【osamurai】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-07-16 21:29:39) |
182.《ネタバレ》 異文化交流というか、一人の異人が現れて回りの空気を明るく変えていく系なら『男はつらいよ』を見ればいいわけで。宿泊施設やカフェというのは一定の距離感を持って、互いに干渉せずに、一時的な寛ぎを求める所でもあり、家族同然になってしまうと新たなシガラミが生まれ、逆に居心地が悪くなる事もある。異人は旅人であり去っていくからよいわけで、戻ってきちゃあダメでしょう。ラストの女性彫師の「なれあいすぎよ」が、ある種の本作への批判でもあり、本作の救いでもある。ちなみに見たのは完全版です。 |
181.《ネタバレ》 ○劇中度々流れる「Calling You」が印象的で、情景にもばっちり合っている。○序盤から中盤にかけての人物同士の微妙な距離感が良かったのに、急に仲良くなってマジック始めるあたりからなんか違うなあと。1回別れてすぐ再会というのも。もったいない。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-17 17:08:00) |
180.《ネタバレ》 ホリー・コールの「コーリング・ユー」は持っていますが、やはり、こちらのジェヴェッタ・スティールの方が格段に良いです。遠くの方で虚空に向かって歌っているような、無機質にも聞こえるが凛とした歌声は作品にも合っているし、単体でも素晴らしいです。 フェルナンド・ボテロの絵から抜けだしたようなドイツ人のおばさんと、全方向に見境なく攻撃する黒人のおばさん(夜中に布団たたきで干してある布団を叩いたりはしませんが…)の友情のお話でしょうか。 この2人が作品を通して、徐々に魅力的に成っていきます。 舞台が砂漠という事もあり、殺伐さと気だるさの中で、微妙で不安定な人間関係がゆっくりと繋がって好転していくのは心地良かったです。 作品後半は人間関係が好転しすぎて、俗っぽく成ってしまったように感じました。前半の雰囲気にもう少し浸っていたかったです。 そんな時に、彫師の姉御が「慣れ合いすぎ…」と言って出て行ってしまいます。思わず私は「ですよねぇ~、この後あなたがメガフォン取ってくれませんか?」と、劇中の人にパラドックス的な事を思ってしまいました。 百円ライターを透かして見ているような世界や、感度の違うフィルムを使って撮っているアナログチックな映像の効果、個々のカメラアングルの切り方など、見ているこちらの意識をほぼ持って行かれるくらいにセンスが良かったです。 主人公のジャスミンが「手のひらは白いのね」と、ブレンダの娘のフィリスに聞き「カワイイ?気に入っているの」と、言うシーンは、ちっちゃな仲良しの子供同士の他意のない会話のようで特に印象に残りました。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-04-13 17:52:18) (良:1票) |
179.ストーリーは複雑ではないけど、ちょっと不思議な雰囲気の映画。 最初にダレる感じがするので、そこを我慢して観ることが出来るかがポイント。最後の最後でちょっと感動したけど、何度も観ることは難しい作品。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-11 11:22:49) |
178.《ネタバレ》 主題曲を聴くための映画があってもいいと思っています。私にとって、「カリートの道」は「You are so Beautiful」を聞くためのものでした。いや、「カリートの道」をおとしめるつもりで言ってるのではありませんよ。8点つけてます。そういうもんだったとしても、いいんだと。本作について。キリキリと甲走った歌声「CALLING YOU」を聞くための110分だったと思っています。それにふさわしい前半、なにやら不穏な風景であったり、ぎくしゃくした人間関係でした。なんかいい感じの神経質なキリキリする雰囲気。しかし、ラスト近くの「バグダッド・ショー」、あれは何だ。「人生をローギアに入れて」「愛があれば大丈夫」。そんな世界観の映画だったかぁ?素人マジックは確かにチャーミングだったが、それだからと言って、こんなに早く宗旨替え(スローライフとか、ラブアンドピースとか)するなよ。あんたらもっと殺伐としてくれてたじゃないか。「なれあいすぎ」と出て行くデビーの気持ちがよく分かる。…あれ、だとするとワタシのこの未消化な感じも織り込み済み?難しい映画です。 【なたね】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-06 20:17:24) |
177.《ネタバレ》 聞き覚えのある音楽がちらほら使われてる日常もの。 映像が綺麗です。終わり方もいい感じ。 最初は話が見えなくて、盛り上がりや展開もいまいちか? と危ぶんだものの、日常ものだ、と理解してからは楽しめました。 ラストシーンもいい落ち。 ただ、よく分からないのは、タトゥー屋さんが出て行ったことと、 夫が帰ってきての抱擁…。 日曜日に見るには結構いい映画。 【よこやまゆうき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-04 22:09:10) |
176.《ネタバレ》 よくある期待外れ作品とは逆で、出だしこそ「なにこれ?」ですが話が進むつれて引き込まれていきます。現実感はないですが分かりやすいです。カフェの無気力で殺伐としていた雰囲気がそれぞれ居場所を得ていい感じになってきます。存在感溢れ過ぎるヤスミンのナイスバディとテーマ曲がとても印象的で、ラストの「結婚しないか」→「ブレンダに相談してみる」の後も気になる映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-03-31 18:31:11) |
175.《ネタバレ》 順調にハッピーエンドに落ち着いていったので杞憂だったが、観てる間ずっと漠然とした不安を感じていた。 そんな私には「Too much harmony (仲良すぎるわ)」と言って出て行った女の気持ちがよくわかる。 【Trunk】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-03-09 18:20:37) (良:2票) |
