158.《ネタバレ》 トニーの壮絶な人生をアルパチーノが怪演。人殺しで麻薬密売人のトニーはまさに悪人。極悪なのです。でも何故だろう。彼の周りから一人また一人と身内が消えてゆく度に何だかとても悲しくなる。完全にこの極悪人に共感してしまっているのだ。やっている事は法にふれる犯罪なんだけど、イカれた程の巨大な野心を持ち、それに向かって決してブレずに突き進んでゆく姿に、そいつがとんでもない犯罪者なのにも関わらず不覚にも共感してしまうのである。女子供を犠牲にすることを拒否したエピソードがもし無くてもそれは一緒だったと思う。後に思えばトニーというイカれたチンピラが成り上がり、そして破滅していったという極自然なストーリーだが、それが一人の男の悲しい人生を描いた大作となり得たのは、脚本の良さもあるが、やはりアルパチーノの演技あってこそです。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-10-20 15:55:37) |
157.《ネタバレ》 前半の成り上がりの迫力はさすが。後半の孤独になっているところは若干冗長な気がしないでもないが、こういった「大作」としてはありか。 次々と起きる出来事に飽きること無く一気に観てしまう分かりやすい映画。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-28 17:48:48) |
156.《ネタバレ》 アル・パチーノがすごい。ゴッドファーザーのボスの迫力と違う、下から上がっていくギャングの迫力。まさしくアル・パチーノならではの映画。やっぱり母親は誤魔化せない。 【竜ヶ沢中段】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-23 22:45:30) |
155.最も好きな映画の一つです。アルパチーノ主演の映画の中でも一番好きです。最高にイカしてます。肉食系男子のお手本!トニーモンタナ!最高!! でも欲張りすぎるのはよくないっすね。いくら金を稼いでも不幸にしかなれない。 【南雲しのぶ】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-01-12 09:42:54) |
154.《ネタバレ》 アル・パチーノすごいね。でもちょっと長いし後半はくどくなってきたかな?まぁ間違いなくこの人の代表作のひとつだよね。でもドンパチシーンが多すぎてあんまり好みじゃないかな~。あまりに直情型でかつ破滅的すぎて、このテの人たちの心情はなかなか理解し難い部分が多いしね。まぁそういいつつも壮絶な最期のシーンは映画史に残るワンシーンだとオモイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-19 11:19:12) |
153.《ネタバレ》 もうアル・パチーノの魅力全開の正統派マフィア映画。そう言うと、どうしてもあの超名作『ゴット・ファーザー』がどうしても思い浮かぶけど、これは全くの別物。良い意味で下世話で猥雑などうしようもないギャングがどんどん這い上がり、そして案の定、破滅していくまでをスタイリッシュな映像で描ききった良品。観終わったときの爽快感は格別です。『ゴット・ファーザー』とはまた違ったアル・パチーノの魅力が味わえます。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-26 13:16:34) |
152.カリートの道よりは良かった。若かりしミシェル・ファイファーが綺麗。 【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-03-07 22:44:42) |
151.トニー・モンタナのキャラがまあ濃い。一代で成り上がる為にボスにも啖呵を切るほどの物怖じしない姿勢を見せたかと思いきや、自分の家を要塞化し監視カメラで逐一チェックしなきゃいられない肝っ玉の小ささもある。周りの人間を、信用せず孤独に陥り破滅していく様はギャング映画にはありがちな気がしますが、他の映画と一線を画す点は主演がアル・パチーノであるという所、彼の演技は強烈でまるでトニー・モンタナという存在が憑依しているかのようです。デパルマ監督の演出は冴え渡っていますが、所々安っぽい音楽が出てくるのだけは残念でした。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-01-27 22:44:30) |
150.2012.06/19 鑑賞。アル・パチーノは凄いね。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-04 23:35:55) |
149.「名作に泥を塗る下品極まりないリメイク」これが公開直後の本作の評価でした。では、このリメイクは失敗だったのか?遡ると「暗黒街の顔役(「アビエーター」でおなじみハワード・ヒューズによる製作)」も公開当時には低俗だ、下品だと大いに罵られていたわけで、お上品な方々を激怒させるほどの過激さという点において、本作はオリジナルの精神を正しく受け継いでいます。主人公の設定をイタリアンマフィアからキューバ人ギャングに変更した点も単なる思いつきの改変ではなく、「新参者の移民がアメリカの裏社会でのし上がる」という物語の骨子を30年代から80年代に置き換えた時、アメリカ社会で独自の立ち位置を確保したイタリア系ではもはや主人公になりえないという背景があったわけで、これは必然的な変更であったと言えます。表面をなぞるだけの空虚なリメイクではなく、オリジナルの骨子を正確に理解した上で、表面を必要な形に加工していく。これは理想的なリメイクのあり方だと思います。3時間という上映時間(なんとオリジナルの倍)にも、良い意味での長さが感じられました。とにかく密度が濃く、パンパンに膨れ上がった映画を観たという満足感が味わえるのです。長くはあるが無駄は一切なく、最後までまったくダレない。脂が乗り切っていた当時のオリバー・ストーンのパワーは尋常ではありません。 そして、この脚本を引き受けたブライアン・デ・パルマの演出にも目を見張ります。この映画、クレジットを見なければ監督がデ・パルマであることに気付く人はいないでしょう。普段はテクニックを重視し、機械的な印象を与えるデ・パルマが、若きオリバー・ストーンによる脚本のテンションに合わせて非常に感情的な演出をしているのです。デ・パルマといえば似たようなサスペンスばかり撮ってる人というイメージでしたが、案外、演出の引き出しは多いようです。それでいて、電ノコシーンでは壁をすり抜けるカメラなどおなじみのテクニックをさりげなく入れてきているわけで、どこで自己主張すべきか、主張を抑えるべきかという客観的な判断力を持った優秀な監督であると言えます。と思ったら、ラジー賞監督賞ノミネート?本作の価値を見抜けなかった当時の人々は末代まで恥じてください。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2012-05-01 01:16:23) |
