51.ホントこのタイトルが全てですよね。「天性」と「純真」と「受容」を描く「自然」な物語(話のベースはキリスト教的です)。ところで、同じ国技のアメフト映画と比べてみるとベースボール映画の特殊性が解ってきます。アメフト物は熱く爽快な男の物語が多いのに対し、ベースボール物は郷愁と涙と癒しの物語が多い。そこには「ファン」や「好き」以上の「愛」が見えてきます。ひいては「愛国心」に深く結びついていることが解ります。「バスケだ」「アメフトだ」と言っても、アメリカ人にとってベースボールは特別なものなんでしょうね。ということで、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-11-16 19:36:36) (良:1票) |
50.レビンソン特撮の原点かな? 公開時はレッドフォードのカッコよさにググッと来たけど、今では画面いっぱいに爆発するレビンソン節が最大の魅力。無茶苦茶不自然な映像(ボール破壊・時計搭・ラスト…)をごく自然な感じに撮っちゃった、まさにナチュラルな映画。この手腕が90年代になって、腐れ原作だった『スフィア』に素晴らしい映像を与えていく。 【エスねこ】さん 8点(2002-09-01 17:16:27) (良:1票) |
49.メジャーを舞台にした映画の中では一番好きな作品・・・だけど良く考えてみると、この映画って“あげまん”“さげまん”の映画だよね・・・ 【イマジン】さん 8点(2001-02-19 16:51:54) (笑:1票) |
48.R・レッドフォードの実年齢だと少し設定に無理のある“遅れてやってきたヒーロー”。だが彼がひとたび演じると、なぜか気にならないというか、妙に納得してしまう。それほどこの作品のレッドフォードは、ひたすら爽やかでカッコ良くこの“生まれついての天才”を軽々と自分のものにしている。父親とキャッチボールをしていた子供の頃の牧歌的な冒頭から、ホームランの打球で外野のライトが祝福の花火のようにスパークリングする劇的なラストまで、実に鮮やかな作品に仕上がっている。 【ドラえもん】さん 8点(2001-01-22 14:06:15) (良:1票) |
47.《ネタバレ》 「ロバート・レッドフォード」という役者の美点、素材の素晴らしさ、魅力の全てがナチュラルに引き出されている、数多い彼の主演作の中でも稀有な作品。この映画以降、彼じゃなくてはっていう役どころは少なくなっていった。その一点のみでは私が偏愛している「追憶」(10点)にも勝る。まだおっかなくなる以前の、グレン・クローズも良い。ラスト、夕陽を背に浴びてキャッチボールを見守る、彼女の立ち姿はまるで一幅の絵のよう。たったひとつの瑕、原作を読んだらわかるのかもしれないが、彼を狙撃する謎の女性の存在意義がイマイチ不明。ここが結構重要なポイントかと思われるのに。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2024-11-03 08:52:40) |
46.遅咲きの野球選手のお話。 ドラマチックで胸のすくお話でした。 演出が少々やりすぎな感じもしますが笑 タイトルが微妙に謎。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-09 17:43:36) |
45.《ネタバレ》 野球ファンタジー。レッドフォードが2枚目の最後の時代。ラストがキャッチボールで終わるのが、ノスタルジックで、野球がわかっているなぁと思える映画。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-12-31 12:23:46) |
44.《ネタバレ》 いやいや・・野球モノとしても、一人の男の人生復活ドラマとしても浅い出来です。未来洋々たるはずのスタートからつまづいた、そこの部分とその後数年はすぱーっとトバして、天才中年ルーキーとして活躍するあたりから丹念に描き出すんだけど、これがご都合主義でねえ。気の毒なのはマドセンだよ。ワタシなんかはサスペンス好きなので、あの謎の銃撃事件の全容がいつ明らかになるのかと、ずーっと待ち続けるハメになりました。誰の陰謀なのか、黒幕はこいつか、など見事に私の予想は全部外れました。何もないんかい。なんじゃそりゃ。 それにせっかくの野球の試合の、見せ方が下手です。照明が壊れるとかじゃなくて、展開で盛り上げてほしい。タメる部分が違うし。例えばラストのレッドフォードのファウル、あれはいらんと思う。 ただですね、こんな二流の脚本で客を最後まで引っ張ったロバート・レッドフォードのスター力は思い知りました。知的で端整で説得力がある。他の役者だったら、すっかり埋もれた野球映画のひとつ、に今頃なっていたと思います。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-06 00:42:01) |
