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NOTHING ナッシング

[ナッシング]
NOTHING
2003年カナダ上映時間:89分
平均点:4.02 / 10(Review 47人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-09-17)
コメディファンタジーミステリー
新規登録(2005-07-27)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2006-10-25)【マーク・ハント】さん
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監督ヴィンチェンゾ・ナタリ
キャストデヴィッド・ヒューレット(男優)デイブ
アンドリュー・ミラー〔男優・脚本〕(男優)アンドリュー
マリ=ジョゼ・クローズ(女優)サラ
アンドリュー・ロウリー(男優)クロフォード
モーリス・ディーン・ウィンナレーション
原作ヴィンチェンゾ・ナタリ(原案)
アンドリュー・ミラー〔男優・脚本〕(原案)
デヴィッド・ヒューレット(原案)
脚本アンドリュー・ロウリー
アンドリュー・ミラー〔男優・脚本〕
音楽マイケル・アンドリュース〔音楽〕
撮影デレク・ロジャース
製作アンドリュー・ロウリー(共同製作)
アンドリュー・ミラー〔男優・脚本〕(共同製作)
製作総指揮ヴィンチェンゾ・ナタリ
ハンノ・ヒュース
配給クロックワークス
特殊メイクポール・ジョーンズ(メイク)
特撮C.O.R.E. デジタル・ピクチャーズ(視覚効果)
字幕翻訳林完治
あらすじ
極度の対人恐怖症で幼い頃から引き篭もりのアンドリュー。なんとか社会に出ているものの、いじめられっ子で利用されてばかりのデイヴ。幼馴染の二人は共同生活を送っていたが、お互いの欠点故に警察に踏み込まれるはめに…。そして、混乱の後に訪れた静寂。二人は何もない空白の世界に放り出されていた… 二人にとって本当に大切なものとは?「CUBE」のナタリ監督が、今までの作品とは一転、コミカルなタッチで描き出す。
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27.《ネタバレ》 「何も無い世界」という極端な舞台設定ってのは、まさに白紙のキャンバスと同じで、何をどう描いても構わないけど、逆にその「何も無い事」に囚われてしまいがち。

本当に何も無いままでは話が進まないし、かと言って、線を一本書き込むだけで、ある程度の方向性が定まってしまう。しかしそうなると今度は何も無い舞台の必然性が失われる。そう言う意味でも簡単そうで難しい舞台設定と言える。

今作もその自由の束縛ゆえか、家以外の物体を何も出さなかった(出せなかった?)のかも知れないが、やはり作品としての方向性が定まらず、「生きる目的」とか「現実と理想のバランス」とか「日常の意味」とか、色々と描けたはずのテーマが描かれないまま、中途半端なドタバタに終始してしまった感がある。言ってみれば、映画「ゾンビ」におけるショッピングセンターのシーンを抜き出しただけの内容。

嫌なものなら物質どころか自分の記憶さえも消してしまえる、という能力を作中でもっと上手く扱えば、より深くテーマを抉ることも出来たはずなのに残念。

あえて「逃げ出した先に理想郷は無い」という定番のオチにしなかった可能性もあるが、わざわざ逆説的にテーマを読み解けるほどの深い作品とも思えない。終わり方も蛇足。「謎解きミステリー」か「不条理コメディ」のどちらかに徹するべきだった。色々な意味で中途半端。
FSSさん [DVD(字幕)] 5点(2006-07-31 10:52:33)(良:1票)
26.なんかもう猛烈に『CUBE』頭わるい版。
最後までのあらすじを聞いてたから驚かなかったけど、本当にこいつら頭悪い。けど画面も単純・キャラも単純で、めっちゃ爽快感があったよ。特にあのエンディング(エンドクレジット前)は突き抜けた頭の悪さで凄かった! あの終わり方は高く評価します。
…とはいえ、途中で何度もベント・ハーメルの『卵の番人』を思い浮かべたんだよな。似たような仕掛け(受け要素ゼロ映画?)なのに、向こうは現実世界を舞台にして、とても味のある話になっている。ナタリはもっともっと肩の力を抜いて、「観客を波乱の展開で面白がらせよう」というつまらん姿勢を捨てるべきだったと思う(亀を軸にした不毛な三角関係が生まれるものと期待してたんだけどなあ…)。少なくともハーメルはそういうスタンスで映画を作って、逆説的に猛烈に面白くなったぞ。
まあ、あの状況下でもエキサイティングに生きちゃう二人を描くのが目的だったんだろうから、仕方ないのかもしれないけど。この映画の主役は「ねじくれた老人二人(しかも頭悪い)」って設定でやった方が最終的に面白かったと思う。

