11.2、3回観てる。まず色がいいよね、バレエシーンも素敵。でも何が素晴らしいってアントン・ウォルブルックの優雅、優美な所作です。さっと手袋をはずす、上着を脱ぐ、何をするにもエレガントなの。これだけでも観る価値アリですよ。それとね、ヴィッキーを心から愛し、理解していたのもやっぱり彼でしょう。ジュリアンは結局バレリーナとしての彼女を支えられなかったといっていいのじゃないの?男のエゴ爆発って感じ?厳しすぎるかなあ。でも追い詰められたヴィッキーがかわいそうでした。あとね、これはあくまでも映画として観た感想なんですがぁ。。。ジュリアン役の俳優がね、全然ハンサムじゃないのが気になりました、ごめんなさい。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-09 17:05:09) |
10.パウエル・プレスバーガーの名コンビが残した映画史上に燦然と輝く傑作。アンデルセン童話をベースにしたバレエ“赤い靴”のシーンには圧倒され言葉を失う。ジャック・カーディフのカメラ、イースデイルの音楽、アーサー・ロースンの美術にシアラーの踊り…どれが欠けてもこのシーンは生まれなかっただろう。バレエ・シーン以外の部分も単純なメロドラマに終わることなく最高級のドラマに仕上がっている。バレエに興味のない人にこそ見て欲しい映画。 |
9.《ネタバレ》 怖かった。(以下ものすごいネタバレ・注意!)・・・鑑賞中の妙な雰囲気に飲み込まれ、酷いのを百も承知で言います・・・最後あのまま亡くなっていたら10点でした。そういう話が好きなんです(袋叩きに会いそう・汗)。 追記:レビューを読んで慌てて再見・・・わたし最後の読みが甘かったようです(汗)失礼しました。 【ジマイマ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-13 21:55:33) |
8.映画全体からカラーの喜びが伝わってくる。50年以上前にしてこの色があったのか、と驚いた。そして美術と撮影がほんと素晴らしい。この映画には、映画を作るという事への原初的な欲望を感じ取れるような気がする。それは、赤い靴がそこにあるというただそれだけの事に心が躍るような期待感である。靴がヴィッキーの小さな足に収まった瞬間、バレエと映画が幸福な出会いを果たす。最初はパッとしない赤毛の主人公だな、と思っていたら話が進む度にどんどん輝きが増していく。そしてラスト、彼女が踊りを終えた時(それは死を意味するのだが)、輝きは頂点に達して靴はまたもとの場所へと帰る。映画内の舞台がそのままストーリーの暗示になっていたことがここでわかる。話はいたってシンプル。男二人女一人のメロドラマで、今となっては化石も同然の古典的リズムが全編を漂う。しかし考古学者が史料を眺めるようにこの映画を鑑賞する必要はない。なぜなら画面から溢れるエネルギーに、嫌でも引き込まれる事間違いなしの面白さだから(ちなみにこの映画、見る前は異人さんに連れられて海外に行った女の子が苦労の末バレエダンサーになるというサクセスストーリーだと思っていた) 【Qfwfq】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-22 13:00:37) |
7.なんといってもバレエシーンが素晴らしかったです。うろ覚えですが、グレー色調の強い画面のなかで目を引きつける赤い靴、その靴を自在に操るように踊るバレリーナの美しかったこと。TV放映で2度ほど見た記憶がありますが、それ以来見てません。私の心の中では伝説と化している名画。 【藍色吐息】さん 9点(2004-07-06 11:13:16) |
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6.漫画「アラベスク」を読んでこの映画の存在を知りました。曰く、「モイラ・シアラーと言うバレリーナは、『赤い靴』であまりに有名になりすぎ、名声と実力のギャップに悩み、バレリーナとしては大成しなかった...」実際観てみて、素晴しいと思いました。モイラ・シアラーはもっと冷たい感じの美人を想像してたら、愛嬌のある可愛い女の子といった感じでした。彼女の人生はこの映画のような悲しいものでなかったことを祈ります。 【わにのゲーナ】さん 8点(2003-06-28 00:00:49) |
5.痛々しい映画です。新聞紙と踊るシーンは何度見ても魅了されてしまいます。内容ももちろんですが、このシーンを見るだけでも価値があると思います。 【omut】さん 7点(2003-06-20 06:53:34) |
4.なんて悲しい話(><)名作です。バレエ・シーンは本当に見とれるほど美しく、素晴らしかった。思わず拍手してしまった。 旦那さんは、彼女が「レルモントフの元で」踊ることが許せなかったのかな。。。 【さくら】さん 10点(2003-05-20 15:45:58) |
3.映像もきれいだし、バレエ映画としても普通の映画としても、とても良い作品だと思います。特に赤い靴のバレエシーンはすごく素敵で画面に引き込まれました。靴屋が赤い靴を躍らせるところとか、少女が赤い靴をスポッと履くところや新聞紙が人に変わるところなど、見所も多くて楽しめました。主演のモイラ・シアラーは可愛くて踊りも上手く、とても輝いていました。彼女がその後バレリーナとして大成しなかったというのはとても残念です。 【Letter】さん 9点(2003-04-16 21:33:33) |
【RS】さん 9点(2003-03-13 01:46:47) |
1.イギリスバレー界の名手や主演のモイラ・シアラーが素晴らしいバレーシーンを見せてくれる。「赤い靴」のバレーシーンはとても斬新な演出、人がたの新聞紙が一緒に踊ったりする。アンデルセンの童話の話をバレーにし、主人公もまたそのお話どおり死ぬまで靴を履くことになる。今ならどうして結婚と仕事の両立を認められないの、って夫や団長を責めたくなるが、これが話の運びの絶対要件(愛とバレエの板ばさみ)だから仕方ない。うまく話をマッチさせてた。くどいけどなんと言っても赤い靴のバレーシーンがが素晴らしい。 【キリコ】さん 9点(2003-03-08 23:48:19) |