126.《ネタバレ》 小人が人間に見つかったから家出しましたってだけの映画。雰囲気だけはジブリらしさを踏襲しているので、 面白くなりそうな気配だけは漂わせているものの、引き込まれるような人間ドラマやどんでん返しは特に無く、 気がついたら終わってました。 【勾玉】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-08-17 14:03:09) |
125.《ネタバレ》 舞台は現代日本の一軒家。そこに隠れ住む、少女と両親の「小人族」。小人たちは、みつかってしまい、そして出て行く。他に小人族がいるようだが、規模はわからない。●夢がない話だと思う。全然ワクワクしない。海外の小説が原作らしいが、日本が舞台じゃないと思う。●何がなんやら、わからない。アニメを作るなら、もっといい題材は「いっぱいある」と思うのだが。●しかし現実にアニメ化され、ヒットし、地上波で2回放送された。●こんなアニメなのに、需要があるんだね。私はこんな作品は必要だと思わないし、今はもう「ジブリの存在意味」がわからない。★3点。 【激辛カレーライス】さん [地上波(邦画)] 3点(2014-08-16 04:33:21) |
124.私が一番好きなアニメはトトロだけど、それといくつも似通った点が見られるこの映画も大変好きだ。こびと族と人間は共存できるのかという問題を掲げながらも、それを前面には出さず、翔とアリエッティのふれあいを中心にしたのが良い。こぢんまりとしているが、原作者や制作者のやさしさが満ちあふれ心和む。これから先アリエッティらはどうなっていくのだろう。原作は続きがあるようだから、このあともまた続編が出ることを期待したい。冒頭の庭園のある風景も美しいし、人間とこびとの大きさの違いを、角砂糖や洗濯ばさみその他いろいろな物で表現できていて、これまた良かった。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-25 07:02:07) |
123.《ネタバレ》 「借りぐらし」は屁理屈です。所有者の了承を得ず、返すあてもなく持ち去る事を“借りる”とは言いません。家政婦の婆さんの言う通り「泥棒」あるいは「寄生」が正しいでしょう。しかしそう指摘されても、アリエッティは「借りている」と主張する気がします。それが小人族のプライド。人間と同程度の知能や文化を有しながら“日蔭者”として生きざるを得ない種の宿命に、同情の余地はあります。ただし、アリエッティ家族の生き方に共感は出来ませんでした。もし、人間に見つからなかったら、彼らはあの家に居続けたのでしょうか。そんな馬鹿な。快適な“今の暮らし”と引き換えに、“娘の未来”を閉ざしている現状は深刻です。父と母が認識しているよりずっと。だからこそ監督は、小人に友好的な少年を使って「滅びゆく種族」という刺激的な台詞を吐かせ、警鐘を鳴らしたのだと考えます(苦言を呈してくれる人は味方です)。人は人と繋がって生きていく、社会をつくらなければならない。そんなメッセージが隠されていたと感じました(宮崎駿らしい脚本とも言えます)。さらにこの言葉は、小人たちだけでなく“生産的な生き方を選択していない人々”に向けられているのかもしれません。ところで、アリエッティ一家は(今度は海の見える?)新居に無事辿りつけたのでしょうか。そして小人族の行く末に希望はあるのでしょうか。答えは…「分からない」。だから尻切れトンボのような結末なのです。其処には監督の優しさと厳しさが在りました。人間に依存した小人族伝統の「借りぐらし」を続けるのか、あるいはスピラーのように逞しく「狩りぐらし」を選択するのか。種としてのターニングポイントに、彼らは居る気がします。体裁はファミリー向けファンタジーアドベンチャー。その娯楽性の高さは流石ジブリ作品。ただし内包されたテーマは深いです。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-07-24 18:55:11) (良:3票) |
122.ジブリの映画はなぜかどれを見ても「これは嫌いだ。こんなののどこが人気なのだろう」と感じるのだが、この映画は一切そう感じなかった。好感の持てるストーリー、好感の持てる絵柄、好感の持てる登場人物。どれをとっても気持ちがよいのだが、これってアニメ映画にするほどの話かなとも思う。 【チョコレクター】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-07-23 21:37:40) |
