369.特段ワクワクする映画ではないけれど、それなりに楽しめる映画。 |
368.この映画の雰囲気、音楽、キャラクター全て好き 定期的に見返したくなる作品 【pillows】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-04-19 03:16:11) |
367.《ネタバレ》 魔女といっても特別のものではなく、基本的には絵描きやパン職人と同列ということらしい。キキが商売を始めるに当たってまず電話を引こうと考えたのは偉いが、それを聞いたおソノさんがさらに現実的な提案をして、夫婦との互恵的な関係に組み込んでくれたのはさすが大人と感じられる。 本人としては好意を届けたつもりでも好意が返るとは限らないわけだが、思いがけずちゃんと好意で報われることもあり、その相手にまた好意を返せば好意が循環していくことになる。終盤ではキキが街じゅうの願いを一人でかなえる形になっていたが、これが好意の循環の範囲を都市全体に拡大させるきっかけになり、結果としてこの街に欠かせない唯一の存在としての位置づけを確固としたものにしたと思われる。いったん突き抜けてみれば、身なりがどうとかいう問題もどこに消えたかという感じになって、このことがまた周囲との壁を取り払うことにつながっていたようだった。 ところで初見時(90年代)には、途中でジジがしゃべれなくなったのを見て自分としても世界の終わりが来たような気がしたが、しかし改めて見てみると単にジジ側の事情でそうなったのであり、キキの落ち込みとたまたま時期が重なっただけらしい。これは運が悪かったともいえるが、彼女の場合はちゃんと周囲の人が応援してくれており、見ている側としても嬉しくなる。世の中いい人ばかりでもないわけだが、結果的にいい人に出会えるのも才能のようなものだろう。天に祝福されたようにも見えている、本当にかわいい魔女さんである。 なお映像的には、夜空の月を背景にした場面をはじめ全編を通じて絵が美しく、また高空を颯爽と飛ぶのが見ていて心地いい。本来こういう類の話は趣味でも何でもないのだが、見れば楽しくしあわせなアニメであり、同時に優れた映像作品と感じられる。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-03-14 19:55:22) (良:1票) |
366.《ネタバレ》 ジブリ代表作「マジョタク」、ようやく観賞。13歳の魔女による自立と青春のアドベンチャー。空を飛ぶという特技を活かしたおシゴトは波乱万丈の宅急便。洗練された旋律を奏でる挿入曲の数々。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2014-03-02 22:10:39) |
365.《ネタバレ》 主人公の普通の女の子らしさが非常に表現できていますね。感情移入がとてもできます。この頃並のジブリ映画をまた見たいですね。 【とむ】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-02-28 18:26:20) |
364.《ネタバレ》 大好きな映画。いろんな所が動きっぱなし。手間がかかってる。他のアニメ映画より満足度が大きい。●DVDを止めたり戻したり。すると、色々と発見があった。たとえば冒頭、先輩魔女が去るとき1度キキの上を飛んで降りていく(憎らしい)。そのとき黒猫が笑うが、気がつきにくい。アップが0.3秒でもあればと思った。ちなみに原画担当は森本晃司。●エンディングの後日談、キキはデッキブラシのままだ。アイデンティティの確立を表現しているのだろう。また、歌の前奏が入るタイミングが絶妙。「ここで終わるの?」と思った人が多いようだけど、私はそこが良かった。歌の間の、いろんなエピソードが楽しい。そしてキキの実家に手紙が届く。キキの声。コリコの町に降りていく。構成が素晴らしい。ちなみに、『トトロ』のような「おしまい」じゃなく「おわり」の表記。■宮崎は最初プロデューサーだけの予定だった。若いライターによるシナリオが気に入らず、宮崎がシナリオを書いた。愛着が生れ、監督もすることに。クライマックスの「飛行船パニック」は原作にはなく、宮崎のアイデア。老婦人からケーキをもらったところで終わる案もあったらしい(徳間書店ロマンアルバム、38・39ページ)。■この映画から宣伝プランを変更したと認識している。女性へのアピールが成功し、ジブリブランドが始まったようだ。でもまだ鈴木敏夫の担当はプロデューサー「補佐」。ロマンアルバムには顔も文章も「ない」。さらに余談だが、103ページに原・動画の机の血液型配置図が大きく掲載。制作の田中栄子(現・スタジオ4℃代表)はオカルト好きらしい(正直、気味が悪い。