142.あまり感情移入が出来ない映画であった。 部分的にぐっとくるシーンはある。 だけど全体的に感動するかというとちょっと興ざめ気味。 戦闘シーンはレイテ沖海戦と沖縄特攻の2度出てくる。 よく出来ている。 悲惨さは良く伝わる。 しかし敵戦闘機が当然ながらすべてCGで動きがかなり不自然。 飛行機の飛び方を良く理解していない人がCGを作ったようだ。 さらに実写とのからみがないのでどうももどかしい。 実物大大和のセットはさすが。 いまいち迫力に欠けるがそれでもセットには見えない。 良く出来ている。 でもやっぱり躍動感に欠ける。 要するに船に乗っている感じが出ていない。 大海原に出ているという感じがしない。 またCGの大和もこぎれいすぎて違和感がある。 CGの完成度に難がある。 仲代達也演じる元大和乗組員、海軍軍人だったくせに最後の敬礼が陸軍式。 戦時中のシーンではみんな海軍式敬礼をしていたのに。 これにはかなりがっくり来た。 歳とって忘れちゃったのか。 エンディングで長渕の歌が流れる。 なぜ長渕? 演歌だ長渕。 これで泣けって言うのか長渕。 昔から日本の大作戦争映画はなんか変な歌がついて来る。 なぜだろう。 それにしてもこの湿っぽい展開はやはり日本人の特性というものなのか。 大和の特攻は制海権、制空権を持たない大海に航空機護衛も無い状態で飛び出していった、沖縄到着の可能性は無い自殺行為だった。 目的は(艦に)死に場所を与えるためだった。 しかし日本人はこういう話が好きだ。 先の大戦の悲惨な負け振りはこの日本人の気質がもたらした。 それが日本人を日本人たらしめている根幹に関わるゆえいまだに日本人はこの手の悲壮感あふれる話が好きなのだ。 愛するものを守るために死にに行くのだということを表現しようとしているようだが(特攻隊員の手記をエピソードに組み入れたり)、表現に芸が無いというか、あざといというか。 この手の話は昔から映画のねたにされてきているのでそのまま同じ事をされても素直に心に入ってきにくい。 ようするに演出の問題だろう。 もっと抑えた演出のほうが心に響くというものだ。 艦隊生活の描写もおざなりでとにかく感情移入しにくい作品だった。 【称えよ鉄兜】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-13 07:00:34) |
141.《ネタバレ》 周りの評価をイロイロ聞いた上で鑑賞。面白かったです。キャストも豪華で、中でも反町隆史が好印象。逆に中村獅童はちょっと空回りしてる感じで好きじゃなかったけど、何度か見てるうちにアリかなって思えてきました。軍事評論家や戦争オタク的なツッコミは別として、最後まで入り込める作品。一度は見ても損はないでしょう。 【鉄仮面】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-01-02 16:12:28) |
140.《ネタバレ》 これまた当時話題な作品でしたね 超大作と言われ多額の製作費を掛けただけあって実物大ヤマトは大迫力 ただ内容は…現代の部分はいらないかなぁ 時間が長い割に掘り下げてる感が薄く感動できない 総じて無駄なシーンや出演者が多いような気がしました 敵機より攻撃を受け、なすすべなく沈んでゆく戦艦大和 戦争というものの一部分を描いた本作品は、多少難ありとはいえかなり力作であることは間違いないとオモイマス 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-11-10 21:28:26) |
139.あえて言うが、この映画には、映画表現としての語り口の巧さだとか、映像的な巧みさ、小気味いい展開の妙など、表現としての工夫は何も無い。冒頭から繰り広げれるあまりに無骨な映画世界に一瞬“嫌な”予感がしたことは正直否めない。そして、その無骨さは、全編通して一貫される(戦艦大和上での圧倒的な戦闘シーンは別にして)。 しかし、涙が溢れ、止まらない。もはやあまりに普遍的な描写に、問答無用で涙がこみ上げる。そうして、次第に、「ああ、この映画には、表現としての工夫なんて必要ないんだ」ということを考える。 もちろん、ここに、映画的な巧さが加われば、それこそ物凄い映画になるのかもしれない。でもおそらく、この映画に携わった人々は、あえてそういうことに目を向けなかったのだと思う。それよりも、たとえくどかろうと、“事実”を明確に伝えることに力を注いだのではないか。 正直なところ、この映画の題材を聞いた時、時代に対して「古い」という印象がよぎった。