121.紅の豚を劇場で見たときに、それ以前のジブリ作品とは目指しているものが変わったと感じて以来、それ以降のジブリ作品を劇場で見なくなった(例外はポニョ)。この作品は劇場公開時にちょっと気になったものの、先の理由と宮崎作品でないという2つの理由だけで見ていなかった。今回TVでやるということでじっくり鑑賞してみた。食わず嫌いはいけませんね。ラピュタほどではないが、冒険要素もしっかりあるし、素直に面白いと感じました。アメリカではこの作品がジブリ作品で興行収入トップというのもなんとなくうなずけます。 【MASS】さん [地上波(邦画)] 8点(2014-07-22 22:45:01) |
120.ストーリーの盛り上がりに欠ける気がするが、全体の雰囲気などよく出来ていて最後まで飽きずに楽しめた。だがストーリー上しょうがないのかもしれないが、お手伝いさんのハルに嫌悪感を抱いてしまい嫌な気分になった。 【miso】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-07-22 13:43:30) |
119.ぐいぐい引き込まれるストーリーと、魅力的なヒロイン。 これだけで充分に合格点。 クライマックスの盛り上がりに欠けるとか、悪役のキャラ設定が中途半端とか、スレた観客である自分としては、思うことがないわけでもない。 でも、なんとも言いがたい余韻の残る終わり方にも好感を覚えるし、なかなかの佳作。 「子供が小学校に入るか入らないかくらいの時に見せたかったなあ」なんて思った。 【まかだ】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-07-21 02:14:28) |
118.物足りない。豪快なアクションしろとは言わないけど。 人間の動きがのっそりとして鈍く、話の間延びした感じも気になる。 映画でやるにはパンチが足りないかな。ジブリアニメだから要求度は高い。 個人的に小人のお母さんの声と顔が合ってなくてもやっとしたくらい。 【HIGEニズム】さん [地上波(邦画)] 4点(2014-07-19 01:40:24) |
117.個人的にはジブリの中ではベスト3に入ります。 ストーリに起伏がないという意見がよく見られますが 登場人物が大声をあげたり、アドレナリンをだしまくる ような物語は正直辟易としているので、このアニメの 淡々と声を抑えた物語ががとてもすきです。 BGMもきわめて控えめででしゃばらず、小人から見た 世界の景色や音、物理法則をスケールを考慮して描いて いたり(例えばポットの表面張力とか)ディティールが とてもいいです。 歴史や世界観といった大げさなものではなく、もう少し 家族数代といったぐらいのスケールの、きわめてローカルな、 個人の時間の積み重ねみたいなものがきちんとにじんでいるのも とても素晴らしい。 必要以上に世界や歴史をしょい込んだ物語ではない点 (ナウシカやもののけと違って)、小人といっても、 トトロのような「お話」ではなく、きわめてリアルでみずみずしい ファンタジーになってるところ、などなど。 絵空事ということではなく、生活感覚と密着した幻想性みたいな 感じがとても好きです(妖精もこんな感じでもっとリアルで近しい ものだったのでは?) 物語に大きな起伏がないのに、何度みても飽きない。 傑作なんだと思います。 【ウンコマン】さん [地上波(邦画)] 9点(2014-07-19 00:26:26) (良:1票) |
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116.《ネタバレ》 他のジブリ作品と比べて小ぢんまりとした話に思えるのは、小人だからか。 そんなに短い作品ではないけど、ショートストーリーのようなあっさり感。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 3点(2014-03-16 04:40:40) (良:1票) |
