11.《ネタバレ》 入れ替わりものというのでしょうか、人の心をのぞき見る楽しみと素性を明かせないもどかしさがあり、1つ1つの場面は飽きずにみ続けることはできましたから娯楽映画としては及第点なのだと思います。しかし、大人の登場人物がそれぞれ好き勝手にやっていて、最後にさらりと収まるのはいかにも軽すぎますし、大人に振り回された子どもの心がどれだけ傷つけられているかもさらっとやり過ごしています。ほのぼのとやさしそうにつくられているようでいて、振り返ってみると、あまり心地よいとはいえないように思います。和久井映見の語り口が慇懃無礼で登場人物を皮肉っているようにも聞こえたのですがそこに制作者の意図があったのでしょうか。 【stak55】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-11-10 12:02:33) |
10.自分には、基本的に浅田次郎の話は合わないんだろう。いかにも「ね、いい話でしょ? さあ泣いてください」的なストーリーが鼻につく。ただまあ、コレは浅田作品の中でもコメディタッチの作りでまだ観られる方だけど。結局、誰一人として悪人が出てこず、都合良く話が進み、全て収まる所に丸く収まってお終い、と。そういう映画。テレビでやらなきゃ絶対に観てないな。www 【TERRA】さん [地上波(邦画)] 4点(2007-11-09 22:00:18) |
9.《ネタバレ》 ラストまで退屈せず、そこそこ楽しめた。椿山の息子の陽介の境遇が可哀相だった・・・。物語も最後には収まるべきところに収まってめでたしめでたし・・・となっているが、三人三様のエピソードにもうひとつドラマ性を感じない。特に主人公・椿山と女友達・知子のエピソードが弱かった。なのでどうしても心に訴えてくるものがない。あと殺されたヤクザと生みの親に会いたいと願う男の子とは現世で間接的な繋がりがあったが、こういうのも承知の上で”中陰役所”のえらい方々は審査に通過させたということなのか?そのへんがもうひとつスッキリしなかった。あと、成宮寛貴がある人物をかばう為にジャンプし撃たれた場面のスローモーションは少し笑ってしまった。あのへんの演出はもう少し考えて欲しい。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-11-09 19:18:11) |
8.《ネタバレ》 「星願」と似たような期間限定よみがえりストーリーなんですが、3人が同時によみがえってそれが繋がっていくところが非常に面白いですね。主人公にとっては不幸な話しのはずなのに見終わったあとは何故かさわやかな気持ちになれました 【ジム】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-06 19:25:28) |
7.生まれ変わる前の部分は確かに違和感ありすぎで見なければよかった加奈と思ってしまったが、伊東美咲の演技力がすべてを台無しにした感もある。その後のストーリーはそんなには悪くないが、人間知らずにすんだほうがいい事はたくさんあるものだ。 【HK】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-07-09 23:55:06) |
|
6.《ネタバレ》 伊東美咲を、西田敏行の仮の姿と思え、というのが無理な相談だけど、設定とか演出とかで無理やりそう思わせられるかどうかがこの映画の成否の分かれ目です。その意味で私には否でした。後半は浅田次郎の力技で泣かせられてしまうけど、それってサイドストーリーの方ばかりで肝心の椿山課長の話では泣けないんですよねえ。浅田次郎原作の同時期公開の「地下鉄に乗って」の方が映画的には好きです。 【かけ】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-06-17 22:51:29) |
5.《ネタバレ》 今までに見た浅田次郎作品の映画のなかでは、そこそこかなあ。ただし、西田敏行の存在感の負うところが大です。浅田作品の主人公は、中井貴一や堤真一などではかっこよすぎてだめ。まして、高倉健なんてとんでもない。やっぱり、西田です。余貴美子も、はまってました。でも、和久井映見さんはなんか違うんだなあ。癒しケイなのかも知れないけど、この役には合わん。 【ジブラルタの星】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-06-14 19:27:15) |
