122.かなり粗削りな脚本だと思うけど、ウサギのデザインだけは秀逸だと思う。 【Nig】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-08-18 03:03:36) |
121.《ネタバレ》 これはいったいどのように観ればいいの? サイコ系? SF? ミステリー? デヴィッドリンチ?・・・と、なんだかよくわからないままに観ましたが、大筋のようなものがわかってくると、謎だった部分も「あっ、(たぶん)そういうことかー!」と、作り手の意図がいろいろと見えてきて面白いです! 内容を簡単に書くと、ドニーは「10月2日、この日に自分が生き延びると、10月30日に恋人のグレッチェンは車に轢き殺され、母親と妹は飛行機事故で死んでしまう」ので、彼は10月2日まで戻って愛すべき人たちのために笑顔で死を選択する、という話。そこに、物理の先生、死神オババ、精神科医などのセリフがうまく絡んで、話全体に深みを与えています。 もし10月2日にドニーが、飛行機エンジン落下事故で死んでいたらどうなるか。 次の日に転校してくるグレッチェンと出会わないため、彼女が死神オババの家に行くこともなく、従って彼女は死ぬことはなかったでしょう。また、自己啓発の人の家も放火されることなく児童ポルノもバレないので、ダンスコンテストの引率はおばちゃん先生が行き、母親も飛行機事故にも遭わず、母親がドニーを心配してコンテストが終わってすぐの深夜便に乗ることもなくきっと翌朝の便でゆっくり帰るので妹も死なない・・・。 さて、こういった「もしも」のストーリーを、どのように見せれば面白くなるのか。いろいろな演出アイディアを盛り込んだ結果、「あれれっ?ちょっと難解な感じになっちゃったかなー?」的な印象で、決して「狙った難解路線」ではないような気がします。個人的にはタイムトラベルなんか持ち込まないでほしかったですけど・・・。 最後にドニーに撃ち殺されるウサギ(フランク)以外は、おそらくドニー自身の精神状態を具現化したものでしょう。水道管を壊したり放火したりする自分の行動を正当化させたい意識の象徴だと思います。 まあ、こういう内容を説明的にわかりやすく見せたりしたら、ただの安っぽいSFヒューマンドラマになっちゃいますよね。画面に描かれたシーン、役者が語るセリフを、自分の中でどのようにつなぎ合わせるか。その組み合わせ方から、作り手の意図を感じ、理解する。そういう映画の醍醐味が味わえる作品だと思います。 「映画は映画館で観る」しか手段がなかった時代だとこういう作品は向きませんが、DVD等、自宅で簡単に鑑賞できる環境が定着化した現代、つまり「いつでも・何度でも・気になるシーンは繰り返して」観ることができるという新しい鑑賞環境が根付いたからこそ、こういう映画が生まれたのかもしれませんね。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-09-20 00:55:22) |
120.正直にいってしまうと、見ていて苦痛でした。 特に引き込まれる部分もなく、最後までダラダラと見てしまいました。 2も見ましたが、同じ感想です。 【ローグ】さん [DVD(吹替)] 3点(2017-07-09 21:03:25) |
119.《ネタバレ》 2017.06/11 BS鑑賞。歳なのかなあ。1回の鑑賞では理解出来ず。認知症を感じる今日この頃、時間軸も正気か狂気かも混乱、再鑑賞で期待。この手のものをリバースムービーと言い「メメント」も代表とのこと。「メメント」も理解不能でそれゆえ納得。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-06-22 22:08:19) |
118.正直、一回観ただけでは内容や監督の意図を把握しきれなかった。とても雰囲気のある映画だし、もう一回観てみよう。 【noji】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-07-23 00:12:42) |
117.《ネタバレ》 もし飛行機のエンジンが家に直撃せず死んでなかったら…迫る世界の終りまで28日6時間42分12秒を青春タッチ。 タイムトラベルものは複雑なものだが今作も理由づけが少々厄介でリバースムービーと言われる所以。滅茶苦茶感たっぷりなんだけど死際、ドニーの笑顔が印象的でなんか心地よさがあった。 |
116.苦手なタイプの作品。 SF+暗いというカテゴリーで、期待して借りたが、大きく裏切られた。 見終わるまでに3,4回かかり、結末もだからなに?というもので、自分には合わない作品だった。 |
