115.完全版だったので、およそ三時間見ていましたが、どのシーンもユーモアに溢れており、また、ストーリには男女の愛、アルフレッドがトトへの未来を思う気持ちなどが描かれ、とても温かみのある作品です。 死ぬまでにあと5回は見たいです。 色んなところ、ちょっとしたシーンが重要な伏線だったりして、終わってからも大変な余韻が残りました。終わり方美しすぎです、涙腺にきました。 【暇人】さん 10点(2004-08-29 00:38:16) (良:1票) |
114.前半部分の、着想と音楽と映像が素晴らしいですね。、、、見た後、何日かして、ふと田舎の親父の声が聴きたくなって電話をしてしまいました。トトにとってアルフレートは父親ですものね。そんな気にさせてくれたというだけで、見てよかった。、、、、、、、、、、ただ、火事からアルフレートを救い出す場面から、なんか、もつと違う、もっと想像力豊かな展開があり得るのではないかという気持ちが、少しずつ強くなっていったことも確かです。、、、だって、小学校に行くかいかないかの子供が、大の大人をあんなに引きずれるとは思えないし、あれがなくったって、火事の後の後の話の展開は、あのままで理解できるし、、、、、。映画館だって、別にアメリカ風に爆破して取り壊す必要はないだろうし、、、、そう考えてくると、アルフレートが残したフィルムも、そこにどういうメッセージが込められているのか、今少し、しっくりこないのです。、、それに、神父の検閲フィルムは映画館と共に焼けた筈ですし、トトのコレクションも映像になるほど長いものではなかったし、そもそも目の見えないアルフレートがどうやってあのフィルムを編集したのだろうとも思っちゃうじゃないですか、、。結局、トトとアルフレート以外、生き生きとして存在感のある役どころがないというのが最大の難点なのかもしれません。 【王の七つの森】さん 8点(2004-06-26 12:59:22) (良:1票) |
113.《ネタバレ》 随分昔に二時間版を見た時、「良いお話だな」と思った。ほのぼのして、ちょっと悲しくて、優しい。で、この完全版を見た時、私も「えっ!」って思った。あの聡明で快活なトトが、ストーカーおやじになってるし・・・アルフレッド、ヤな奴じゃん!! でも、最後のキスシーンを繋げたフィルムのシーンが、二時間版の時よりずっと深く響いた。社会的には大成功をおさめたサルバトーレの心を埋められなかったものの悲しさが、涙を誘う。これは「淡い初恋の物語」では得られなかった感動だった。この映画が、人間にとて幸福とは何かという、深い深いテーマを描いていたという事を知る事が出来て、完全版を世に出してくれたDVDに感謝です。 【ともとも】さん 9点(2004-05-15 15:55:46) (良:1票) |
112.完全版を見てトトに対する印象(作品に対する印象)が変わってしまった・・・完全版は見なければ良かった。エレナとの再開シーンやエレナが残したメモを探すトトのシーン等は個人的には必要ないかと・・・ 劇場版とは違い完全版では現実的な部分が細かく見えてきてしまって映画に最も大切な想像力が欠けてしまっていた。すごく残念。 【ゆきむら】さん 6点(2004-04-18 10:41:36) (良:1票) |
111.《ネタバレ》 「理想の相手と結ばれてしまうと、そこで満足してしまって、才能を開花させ夢を叶えることができない。だから、本当に好きな人とは、一緒になることができなくて正解だったのだ」…そう思えるようになる映画です。ちょうど、初めて観たのが失恋した時で、とても癒されました。もちろん、この考えはただの自己正当化なのかもしれません。でも、どうしようもない時に、前向きに考えられるようになることは、とても大切なことだし、実際にあのタイミングで観ることができて、本当によかったと思います。さらに、この映画のもっと良いところは、ただ癒されるだけじゃなくて、「(主人公のように)夢にむかって努力することで、いつか再び、めぐり会える日がくるのかもしれない」と思えることですね。過去の辛さを薄れさせてくれるだけでなく、これから前に進むために必要な『希望』を与えてくれるんです。……そして最後に、この映画の一番素晴らしいところは、どんな苦しみも、アルフレードのように自分を愛し見守ってくれる人が、思いやってくれたからなのかもしれないと、思いなおせること。それは、恋にかぎらず、苦しい時ほど忘れてしまいがちで忘れてはいけない視点だと思います。 【IKEKO】さん 10点(2004-03-08 00:55:08) (良:1票) |