174.ずいぶん前に見ましたが、忘れられない一本です。またみたいなあ。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-02-24 14:20:28) |
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173.すばらしい!この監督のセンス、感性、比類なきもの。 わかる人にしか、わからなくてよい映画。 ピアノの音を聞くジャスミンにかかる光の反射。 おもしろい。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-02-04 23:08:13) |
172.雰囲気映画ですね。好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いと云う。自分は好きでしたが、この作品を他の人に勧められるかと云えば...、うーん、な感じ。ほのぼのしますが、ストーリーはほぼ在りません。 【キノコ頭】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-12-25 10:38:28) |
171.にわか映画通として、避けては通れないがにわかなだけに評価に苦しむ映画。 この映画をきちんと評価できるかどうかに映画通としての深みが、自己が問われる映画。 つまり、観ていて、おれはいますごくいい映画を観ているんだ! という心地よさを得られ!なんとなく2回3回と観ている内になんとなく良さが分かってきたような気がするスルメ映画なのだ! 一回観てうなれなかった人は何度も観たらもしかしたら映画通の仲間入りできるかもしれない。がんばれ、おれ! 【おでんの卵】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-10-26 21:39:08) |
170.この不思議な気持ちは何なのか。訳も分からないのに深い余韻に浸される、ほんとに不思議な映画だった。映像もすばらしい。ラスベガスに向かう砂漠の中に、オアシスのように確かにある異空間。私たちの身近にもあるのかもしれない。この映画の魅力はやはり、あの太ったドイツ女、主人公ジャスミンの魅力ではないだろうか。少しの誇張もなく、どこまでも抑えられた演技のせいか、じっくり考え、まっすぐに人を見るジャスミンの、抱きしめたくなるような人の良さがひかる。それがみんなの心に染み込んでいく。最後のショウは圧巻だった。いつまでも忘れないだろう。本は読んでも、本の良さは読む人の力量にかかってくる。映画は観るだけで心をこんなに豊かにしてくれる。 【柚】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-10-13 21:29:39) |
169.冷静に考えたらよくわからない映画だったのかもしれないけど、雰囲気で持っていかれた不思議な映画。 |
168.久々にいい映画を見たなと思いました。砂漠の中の渇いた人たちの集まる渇いたカフェ。そこへやってきたドイツ人女性のジャスミンはまさにオアシスのように店や人々に潤いを与えます。 「シェーン」では、ウィルソン役で悪のオーラを放っていたジャックパランスは流石に存在感がありましたね。ここでは良い人でですが。映画の余韻に浸りながらこのレビューを書いています。 【仁】さん [地上波(字幕)] 9点(2014-03-21 00:47:14) |
167.うーん、旦那と離婚してなかったら重婚になっちゃうよね? どうもしっくりこない色合いと、曲も私は全然魅力を感じなかった。 なんか安い怪談みたい。 まったくおもしろくないかと言われれば、不思議な人間関係がいいなと思う。 でもそれだけ。 |
166.高評価なのを知っていたけれど、以前観た時は相当最初の方(多分開始10分以内)でだれてしまい、レンタル期間内に観る事が出来ず返却、今回再度のチャレンジ。そしたら、もーーーーの凄く余韻が残る、観た後は優しい気持ちに包まれる映画でした。ヨーロッパ映画らしい夢の中で見たような色彩、そして有名な「Calling you」が何度も響き渡る作中。どうってことない、特に大きな見せ場だったりがない映画なのに、この魅力は何なのか。どこがどう良かったの?と聞かれても多分うまく説明出来ない・・。あえて言うならば、頭の中で強い「印象」が残る作品としか。多分また観てしまうと思う。そしてまた何とも言えないほっこりとした気持ちで眠れるんだと思う。イライラしている週末、または寝る前におススメの映画かもしれない。 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-10-24 13:37:32) |
165.《ネタバレ》 ジャスミンがブラを少しずつずらしていくシーンで思わずドキドキしちゃったじゃないか。どうしてくれる。邦画だと「ホテル・ハイビスカス」なんかが近いのかな。DVDのパッケージに「オシャレな著名人が絶賛」みたいな酷い宣伝文句が並んでいて、最初は斜に構えて観ていたけど、だんだん登場人物のこと皆が好きになっていました。「仲良しすぎるのよ」と言って出て行った女性も、いいバランスだったなと思います。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-25 04:00:40) |
164.この映画、音楽が合ってなくないですか?いやこんな発言聞いたことないので世界中で承認されているのだろうけど。この有名な、アンニュイなメロディー。音楽単体だけで印象強烈なのでおのずと“そんな感じ”の話を予想しながら観に行ったらほのぼのコメディーだったですよ。なんか腰掛けたらベンチじゃなくてガードレールだったみたいなすわりの悪さを感じてしょうがなかったんですが。音楽さえ軽快な、ラグタイムみたいのだったらブレンダのヒステリーもそんなに辛く感じずにすむし、ジャスミンのヌードにもマジ引きすることはなかったと思うんだけど。ワタシだけですかね、やっぱり。ああ勇気いる。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-01-18 23:41:59) (良:2票) |