178.《ネタバレ》 私は年代の古さを加味して映画を評することがあんまり得意じゃないのだけど、このチャップリンの最高傑作とも言われる作品は、やはり満点だと思うのですよ。今の時代さすがに爆笑は無理でも、コミカルなギャグシーンの数々はお約束のオンパレードで、“来るぞ来るぞ、はい来た!”のノリが今も充分楽しいし、当時どんなにか人々の心を愉快にしてくれたか、想像に難くないというものです。最後に憧れの富豪様が目の前の浮浪者だと知った時の、娘の顔にちらりと浮かぶ失望。この残酷なシーンは無くても良かったのかもしれないけど、あえて喜劇王は二人を再会させて真実を明かした。それによってより際立つ男の哀しさ。“可笑し哀しい”絶妙なブレンド感こそがチャップリンの真骨頂。ビターに締めたこのラストシーンによって、この映画の格がワンランク上がったように感じます。 【tottoko】さん [地上波(字幕)] 10点(2013-06-20 00:48:51) (良:2票) |
177.やはりチャップリンには悲哀と狂気がよく似合う。様々な意味での強者と弱者、その逆転、そして観る者の感情を揺さぶるラスト。素晴らしい。 【noji】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-04-07 22:47:29) |
176.《ネタバレ》 何回も観たと思う、やはり、チャップリンのギャグや笑いは映画をシリアスにしないため緩衝材か。あの時代にブルジョアの批判と皮肉をふんだんに残しつつ、素場らしいロマンスに仕上げたのは奇跡かも。ラストなど、ギャグの少しも無く真面目なラストシーンであり、含みを持たした場面は忘れられない。 【min】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-03-14 20:12:56) |
175.チャップリンの最高傑作で、チャップリンの才能がいっぱいに詰まった作品。 演技、間合い、ストーリー、すべてが計算尽くされ、オシャレに洗練されている。 セリフなしでこの表現力はまさに芸術品。 酔うと別人格になる金持ちとチャップリンのからみがおかしい。 そして、切なく余韻のあるラスト。 コミカルでハートウォーミングな名作で、後のコントやドラマ、映画にどれだけの影響を与えたかがうかがえる。 パイオニアとしての凄さも加味して満点で。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-02-16 19:51:06) |
174.これって長谷川伸の股旅ものとつながってるよね。しがない渡世人=浮浪者のささやかな善意と、それが報われるドラマ。「日本人にしか分からない」とか言われる人情の機微って、思いっきり世界普遍のものだ。眼が見えない=正体が分からない、という仕掛けを十分に使ってドラマを展開し、ラストの控え目な対話だけでサラリと終わらせる鮮やかさは西欧のものだけど。娘に対しては慈善紳士と浮浪者がチャップリンに重なり、金持ち紳士に対しては、絶望から救った親友と見知らぬ浮浪者が重なる。はっきり見えているのはどちらにも浮浪者としてのチャップリンのみ、しかし二人の心の世界に存在していたのは慈善紳士と親友だったわけだ。食べられないものを食べるギャグは、ここでも紙テープや石鹸が登場した。ボクシングシーンでさっとレフェリーに重なる動きの見事さ。動きと言えば、大したギャグではないのに、歩道の背後で上がり下がりするエレベーターの縁でハラハラさせるのなんか、彼の体技で魅せてくれた。落ちそうで落ちないってギャグ、チャップリンの好きなモチーフだ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-08 09:54:10) (良:3票) |
173.《ネタバレ》 顔を合わせずすれ違い、街の灯の中に姿を消して欲しかった。時代を超えた名画にヤボを承知でそう思う。 【なたね】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-01-06 18:28:51) (良:1票) |
172.《ネタバレ》 サイレント映画ならではな面白さが詰まってますね。ボクシングのシーンは今見ても面白いなぁ~。まぁ多少無理やりな感はありますが、なんだかんだいってよく出来てる。ラストシーンはなかなか意味深。この独特の雰囲気と素晴らしい余韻を味わいつつ、チャップリンのスゴサを実感してイマス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-11-04 20:40:04) |
171.《ネタバレ》 ひとつの作品の中に喜怒哀楽がふんだんに盛り込まれ、しかも表情や動作だけで伝え、尚且つ面白い。 今更だけど、チャップリンって本当に凄いと思う。 思いきり笑わせて楽しませてくれての、あのラストシーンの余韻は何とも言えない。 このワンシーンだけで人間の持つあらゆる心情が含まれていると思う(女は現実的で、男の方がロマンチストに見えました) 切ないんだけど、何故か心温まる・・・そんな作品です。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-07-15 17:07:35) |