115.ジブリの作品って、終わった後に何らかの問題定義をされたような気がするけど、 これには、そういう問題定義は感じられない。 ただのお話なんですね~ でも、やはりジブリ名跡なので面白いです。 【T-zen】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-08-17 23:31:41) |
114.アリエッティの母親の絵は少しどうかなと思った。志田未来の声は良かった。話的には底は浅く、アッサリした味付けで物足りなかった。。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-04-02 19:18:07) |
113.けっこう酷評を聞いていたのでそのつもりで観たせいか、思っていたよりは面白かった。でもこれ映画料金1800円出すかと問われると迷う。 往年のジブリ映画は観終わるとき「ああ、もう終わっちゃう…」と心惜しさが残るのに比べ今作は「あれ、もう終わっちゃう?」と物足りなさが残る。この差は大きい。監督が誰(何)の為にこの作品を手がけたのかという疑問がわいた。一見すると尺の短さや物語の素朴さに問題があるように感じるのだが、よくよく考えてみるとジブリの平均点を目指すことに尽力を注いでしまい、肝心の主要キャラクターが脚本通りにかっちり動きすぎていて監督がアリエッティと少年に踏み込もうとしていないところが原因ではないかと思った。面白い映画の主人公は創り手の意思を飛び越えて自由に動き出してくるものだけど、アリエッティはそうじゃなかった。主人公にもっと深くするどく突っ込んで練りに練って推考しまくった結果があのアリエッティだったのだろうか?否、どこかにサラリーマン根性が臭う納期に間に合わせた感のあるキャラだ。そういう点で非常に惜しい作品だと言える。(これに限らず猫の恩返しもゲドもそうなんだけどね) 余談だけど、ゲド戦記辺りから胸糞悪くなるような嫌味なキャラは皆オバちゃんだけど最近のジブリの中の人はオバちゃんに何か恨みでもあるのかな?でももし宮崎駿だったらあの家政婦を意地が悪くても何故か憎めない面白いキャラに描けたのではなかろうか。監督としての力量の差がここで大きく出たなと思った。 それと居心地のよかった住処から引越ししたくないけどやむを得ず新天地を目指さなくてはならなくなり海のポスターを見つめ将来の希望を見出すアリエッティの母親の姿に今後のジブリの姿勢を垣間見てしまったような気がしたのは勘ぐりすぎですかね。 【どぶん子】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-03-21 17:02:14) (良:1票) |
112.《ネタバレ》 東京都の多摩地域に住んでいる小人が外人名前で外人顔で(材木にくっついて来た外来種?)、それでいてひらがなも読めるのが何とも荒唐無稽だが、ストーリーとしてはそれほど悪くない。劇中の少年がまだ若いのに、自分の生命などたかだか67億分の1(今だと70億分の1)でしかないと悟ってしまっているのは切ない気がするが、そのことで一方的に共感を寄せた相手には厳しくはねつけられてしまったわけで、この辺はさすが生命力豊かなジブリのヒロインだと思う。 ただ、少年の方が勇気をもらったのはいいとしても、少女の種族の未来はやはり先細りという予感しかなく、最後の小川の場面で、個人的にはターミネーター(1984)のラストシーンが思い出されたのはつらいものがあった。 ところで、この映画では家政婦の存在が非常に不快なわけだが(母親も相当不快だがまあいいとして)、実はああいう素質をかなりの人間が持っており、だからこそ彼らは絶滅しかけているという想定なのだろう。子どもの頃なら昆虫や小動物を虐殺するのはよくあることで、姿が人間に似ていれば余計に虐待のしがいがあるはずだ。大人はさすがにそういうことをしないのが普通だが、あの家政婦はもともと性質が自然人に近いため、虐待衝動がモロに出てしまっただけだと思われる。ここは家政婦を罵って終わりにするのでなく、人類すべてが自戒すべきということなのだろう。 しかし、今回の件であの家政婦を解雇したりすれば、近隣に悪口雑言をふりまいて嫌がらせの限りを尽くすのではないかと考えると、やはり出来が雑な人間はどうしようもないと思ったりする。まあ世間も人を見ているので、全部が全部真に受けるわけでもないだろうが。 そのように考えていると次第に話がそれてしまうが、とにかく最終的にはそれなりに面白いという印象が残ったのでそれなりの評価にしておく。 【かっぱ堰】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-02-03 23:03:30) (良:1票) |