|
148.這い上がって成り上がったあげく抱えるものに押しつぶされて、といった破滅型帝王記にありがちなお話ではある。けど、もはや肉体を顧みないキレにキレたトニー・モンタナの壮絶な死にっぷりの華のあること、全ての極道関係者のお手本のようだ。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-06 16:20:44) |
147.《ネタバレ》 3時間近い長尺なので、観るのに勇気がいるが、一度観始めたらやめられない。4文字言葉を口汚く罵りながら、誰彼構わず刃向かい、邪魔立てする奴らは皆殺し。のし上がるためなら手段を選ばない、狂犬のような男トニー・モンタナ。しかし、彼が命を狙われるきっかけとなったのは、「女子供は殺らない」という、最も人間的な感情だった。妹への近親相姦的な愛情も、破滅へと拍車をかける。全てを手に入れたが故に全てを失ってしまう男の哀しみが全編に漲っている。ラストのアクション・シークエンスは最早伝説だろう。屋敷に次々と送り込まれる刺客たちをグレネード・ランチャーで吹き飛ばし、マシンガンを乱射しながら、何十発もの銃弾を身体に浴びる。血まみれになりながらも、「まだ生きてるぞ!」と喚き散らすパチーノの熱演に拍手。男なら一度は憧れる、破滅の美学。究極のギャング映画。 【フライボーイ】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-10-08 00:22:42) |
146.キューバ移民の一人の男が、暗黒街のボスにのし上がるまでの様を描いたドラマ。 彼の成功には、当然ながら多くのリスクも請け負っているわけで、 それなりの地位と富を手に入れても、癒えることのない孤独感、 悲しい男の生き様がたっぷりと表現されている。3時間半という長丁場もあり、 まさにパチーノの魅力満載の作品と言ったところだが、ちょっとエグいシーンや、 かなりきたない言葉が飛び交うので、女性の方は要注意。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-24 19:21:45) |
145.ミシェルファイファーのダンスがどうしようもなかった。マニー役の人があんまりマッチしてなかった。ラストの銃撃戦は最高にイカしてた。死に様がカッコよすぎる。でもアルパチーノの声はあまり好きになれないので吹替で観た。 |
144.《ネタバレ》 腹を空かした野良犬が、その牙で手にした物は虚栄。虚勢を貫き通した先に待つのは壮絶な死である。観賞後に感じる突き放された様な哀愁は、アルパチーノのキレた演技の所縁か、それともダサい音楽やターミネーターみたいな殺し屋のせいか。 |
143.《ネタバレ》 妹を溺愛し、女とガキは殺さない主義のトニー。死に様もかっこいい。 3時間もある長尺な映画なのにテンポがよかったおかげでとても観やすかった。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-23 13:15:57) |
142.「カリートの道」との比較で、「カリートの道」に軍配を上げる人が多いんですね。私はこちらの方が好きです。後半のパチーノはキレテキレテもう大変です。「カリートの道」のラストは限りなく切ないですが、この映画は見終わった後、分厚いステーキを食べたような気分にさせます。 【仏向】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-08-01 11:11:31) |
141.《ネタバレ》 自分勝手なアホなチンピラ主人公がいきがって暴れてるだけにしか見えんかった。 この主人公、ラッキーマンばりの運の良さだけが目立って他が何もすごくない。 本当にただの悪者なのでラストもざまーみろ、としか思えなかった。 最後のターミネーターのパチモンみたいな男にはちょっと笑った。 そして長すぎる。2時間にできる。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-06-30 21:17:22) |
140.《ネタバレ》 一人の貧しい移民がギャングとしてボスの座まで成り上がり、堕ちていくまでの物語。社会の底辺にいた主人公が血みどろの抗争の果てに辿り着いたものとは!?何にも無い。 でも個人的には私はこの主人公の真っ直ぐな生き方に憧れましたし、その尽きない欲望を持てる姿勢を羨んでしまいました。でも自分しか信用しない生き方が自信の身を滅ぼす事も必然だと思いますから、その二要素を両立させて生きて行きたいものですなぁ。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-03-14 18:55:43) |
139.《ネタバレ》 いつもタイミングが合わず途中からとか途中までしか観てなかったけど今回きっちり観られました。デ・パルマにしては「よっ!デ・パルマ!!」と感じる部分が薄い作品ですね。 この手の映画を観ると最近よく思うんですけど、ギャングも一般社会も基本は変わらないですね。 勢いにのって強引に力づくで登りつめ、そしてほんのちょっとのほころびから一気に堕ちてゆく、あの死にざまが象徴してる。 富は得ても権力と信用は得られない、だから確かな人脈もない。どんな世界でも最後はその人の人柄なんだなぁ。ただ、子どもを巻き添えにできないというあの描写は意外だったですね、あの展開は必要だったのかどうか、なんだかそれまでの流れというかスタイルが崩れた気がしました。 そして観終わった後、なぜかジェイク・ラモッタを思い出したり。 かっこよさはなく品性のかけらもない、下品な人ばっかり出てくる映画です。でも映画としてはアツくて良い映画だと思う。「カリートの道」を観る前にこっちを観るべきでした。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-10 15:16:54) (良:1票) |