110.世の中には、知らない方が良いこともある。世の中には、勿体なくとも伐らねばならぬものがある。10年前に劇場版を観て涙腺を緩ませた思い出が蘇り、再び本作品を観たくなったとき、CDショップで「完全オリジナル版」の文字も眩しいDVDのパッケージを発見し、購入。あの甘酸っぱい感動よ、もう一度!との想いに駆られ鑑賞した後に感じた印象は上記の如し。 【ジンギスカンマン】さん [DVD(字幕)] 5点(2004-02-10 01:20:51) (良:1票) |
109.面白い事は面白いけど、劇場版を先に見れば良かった。トトの中年期エピソードが劇場版ではざっくりカットされているのがよく分かりました。編集って重要なんだな・・・と思ったり、「えー、トト、そりゃないよ!」と思ってへこんだりと、色々思った完全版でした。 【無雲】さん 4点(2004-02-02 00:37:59) (良:1票) |
108.洋画で初めて泣き、一番多くの人に勧めた作品です。 この映画は、まさに人生の縮図。出逢いと別れ、主人公の人間としての成長をこれだけバランス良く描いている作品は、他にはそうは見当たらないです。 また、この完全版と劇場版とは全く別の作品として考えると、こちらはトトの成長に一番のスポットが当てられている作品で、劇場版はトトとアルフレッドの友情の物語な訳で、どちらも本当に素晴らしい出来栄えで、あとは好みの問題だと思います。 ちなみに、わたしは両方とも大好きです。 【なおてぃー】さん 10点(2004-01-30 21:37:38) (良:1票) |
107.劇場短縮版に加えて中年トトとエレナの再会などが描かれている。この部分があることでアルフレードのトトへの父親のような思いが分かる。また好きな映画で社会的には成功したトトが、30年もの間エレナへの喪失感を抱いたまま、精神的には決して幸せとは言えない人生を生きてきたのだとわかる。少年時代、青年時代、中年時代と、映画が好きで映画と共にすごし、歩んできたトトの大河ドラマなのだと思う。あるべき部分があるわけで、この映画が素晴らしいのは変わらない。最大級に大好きです。 【キリコ】さん 10点(2004-01-13 14:33:13) (良:1票) |
106.最悪です. この監督に対しては,作り手としての根本的な姿勢を問いたい.およそ作品というものは,全体のバランスのため,あるいは制作上の足かせのため,身を削るような思いで労苦の産物をそぎ落としていく「編集」作業を経てこそ,最終産物としての体を成します.これは,映画に限った話ではありません.「編集」有ってこその作品ですし,「編集」が変われば最終産物も別物になってしまいます.これほど「編集」プロセスの異なる代物に,同名タイトルを付けて売り出すなど,許されるわけが有りません.プロの作り手がいったん世に送り出した作品は唯一無二,それのみで評価されるべきです.劇場版に感動したからこそ,あえて言わせて頂きたい.プロなら,自分の作品の贋作を作るような真似をするな,ブァカタレ!! |
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105.キスシーンで泣けるとは思わなかった・・・最高だよ。アルフレード最高の友達。 【taron】さん 9点(2004-01-03 10:21:18) (良:1票) |
104.《ネタバレ》 なぜこんなにも映画の雰囲気と音楽がマッチするのでしょうか?何年たっても変わらない人々の目、心。しかし変わっていくもの、人々の希望となっていた映画館。そして明らかに変わってしまった目をしている、トト。変わらないというのはすばらしいということなのか、変わるというのはすばらしいということなのか・・・。最高です。息子のトトが家に帰ってきたときに、母親が編んでいたものを椅子において息子を玄関に迎えに行くシーン。ほつれていく毛糸で母親がどんな気持ちかを見せるという技法にはほんとに驚かされました。くそっ、それにしても子供がかわいすぎる! 【野次られLOW】さん 10点(2003-12-30 00:28:17) (良:1票) |
103.劇場版はちょっとおセンチすぎ?と思ってましたが「完全版」を見て、評価が上がりました。ラストの試写室のシーンの意味が深くなった気がします。 【ETNA】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-12-24 18:34:29) (良:1票) |
