254.《ネタバレ》 ストーリー良し。テンポ良し。何より、プロットが秀逸。スコッセッシの映画にない仏教的無常感も感じる。サスペンスもあり、素晴らしい映画。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-02-01 15:55:33) |
253.「潜入捜査をする二人」というプロットの時点で成功した感がある。 面白かったが、ラストはカタルシスのある展開ではない。 根底に仏教の価値観があるようで、緊迫感とテーマ性の両立に成功している。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-22 07:39:07) |
252.個人の正義、組織の正義、社会背景としての正義が入り乱れ、 2人の人生が大幅に揺すられる様。そして取引の情報奪い合いや追い詰められ、逃げての緊迫感。 最高です。 欲をいえば潜入2人の心情がもう少し描かれればな、と思いつつ、 いや描く(セリフにする)ことがないからこそ、 むしろ空間でその二人の虚しさや恐怖、芯に持つ正義が伝わってきたのかもしれない。 【元祖】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-01-28 21:42:00) |
251.ストーリーは確かに優れていて、双方正体がバレるのかどうなのかと緊迫した。 しかし主役2人の心境にスポットが当たるのなら、もっと詳しい人物描写が欲しかった。2人のそれぞれのカッコよさは頷けるけど、2人の気持ちに感情移入は出来なかった。 【さわき】さん [地上波(吹替)] 6点(2016-11-10 23:36:19) |
250.《ネタバレ》 2度目の鑑賞だけど初見より引きこまれたのが意外だった。「ディーパテッド」もなかなかだったけどこれは断然オリジナルの方がいい。警察とマフィア、お互いに情報漏れから潜り込んでいる裏切者を特定しようと焦るが、先にばれたら一巻の終わりという命がけの緊張感がたまらない。突っ込みどころは多々あるけれど切ないラストに余韻が残る。 【ProPace】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-11-10 17:18:11) |
249.《ネタバレ》 確か日本のドラマでほぼ同じもの(最後の最後が違っている)を観てしまったので、インパクトはそれ程でも無かったが、確かにとても面白いと思う。 どうなっていくんだ、という興味がずっと持つが、最後はちょっと哀しい結末か。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-22 14:50:49) |
248.《ネタバレ》 大好きな「新しき世界」は、「インファナルアフェア」+「ゴッドファザー」÷2と言われてるので観ました。 10年以上前の映画ですね。「新しき世界」の面々がカッコ良過ぎたので、こちらは地味に感じました。 二人の主役は若年期もやるべきですね。特にヤンは、スラーっと背の高い青年がトニーレオンになってまさか同一とは思えませんでした。 【LOIS】さん [インターネット(字幕)] 6点(2016-08-30 20:38:55) |
247.《ネタバレ》 評判どおり面白かったけど、序盤、ヤンもラオも演者が変わるので、誰が誰なのか戸惑って入り込むのに時間がかかる。麻薬取引のボスに凄みがないので、取引現場を押さえる場面でも、緊張感に欠ける。内容は皆さん書かれてるとおり、良く出来てますが、一回観てもよく解らないシーンも多いので、もう一回観ようと思います。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-05-08 09:40:53) |
246.《ネタバレ》 言わずと知れた、香港ノワールの大傑作。本作のリメイク、ディパーテッドはスコセッシ監督、そしてディカプリオ、マットデイモン、ジャックニコルソンという超ド級の配役で最高の潜入モノ映画として数々の賞を受賞しております。 その原作となるこちらは…、いい!人間が人間をしっかりと演じている! 片方の男は潜入捜査官だがほとんどマフィア。もう片方の男はマフィアを助ける悪徳捜査官。 息詰まる展開がガシガシ進みます。 2と3も面白いらしいのでいずれm(_ _)m 【JF】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-28 22:11:07) |
245.《ネタバレ》 警察とマフィア、双方にスパイが潜り込んでいるという設定が先ず魅力的ですが、そこにオープニングでクレジットされる無限地獄の概念をテーマとして取り込んでいることで、物語が単なるマフィア物のサスペンス作品にならず、話に深みが出ていると思いました。 終盤までこの話は当然ながら生きた方が勝ち、死んだ方が負けの戦いだと思っていましたが、最後に自分の邪魔になる者を皆殺しにした男、ラウは無間地獄に落ちてしまったと気付かされる(落下するエレベーターがその暗喩になっている)。明らかに本質的にはラウの負けで、ヤンの勝なのだと思いました。生きることこそ最大の責め苦であるとこの映画は最後にラウに突きつけたのでしょう。 サスペンスとしても、序盤の取引現場での双方のスパイの存在が明らかになる場面(モールス信号の使い方がとても効果的!)や、警視が殺されて車の上に落下してくる場面の緊張感はスゴイです。 ストーリー、アクション、サスペンス共に優れた作品だと思います。本国で大々々ヒットしたもの納得です。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-03-04 20:07:59) |