170.《ネタバレ》 喜劇王による笑いと涙の人情劇の代表作。今作のお相手ヒロインは盲目の花売り娘。ボクサー・チャップリン、コミカルで微笑ましいです。テンポのよい構成。 【獅子-平常心】さん [地上波(字幕)] 6点(2012-06-26 00:38:47) |
169.ごめんなさい、女の人の演技がちょっと気味わるくて。 【kagrik】さん [地上波(字幕)] 6点(2012-02-16 10:13:54) |
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168.心はいつも「街の灯」のチャップリンのように生きたい。 【T橋.COM】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-07-30 19:19:38) |
167.チャップリン映画の中では一番好きな作品。 久方ぶりに再視聴したら、ハラワタが捩れるほど笑えて、やっぱり面白かった。 無声映画だが、バックに流れる音楽がきれいで途中で飽きるということもない。 全体が一つのストーリー仕立てになっており、コントギャグが約8割、 盲目の少女とのエピソードが2割程といった構成。 欲を言えば、少女とのお話はもう少しシナリオを練り込んでほしかったかな(特にラスト)。 笑った後にほっこり温かい気持にさせてくれるという点では、 チャップリン作品の中でもダントツの出来映え。お薦めです。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-07-22 05:43:45) |
166.《ネタバレ》 ボクシングシーンは全ての映画の中で一番笑えるシーンだと思うし、ラストシーンは全ての映画の中で一番印象的なラストシーンだと思う。 【ashigara】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-07-06 22:50:38) |
165.小さいときに何度も見ました。未だに深い印象が残っています。 【HRM36】さん [地上波(字幕)] 9点(2011-06-06 13:54:31) |
164.この映画を語るならやはりラストのチャップリンの表情になりますね。 【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-02-21 15:56:19) |
163.この映画が作られたのは1931年だが、トーキー発展の最中、その流れに逆らって生まれたものだ。チャップリンは「トーキーは映画をダメにした」と言ったそうだが、彼の発言通り、この映画はサイレント映画の魅力を最大限に出していると思う。 最小限の字幕と音楽、何よりも役者の仕草や表情だけで映画を見せる。見る者はそれによって思考を巡らし、想像をかき立てる。その集約がラストの再会シーンだろうと思う。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-02-19 12:52:17) |
162.極端な愉しみ方としまして、ボクシングシーンvsラストシーン、さてと、勝敗つけがたいが、一体どちらのシーンが勝つでしょう。うーん最上級の引き分けってとこでしょうか。何度観たって笑えるボクシングシーンのあの勝負(倒れるたんびに鐘がゴーン)^^。 そしてどうなることやら毎回分かっていながら涙でジーンと熱くなってしまう最後のシーン、どうせ目頭を押さえたって涙ポロ。まったく罪な映画です。というか世界遺産に近いのではないでしょうか。 あ、ちょっと大袈裟か・・^^; 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2011-01-10 00:39:34) |
161.鑑賞はずいぶんと昔のことですが、鮮明に覚えています。私は泣きに泣きました。鼻水がずるずると落ちてきて止まりませんでした。なんと、この日は「ポセイドンアドベンチャー」との2本立てで、すでに「ポセイドン」を見終え、大泣きしていたにも関わらずです。誇張でなく、脱水症状になるほど涙がちょちょ切れました。感動作2本を見終えた後のコーラは、実に美味しかったです(当時、未成年)。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-01 16:15:22) |
160.《ネタバレ》 ラストの表情ワンカットのみで、ここまでいろいろ考えさせるところが凄い! 彼女の目が見えることになった嬉しさ、どんなに尽くそうが一緒にはなれない切なさ・・・ 一体どっちなんだろうと考えつつ、やはり嬉しさと切なさなどが複雑に入り混じってたんだろうと思います。 序盤からコミカルなシーンを散りばめ、コメディとして充分楽しませてくれたうえで、この美しいラストシーンに持っていく展開に敬服します。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-20 18:28:23) |
159.映画ってほんとにいいもんですね、と言いたくなる映画。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-19 17:45:40) |