戦後60年という時代を迎え、多くの人の中で、この国が経験した「戦争」という事実が確実に風化してきている。この映画は、そういう人たち、そういう時代に対する警鐘なのだ。 そして、この映画は無骨で語り口は非常に古臭いけど、描かれるテーマは今まで多くの戦争映画で描かれてきたものとは、確実に一線を画す。この作品は、日本が経験した「戦争」とそこに生き死んだ人たちを、美化も卑下もしていない。事実としての戦争を指してひとつの価値観で描くことはとても傲慢なことだ。この映画は、ただただ真摯に“そこ”で生きて死んでいった人たちを描き、生き続けることの意味、語り続けることの意義を、どこまでもまっすぐに訴える。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-09-30 00:28:18) |
138.派手で残酷な戦闘シーンといい、いかにも「わかりやすい」テーマ音楽といい、「どうやったらハリウッド大作っぽく見えるか」みたいなバイアスが感じられる面があるのですが、だからと言って、決してそれだけにはとどまらない作品になっていると思います。確かに、人物描写にはやや類型的なところがあるかも知れないけれど、それは決して、単に「この辺で喧嘩の場面を入れておこう」「多少は恋愛なども織り交ぜてみよう」みたいな適当なものでは無くって、この大和を中心とした物語を、ひとつの神話へと導くことに成功していると思います。・・・しかしそれに比べると、「現代」のパートが、イマイチよくわかりませんなあ。鈴木京香はいつ、何歳で養子になり、そしていったい今何歳なのか? 仲代が発作で一度死にかけて見せるのもなんだか蛇足(しかも鈴木京香にサービスされてビンビンになって生き返るというのは、どうも、なあ)。ですが、その辺りは目くじら立てないことにして。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-09-28 22:53:47) |
137.《ネタバレ》 俳優は熱演してるし、邦画にしてはちゃんとお金掛けて戦闘シーンもしっかりしてるんだけど……テンションが変わらなすぎて次第にダレてくる。製作者のガチっぷりが伝わってくるので「ローレライ」「亡国のイージス」辺りとは一線を画しているように感じられるが、いかんせん真面目過ぎたか。難しいところである。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-21 21:16:16) |
136.大和の戦闘シーンは迫力あったが、中村獅童と反町隆史の主人公に魅力がなかった。あの蒼井優でさえたいして印象にに残らなかった。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-08-01 13:44:38) |
135.《ネタバレ》 この映画を見る前に、太平洋戦争のドキュメントを見て戦争の悲惨さを改めて実感していたせいか、途中から結構泣けてしまいました。 当時を知らないし、白黒のドキュメントの影響もあると思うのですが、服装とか大和の外観や内部のセットが綺麗過ぎてちょっと違和感がありました。もうちょっと汚くした方が、終戦間際の追い込まれた当時の雰囲気が出たんじゃないかなとも思います。 【かすお】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-01-18 22:34:16) |
134.《ネタバレ》 監修のクレジットに、悪名高い故瀬島龍三氏の名前がありますが、彼は必要だったのでしょうか。大和の関係者はどう思うでしょうね?さて、難点はいろいろある。人物紹介と状況説明をテロップとナレーションに頼るのはいかがなものか。照明技術が古い。50年代のハリウッドみたい。冒頭のフリゲート艦は必要だったのか。海自が無理やり押し込んだっぽい。大和のスペックと戦闘シーンの説明が不足。沈没があっけない。松山よ、何故蒼井を押し倒さない?一茂のスタンスが謎。意外と元気な反町の最期が謎。ラストがオーバーアクト。脚本も監督の担当だが、明らかに練り込み不足。脚本家がいないのか。その他にもいろいろあるが、まあ邦画としては頑張った方でしょう。最初から最後まで涙腺がうるみっぱなしでした。これは原作の力か。戦闘シーンは血飛沫使いすぎだが、凄い迫力で、CGもあまり違和感がなかった。コンセプトは「タイタニック」+「プライベート・ライアン」といったところか。BHDのレビューで私が書いたとおりになった。しかし角川と東映が総力を挙げても、やっぱりハリウッドには叶わないのか。そういう意味でも、実に大和的な作品である。 【わいえす】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-11 01:55:07) |