ネタ的には、高速道路の間にある家のポジションがモロにJ・G・バラード作『コンクリートの島』を意識してるワケで、ナタリ監督はこの頃から次回作『ハイライズ』のアイデアを練ってた事がうかがえますナ。てなこってオイラ的ナタリの本命・試金石は次回作『ハイライズ』なのれす。ここはちょっと低目の点数で(とは言っても『CUBE』よりはずっと高得点ですが)。
エスねこさん [DVD(吹替)] 6点(2006-07-23 07:12:41)
25.《ネタバレ》 平均点、低っ!?何でかな?さては私のセンスが相当悪いのか、だが、この映画の(というか監督の)相当イカレたセンス、ミニマル感、映像美(と言えるのか?)は、希少です。やっぱ。最後に消せずに残った「NOTHING」出来ない何かが、素晴らしい。それが二人の社会不適合者の共同脳内天国、だったのかもしれないとしても。足並みの揃わない点数つけて申し訳ないが、低い点数に反抗して評価した満点ではなく、私個人としてこういう作品が強烈にツボなのです。
aksweetさん [DVD(字幕)] 10点(2006-06-11 08:11:28)
24.サスペンスを期待して見た人には肩すかしを食らうだろうが、
自分にはそんなに悪くなかった。
白を基調としたスッキリした画面はCUBEにも通じるところがあり、
この人のセンスは好きだ。
ただラストはもう一捻りほしい。
カタログさん [DVD(吹替)] 7点(2006-06-03 13:11:37)
23.こういう奇抜な映画は好きですが、ちょっと適当すぎだと思ってしまった。真っ白な空間ってのも面白いなって思ったのは5分間だけで、残りの時間はネプチューンのテリーとドリーとしか見えなかった。
六爺さん [DVD(字幕)] 4点(2006-05-11 12:40:14)
22.《ネタバレ》 要するに監督はナンセンスものをやりたかったんだろうな~。でも欧米のこういうナンセンスものって日本人の感覚にはちょっとあわないよねぇ…。確かに序盤の不幸な展開とかは悪くない。でも家の周りがほんとに「真っ白」ってちょっと安直すぎませんか?これじゃ話の膨らましようがないし。音楽とか結構ほのぼのさせられるだけにナンセンスな方向に逃げずに普通にドラマとして作ってれば佳作になっていただろうに残念。
MELさん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-30 15:46:02)
21.まず、この映画を観ようと思った理由。「CUBE」の監督だから70%。「NOTHING」というシンプルな題名40%。ミステリーが観たくて30%。まあついでだから10%。結果的に、まだ長篇3作目だけに名前だけで期待してはいけない。何もないということをミステリーな方向に過剰反応してしまった。はずす事は想定済み。ただ、ナッシングな状態イコール真っ白な空間は、あまりにも安易ですよね。
wishさん [DVD(吹替)] 2点(2006-04-18 00:13:03)
20.「A級になりそこねたB級映画」って感じです。ちょっと着眼点を変えれば(消すことはできるけど生み出すことはできない、とか)もっとよくなったと思うんですけど・・・。セリフは面白いこと言ってるのになぁ・・・。
ヴィンさん [DVD(字幕)] 4点(2006-04-16 12:58:08)
19.結構好きなんですけどね、こういうの。でも、この終わり方でいいのかなぁ?ちょっと疑問。この二人の人生、これでいいんでしょうかね?なんか肯定しちゃってるような…。アイディアもコンセプトもいいと思うのだけれど、イマイチ描ききれなかったような残念さ、消化不良感が残ります。評価の高い監督だけに、期待感が高過ぎて損をしてしまっている感が無きにしも非ず。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-10 02:29:34)
18.《ネタバレ》 よくできた映画だと思う。基本的にはコンプレックスを持った幼馴染の友情の話。エンディングの後どうなったかは置いといて、本物の友情が生まれたってことでしょう。状況設定抜きにすれば、1人よがりで傲慢な男が相手の気持ちがわかるようになり、引きこもりで気弱な男が自覚に目覚め強くなっていくという青春映画の基本を描いている。ナタリ監督作品ではあるが、CUBEと比較すべきジャンルの映画ではないし、むしろナタリだからこその楽しい描き方であったと思う。
ぼぎーさん [DVD(吹替)] 7点(2006-04-04 03:23:27)
17.なんだかとてもいたたまれない気持ちになりました。
8823さん [DVD(字幕)] 5点(2006-03-17 09:33:48)
