39.《ネタバレ》 「おまえはこの瞬間のことを一生後悔するわよ」と義母のウンジュが言い放った言葉の意味は、箪笥の下で圧死した妹を救える可能性があったことを言っているのだと思う。姉のスミに冷たくされたウンジュはそのことを恨みに思って箪笥の下で起こっている出来事をスミに教えなかった。姉のスミは激しく後悔したでしょう。 悪いのはもちろん教えなかったウンジュですがスミは自分を責めたはずです。スミの強い自責の念が妄想となって母親の亡霊から襲われるというシュチエーションに結びついたのかもしれません。後ろめたい自分を罰したいという感情です。スミは義母を激しく憎みつつも自分の罪にも苦しんでいた。元々はスミの母親から夫を奪ったウンジュが遠因で、母親の自殺と妹の事故が生まれたわけですがそれを救えなかった自分を責めてしまう姉の心理も不自然ではないと思います。義母に対する強烈な憎しみと自分に対する暗い自責の念が絡み合い「母親と妹を殺したのは義母と自分の2人なのかもしれない」という無意識の思い込み─。それがスミの妄想となり自分自身を義母と同一化させる要因になったのではないでしょうか? 愛する家族の死を受け入れることは容易ではありません。スミの父親がショック療法的に事故が起こったあの家にスミを連れて行った結果、彼女は妄想の中で妹を消滅させ、妄想の中で義母と対決し、そして妄想の中で殺されてしまいます。 それが解放を意味するのか絶望を意味するのか答えは観客に委ねられています。 ホラー嫌いの私が時には音を小さくしたり、時には薄目をして画面を見たりと涙ぐましい努力でこの映画を観た理由はこれが良質なヒューマンドラマだと確信していたからでした。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-14 22:59:33) (良:1票) |
38.ホラー映画のいろんなとこをつぎはぎしたような印象。 もう一回見たくなるのは単に見せ方が下手で、よく解らないから。 そこを評価することは監督を甘やかすことだと思う。 【カタログ】さん [DVD(吹替)] 4点(2006-06-03 13:03:53) |
37.映画だけを観て、全てを理解するのは難しいかも・・・。一応、ホラー映画なんだろうけど、個人的には、萌え映画かな?とも思うw 【瑞鶴】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-28 22:07:06) |
36.《ネタバレ》 怖い。何が怖いって『女』が、ですよ。 後妻も何故知らせずに「この瞬間を後悔するわよ」とか言っちゃうのよ。 それでは霊に襲ってくれって言っているものです。 スミが三重人格である点に加えスヨンの霊も絡んでる(実母の霊も・・かな)。 これがこの作品を微妙に複雑にしている。怖がらせる手法や話の肝である真相、 それらは別にオリジナリティーに溢れたものではないので何とも言えないが。 小説の話を聞くと、近親相姦やスミの父親への(ドロドロした)愛情があるとか。 霊よりもそっちの方が怖いかも。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-20 21:31:30) |
35.《ネタバレ》 私にはとーちゃんが安全地帯玉置に見えた。冒頭から30分くらいでだいたいオチは割れる。私の場合は、20分くらいまでは「妹って猫かなんか?」と思ったり。あまり新味はない話である。韓国映画見ていつも思うのは、「女どうしに遠慮がない」ですね。日本人の女どうしだったらあり得ない会話の数々。良く言えば「気取らない」悪く言えば「えげつなー」。私はこわいので、こういう世界では生きていけない。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-07 18:02:00) |
34.この映画は、一度観ただけではわかりませんね・・・もっと分かりやすくすればかなり面白くなると思うんですが。 【H.S】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-26 18:35:02) |
33.《ネタバレ》 無理に複雑にしたのか?再見させる狙い?暗くて汚くて気持ち悪いだけの印象。おまけにテンポ悪いのでかったるくなる。おいおい三重人格って・・・やり過ぎじゃないかな |
32.ストーリーが複雑。。 あと、女の争いになってるみたいだった 友達がお父さんが大杉連に似てるってゆってた 妹が袋の中に入れられてるシーンが1番ヤだった、あと、親戚の夫婦の奥さんがパニック起こしてる時。。 【れみ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-18 12:45:53) |
31.昭和テイストいっぱいの館です。登場人物みんな暗いです。だから何も起きてなくても不気味です。 【レッドホーク】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-13 01:07:17) |
【ごいち】さん [DVD(吹替)] 5点(2005-11-04 10:27:27) |
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29.《ネタバレ》 いかにもホラーチックなパッケージのため敬遠していたが、うっかりWOWOWで見出したらまずまずでした。良く言えばアザーズにファイトクラブのジャック&タイラーをミックスしてホラー的要素と映像を多めにするとこんな感じでしょうか。個人的にはホラー要素を一切排除してサスペンス要素を強くした方が面白い気はするんですがこれは好みでしょうね。 【亜流派 十五郎】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-26 17:19:42) |
28.『シックスセンス』や『アザーズ』のような、ラストのパンチライン(オチ)で勝負するタイプの作品です。かなり強引です。 ただ、一応退屈しないで最後まで見れたところを考えると、見せ方的には上手いんだと思います。主役の女の子(姉)も日本人好みの顔立ちだし(当然、日本人と同じ顔立ちなんだけど・・・)、役者陣の演技も大袈裟ながらも何とかセーフといった感じ。 他に見るモノが無いときには良いかも。 【おはようジングル】さん [CS・衛星(吹替)] 4点(2005-09-02 17:33:48) |