133.《ネタバレ》 戦艦大和は不幸のイメージがつきまといます。建造されたとき、山本五十六が「こんな時代遅れなものを作っても仕方がない」というように語ったというエピソードが残っています。時代はすでに空母、戦闘機中心の戦術に変わってしまっていて、敵戦艦と接近して水上戦を行う機会がまずないわけです。 唯一活躍できたのがレイテ沖海戦ですが、そのシーンは短いエピソードとして挿入されているだけでした。(その後の”謎の栗田ターン”なども期待して観ていたのですが、カットされていました) 最後の天一号特攻作戦も、作戦といえないほど稚拙なもので、わざわざ轟沈されにゆくようなものでした。そのあたりの部分はあまり説明されてなかったように思います。日本の被害は、戦艦大和、軽巡洋艦1隻、駆逐艦4隻、戦死3,700名。アメリカの被害は、艦載機損失10機、戦死12名。これだけをみてもいかに無謀な作戦だったかがわかると思います。 片道燃料しか積まなかったというのは伝説で、実際には往復の燃料を積んでいます。 (悲劇的といってもまったく活躍できなかった、同型戦艦、武蔵、信濃よりめぐまれていますが…) さて映画の感想です。邦画にしてはVFXの出来がよく、戦争シーンは迫力がありました。 人間模様もきめこまかく描かれていますね。タイタニックと同じ、回想ものとしたのも、現代に先の戦争の意義を問いかけるものとして成功しています。ただヒロインと芸者さんを広島の被爆で死なせたのはあざとい気がしましたが。戦争で犠牲になったから尊いとか、むだ死にだったとかいうのではなく、戦争そのものが悲劇なわけです。その中でどれだけ人間を描けるかが評価の分かれ目となるわけですが、この映画はまず合格点があげれるでしょう。演技もおおむねよかったですが、若いときの神尾役だけは間が抜けていて、他の人がやったほうがよかったでしょう。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-06 10:57:08) (良:2票) |
|
132.とても面白かった。戦闘シーンは迫力あったし、俳優陣は皆好演してました。でも、なんだか後半になるに連れ虚しくなってる自分がいました。私はまだ20代で戦争のせの字も知らないただの一般人。こういう日本の戦争映画を見る度に虚しくなる。今の腐った日本を守るために、戦死していった故人はこの日本を守るために死んでいったのかと。税金を私欲のために使う政治家、自分は理解されないからと無関係の人を殺す異常者、老人から金を巻き上げるクズ、マナーも知識も何もない若者。60年前に戦死した人たちには今の日本を見せたくありません。 【ライトニングボルト】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-12-03 17:47:40) (良:2票) |
131.《ネタバレ》 ほとんど泣いていた。戦闘の場面は特に、悲しいというより何より、「悔しい!!」という思いでいっぱいになってしまい。悔しい悔しい!!と心で叫びながら拳で自分の足を何度も叩きながら泣いた。惨すぎるアメリカに対して、巨大な喪失に対して。感情移入ができるかどうかなんて、同じ日本人が後にそんな発想をするようになるとは、あの方たちには想像だに出来ないことだっただろう。これは、間違いなく、自分たちのおじいさん、曾おじいさんたちの話です。彼らにもうひとつの労いも感謝も伝えられないなら、せめてそれを踏まえて、この映画に向かうべきだと思います。そして果たしてどう思うかで、彼らの守った未来に、自分がしっかり生きているのかどうか、わかるんではないでしょうか。それと向き合うことはおそらく(私がそうであるように)とても辛いことだけども、その辛さを背負うことは、今より少しはマシになるために必要な傷なのではないか、と感じます。わたしのおじいさんも含め、戦争に行ってくれた全ての人が、例え生きて帰られていたとしても、日本の将来のために一度は命を失う覚悟をしたという点に於いて、その彼らの想像した将来に確実に含まれていた子孫の一人として、尊敬と感謝をしないわけにはいられない。そういう気持ちになりました。この映画にも、感謝を捧げます。 最後に一つ。残酷なまでの戦闘の描写についてですが、わたしはこれでよいと思いました。良い、というのは、「ああ、本当に一人一人が、死んでいったんだな」と思えたからです。もの凄く辛かったけど、それがおそらく意図したところだと思うのです。 【air】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-11-09 22:22:38) |