16.嫌いじゃないですけどね。こういうのは。割と笑えましたし。ただ、確かにアイデアがまず先に来ていて、それを一本の長編作品にする為にぬるい展開が延々続いてるという感じは否めないですね。彼の短編傑作「ELEVATED」みたいに、もっとコンパクトな作品だったらよかったかも。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 5点(2006-03-17 02:02:11)
15.POPに作り上げるセンスがないんでしょうね彼。つーかね、DVDのうたい文句がよくないよ、サスペンスって書いちゃってんもん。まぁ自分は皆様ほどの酷な評価ではないのですが。
らいぜんさん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-16 00:58:47)
14.《ネタバレ》 『CUBE』ではシチュエーションとの戦い、『カンパニーマン』ではアイデンティティとの戦い、そして今作では前2作の要素がミックスされたまさにビンチェンゾ・ナタリの入魂の作品なのだ。日本で言うアキバ系の仲良し二人組の男性が空白の世界に紛れ込んでしまうという内容。空白の世界では何もかもが自由に消せ、それは人間の感覚までも。とまあなんだか一見終末感漂わせる雰囲気だが、主役の二人は至ってアッケラカン。テレビゲームや楽器に興じたり好きにやっている。社会にうまく迎合できない二人は空白の世界で何かをみつける、というモノ。なんか新しい事に挑戦している感はあるんだけど、ウェス・アンダーソンやチャーリー・カウフマンに触発されているような気がしてならない!もっとナタリ監督独特の世界が俺は見たいんじゃー!
カイル・枕クランさん [DVD(吹替)] 4点(2006-03-15 05:14:28)
13.《ネタバレ》 はっきり言ってぜんぜん大したことなく、短編レベル以下なんですが、
どうにも憎めない。首だけになってもテンション高いし。
終わった後は妙にさわやかになってしまった。デートに見る分には無難かも。
なんじゃこりゃって終わったあと笑えそう。
音楽はあってる感じ。
アイーンさん [DVD(字幕)] 5点(2006-03-12 02:03:47)
12.《ネタバレ》 ああ~、ヴィンチェンゾ・ナタリ、完全にスベったな~(笑)、発想自体が浅かったのか、開始30分位で既に行き詰まってしまった感じがしたんだよな~。40分で『これからどうするんだよ~』、50分で『なんか起きないかな~、退屈だ~』、1時間経過で『もういいから早く終わってくれ~』、大して練られてもいない短編並みの内容を無理矢理引き伸ばしたこんな展開でラストに素晴らしいものが待っているはずもなく・・・・終了!!マジ!?、本当にこのまま終わりやがった(汗)。
眼力王さん [DVD(字幕)] 3点(2006-03-09 10:50:08)
11.これはないわー
のりまきさん [DVD(字幕)] 2点(2006-03-08 16:26:52)
10.何がなんだか分からなかった、キューブのように最後まで謎が解けないのがこの監督の持ち味なのか!
月読さん [映画館(字幕)] 5点(2006-03-03 17:00:36)
9.《ネタバレ》 いや俺はね、『カンパニーマン』も結構好きだったのよ。だから、ナタリってのはそれなりのアベレージヒッターだと思ってたの。そしたら、ナニコレ!?彼にはコメディのセンスは全くないことが分かっただけでもよしとしようか。。。こんな本だったら、普通断るよ、もう。ギターが消えた時点でイヤな予感がしたんだよ。ビヨーンビヨーンて、最後ブラックユーモアにもなってなかったぞ!
ダブルエイチさん [DVD(字幕)] 3点(2006-02-12 21:59:06)
8.うわぁ~。ヤバイな、これ。
ビリー・ジョーさん [DVD(字幕)] 0点(2006-02-11 19:26:03)
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【点数情報】

Review人数 47人
平均点数 4.02点
024.26%
124.26%
2510.64%
31021.28%
41123.40%
5714.89%
6510.64%
748.51%
800.00%
900.00%
1012.13%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 3.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 4.33点 Review3人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 3.50点 Review2人
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