性格と血液型は無関係だし、差別の原因だから)。■この映画の制作中、手塚治虫が逝去。ウルスラのスランプ時の語りは、宮崎の手塚への思い、若い人への思いが込められているらしい(117ページ)。■この『魔女』には『ナウシカ』のような宮崎駿特有の説教臭さがほとんど「ない」。それに美術・大野広司による色の感じが「とても爽やか」。またキキが何度も大空を飛ぶせいか爽快感があって、だから好きなんだと思う。■宮崎アニメが大好きだった。特別だった。『ナウシカ』『ラピュタ』など、みんな好きだった。でも説教臭さに気付いたとき「醒めた」。もう戻れない。★いま、ジブリアニメでは一番好きなアニメかも。大好きな映画。9点! 【激辛カレーライス】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-01-12 01:25:01) |
363.《ネタバレ》 ジジの声はキキ自身の声でもあり、それが聞こえなくなったのは自立のきざしということか。 空を飛べなくなったり、絵を描けなくなったのは、本物にステップアップするための準備期間。 こじんまりとしているけど素直でわかりやすい作品で、ユーミンもピッタリ。 キキが淡い恋心を抱く相手としては、トンボにそれほど魅力が感じられないのが残念。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-08 21:03:21) |
362.宮崎作品の中で一番好きな作品。見ると元気が出る。南仏やスペインなど地中海沿岸を彷彿とさせる、海のそばの高台の街・あの坂を登れば海が見える、というシチュエーションは私の理想と同じ。突き抜けるような青い空も。あとユーミンの「やさしさに包まれたなら」も曲だけじゃなく流れるタイミングも最高。 余談ですがニシンのパイの老婦人のお手伝いの人って「バーサ」って名前なんですね。いままで「ばあさん」「ばあさん」って呼ばれてるのかと思っていました(笑)。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 9点(2013-11-23 00:40:48) |
361.《ネタバレ》 思春期になれば誰もが通る、あの今までの世界が実は自分が思っているよりもっと限りなく広いことを知ったときの清々しさや、大人になることのドアをほんの少し覗いて思わずたじろいでしまう焦燥感、そして否応なく訪れる身体の変化からくる孤独感。そんな今にして思えば甘酸っぱい世界を、魔女というメタファーを通して描かれたファンタジー。もう主人公のキキの切実さがひしひしと伝わってきて、何度観ても切ない気持ちになってしまいます。いつの間にか、喋ることが出来なくなってしまう黒猫のジジ。つい昨日まで居られた本当の競争や嫉妬や憎悪もない子供の世界から、キキは少しずつ大人の世界に足を踏み入れていく。瑞々しい青春ファンタジー映画の傑作だと思います。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-16 11:20:00) |
360.《ネタバレ》 田舎町の少女が都会に出て自立して、少女から大人への第一歩を踏み出したと。僕の好きな僕の好きなタイプのお話です。魔法の力が弱くなってしまうことはありませんが、思春期の中で突然自分が自分でないような感覚が訪れた経験はだれでもあることと思います。ジジはキキよりも先に恋をして、大人になっていきました。ラストでジジの鳴き声が聞こえてしまったのは、キキはまだまだ、これから大人になっていくということなのでしょう。トンボと恋をするのかはわかりませんが、これからのキキを応援したい気持ちになります。ジブリ映画の中で一番続編が見たい映画ですね。 【カニばさみ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-25 18:37:10) (良:1票) |
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359.私にはあまり良さが分からない映画でした。特に後半のドタバタ劇が唐突すぎです。 【レッドデヴィル】さん [DVD(邦画)] 1点(2013-08-02 02:17:46) |
358.力を失うことの焦りや辛さがよく伝わり、感情移入もしやすい良質アニメ。 【noji】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-06-06 00:33:57) |