43.《ネタバレ》 ロバート・レッドフォードの魅力あふれる映画、と言いたいところですが、 野球選手の役をやるには少々年を取っているよな、というのが正直な感想です。 ホームランを花火のような演出で祝福するラストは綺麗でしたが、 全体的にファンタジックなところがあり判断に困る作品でもありました。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-12-12 19:13:32) |
42.これも久し振りに観返した。 いい出来で、納得感のある作品。球場での熱気はあるものの、全体的に落ち着いた雰囲気を持っていて、この時代の良い映画という印象が残る。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-11-23 13:16:18) |
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41.《ネタバレ》 タイトルの意味が何かと思えば、天性の才能ということだった。 ロイを撃ったのが正体のよくわからない女ではスッキリしない。 野球賭博に巻き込まれそうになるも、八百長は拒否するロイ。 八百長が大問題になってファンがガッカリした歴史のあるMLBだけに、それに染まらない天才は理想のヒーローなのだろう。 MLBもレッドフォードも好きだけど、この映画には惹かれない。 作り物よりも現実のMLBのほうが、面白いドラマが転がっている。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 3点(2015-04-12 00:41:09) |
40.《ネタバレ》 さすがに野球シーンでは技術に前時代的なものを感じるが、それを差し引いても美しい画づくり、特に夕景でのショットが印象的な作品。落ち目なメジャーのプロ野球チーム「ニューヨーク・ナイツ」を軸に、球界の影を交えつつ、「16年間の空白」という謎のキャリアをもつ1人の年増の選手ロイ・ハブスが再起していくというファンタジードラマ。ロイがかつての恋人アイリスと再会した時に言われた言葉が印象的。すなわち人生は二つある、「学ぶ人生」と「その後を生きる人生」と。ロイは類い希な才能を自覚するが故に、16年間「全ての記録を破る」人生を目指していたが、アイリスとの再会で、それ以上の意味、すなわち数多の少年に夢を与えていたことに気付き、感動のラストへつながっていく。あのバットボーイとの交流もその伏線になっている。その意味では「真のヒーローとは」というテーマが底流に流れていたとも言える。少年の頃、草原で父とキャッチボールした、あの無垢で純粋な思いが実は一番大切だったということが、ラスト、息子とキャッチボールするR・レッドフォードの最高の笑顔に雄弁に表現されていた。名作。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-18 14:59:15) |
39.《ネタバレ》 陰影を使い分けた美しい映像と、叙情豊かなランディ・ニューマンの音楽が絶妙に混ざり合う、これこそ正に「映画芸術」。 文句無しの満点。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2013-12-02 17:03:23) |
38.《ネタバレ》 このくらい古い時代のスポーツ、特に野球ものは好きな題材の一つです、けれど、じつは、殆どファンタジー、モデルも何もなしの、ラストを引き立てるための仕掛けの全部入り、ストーリーですね、これは、矛盾や、強引さもありますが、これで自分なりに許せるのでOKです。同じ野球を題材とした者に、フィールド・オブ・ドリームスがありますが、あれも、強引なストーリー運びですが、最後の父親とのキャッチボールで溜まった想いが氷解したのと同じで、ラストのキャッチボールこれが描きたかったのかと。アメリカも父親とのキャッチボールは男の子にしてみたら、特別な者かもしれません。 【min】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-10 22:12:11) |