130.《ネタバレ》 そんなに悪くなかったと思います。出演している俳優陣は皆頑張ってたなぁ。でも気になるのは、中村獅童が簡単に上官に対して殴りかかったりしたところや、一兵隊が沖縄で死ぬことに対して「俺たちは無駄死にではないか?」と口に出して言っていたところ、長島一茂がそのことに対して「敗れて日本は生まれ変わる」と言っていたところ。その当時ホントにこんなことをやったり口に出して言えたのだろうか?言ったとたんに「非国民」等で凶弾されていたのではないか?この部分が非常に緩く見えてしまい、当時の緊迫感があまり感じられなかったところが残念。反町隆も何とか若い者を生かそうとしていたし・・・。まあこの辺は当時がどんなだったか知らないので何とも言えませんが。タイタニックみたいに大和での出来事を回想シーンにしたのは一つの正解だと思いました。特に男の子を船に乗せていたのが良かった。この少年は老人が語る大和の話をどのような気持ちで聞いていたのか。最後のシーンでこの少年の顔が一人の男の顔になっていたのを見て、見ているこっちもなんだか救われる気がしました。 |
129.《ネタバレ》 予告を見ただけでストーリーは90%読めちゃっていたし、北京原人の監督というだけあってあまり期待していなかったが、テレビ公開するにあたって「佐藤監督は蒼井優に北京原人的爆裂シーンをさせるつもりなのだろうか」という事が気になり鑑賞。物語のタガがいつ狂いだすのかとヒヤヒヤしながら見ていたが、全く普通の映画で、飛行機が魚雷を落とすアングルや、周りがやられて「うおおおおおお」と機関銃をぶっ放して敵の飛行機が落ちるシーンは「パールハーバー」そのものでした。まあ特に目新しいものもないのに8点なのは、自らの生死に必死に意味を見出そうとする人たちの美しい姿に感動したから。「夜と霧」という本にアウシュヴィッツからようやく生還したのに恋人や家族、自分を迎えてくれる人たちがみんな死んでしまって、「何のために生き残った」と幻滅する人の話があるが、この映画はこの大命題一点に挑戦しているのだと思う。主人公のお母さんの犠牲に救われたのに最後は死んでしまう妙子、その彼女が死ぬ間際に主人公に見せた笑顔、船倉で殴り合う軍人、死んだ息子が作ってくれた田圃、全てのエピソードが船の上の爺さんにのしかかっている。現代の船のシーンは長いと評判は悪いが、僕はあのシーンがなければこれまでのエピソードが「生きることの意味」という一人の老人にのしかかる大命題として昇華されないのではないかと考えている。だがどうしてこの老人が救われたのかはわからない。このあたりは観客に考えてほしい・・・・これが大和からのメッセージでもあり、監督からのメッセージなのかなとも思う。 【はち-ご=】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 09:01:45) |
128.どうせ邦画だし、大したことないだろう、 ましてこんな平和ボケの時代に作られた戦争物なんて… みたいな気持ちで見始めたけど、その期待はいい意味で裏切られた。 思っていたほど軽くなく、身なりや口調など時代的なディテールの再現も 言うことはなく、硬派な作りだと思った。薪バスってすごいな。 ただ題材ゆえに、全体に漂う重苦しい雰囲気が、見ていてつらくもあった。 大和の実物大セットは壮観、機銃座とか、砲の装填とか、細かいなぁ。 しかしこんな血だらけの内容とは思わなかった。 機銃掃射や爆弾の攻撃を受けるたび、周囲が血に染まり、 血まみれの無残な死体が横たわる。やり過ぎなんじゃないかと思うくらい。 大和が沈没するまで、ひたすらなぶり殺しにされる様ばかりが描かれるという、 異様にマゾヒスティックな戦争映画に仕上がっている。 米軍機の攻撃はあんなに機銃掃射ばかりだったの?とか なんでブリッジは最後まで無傷なの?とか疑問も浮かんだけど。 あとはほとんど時間稼ぎのように長い現代の後日談のシーンとか、 短めにまとまっていれば、もっとよかったような。 【且】さん [地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 00:35:02) |
