16.学生時代(早大在学中)のある日、授業に出たら出席を取る科目なのに教室の中は閑散としていました。後でクラスメートに尋ねたら森繁久弥の「屋根の上のバイオリン弾き」を無料で見るためにみんな大隈講堂にいたのだそうで「あんた馬鹿ね。」と言われてしまいました。私は馬鹿でした。でもその時間帯に全ての教室が同じ有様だったとしたら大隈講堂の中は通路や立ち見席では足りなくて天井にでもぶら下がって見ていたんじゃないでしょうか?ニューヨークでは「屋根の上のバイオリン弾き」は逃しませんでした。森繁久弥との比較はできませんが、目の当たりに見たトポルの芸に心酔して幕の後で立ち上がったら後ろに座っていたアメリカ人が ”A lousy(薄汚い) musical.” と言ったのが耳に入りました。この人は華やかな舞台を期待していたのだと思います。このミュージカルの真髄は一に主人公役の芸、それから音楽です。すばらしい舞台を見てしまったせいで、また作品の本質が総合芸術である映画にそぐわないと思うので辛めの点数をつけましたが音楽などがすばらしいのでお勧めします。(でもやはり、舞台のほうがいいです。) 【かわまり】さん 7点(2004-03-02 07:08:52) |
15.いろいろと感じたり考えたりしたとこはあるけど、ものすごい勢いで長くなりそうなので、一つだけ。もの悲しくも、とても前向きに開き直れる作品でした。いつの日か本場の舞台も観たいなぁ。 【ロバちゃん】さん 8点(2003-07-08 19:48:41) |
14.学生時代の英語の授業でやったため、試験勉強でみました。私のユダヤ観のバイブルかも。Fiddlerにはバイオリン弾き以外にペテン師という意味があり、ユダヤ教の屋根の下に生きる自分達に試練を与え続ける天のユダヤの神様をバイオリン弾き(ペテン師)と皮肉っていると教えられた。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-06-08 17:46:44) |
13.西田敏行さんのミュージカルも見たけど、映画もなかなかおもしろかった。音楽がいっしょだった。後半が淋しくなるストーリーだからしかたないけど、終わり方はちょっと悲しい。そこが現実的でいい。屋根の上でヴァイオリン(民族曲系の踊りながら弾いたりするアレ)を弾くように不安定なユダヤ人の生活ってことらしい。迫害され続けてるんだな。。。 【丸子】さん 6点(2003-06-05 03:18:38) |
12. 愛ですよね~。30年前なんですね~。話は面白いんだけどバイオリン弾きは実在したのかな~?主人公の想像の世界? 【さすらいパパ】さん 8点(2003-05-27 03:23:13) |
11.両親が結婚するときに、この映画を見たと言っていました。次々と娘たちが「慣習」を破って恋愛をし、結婚をしていく。言うことを聞かない!と怒るものの、娘たちがかわいくて仕方ない父。でもロシア人との結婚だけは許せない父は「娘は死んだ」という。独特のメロディが特徴的。哀しい、ミュージカルだが、長い時間飽きさせない。随所に登場するバイオリン弾きは、ユダヤであることの象徴なのだろうか? 【あでりー】さん 9点(2003-04-14 20:51:56) |
【asuka】さん 10点(2003-04-06 22:30:46) |
9.ミュージカルでは一番好きです。トポルはいいですね。生きる人々の温かい息遣い、そして悲しみ。なんといっても音楽が抜群。最後は切ないですけど、さらりと仕上げてあります。 |
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8.「変化」とそれに向かう人間の姿。ちょっと長かった。でも笑えた。楽しい。 【kaneko】さん 7点(2002-04-13 16:26:57) |
7. 言葉を持たぬ者が、言葉を出せる様になった時、きっと感動で歌いだすに違いない。サイレントからトーキーに変わって、ミュージカルが誕生したのも、きっとそうゆうことかもしれないね。 屋根の上でバイオリンを弾くのは、実に不安定で危なっかしい、それでもバイオリン弾きは、弾き続ける。 人生とて同じこと。 先の事もわからなければ、これまた誠に不安定。それでも生き続ける限り、喜びや悲しみがあり、「人生」は、やがて名曲に変わっていく。 結婚式で誰もが正装になるのは、結婚する二人に対する態度だけど、「人生」というものに対する姿勢でもあるんだろうね。 結婚式のシーンを見ながら思いました。 見方を変えれば、ユダヤ人の歴史は、屋根の上でバイオリンを弾くようなものだったのかも知れない。そんな中でもしっかり彼らは、弾き続けてきたし、他の民族と同じように、歌を歌ってきたんだね。だからこの映画が、ちょっと暗い色調の中でも歌をうたっていることこそが、素晴らしいと僕は思うな。ミュージカルにしたことで、かえって暗いテーマが、とことん暗く描かれずにすんだのかも・・・ 更に見方を変えれば、屋根の上でバイオリンを弾いていたあの人物は、イエスキリストだったようにも、ふと思えました。 長くなり過ぎました。 これは、やっぱり人間賛歌の映画だよね。 |
6.結婚式のシーンは本当にステキでした。確かに、ミュージカル本来の楽しさはなかったけど、良かったです。 【まき】さん 7点(2001-09-30 15:47:09) |
5.ミュージカルが元なんですか・・・しらなかった。どうりで頭から聴かせる音楽満載だと思いました。オープニングタイトルが出るあたりのバイオリンが最高です。秋の夜長に彼女とも一度見たい。 【りげいん】さん 8点(2001-09-26 21:45:41) |
4.面白うて、やがて哀しき・・・を地で行く作品。お人好しだがしっかりした信念を持つテヴィエとその家族のひたむきさに心を打たれた。ユダヤ人の暮らしや旧約聖書についてもっと詳しければさらに深く感動できたかもしれない。 【山岳蘭人】さん 8点(2001-09-23 22:13:36) |
3.ちょっと長かったけど、笑えるところがいっぱいあって面白かった。こう言う映画は初めて観たのだけど、もっと観て見たいと思った。つらい事も嬉しい事も歌にして歌ってしまえば、前向きになれるって気がしました。 【テヴィエ】さん 8点(2001-09-04 14:58:21) |
2.本当はコメディーに限りなく近い作品なのですが、映画監督の趣味でしょう、かなり暗めになっています。でも、音楽はとても良いと思います。結婚式のワインボトルのダンスは必見でしょう。 【貧乏な仕立て屋】さん 6点(2001-08-27 23:13:15) |
1.帝政ロシアの寒村に住む貧しいユダヤ人たちの哀しみやささやかな喜びがしみじみと語られていくという、あまりにも有名なミュージカルの映画化。彼らはユダヤ人なるが故に、住み慣れた生まれ故郷の村を追われ、明日への希望を託し未知の土地へと旅立っていく。哀調を帯びたメイン・テーマ曲の“♪サンライズ・サンセット”が効果的に作品を盛り上げるが、ミュージカル本来の楽しさにはどうしても物足らなさが残る。 【ドラえもん】さん 7点(2001-03-09 13:28:19) |