37.《ネタバレ》 ノスタルジックな風景と、単純明快なサクセスストーリーが、子供の頃に絵本を読んでもらったときのような心地よい余韻を残してくれます。 才能ある若き野球選手が凶弾に倒れ、その傷がもとでピッチャーの才能をつまれ、しかし16年の時を経てバッターとしてカムバックし、伝説の選手となっていく。今となってはよくある王道パターンのひとつかもしれませんが、結末もその過程もわかっていながら何回も読んでしまう御伽噺のようなもので、そのお約束が見たいときにそのお約束を見せてくれる映画は大好きです。 ただ難を言うならば、野球以外の裏事情、これが少し多すぎた、というかしつこすぎた感があり、そこだけが残念です。 これだけ野球に情熱のある主人公が、メモと仲良くなっているときは、たとえ野球が絶不調でも、幸せそうで楽しそうな顔をしているのは、そのキャラをぶれさせてしまっている気がするのです。それは、この映画を見る人の夢を一瞬だけ醒めさせてしまう演出ではないでしょうか。この映画にそんな現実いるのかな・・スランプは、クライマックスまでの感動をよりいっそうひきたてると思うのですが、スランプになるきっかけはもう少し配慮が欲しかったと思います。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-16 10:44:18) |
36.なんとなく最後まで見ましたが、特に印象に残ることなく終わってしまいました。途中、かなり強引とも思える設定や理解不能なシーンもあって、いまひとつ気持ちが入りませんでした。でもロバート・レッドフォードは良かったです。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-10 10:25:02) |
35.冒頭はハラハラしてみることができましたがラストは少し白けてしまいました。ロイったら投げられて、打てて、まさに天才です。しかもイケメンでもてて、正義感が強くて、チャンスを逃さない、できすぎにゃ。うーん、グレン・クローズがアカデミー賞ノミネートだったんですね、、、 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-24 10:31:52) |
34.さほどパワーがあるようにも見えないレッドフォードが異常にデカいホームランを打つ、というだけでも十分に不気味なのだけど、彼をレギュラーに入れんがためのストーリーの都合上、他の選手が意図も簡単に死んでしまったり、はたまた、異常なまでに、あげまん効果・さげまん効果がテキメンだったりと、まあ、やりたい放題。「野球をナメとんか」とお怒りの方もおられるとは思いますが、しかし、“野球”にだからこそ託せる夢もあるのです。こういうハチャメチャさを受け止める包容力。そして作品の方も、ひたすら夢を描かんがために、様々な工夫を凝らし、密度の濃いファンタジーとなっています。で、まあ、こういう作品を支えているのって、やっぱし、レッドフォードのいかにも「何も考えて無さそうな顔」、なんですよねえ。これって貴重。そして彼は物語の、そして風景の一部となり、夢を夢として封印すべく映画は唐突に終わる。いいじゃないですか。ちなみにわたしゃ、バットが折れるシーンが一番泣けます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-10-04 23:34:08) |
33.《ネタバレ》 昔の野球の感じが出てて雰囲気のいい映画だけど、なんで撃たれたんだろうというのが頭にずっと引っかかってしまった。天才過ぎる野球選手っていうのも野球の良さが出にくい感じがした。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-05-24 18:30:41) |
32.《ネタバレ》 本作のレッドフォード、年を取り過ぎて見えるというのも一理あると思います。しかし、夢半ばで銃弾に倒れた男が事件の後遺症が残る体で30半ば、引退を考えてもいい歳になって苦難を乗り越え夢の舞台にカムバックする。僕にはそんなロイ・ハブス・ストーリーと本作のレッドフォードはとても良く合っているように思えました。 ロイ・ハブス自身の人生も、鮮烈なデビュー、スランプ、体の不調、八百長、そして最後の試合と短い現役生活も山あり谷あり。しかし苦難を乗り越え夢を追いかける男の生き様が爽やかで感動的な野球映画でした。 何が書かれていたかは語られなかったものの観る者にその文面が伝わってくるような手紙、そして想像通り、いや、期待通りと言いたい見事なホームランとその後の演出、そしてちょっとだけしか見せてくれませんが、それで全てが伝わってくるようなキャッチボールのラストシーンとレッドフォードの表情が実に爽やかな余韻を残してくれます。 冒頭で汽車を追いかけてくる少年にボールボーイの少年、スタンドで目を輝かせ憧れのメジャーリーグを見つめる少年達。こうして少年達が野球に魅せられ、バットを置く者もいれば彼の姿を見てメジャーリーグに憧れ、そして次の世代に受け継がれていく。そんな少年達の表情も心に残る野球映画でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-16 22:17:48) |