27.花柄の壁紙やキッチンの棚の緑色とブラウスの赤色の対比やグレーのスーツとシャツの組み合わせにグっと来た。衣装と美術が素敵。 【paraben】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-08-28 11:11:45) |
26.なにがなんだかわからずに終わった…。けんど、もう一回見ようとも思わなかった。でも、ぶくぶくさんのレビューを見てなんとなくわかったかな(笑。だから理解した上でもう一度見直してみようと思った。 【海賊】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-23 15:59:37) |
25.なにがなにやらサッパリわからなかった。スヨンが可愛かったので1点プラス。 【Robbie】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-07-18 14:59:38) |
24.韓国ホラー映画を2作鑑賞しているので、3作目の箪笥を鑑賞しましたが、過去2作と比べて怖さは、パワーダウンして心理ホラーに徹していました。そのために、内容が暗くなり全体的に、今までにない暗い映像になってしまいました。 【SAT】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-04-30 09:26:31) |
23.《ネタバレ》 どこのレビューを見てもそこそこ評価の高い映画なのに、自分には全然つまらなかった。まず多重人格ネタには呆れるしかない。優れた前例がいくらでもあるのにどうしていまさらやらなきゃいけないのだろうか? 何の驚きもない。また、最後に悲劇的な過去が真相を明かす仕掛けは、映画でこそ前例がない(?)ものの、非常にメジャーな推理小説のパターンで新鮮味がなかった。 よく「ミステリー好きにおすすめ」と言われているが、むしろミステリーが好きであればあるほど先行例がわかるのでつまらない(少なくとも、推理小説をよく読む人には勧められない)。すべて意識的に盗用しているのかどうかは知らないが、既存の作品のパッチワークであることに変わりはない。 何でもこの映画は制作方法が変わっていて、インターネットでエピソードを募集したり伝承を基にしたりしたそうだが、それも独自のストーリーを考える力がないからやったんじゃないかと思えてくる。どうりで、新鮮味が皆無だ。貞子系の幽霊ももういい。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-28 21:56:47) |
22.落ちは意外性なし。普通でしょう。でもノベライズも買ってしまいました。わかりづらい映画ってなにか引っかかる気がするのは監督の策略に乗せられているからなのでしょうね。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-04-21 15:30:59) |
21.ラスト5分30秒ですべての謎が氷解します。そこに至るまでの110分間はわかりにくいし、がまんの鑑賞でした。ただラストまで見て「なるほど!」と思いましたので6点つけます。すぐしたのぶくぶくさんのレビューは未見の方は見てはいけません、いきなり5分30秒の内容がかいてあります。完全ネタバレになってます。あと画面暗いです、部屋を暗くしてみないとよくわかりません。音楽はよかったです。スミ役の子は演技上手。 【kenz】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-15 02:35:33) |
20.《ネタバレ》 父母と姉妹の四人家族。父親ムヒョンは医師か研究者。同僚か部下の女性・ウンジュと不倫関係若しくは好意を寄せられている。一家と母の弟夫妻、ウンジュも加わって自宅でパーティーの準備中、二階の妹スヨンの部屋の箪笥の中で母親が毒薬を飲み首を吊って自殺していた。スヨンは箪笥を開け驚き、母親を下ろそうと身体を引っ張ると箪笥が倒れてきて下敷きになってしまう。一階に居たウンジュは二階での物音に気付き様子を見に階段を昇ると外出するために部屋から出てきた姉スミと顔を合わせる。ウンジュは何か物音がしなかったかとスミに尋ねるがウンジュに敵愾心を持つスミは「あんたと一緒に居ることが苦痛で我慢できない。私の家族に一切関わって欲しくない」とウンジュの話に耳を貸そうとしない。スヨンの部屋で何か異変が起こったと感じていたウンジュだがスミの態度に怒り「いま家から出て行くことを後悔することになる。この瞬間は一生決して消えることなく繰り返えされるわ」と告げる。スミは外へ出て行き結局ウンジュはスヨンの部屋のドアを開けない。スミは家を振り返り一瞬戻りかけるがテラスにウンジュの姿を見て再び背を向ける。箪笥の下で姉に助けを求めるスヨンの声は誰にも届かずスヨンは息絶えてしまう。スミは母親の自殺、近くに居ながらスヨンを救えなかった後悔、ウンジュへの憎しみなどから精神に異常をきたす。母は父親とウンジュのせいで自殺し、ウンジュが後妻に収まり、スミとスヨンを虐待しているという妄想に取り憑かれる。スミはスヨンと戯れ、ウンジュに反抗し、父親にスヨンを虐待しているウンジュを追い出せとなじるが、姉妹を疎み夫(父親)の世話をしようとしているウンジュそのものが実はスミであった。ムヒョン夫妻(実は親娘)と義弟夫妻の四人での会食の際、義弟の妻は台所の流しの下に少女がいるのを見る。スミの妄想や常軌を逸した言動に疲れ果てた父親はスミにスヨンが既に死んでいることを告げウンジュを呼び寄せてスミに対面させる。父親はスミを病院へと連れ戻す。ウンジュは二階のスヨンの部屋であの箪笥から這い出てきた怨霊に襲われる。物語を時系列に沿って再構築するとこんな感じですか。スヨンが単にスミの妄想としてだけでなく霊としても存在しているところがポイントでもあり話を混乱させているところですがこれは意図されたものだと思われます。スミ役の女優さんの取り憑かれたような表情がいい感じ。 【ぶくぶく】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-13 14:55:49) |