47.《ネタバレ》 長いな~と思ったら長編作品だったのね。面白くて、時間も気にならず観れました。 ラストの声を取り戻すところは突拍子であざとくて、「ああ、それが発見という意味ね」とちょっと薄っぺらく感じてしまった。 けど、あまり深く考えなければ、面白く観れたし良かった。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-06 00:59:04) |
46.セピア色の映像しか見ることのできない私たちもまた、有効な言葉を持つことができない兄妹と同じ立場におかれている。よくいわれるように暴力を容認するような映画では決してなく、むしろその対極だろう。暴力が生み出す悲惨さを抱えて、そこから立ち直る映画である。それを肯定も否定もする必要はなく、それらは無意味でさえある。この映画を物語る者は居ない。ただ経験がそこにあるだけである。 彼らが何かを発見したのか、それとも私たちが彼らを発見したのか。私は後者だと信ずる。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-14 00:04:32) |
45.《ネタバレ》 長い映画はキライじゃないが、やはり中身と天秤にかけてしまう。 重厚な社会派・ロードムービー好きなボクも、さすがにリアリティ欠如の多さにしらけてしまった。これほどのトラウマを抱えてしまった人は、傷のなめあいも通常、社会とずれてても仕方ないんだ!俺たちもやりなおそうとがんばってるんだ!というメッセージ性?後半は「がんばれ警察と秋彦」と思いながら見ていました。 でも一番辟易したのは、音のダイナミクスの大きさとSNの悪さ。数十回DVD中断、テレビの音量MAXで何度も耳をスピーカーにあてて聞いてました。21世紀の映画とは思えない。やはり演出・狙いでしょうかね、そうなんでしょうねぇ、観る人によっての捉え方次第なんでしょうねぇ。すみません、隅々まで理解しようとがんばってしまいました。 映像はキレイ。セピアの世界観も納得、ところどころジャームッシュの各作品を思い出す。撮影技法と国生さん以外の俳優陣の演技に得点献上。でも国生さんのシーンは印象的でした。あとケイコさんキレイでした。 【460】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-07-23 16:44:27) |
44.《ネタバレ》 青山真治とは相性がいいとはいえない。青山は暴力を主題としたいらしいが、暴力は映画を弛緩させる。さて『ユリイカ』における、探すのを止めたとき犯人が転げ出てくるというかたちは、この長回しの手法と合っているかもしれない、とはいえる。 【ひと3】さん [映画館(邦画)] 4点(2011-03-25 20:11:27) |
43.《ネタバレ》 少しずつ時間を空けて鑑賞しました。私には一気にみれる長さではありません。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-05 21:50:51) |
42.サスペンスきっかけのセピア色の淡々とした3時間半にもわたるロードムービー。1シーン、1シーンがやたら長い。ひたすら長い。内容、映像等は良いんだが、イチイチ長すぎる。眠気に強い人ならイケルのでは。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-10-20 17:35:51) |
41.3時間40分と尺は長いですが、とにかく良く練られており、ストーリーの転がし方も絶妙で飽きることはありませんでした。また、登場人物たちの荒涼とした心象風景を示しているようなセピア色の世界は、不思議な心地よさを感じさせてくれましたね。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-18 10:22:32) |
40.《ネタバレ》 役者たちの芝居がリアルなところはよかったです。絵もまあまあきれい。でも、何が言いたいのか、さっぱりわかりませんでした。ラストシーンで映像がカラーになり、「EUREKA(見つけた)」の文字。いったい何を見つけたと言うんでしょう? 僕は何も見つけられませんでした。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-09-11 17:29:43) |
39.《ネタバレ》 かつて大絶賛する友人におされて鑑賞したものの、丸投げのような内容でさっぱり伝わらなかった。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 1点(2008-01-09 05:46:21) |
38. うーん、長いですね。「映画は2時間ぐらいのものだろう」という暗黙の”ルール”が自分の頭の中に根付いていることが、あらためて認識されました。そんな”ルール”はなくていいんですが、今回はもうちょっと短くてもいいと思います。ここまで長くする根拠は見あたらない気がします。ただ、長くてもつきあえるだけの妙な魅力があるのも事実です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-01-08 21:06:17) |
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37.常識外れの長尺映画ですが実はその尺を知らずに深夜に鑑賞しました。なかなか終わらないなー、もしかしてデッキの時計が壊れているのではと思いながら最後は根気比べのような気分でした。出だしのバスジャックのシーンの迫力が凄かったので後半も期待していたのですがあそこだけでしたね、そういうシーンは。役所さんの「生きろとはいわん、死なんでくれ」というセリフもなぜそういう発想になるのか感情が共有できずピンと来ませんでしたし、自分には合わない映画だったのかなという感じです。これだけ長く面白くない映画を雰囲気を大事にしながら最後まで撮りあげた監督を含む製作陣の映画屋根性を賞賛すべき映画というところでしょうか。 【Sean】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-12-25 15:52:10) |