127.意外にも兵士を英雄として描くわけでもなく、逆に声高に反戦を訴えるわけでもなく、淡々と乗組員と家族や友人のエピソードを描き重ねてゆく内容に好感が持てました。ただ現代のシーンは果たして必要だったでしょうか? ああいう構成にするとどうしてもタイタニックを連想してしまいますし、ストーリーとしてもあまり重要でなく無駄にテンポを悪くした感じがします。 【5454】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-17 23:53:00) |
126.《ネタバレ》 大和が沈んでからがずいぶん長く感じました。 心臓発作のところとか、散骨して敬礼のところとか、ちょっと早送り再生してしまいました。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-05-10 21:24:44) |
125.《ネタバレ》 戦争映画は苦手。大儀名文で最敬礼をして死んでゆくなんて、自分の常識では考えられないから。もーおっかなびっくり、腰が引けた状態で鑑賞。大和に関しては片道分の燃料しか積まなかったこと、3千人くらいの兵士が死んだこと、ぐらいの知識。ところが映画の目線は普通で、「お国の為」なんてスローガンは出てこない。政治事情は簡略されていて、大和は淡々と沖縄へ行ってしまう。強調されているのは、たかだか17、8歳の未成年が大和を動かす歯車の為に、大量に動員されて死んでしまった事。あまりにもの自分の無知と、その起こった事実に衝撃を受けた。17歳って、17歳って。そんな子供が片道燃料で動員されてたの? ショックで言葉を失ったのが、最後に自分達の寝床のモノを全て取っ払って「死体安置所」とか何とか書いた紙を貼っていく所。それは、自分がそこに安置されるって事だ。さりげない一瞬のシーンだったが、雷が落ちたくらいびびった。自分の墓を掘るって事でしょ。もう、「死に方用意」なんてありえない。地獄を見て、死んだ方が良かった状況から助かったものの、自分には待っている人もいない少年兵が「生き残ってごめんなさい、ごめんなさい」って。そんな子供に咎は無いよ・・・・・。辛いってば・・・。 映画自体はやっぱり角川ってな感じが抜けず、人員とお金掛けたわりに元が取れてないなあ・・なんて感想。題名もなんで「男達の」?しかもYAMATO?あと、現在の場面は正直最後だけでも良かったのかなと。もしくは最初だけとか。描写が長かった。でもノンフィクション部分に頭カチ割られて、ぐすぐす泣いてしまった。もう少し、戦争と言うものを考えてもいいのかも知れない、今の日本人。でも、もう一回は見たくないな~。ぐだぐだになりそうで。 【ロボット】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-25 14:10:15) |
124.もの凄い不謹慎ですが、大和の乗り組み員なんかどうだっていいんだよー!大和が観たいんだ!もっとカメラさんひいてー!と思ったのは俺だけ? 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 4点(2008-03-10 00:43:36) |
123.この映画に描かれている話が戦争の真実だとは思いませんが、戦争を知らない我々が歴史に興味を持ったり、今の日本がこういった犠牲者の方達の上に成り立っている事を認識するために、観るべき映画であったと思います。ただここでは単に映画作品としての自分の意見を書かせて下さい。正直こういった大作は日本は作るの下手です(この映画のスタッフだけがそうなのかもしれないですが・・・)。まず戦闘シーン、メインの役者が集中している機銃部分や狭い範囲を映し過ぎていて全体像が全く伝わってきません。戦闘機の攻撃も同じような映像を使いすぎていてどのように爆撃したかがサッパリです。もっと大和の全体像を上手く映し、大和の立ち回りや、米軍機がどのように攻撃し、どのように撃沈したか(例えば船の片側に魚雷を集中されたとか、沈没の全体像など)をシッカリ描写して欲しかったです。大和という絵的にも素晴らしい戦艦が素材としてあるのに、非常にもったいないです。やはり映画である以上この手の映画では戦闘シーンが見せ場になるため、レイテ島、沖縄特攻はきっちりして欲しかったですね。またこの映画では長島一茂のセリフが非常に大事だと思うんですが、各登場人物のエピソードが見事にバラバラでまとまりが無い為、せっかくのシーンが妙に唐突になってしまっています。個々のエピソードに繋がりを持たせて悲しさを盛り上げ→長島一茂のセリフ→壮絶に散っていくという描き方は出来ないものでしょうか。その点が非常にもったいないなというか残念な映画ですね。 【三毛たま】さん [映画館(吹替)] 6点(2008-02-25 16:24:36) (良:2票) |