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244.《ネタバレ》 香港犯罪映画の傑作。警察と犯罪組織の間で互いに間諜を潜入させているという新奇な設定が興味を引く。潜入捜査官のヤンと組織から送りこまれたラウの対決が見どころ。どちらも優秀な警官で、その高度な応酬に見応えがある。 丁々発止と火花がちるような知能戦、ひりひりと肌を焼くような神経戦、紙一重の際どさで障害を乗り切る緊張感、裏切りや大物の死など予想できない展開、そして衝撃的な殺人場面…、緊張感が持続し、全編に渡り弛緩するところが無い。作品の価値を高めているのは、間者である両人の懊悩が恐いほど描けていることだ。組織のための道具ではなく、いつ正体が露見するかと怯え、不安を抱え生きている、恋人や婚約者のいる生の人間なのだ。ヤンは長年に渡る潜入捜査の緊張感から不眠が常態化し、精神を病んでいる。警察に戻ろうとするが、彼の正体を知っている上司は死に、ラウによって警察のデータベースから彼のデータは消去されてしまう。ラウはボスから「道は自分で選べ」と教えられていたが、選んだ道はボスを殺して、組織から足を洗うことだった。しかし、彼の正体をする別の人物が現れ、その人物も殺さなければならなかった。又、ヤンにより婚約者に正体は知られてしまった。勝者というものは無い。一度人としての道を踏み外してしまったら、生きている限り心の平安は得られない。生きながら無間地獄に落ちる。その恐ろしさが胸に迫るのだ。巧みと思う演出を上げる。ヤンとラウの接近遭遇だ。二人はお互いを知らないが、警察学校の同期であり、オーディオ店で一度顔を合わせている。環境が違えば、親友になれたかもしれないという演出だ。ヤンが映画館から出たラウを追跡するが、あと一歩のところで取逃がす。このようにして緊張を作りだしているのだ。ヤンの上司の警視が落下して車に激突するのは、あっと驚く演出だ。組織のキョンはヤンの正体を知ったにも関わらず庇う。組織の人間にも友情があるのだ。ボスもどこか憎めない。正義と悪という二元対立ではなく、犯罪者も人間として描いている。最後の想定外の展開とその衝撃度は計り知れない。 残念なのは、屋上に呼び出されたラウのすぐ後ろに拳銃を持ったヤンが現れる場面。どこに隠れていたのか。それとヤンがラウの正体を暴く録音を所有しているのなら、何故警察に提出しなかったのか。それによりヤンの身分が証明されるはずだ。 【よしのぶ】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-01-14 04:15:47) |
243.10ねんくらい前にみた。 今となっては全く印象に残っていない映画。 |
242.終始ドキドキさせる面白い映画です。ツッコミどころ満載なのですが、観客にそれを考えさせる前にどんどん話が進んでいくので気分いいです。 見終わって疑問に残った部分を2、3で解説するわけですが、続編は本作ほど面白くありません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-12-30 21:18:04) |
【Memento】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-02 14:51:12) |
240.《ネタバレ》 近年ハリウッドでも生み出せなかった刺激的な脚本・ストーリー。 潜入捜査官と善人になろうとするマフィアの対照的な運命が交じり合い、衝突する。 バッドエンドは特に見物。 リメイクのダブルフェイスやディパーテッド両方見たがやはりこれがオリジナル。 |
239.物語の完璧さは誰もが認めている本作。やや説明不足な感もあるが、全てを見せない美学か?タクシーに落ちる前の23階ではいったい何が?エレベーターの狭い箱の中ではいったい何が?そもそも潜入10年ではいったいどんなヒドい目に!? 実は手抜きかもしれない造りに、観る側は想像力という脚色を勝手に付け加えてしまうんです。車で死んじゃった弟分も、実は気付いていたのか、いないのか。多分気付いてなかったんだと思う。ヤンが「え!?やっぱおまえバカ?」という表情だったので。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-06-13 00:19:24) |
238.いい映画なんだけど、もう少し説明がほしかった。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-26 10:54:33) |
237.見応えのある骨太ドラマ。ハリウッド史上最高額でリメイク権落札も納得。 【Q兵衛】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-11 15:43:55) |
236.《ネタバレ》 警察とマフィア、それぞれスパイを長期潜入させて物語が展開されるスパイサスペンス。 ラオール・ウォルシュの「白熱」やボリス・バルネットの「諜報員」を思い出す傑作だ。 “無間地獄”の中を泳ぎ続ける二人の男たち。 進んで地獄を選んだ者、選べなかった者の差。内通者vs内通者、二匹の“犬”による心理戦。一方はモールス信号で情報を送り続ける。 本物の自分はどっちなのか、スパイを探すスパイ。場面の切り替え方が秀逸だ。 生き残るために手段を選ぶ余裕は無い。 “自分の道は自分で選ぶ”。 警察となったアンディー・ラウは、マフィアでありながら仲間から寄せられる信頼に戸惑いを見せる。 「俺は本当はおまえらを殺す側なんだよ」と。 だが、ラウはまだ仲間がいるだけいい。 一方、マフィアとなってしまったトニー・レオンは常に孤独な存在だ。誰も頼れない、誰も信じられない。 だがレオンは知らない。彼が唯一すがる蜘蛛の糸である警察に、マフィアのスパイがいる事を。 ラウは半ば充足感を得ているが、レオンはいつ死ぬか解らない恐怖と戦い続ける毎日だ。 それでも、レオンは自分の責務を果たそうと最後まで諦めない。 世渡り上手と、すぐ壊れてしまいそうな男。 それが徐々に逆の立場へと追いやられるスリル。 最後の最後まで愉しませてくれる屈指の映画です。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-21 14:32:56) |
235.《ネタバレ》 結構前に一度観たんだけど、日本でもリメイクがやっていたので改めて元ネタを見てみた。このぐらいのほうが勢いがあって良いのかも、とは思ったんだけど・・・これ二回目だし、日本版を観たばかりだからなんとか話についていけてるけど。 現在と過去で役者さんが違うせい(しかも全然違う顔)で誰が誰だかわかりにくいのは困りもの。そんな問題もありつつもあちこちでリメイクされるのが納得の面白さ。 【虎王】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-02-01 14:40:29) |