8.《ネタバレ》 私にとって、これが初めて映画館で観た男はつらいよです。そんなシリーズ38作目にあたるこの作品は傑作間違いなしの作品だと思っています。この作品、まずはそれまで寅さんシリーズと言えばオープニングであった夢のシーンが何とないこと。夢のシーンがない寅さんに違和感を覚える人もいるはずですが、例え、夢のシーンがなくても作品の出来が良ければそれで良いのであって、本当の意味で寅さんが元気な姿を見ることが出来るのはこれが最後の作品であると思えるぐらい寅さんが元気です。マドンナ役は二度目となる竹下恵子と三船敏郎をゲストに迎えての親子のやりとり、何もかもが見ていて感動的でした。三船敏郎の黒澤映画とは一味も二味も違ったかっこ良さを思い切り堪能出来た作品として、いつまでも心に残る。そして何度も観たい作品のひとつでもあります。 【青観】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-03-10 21:25:54) |
7.《ネタバレ》 寅さん映画の中では傑作の域! 僕は、竹下景子がマドンナの寅さん映画はハズレなしだと思います。 竹下景子がマドンナの寅さん映画は3作あり、その中でも一番好きです。 それに、名優渥美清が寅さんで不動の地位を築きあげ、体調が悪くなる前の 一番気合が伝わってくる作品です! 寅さん映画は48作あるけど、5本の指に入ります。 【T-zen】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-02-22 00:17:57) |
6.年を重ね元気がなくなってきた寅さんに、更に年長の三船&淡路恵子コンビのもどかしい恋をぶつけ、寅さん自身の奮起をも促しカツを入れようと、逆手の発想が功を奏したシリーズ後期の佳作。今年世界遺産に登録された知床の風景が旅情を誘います。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-23 12:20:01) |
5.世界の三船が脇役だが、両雄並び立つ秀作。 <追記>ロケ地を訪ねて知床に行ってきました。で、再見したのですが、これはマドンナの位置づけがよくわからんですね。知床に行きっぱなしでとらやのシーンが少ないのも物足りないです。バーベキューの場所には鹿がいて、今では完全保護地域になっており、「車で乗り付けてバーベキュー」なんて出来るところではなくなってました。これだけの大物を脇役に持ってきて、その対比・コンビネーションは見事としか言い様がありません。 <追記>11年ぶりに再見。あらためて2人を比較して見ると、三船は昭和の古臭いオヤジでしかなくてある意味カリカチュアされているとも言える(よく、こんな役を引き受けたなあと思う)。他方、寅さんの浮世離れした悠然さ・超然さが際立つ作品となっている(旅先では人格者でカッコイイんだよねえ)。とは言え、中高年の恋の指南役というか応援者でしかないし、マドンナとの絡みも微妙だし、作品全体としては物足りなさはある。まあ、寅さんを究極の「媒介者」として捉えるのであれば地域活性化(32作同様、出戻りマドンナの家に居候して地域交流というパターンの踏襲)にはなるんだろうが、それではタダの道化師でしかないのではないか?という疑問も残る。 |
4.『男はつらいよ』シリーズにしては、かなり地味で普通の内容だなあと思いました。だけどロケ地の北海道・知床が奇麗でしたし、竹下景子がかなり若かくて良かったです。あと三船敏郎の男らしい所もGoodでした! 【ピルグリム】さん 5点(2003-12-19 19:25:36) |
3.「俺が行っちゃいかんというわけは、俺が惚れておるからだ。悪いか!」と吠えるような三船の台詞に、グ~ッと来た。それで充分です。 店番をする寅の、あまりの役に立たなさに大笑いした・あそこまで役に立たないと、いっそ清々しくすらある。突き抜けてるぜ、寅! 【ひろみつ】さん 9点(2003-11-03 01:31:57) |
2.「寅さんシリーズ」を見るのはこれが初めてだった為、寅さんが実家の店をほったらかしにしている事を知り、少し驚きました・・・。しかし、北海道の自然と、大人の恋愛を成就させる内容は清々しくて、「人情物も良いもんだなぁ~」と感じることが出来ました。 【sirou92】さん 5点(2003-10-17 02:46:11) |
1.シリーズ第38作。マドンナ役に竹下景子。竹下景子がとてもきれい。三船敏郎の「オレが惚れてるから行くな」風なセリフがすごいかっこいい。寅さんには言えない台詞だろうな・・・。 【バカ王子】さん 7点(2003-10-15 02:39:54) |