115.《ネタバレ》 ちょいと退屈気味な展開で眠気を誘いますねこれは。結局3日かけて観ました(苦笑)が、なんだかわかったようなわからなかったような? 銀色のウサギの意味は?? ちょいと難しい内容でゴザイマシタハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-05-03 09:21:55) |
114.『マルホランド・ドライブ』と似たイメージ。 シュールで初見では理解不能。 制作者も確信犯的に何度か見させようとしてシュールに作っているような…。 解説サイトをあさって見直して初めてわかったような気になる。 そんな映画は見たくない。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 2点(2014-09-16 00:52:38) |
113.とりあえずストーリーが自分には難解すぎました。結末が色々な想像ができるような・・・。分かる人には分かるんだろうなぁ。 【とむ】さん [DVD(吹替)] 3点(2011-10-03 00:37:43) |
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112.《ネタバレ》 病的になる一歩手前の独特の暗さが印象的。結局なんだったんだろうという後を引きずる結末もあってかカルト化してるとかしてないとか。『バタフライ・エフェクト』みたいだけどその自己犠牲は比べもんにならんほど最強。それとも自己犠牲なんかじゃなく後に見た『ラブリー・ボーン』の考え方、つまり自分が死ぬことで世界が好転するというポジティブシンキングなのか。はたまた『マルホランド・ドライブ』的死人の夢か。まあ、どれでもいい。そんなことよりも気になるのは何故銀色のウサギなのかってところ。あるいはその名前とか。何故80年代後半なのかとか。あと「世界の終わり」という魅力的なフレーズ。テレビに映される大統領選挙戦もある意味一つの世界が終わろうとしているんだよなとか思うと余計に気にかかる。いろんな意味でスッキリしない映画。意味がなくたっていいんだけど。実際、銀色ウサギはそれだけで幻想的でどこかホラーっぽくもあって映画をじゅうぶん盛り上げているんだし。でもやっぱね。ちょっと気になるじゃん。なんで銀色ウサギなのって。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-15 17:45:24) |
111.《ネタバレ》 「エンジェル・ウォーズ」鑑賞後、ジェナ・マローン繋がりで観賞したがこの点では大満足。益々ファンになった。 作品自体は観る人の気持ちや状況次第で幾らでも解釈の仕様がある作品と思えた。 まぁ、古今東西を問わず若い時は色々と考えたりするもんだから、一種の青春映画と思って観るのがいいかも。 観終わった後にあれこれ考えを巡らせる=余韻を楽しむのも映画の醍醐味と思っているので、私的には十分有り。 【たくわん】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-05-07 23:31:08) |
110.《ネタバレ》 意外とそうそうたるメンバーでした。青春の、思春期の危い感性が出ていて好きです、リバースしてもう一度見てみたいですね。 追記 姉がいまや監督にもなって、弟が大俳優になったジレンホール家、恋人役ジェナ・マローン、教師役ドリュー・バリモアなどもう一度見てもまだ新鮮でした 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-19 01:10:42) |
109.《ネタバレ》 何か訴えてくるものを感じました。 現代社会とリンクさせて考えると、ある意味怖い話という印象を受けました。 しかし、初見でストーリー展開と訴えてくる内容の意味がスッキリわからなかったのが歯がゆいです。 自分の能力不足を恨むしかありません。 とりあえず最後の落下エンジンで締めた流れは何とか大筋納得しました。 でも、どうやって時間をコントロールできたのかが謎・・・となると、いわゆる夢オチ的なもの?そうではないと信じたい。 部分的なところでも、キーワードや展開の意味がわからないところが多々ありました。 基本的に暗い作品で、派手さはなく展開も悠長、ビジュアルも貧相で会話は品がない・・・ストーリーや訴えている内容を解釈することに意義がある作品だと思います。 おそらく噛めば噛むほど味が出るスルメのような作品なのでしょう。もう一度観たらおそらく評価が変わると思います。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-21 12:00:43) |