4.こういった酷い作品と出会う度に思うのだけど、撮影してる最中に誰か気付かなかったのだろうか。 薄々気付いていたけど、言い出すことができなかったのかな。 とりあえずこの監督は才能がありません。 ここまで酷い作りの作品は珍しい。 延々と続く設定の説明にもうんざりしたし、演技の酷さも役者を責めるのは可哀想に思えるくらい演出があり得ない。 中身が男ということを表現するのに蟹股とか、アホかと。 百歩譲って蟹股が中身のデフォルトだとするなら、最後まで蟹股を貫き通さないと意味がない。 物語の展開も無茶苦茶で、現世に干渉しまくり。 何の為に姿形まで変えてるんだか、意味不明。 それなら、最初からそのままの姿で生き返らせてやればいいのに。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-05-23 07:54:49) |
3.「星願/あなたにもういちど」みたいな、今年2本目の浅田次郎映画。巻頭で和久井映見から懇切丁寧に説明される恐ろしく緩~い死後の世界の設定については、この際ツッコミは入れない。その設定通り、映画自体もかなり緩い仕上がり。気になるのは西田敏行の「心の声」。これが本作一番の笑わせ所の筈なのに、伊東美咲の演技に西田の声がシンクロせず、単なるナレーションに聞こえてしまう。椿山課長に判り易い「癖」等を設定しておけば、もう少し自然に見えたでしょう。この辺は編集構成と演技プランの手抜きです。しかし、無理矢理にでも涙を搾り取ろうとする浅田作品らしく、ラスト20分では会場中から鼻をすする音が聞こえてきました。ま、観終わってみれば、それ程つまらない映画でもありませんね、5点献上。 【sayzin】さん [試写会(邦画)] 5点(2006-11-15 00:05:26) |
2.《ネタバレ》 死んだあとに数日だけ地上に戻ることを許された主人公が現世に残した思いを叶える、というと少女漫画的なストーリーですが楽しかったです。ただ、ラストで話をまとめようとしすぎたのか、原作がそうなのかわかりませんが、主人公の心理がよくわかりませんでした。死んだあとに家に戻ったときに、愛妻の結婚前に付き合っていた男がバスローブで現れ、新しい夫のように家にいて、挙げ句の果て一粒種の愛息がその男の子供だと知らされた後の行動が肩すかしでした。当然、最初は怒りますが、その後で、以前、一夜を共にしたことのある親しい同僚の女性のことを思い出し、最後にその女性に思いを告げて天国へ行くというのは・・・。生きている間の生活はなんだったんだろうと思わざるを得ません。他の登場人物の誰もが物わかりの良い人ばかりというのも話を薄く感じさせてしまいます。ファンタジーならファンタジーに徹すれば良かったのにと思いました。拾いものは志田未来の演技でした。本来なら自分勝手だなと思いそうな行動。死後、大切に育ててくれた育ての親を顧みず産みの親を捜すのですが、彼女の演技が上手だったので感情移入して納得してしまいました。 【omut】さん [試写会(邦画)] 6点(2006-11-11 01:13:56) |
1.《ネタバレ》 タイトル、正確には「椿山課長の三日間」。突然死した西田敏行がこともあろうにクールビューティー伊東美咲に再生しこの世に蘇ってくるんですよ!ひょえ~っ!フツーこの設定だけ聞いたら、どう転んでもコメディかファンタジー映画だと思うしかない。しかるにこの監督は、しょっぱなからやけに現実的なショットを積み重ね、観ている人の体温をどんどん冷めさせていく・・・。実際最初の20分を観た時、今年一番の駄作かも・・・って思ってしまいました。地上に舞台を移した後、急速に評価は揺り戻されます。結局、この映画は半ば俳優の魅力で持たせている作品でした。タッパ高伊東美咲もうまく生かされてるし、成宮君がこんなにいい(←失礼!)演技してるの見たのも自分は初めて。「女王の教室」の子役少女、余貴美子やちょい出の市毛良枝も申し分ない。ただ沢村一樹だけちょっと落ちるのが残念。彼をうまく動かせばもっともっと可笑しい場面が増えたはず。クライマックスはなかなか感動的で、ついついもらい泣きしてしまいました。かえすがえすも最初の20分位までの不出来なシークエンスが惜しまれます。今この場で自分が突然死したら、まあ一人位は涙を流してくれたら悪行三昧の自分としたら御の字なのかなあってついしんみりと考えてしまいました。伊東美咲に「転校生」小林聡美ばりの入れ替わり直後のリアクションを求めるのはやっぱ無理でしたね(笑) 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(邦画)] 6点(2006-10-30 10:57:55) |