111.《ネタバレ》 ジブリの中ではかなり地味な部類と思われる。あまり印象に残らないが、ジブリ特有の憎めない悪役が実はかなり好きだ。 【lalala】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-02 01:30:37) |
110.“アニメ”とは、「体験」だと思う。 かつて自分が幼い頃から観続けた「ナウシカ」や「ラピュタ」や「トトロ」がそうであったように、ことジブリアニメにおいては、「体験」という言葉が最もしっくりくるように思う。 ある時は風に舞い、ある時は天空を駆け巡り、ある時は日本の原風景の中で息づいた。 そういった圧倒的な創造性の中で与えられた数々の「体験」こそが、宮崎駿というクリエイターと、“ジブリ”というアニメブランドの絶対的な価値だった。 そして、この「借りぐらしのアリエッティ」は、その「価値」をしっかりと継承している。 小人の世界を描いたストーリーの規模はとても小さく、前述のかつての名作のような深みは決してない。 しかし、観る者は、小人たちの世界と彼らの「五感」を紛れもなく「体験」出来る。 迫ってくる猫の大きさとスピード感、虫たちが躍動する音、滴る雫の重みと質感、テーブルと床までの息を呑む高さ、そして“樹木希林”の恐ろしさ……。 そういった感覚こそが、ストーリーを超えたこの作品の価値だろう。 加えてアリエッティという新たなヒロインが、ジブリ作品の伝統的なヒロイン精神を受け継いでいることも嬉しい。 ナウシカやシータ、サツキやキキのように、前を向き続ける芯の強さと女性としての輝きに溢れたキャラクター像は、ジブリの新たな原点回帰であり、これから先の指針のようにも思えた。 子供の多い映画館で観ていて、こういうアニメ映画が37歳の新たな才能によって生み出されたことに、嬉しさと同時に安堵感を覚えた。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-07 23:55:44) (良:4票) |
109.《ネタバレ》 トトロの古民家や千と千尋の冒頭部分などをすごく意識した作りに感じた。 それらを過去の遺産を寄せ集めて、無難に仕上げた印象。その分心に残るものが少ないのはどうしてか。 自然と調和した暮らし、あいかわらずのヒロインや寡黙な父・上品なおばぁちゃんに代表される古き良き理想像はたしかにウケる。 そこでやめとけばいいのに、家政婦と母親をヘンテコな人間に描いてしまったから収まりが悪いのだ。 意地悪で二面性がある家政婦はまだ分かりやすいから良いとして、心配性でパニック障害の母親まで持ってくるのはやり過ぎだろう。 もっと普通の人間像を出していいと思う。 とてもきめ細かくて美しい背景や、「借り」のシーンでの動きのダイナミックさが良かっただけに残念。 それと、アリエッティと翔の心の通い合いがもう少し丁寧に描けていれば。 起承転結であるところの承と結が弱いのがもったいない。 【mhiro】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2012-09-14 12:15:54) |
108.思ったよりシビアに小人の世界を描いているなという印象を受けた。全編を通して見えてくるのは、生存競争の厳しさとでも言えばいいのか。前半は未知の世界への冒険、後半は一転して侵略と防衛の話へ。自然淘汰と言うのは簡単だが、だとしたらアリエッティたち小人は、何と悲しい運命を背負わされた種族か。人間と同じ姿形をしながら、外の世界に対してあまりに無力すぎる。彼女たちの今後を考えると、決して明るい気持ちで観れるような映画ではなかった。 【プライドだらけ】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-08-26 05:55:52) |
107.なんか消化不良な終わり方…テレビシリーズにしたらもっと良かったかもね。 【movie海馬】さん [地上波(吹替)] 4点(2012-04-08 18:00:22) |