時よりも格段にエイズに対する理解は進んでいると思うので、設定は少し古臭く感じます。アントニア・バンデラスが地味に脇役で出演していましたが、ホンモノのゲイに見えたりして。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-10-17 09:57:24) |
127.《ネタバレ》 難病ものにして、差別と闘う法廷劇。監督は「羊たちの沈黙」で主演男優賞と主演女優賞をダブル受賞させた(この快挙を成し遂げた監督は歴史上たった3人)ジョナサン・デミ。いかにも賞の匂いのプンプンする映画だけあって、素晴らしい俳優陣が集まっています。演技ができて華もあるトム・ハンクスとデンゼル・ワシントンは文句なしの仕事ぶりだし、ゲイの恋人を演じたバンデラスのなよなよした演技も見ものです。またこの手の社会派ドラマはハリウッドのお家芸だけあって、本編のお膳立てをする前半部分の処理もお見事。上映時間を冗長にすることなく観客に必要な情報を伝えるため、時に視点を変え、時に時間軸をいじりながら、手際良く設定を裁いていきます。楽しんで見るような題材ではないのですが、映画としてきちんと面白く撮られていること、観客に伝えるべきことを伝わるように表現する姿勢には好感が持てました。。。と、面白いのは前半まで。あれほどてきぱきとした前半と比較すると後半はえらくゆっくりしているし、かといってじっくり描くべき大きな山を作れているわけでもないので、正直言って退屈します。裁判の最初に、デンゼルは陪審員に向かって「これからやるのは映画で見るような裁判ではありません。劇的な証拠や証言者が見つかるという展開もありません」と宣言しますが、これは観客である私達に対する監督からの宣言だったようです。弁護士による舌戦が繰り広げられることも、キーパーソンを巡る駆け引きもないため、法廷ものの醍醐味は味わえません。被告側弁護人によって論理を崩されてデンゼルは負けるのではないかという危機的局面を迎えることも、陪審員の心を動かせるかどうかという最後の緊張感もなく、こちらが勝つことが100%分かっている法廷劇がひたすら繰り広げられるのみです。好意的に捉えれば、エンターテイメントとしての装飾を排除した製作陣の真摯な姿勢の現れとも解釈できるのですが、ここまで何も起こらないのは映画としてちょっと寂しいかなと思います。ドラマ面についても、製作側が意図しているほど感動的には仕上がっていません。2時間感情移入して見てきたベケットが死ねば観客は悲しいと感じるに決まっているのですが、それ以上の感動につながっていません。ベケットと家族とのドラマがばっさり落とされているようでしたが、ここを克明にしておけば印象は変わったと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-09-05 00:42:06) |