102.みんな評価低すぎます!私は、劇場版とは全く別物としてこの映画を観ました。だって、劇場版とこの完全版では、監督の伝えたいテーマって違うと思うんです。劇場版ではひたすらトトの映画への愛、アルフレードとトトのノスタルジックな関係を描いていると思うのですが、この完全版ではもう一つ、トトとエレナの恋愛関係がじっくりと描かれています。トトの青春時代が長くてダレる~と言う意見もうなずけなくはないのですが、それはあくまでも壮年期への伏線に過ぎません。このトトの壮年期は、少なくとも私は劇場版よりも感動が大きかったです。エレナの娘に会うシーンあたりから、もうボロボロでした。アルフレードの言うとおりに恋愛を捨てて、本当にトトは満足なのか。名誉を勝ち得た事で、トトは真の幸せを手に入れたのか…。このラストは、劇場版のものより、強く私の心に残るものになりました。そして何より、ジャック・ペランが本当に素敵です。泣きたいッと思うなら劇場版がオススメですが、この映画を本当に理解したいのならこちらを観るべきです。 【Ronny】さん 10点(2003-12-19 01:17:13) (良:1票) |
【おでんの卵】さん 10点(2003-11-12 02:37:49) (良:1票) |
100.《ネタバレ》 トトのS○Xシーンだけはマジ余計だった。 【終末婚】さん 6点(2003-11-02 19:41:36) (良:1票) |
99.《ネタバレ》 キスシーンをつなぎ合わせたフィルム映像に、師匠アルフレードの真意が全て込められていた。ことごとくキスシーンをカットして上映していた映画館を思い出し閉鎖された村であったことを再確認する。そしてまたその頃の映画愛が蘇る。 郷愁に惑わされるな。一度しかない自分の人生、いろんなものを観て、いろんな女と知り合って、広い視野を持って羽ばたけよ、て事だったんだな。怒りも吹っ飛ぶ深い愛のメッセージだった。 【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-12-12 15:47:29) |
98.《ネタバレ》 平日深夜から見るには長い作品で、1時間程度ずつ、日を変えて見たのですが、期せずして、幼少期、青年期、現在の3部がほぼ1時間ずつの構成になっていて、それにほぼ同期することができたので、こういう見方でも良かったかなと思いました。冒頭のシーンをすっかり忘れてしまっていましたが。映画を題材にした映画です。とてもハードルが高いと思うのですが、無理なく、力むことなく、それでいて映画らしい映画としてまとまっています。映画の歴史がある国ならではですね。地に足が着いていて、深みがあり、苦味もある作品です。南イタリアらしい明るく乾いた色合いもいいです。劇場版のほうが評価が高いようなので、機会があれば、そちらも見たいですね。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-12-25 17:53:20) |
97.《ネタバレ》 人生は映画とは違うとのセリフ通り、ストーリーが出来すぎなんだよ!! 映画作りは上手いが、ふざけたエロシーンと、ねちっこいキスシーンで大減点。イタ公の作る映画ってのは・・・ ※映画の中で、喋っていても黙っていても同じというセリフがあるが、これにはある程度、納得。最近、ほとんどコミュニケーションをしなくなった俺には久々に良い言葉。コミュニケーションをしていると、つけあがってくる奴がいるから、喋るのを極力しないようにした。年齢を重ねる度、どんどん人が嫌いになってきたよ。 |
96.《ネタバレ》 短いバージョンと比して中年期の内容が大幅に多く、短いほうが甘い印象が強く、こっちのほうが現実の酷薄さみたいな面も表現しようとしている様に思え、人によって好き嫌いが別れるようである。 アルフレードがトトへのエレナの手紙を隠した事は相手を思っての事だったかもしれないが、果たしてそれがトトにはよかったのか?この映画では結局本人同士の気持ちの強さ(執着)不足や、偶然や他人の介入に負けてしまうようではダメだったということをいいたいのではないのか。ノスタルジックな甘さが全面にでた短いバージョンに比してこちらのほうが重いテーマになっている気がする。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-02-11 16:44:20) |