36.《ネタバレ》 長い、ひたすらに長い。DVDで観たから自分のタイミングで休憩はさめたけど、劇場だったら辛かったと思います。むかしの大作みたいにインターミッションとかあったのかな?トイレ休憩ないと地獄のような… バスジャック犯の犯行動機がわからない、河野圭子役の背の高い女性が外出した理由が明らかにされないなどのポイントが気にかかるので、最終的に腑に落ちない。ま、つまんない作品ではないので「覚悟」をお持ちのかたにはお薦めできます。なお、むかしの日本映画の最大の悪癖〈台詞がよく聞こえない〉がありますのでヘッドフォン等で鑑賞する217分かもね。そうそう、若松、八幡、門司の方言のニュアンスの違いなんかほとんどの人にはわかんねえよ、あんまりローカルなくすぐり入れるもんじゃないですね。 【shintax】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-10-11 17:43:53) |
35.長いが、幼い頃の宮崎あおいを見ることのできる貴重な作品。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-22 08:59:26) |
34.《ネタバレ》 「心の傷を癒していく過程を淡々と描けば良いのに,なんで連続通り魔事件なんて入れるかな.パニック映画じゃあるまいし,主人公の周りで物騒な事件が起きすぎだよ.」というのが前半の印象です.犯人があの少年だったということで,一応,「あぁ,そうか!」と納得しました・・・が,それもつかの間,すぐに新たな違和感を覚えました.「バスジャック事件の被害者たちが身内の殺人鬼を出頭させたのに,なんで当て所ないバス旅行を続けられるかな.落とし物の届け出じゃあるまいし,警察もマスコミも大騒動になっているはずだよ.」という疑問とともに.あれこれ考えて首をひねっているうちに時間が過ぎ去ってしまいましたので,217分という時間を長く感じることはありませんでした. |
33.おもしろかった。けど正直長い!!気分が乗っている時は落ち着いて見れるかもしれないが、そうでない時は中盤からオチまでにダレるかもしれない。 【アフロ】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-08-22 06:04:20) |
32.「生きろとは言わん。死なんでくれ」の役所こうじの台詞が胸に来ました。すごい役者さんです。4人のバスの旅がモノクロっぽい映像で描かれているが、この色は心境にあっていると思う。日本映画もすごいな、と思った作品です 【サイレン】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-25 18:44:16) |
31.ロードームービーで、ラストの空からのカメラワークって、もろフランス映画「冒険者たち」だな。個人的にこういうタイプの映画は好きじゃないなぁ。 【夏目】さん 3点(2005-02-03 15:22:38) |
30.間延びしすぎ。もっと短く出来たと思う。あと梢の行動にリアリティがなかったのが残念。あんな妖精みたいなキャラクターにすべきではなかった。 【Robbie】さん 7点(2005-01-30 19:00:37) |
29.フィックス&ロングを多用した画面、モノクロ、淡々とした展開、3時間半という長さ。しかし終始全く退屈することはなかった。 【NIN】さん [DVD(邦画)] 9点(2005-01-27 14:31:14) |
28.鉄格子(=鉄の檻=近代社会)の中で役所広司が、コツコツと壁をたたくと、コツコツと返答が、、。そしてバスの中でも、同じように三人がコツ、コツと、、。言葉が心底の真意を告げる手段として有効に機能しないと思われる時、最も素朴な通信手段を用いて、他者と交信し、自分が一人でないことを必死で確認しようとする情景、、、、胸が少し熱くなりました。(しかし3回目はいらないと思う)、、、また、「生きろとはいわないが、死ぬな」というメッセージ。人生に誰にでも共通する積極的な意味などないから「生きろ」と命じることはきないけど、同じ人として、死なないでくれと願うことはできるのでしょう。、、しかも、バスジャックという同じ極限状況を経験し、隣に死を抱える役所広司だから、それをいう資格があるのかもしれません。、、、監督は役所広司に重ね合わされ、「俺も昔は君たちと同じように社会を拒絶した、そして今、いつ訪れるかも分からない死をおそれつつ、何とか必死に生きている、だから、君たちも何とか死なないでくれ」というメッセージが伝わってくるようです。、、、、、、しかし、役所広司はなぜあそこまで咳をして、何かを吐き出そうとするのだろうか。監督だけにしか了解されていない記号のようにも思える。また直樹は梢が役所広司を介抱した光景を見た後、梢に暴力をふるうが、二人は近親相姦の関係にあるのだろうか。そして、なぜ直樹は秋彦に危害を加えないのだろう。などなど、実は、全編を通して、解らないことだらけでした。、、、、この映画は、見る人に何かを分かってもらって、何かを変えてゆこうという「表現」ではなく、監督の思いのたけを自慰的に垂れ流す「表出」にとどまっているように思います。見たい人だけ見て、分かる奴だけ分かればいいんだぜ、というのなら、どっかの映画サークルでもやっていればよい。職業として監督をやるのなら、より多くの人に見てもらい、理解してもらう「戦略」が必要なはずで、例えば、3時間37分という時間からして、誰がどこで誰と見て、その後でどういう話しをするかについて配慮を欠いているように思えます。 【王の七つの森】さん 8点(2004-12-22 10:39:08) |