108.《ネタバレ》 暗い青春を過ごす者にとっては、暗い時代がどこまでも続いているように思える。学校という空間の閉鎖性ゆえに、ある者は引きこもりになり、ある者は自殺を試み、そしてある者は、精神を病む。だが、ある時何かに気づけば、一変して世界が輝いて見える。そう、外にも世界は広がっているのだ。 この映画は、「闇」を見れば、自己犠牲の悲しい物語。謎に支配され抜け出せない。しかし「光」を見れば、妄想から抜け出す、希望に満ちた物語。その二重構造は、まさに、青春映画の傑作にふさわしい。ここではこの映画の光の話について。 映画の冒頭、主人公は目覚める。現実世界と離れて妄想世界に逃げ込み、そこで目を覚ましたことの表明だ。つまり、妄想の世界の住人になった。この映画がすべて妄想の産物だとしたら、映画の中で、起こっていることは、こうなって欲しいと創造主が思っていることや、非科学的な現象ばかりでも良い。タイムトラベル(過去に戻りたい欲求)、母親に愛されたり、いじめっ子に屈しなかったり、片思いの相手が自分のことを好きだと言ってくれたり。願望やトラウマなど潜在意識がドラマ化したもので構成される。 この妄想の創造主は、その後、自分の精神的世界の中で、現実に戻る方法を見つける。つまり自我を取り戻すこと。恐怖セラピーのビデオの女は、鏡の中を覗けば、そこには自我が居たと言った。主人公が鏡を覗いたとき、そこにはウサギがいた。その名もフランク。 終盤で、主人公は、地下室の中に導かれる。地下室とは心の中のメタファー。そこで彼がやったこと。 フランクを殺すこと(過去の自分との決別) そして、恐怖の克服(いじめられた恐怖に正面から戦いを挑むこと)、 愛の克服(愛を求める対象を適切に選べるようになること) その後、彼は自己犠牲の死を遂げる。 妄想の世界では、自己犠牲の死というものが、まったく違う意味を持つ。 肉体の終わりではなくて、妄想の終わり、新しい世界の始まり。 なぜラスト3人が手を振っていたのか。母親、好きな子、少年時代(?)に別れを告げたと解釈することもできる。 この映画の光は、アイデンティティを獲得する物語。 孤独な妄想世界に別れを告げる壮絶な戦いの記録。 鬱屈した青春に捧げる魂の鎮魂歌。 妄想から目を覚ましたこの世界の創造主は、ベッドから起き上がり、新しい人生を始めているのではないだろうか。 【Nujabest】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-10-16 15:43:32) |
107.難しい映画ですねー。一回観ただけでは良く判らん、というのが率直な感想です。主人公たちとは世代が違う自分とは価値観が違うのは確かですが、さすがD・バリモアがほれ込んだ脚本だけあって、観る者を引きつける映画的パワーは強烈です。でも何度考えても辻褄が合わないところが多々あるのも確かで、日をおいてまた観てみたいと思います。 【S&S】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-17 23:11:52) |
106.ストーリーだけで勝負しているのか?全体的に「画」がもっさりとしてダサくて、それがもったいない。 【センブリーヌ】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-10-09 12:21:49) |
105.奥深いです。色々な解釈が出来る作品ですね。何回か見ればもっと理解出来るかもしれません。ジェイクがなかなか良い演技していました。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-07 19:18:14) |
104.伏線とかを気にしながら神経使って見てましたが、結局よくわからなかったです。オチがわからなかったのではないんですが…。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 4点(2009-03-22 00:03:31) |
103.《ネタバレ》 意味ありげなカットの連続とブラックジョーク。全編通してとにかく暗いです。開始早々“この映画にハッピーエンドはありえない”ということに気付いてしまうので、主人公同様胸にたまるモヤモヤや、謎が解けないいらだちを抱えながら鑑賞することになります。絶望・不安・憎しみ・疎外感や、ほんの少しの幸福感……そんな青春期に特有のドロドロした感情を映像化した感じ。心に疾患を持った青年を演じたジェイク・ギレンホールがすごくハマっていて秀逸でした。設定や、見終わったあとの切なさは(タイムトラベルものではないけど)『ジェイコブス・ラダー』と良く似ています。誰にでもお薦めできる映画ではないですが、私はかなり好きでした。(旦那は途中でギブアップしたけど) 【ピースラムネ05】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-27 19:27:44) |