357.《ネタバレ》 自分の中にあったはずの何かが、それが何だったのか自体分からないが何かを失っている。全く不意の大きな喪失感。大切にしていたそれは突然消えてしまった。それでも日々は続いていくし、取り戻せるかもしれないし、向こうから戻ってくるかもしれない。もしかしたら克服しなければならないようなドラマチックな出来事だって起きないかもしれない。何となくおそれていること。そんな子供の頃の記憶を呼び起こさせる。 昔のジブリの作家性の強さにもう痺れまくったものです。結構ホントに小さい頃は神様がいて、不思議に夢を叶えてくれたと思っていた口なので、かなり優しい気持ちになれる。猫の宅急便と呼んでいて、色々混ざってしまっていたのをクラスメートに指摘されて顔が熱くなったときのことを思い出せたり、良い話です。 【黒猫クック】さん [ブルーレイ(邦画)] 9点(2013-05-08 01:20:43) |
356.やっぱりジブリはいいなぁと思える作品でした。キキは観ているこっちが応援したくなるような主人公ですね。 【ポン太氏】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-03-16 19:58:53) |
【リーム555】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-10-12 22:37:19) |
354.僕は魔女宅が大好きなのにどうして素直に大好きって言えないか考えたときに、キキを見ていると自分を見ているような気がして、素直にキキが好きって言えないんだろうなって思うようになった。 キキはちょっと自分勝手で、黒服にコンプレックスもあって、あんまり社交的じゃない。 そんな性格が少しずつ変化していく様が好きなんだな、きっと。 ラストで出てくるキキファッションのちっちゃな女の子、あそこで泣いちゃいましたね。 コンプレックスだった黒服が誇らしく輝いて見えました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 10点(2012-08-21 19:17:02) (良:1票) |
353.デッキブラシがブババババッって張り切るシーンが好き。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-07-30 18:53:36) |
352.ジブリとか関係なしにこういう日常モノは好きです。 【ケ66軍曹】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-05-08 07:10:17) |
351.魔女っ子キキのひとりだち。 宮崎さんは原作を自分の好きなように作り直す方ですが、これはそれが功を奏してるかと。 角野さんの魔女宅シリーズには独自のムードがありますが女性向きという印象がつよく、長い髪のキキは魔法が使える以外はひっこみじあんな普通の女の子、つきつめれば女系家族の話でもあります。 3作目のケケみたいな個性的な魔女っ子も書けるのにキキのような子をヒロインにしたのは、普遍的な女性像を書きたかったように思えますが、男性はあまり読まない本ではないかと。 監督はそういう女性的なテイストよりも、純粋にキキの飛行能力と自分に重なる空に憧れるトンボ少年に惹かれたのかもしれないし、興味のないエピソードはバッサリと切り落として原作にはない大きなハイライトを入れ(あまりに自分の作品と違うので、角野さんが製作中に宮崎さんに相談にいったほどの別物に)、男女に関係なく見られる広がりのある作品になったと思います。 (キキ役の高山みなみさんとジジ役の佐久間レイさんは、翌年ムーミントロールとミイに) 【レイン】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-04-22 08:15:56) |
350.《ネタバレ》 何だかんだで最初から最後まで見たことは一度もなかったので、DVDで見てみました。 まあ女の子が好きって言うのは分かる気がしますね。共感しているんでしょう、私も13歳くらいの頃は素直になれなかったわって笑。 僕の感想は、話がいきなり終わったなって感じです。起承転、でユーミンが流れ始めて、結は?って置いてかれた気分でした。でもエンドロールの中で、トンボの自転車がちゃんと飛んでるのはよかったですね。 あとやっぱり気になるのが、最後ジジの声が「ニャ~」だった事。 あれはみなさんはどういう解釈をしているのでしょう。 キキの心が大人に成長し、いつもの話相手だったジジの声が聞こえなくなった=自立した。というのが綺麗かなと思ったんですけどね。 こうやって見終わった後も思い出して考えられる映画の方が、深く自分の中に落としこめるので見た甲斐があっていいなと思いました。 |