6.《ネタバレ》 島民一致団結しての悪ノリ。でも死活問題だから悪ふざけではありません。人口減少、高齢化、生活保護に頼る生活。「働きたいのに働けない」のは不幸なことです。問題は深刻です。でもちゃんとコメディとして成立していて大笑い出来ました。それは主人公を中心とする島民たちに悲壮感が無いから。真剣ではあるが、皆この計画を楽しんでいたからです。それも当然。やっと見つけた“目的”。目的は生活にハリを与えます。仮に願いが叶わなくても彼らにとってのこの1ヶ月間の“祭り”は、久々に胸踊るイベントだったはずです。ただ忘れてならないのは医者の気持ち。「罪の無い嘘」という言葉はごまかし。どんなに理屈をつけても医者の心は傷つきました。主人公たちもそれを分かっていたから、土壇場で計画をあきらめたわけですし。でも医者は島に残りました。やはり嘘で傷ついた心を癒せるのは、本音でしかあり得ないということでしょうか。いいオチでした。彼が島に残った理由は何だったのでしょう。医師としての責任感、傷心のためやけになって、気になる女性がいたから…。様々な要素があいまっての決断だと思いますが、島(島民)に惚れたのは間違いなさそうです。それにしても、じいちゃん、ばあちゃんたちがみんな“いい顔”。こういう顔のお年寄りになりたいものです。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-06 18:14:00) (良:2票) |
5.いい映画ですね~。観た後に、おもわず笑顔になってしまいました。島民のおっさん達おばさん達がドタバタ頑張る姿が大変カワイイです。こういう映画には、細かいツッコミは不要ですね。 シアワセな気持ちになった!本当に! 【エムラ兄妹】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-11-02 23:49:14) |
4.《ネタバレ》 二時間ドラマ枠でも充分ありそうなお話。ただ、もし日本で作ると安っぽいドタバタ風味仕立て必至なような展開が、フランス語圏カナダの小島が舞台という縁遠い設定であるためも手伝って、小賢しい笑いの強要が無く、細かいこともまったく気にならない。たまには観たいねこういう作品。 |
3.《ネタバレ》 だますほうもだます方だが、騙されるほうもマリファナやっている形成外科医、いわば肩書きだけの医者ということでどっちもどっちである。凍った魚を釣り上げたり、死んだ息子の話をしたりというところはまだ笑ってみていられたが、最後のほうはなんだかありがちな感じでさめてしまった。 【HK】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-23 23:21:33) |
2.派手な役者が出ているわけでもないし、大どんでん返しがあるわけでもないが、すごく心に残る作品だった。島民みんなが1つの目標を持って、力を合わせる。それだけの話しが面白くて、ハラハラして、ワクワクして、最後にほっとする。本当にこんな島があって、こんな話があったんじゃないかなと思わせる。 【よっさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-25 00:39:19) |
1.クリケットがどういうスポーツなのか良く知りませんが、あれだけ笑わせてくれるのは嬉しいです。良かれとしてついたウソは、どんなに罪のないことであっても、どこかしらで後悔が残る。そんなこともわからずにその場しのぎのウソをつく頭の悪さが面白かった。 |